
リーマンショックの最中、泣く泣く受かった企業に就職し、5年間財務経理を担当した後に大手企業への転職を成功させた方に転職体験談を寄稿していただきました。
彼は転職の成功により自己実現を可能にし、待遇も年収もアップさせることに成功しました。
仮に新卒の就職活動で失敗したとしても、そこで数年間自分のスキルを磨き、自分の市場価値を高めておけばその後はいくらでも自分のやりたいことができるという一つの例です。
自分の希望する場所でなくともとりあえずは新卒で企業へ入社しておいて、中で働きながら自分のやりたいことを考えるというのも一つの手かもしれませんね?
では、以下体験談です。
目次
転職を決意したときのスペックは?
早慶卒 財務経理(財務経理ではあまり評価されない分野)
社会人経験5年前後 簿記2級 TOEICとBATIC800ちょいです。
転職理由、きっかけ
就職氷河期で泣く泣く就職した会社だったためもともと忠誠心はありませんでした。
入社後、株価と給料は右肩下がりであり、さらに上司のパワハラに耐えられなくなったため転職を決意いたしました。
転職で実現したかったこと
新卒就活のリベンジをしたいという気持ちがあったため(当時は比較的意識は高かった)、
①安定している会社。
②ホワイトな労働環境。
③海外に携われる。
上記3点を求めていました。
待遇については多少落ちても仕方ないと考えていましたが、最終的には②以外は全て満たされた上に給料も上がりました。
転職活動のハードル
会社の業務を行いながら転職活動をすることは非常に大変でした。
履歴書、職務履歴書を書くのが大変であり、特に会社ごとの志望理由、外資用の英文レジュメ、想定問答を作るのが非常に面倒くさかったです。
また、エージェントやネットの情報が玉石混交のため、有益な情報を絞りこむのに骨が折れました。
転職活動を成功させる秘訣
情報収集
親の常識は全くと言っていいほど頼りになりません。
信用できる友人、エージェントから情報収集、相談しましょう。
転職のイロハについてはドラゴン桜の作者が描いているエンゼルバンクという漫画にわかりやすくまとめられているので事前に読んでおくと良いです。
内定をもらうために
20代の転職は経験内容よりも伸びしろを見られている気がしました。
面接の質問内容も半分は新卒時代と変わりませんでした。(残り半分はどういう仕事していたか?仕事で辛かったことは?なぜ辞めるのか?転職したら何をしたいか?などなど)
中途も新卒と同じでネガティヴなこと(会社・上司の悪口)を言うと減点されます。元気で前向きな若者をアピールしましょう。
財務経理マンなら面接する会社の有報を予習しておきましょう。内容について質問することでわかっているアピールができてポイントを稼げます。
会社選びで失敗しないために
転職後、自分がどういう仕事しているのかイメージがつかない仕事は避けた方が無難です。(私はよくわからないけれど、何となく面白そうという認識で現在大変痛い目にあっております。)
一緒に働く人達についても事前にしっかり確認した方がいいです。(年齢や性別、雰囲気など)
私は面接した人と実際、一緒に働く人が違ってやっぱり痛い目にあいました。
また、冒険的な転職をするなら20代までです。
職場の先輩(30代前半)が冒険的な転職をした結果、3ヶ月で戦死してました。私は周りや自身の経験から転職はノリと勢いでやるべきではないと考えています。
豆知識
エージェント曰く大手企業は転職回数、学歴、TOEICの点数で足切りがあるらしいです。
また、離職してからの転職活動は絶対にしてはいけないとエージェントに言われました。無職と
いうだけで書類がはねられてしまうとか。
面白かったエピソード
・某鉄鋼商社を受けた時、社員が全員ラガーマンみたいでした。隣の会議室で怒号 が飛び交っていたり、最終面接では当社の女の子可愛いだろと役員に自慢されました。草食系男子の俺には無理だと思って内定を辞退しました。
・某衣料品会社を受けた時に面接官が時計をちらちら見ておりました。
あ…落ちたなと思ったが最終的には内定をもらえました。
後で時計ばかり見ていた理由を聞いたら残業禁止ゆえに分単位でスケジュール管理しているとのこと。我々の仕事はサッカーと同じで常に全力疾走していると部長が言っているのを聞いて、意識が低い俺には無理だと思い辞退しました。
むかついたエピソード
・某財閥企業を受けた時に志望理由と自己PRをパワポで作れと言われました。
忙しい中、パワポを作ったにも関わらず面接でパワポが使われることはほとんどありませんでした(落ちた)
・本命から最終面接の結果を1ヶ月保留されたこと。転職活動は内定をキープしづらいので、ギリギリのスケジュール管理を強いられることになり、非常に腹が立ちました。
私が利用した転職エージェント
主にリクルート、DODA、マイナビらの有名な転職エージェントを使用していました。
利用した理由としては有名だったからというのと、エージェントを使わずに転職活動を進めるのは不可能であると感じたからです。
書類添削や面接対策、選考手続きなどを全て行ってくれるので利用しない手はありません。
以下、各社転職エージェントを利用してみた体験談を書いてみようと思います。
マイナビエージェント
可もなく不可もなくといったところでした。
リクルートエージェント
良い点としては、エージェントとの面談はリクルート本社のため来社のときに少し偉くなったような錯覚を覚えられます(笑)
求人が多く、エージェントさんもいかにもリクルートという感じのできる方でした。
転職のイロハがわかりやすくまとめられており、非常に役に立ちました。悪いと思った点は特にありませんでした。
最大手ですし、登録しておくことをオススメいたします。
DODA
基本リクルートと同じ印象です。
強いて言えば求人案内がスパムのように送られてくるのが嫌でしたね。
自分の場合、エージェントは元野村証券の営業の方だったためか、ものすごく頼りになる人でした。
やはりエージェントによって当たり外れがあると思うので、会わなかったら担当替えをお願いしてみるのが良いかもしれません。
エージェントを上手く利用するコツ
以上から、私が利用したエージェント4社を星5段階で評価するならば、
エンジャパン ☆2
マイナビ ☆2.5
リクルート ☆4
DODA ☆4.5(0.5はエージェントの違い)
となりますね。
とりあえず転職活動を行う気であらばリクルートとDODAはまず利用しておきましょう。やはり業界トップを走っているだけあってこの2つは求人の質とサポートが違います。
実際、私の周りでも転職を成功させた人は誰しもが両エージェントともに利用していました。
やはり、大手企業に行くなら大手のエージェントを利用するのが一番だと思います。
ご利用は下記リンクからできますので、転職を考えている方は必ず登録しておくことをオススメいたします。
他は必要に応じて随時登録していけば良いと思います。その上で下記3点がポイントになると思います。
①エージェントは転職させてなんぼの商売だと言うことを忘れないようにする。内定を取るために色々なサポートをしてくれるが、内定が出ると同時に転職活動を早く終わらせることをせまってくるので要注意。
②Aのエージェントが言っていることで変だなと思ったら、Bのエージェントに確認して裏を取るようにすること。
③会社の良し悪しより、エージェントの良し悪しに左右されるような気がした。合わないなと思ったら変えるべし(自分は変えてないけど)。
最後に
給料が良くて、労働環境が良い超優良企業は人が辞めないから中途採用しません。
この認識を間違うと生涯地を這います…
エンゼルバンクに「転職はリセットではなく人生のチューニング」と書いてありましたがまさにその通りだと思います。
転職したからと言ってばら色の未来が待っているわけじゃありません。
最後まで読んでくれた人に良きご縁があることをお祈り申し上げます。
まとめ
以上!大手企業から大手企業へ転職を成功させた財務経理マンの転職体験談でした!
とりま、大手に転職したければTOEICで高得点を取得し、転職エージェントをうまく活用するということが重要ということですね。
まあとりあえず、TOEICは800点以上、転職エージェントはリクルートとDODAを利用しておけば間違いない感じですね…
ということで、皆様のご参考になれば幸いです。
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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