【ブラック】大手不動産会社の施工管理業務の仕事内容と実態

衣、食、住、それは人間が生きる上で必要な三要素。

その中でも住居というのはひときわ重要であり、特に日本の住宅は世界でも稀に見るくらい質が悪いと言われています。

え?「日本の技術は世界一だ!」って?

その根拠はどこからくるんですかw

 

日本の家なんて中国の家よりよっぽど質が悪いですよ。

海外の家に住んだことのある人ならわかるかと思いますが、海外の家って冬でも室内はめちゃくちゃ暖かいじゃないですか。

 

一方で日本の家って冬は室内でもめちゃめちゃ寒いし、夏はめちゃめちゃ暑いんです。

色々言われていますが、日本の家の質が悪い理由って僕はその労働環境の悪さにも起因してると思うんですよね。

 

いつまでも古いしきたりにとらわれて、非合理的な建築作業を延々と行うのです…

 

特に、住宅建築の工事現場監督の仕事は超絶ブラックです。

いわゆる施工管理業務というやつですね。

 

ということで本日は、不動産会社の工事現場監督、すなわち施工管理業務のブラック実態をお伝えしようと思います。

 

実際に新卒で不動産会社に入社し、施工管理業務、すなわち建築の現場監督の仕事をしている友人にお話を伺ってきました。不動産会社に就職しようと思っている皆さんは是非お読みくださいw

まずは、彼が大手不動産会社の施工管理業務の仕事に就くことになった就活の経緯を見てみましょう!

 

ロクに就活をせず、大手不動産会社に入社

私の就活はあまり褒められるべきものではありませんでした。

学内で開かれている合同説明会に行き、説明を聞いて受験をしたところ、なんとたった2週間で内定が出たのです。

東証1部上場の大手不動産会社であったことからそのまま入社を決意しましたが、今思えばそれが悪夢の始まりでした…

以下、これで本当に東証一部上場企業なの!?というような不動産会社の実態をお伝えしたいと思います。

 

新入社員が3ヶ月で半分辞める

私の会社ではほとんどの新入社員は営業に配属され、家を売って回るのですが、ガサツな体育会系が営業部を支配しており、ほとんどの新入社員がそれに耐え切れず3ヶ月ほどで半分が会社を辞めます。

ですので社内はほぼ中途の社員で回っており、高卒の職人上がりの社員も多いです。

ちなみに私の上司も高卒の職人上がりの上司です。新卒が残らないのがこの業界の特徴であると思います。

 

私はたまたま施工管理の仕事に就いたので2年ほど仕事を続けていますが、営業はずっと厳しいのですぐ辞める人が本当に多いです。

私も元々は営業配属の予定だったのですが、入社直前に急遽「現場監督に行け」言われて現場監督の仕事をすることになりました。

 

施工管理業務の研修期間

さて、入社後新入社員は一般の企業と同じようにまずはマナー研修やら座学の研修やらを2週間で終わらせます。

研修が終わると、すぐに現場に配属されOJTで研修が始まります。

 

現場研修では上司と一緒に現場を回るのですが、正直説明らしい説明はなにもなく、「急に監督をやれ」と言われました。

プレ現場という名前だけの練習は一応やるのですが、一瞬で一人立ちすることになりました。

正直、上司と一緒に建築工事現場を回っても仕事の内容なんて分かるわけがないので完全に手探りでゼロから現場監督の仕事をすることになります。

 

仕事の流れ

研修が終わってからは本格的な業務の開始です。

具体的な業務の流れは、遠い場所であれば6時か7時に起床し、現場へ直行直帰します。

だいたい5つの家の建築現場監督を同時に受け持ち、1ヶ月の間にどの日にどの現場で監督を務めるかを決定します。

全ての現場になるべく行きたいのですが、身体は1つ。複数行けるわけもないので、1日に1つの家の現場監督をこなして終わります。

 

何か他の監督場所で異常事態があれば電話で対応。これがなかなかきつい。各現場からあれやこれやと昼夜問わず電話がガンガンかかってきます。

どう考えても1人じゃ手が回らないし、1日中仕事のことを考えていなければならないのです。しんどすぎ。

 

ちなみに現場監督といってもただの会社員ですので、オフィスでの事務作業もあります。

オフィス作業の内容は諸々の事務処理、図面チェック、予算管理、大工さんの給料処理などです。オフィスに帰ってからもやることは山盛りです。

一カ月にどの現場をどう回るかなども、オフィスで段取りをして決めます。

 

他には道路使用許可の書類を作ったり、立ち入り禁止の紙などもオフィスで自分で作成して現場に持っていきます。

もちろん書類フォーマットはありますが、昼夜問わない電話応対、他の事務作業に追われる中でそれらを作るのも一苦労です。本当に時間がありません。

 

住宅建築工事現場のブラック実態

不合理な業界の決まり

業界では一軒の家を建てるのに、何日以内で建てなければならないという決まりが会社ごとにあります。

例えば私の会社では65日で一軒の家を建てると決まっているのですが、その通りに作業が進むわけがありません。そもそもその家の構造や大きさによって完成までにかかる期間は変わるのです。

 

普通に考えればわかりますよね?世の中の全ての家が同じ期間で建て終わるなんて、そんなことはあり得ません。

 

天候に左右されることも多いので、一律何日で家を建てるという決まりは不合理にもほどがあります。

 

単価は下がるし、回転率は上がらないし、いいことがないのです。

 

ちなみに先日は家の床が歪んでいたので2,3週間家を建てるのが遅れてしまいました。

 

そんなわけで納期に追われるわけですから、実は家の中の壁はボロボロだったりします。

 

例えば一軒家の壁って内部はボロボロなんですよね…. それでも綺麗に壁紙を貼ればそれっぽくなってしまうので、自分が住むとしたら絶対に一軒家なんて建てたくないと思いましたね。

 

もう一つ理不尽なこととして、会社が「品質品質!」と言って仕事が丁寧だけれども作業に少し時間のかかる大工さんを投入したのに、いざ納期が迫ってくると「早く納めろ!」と言って作業は早いけれども仕事が少し雑な大工さんをぶち込んでくるのは本当にやめてほしいです。

このように現場に追加で投入された新たな大工さんは「応援大工」と呼ばれております。ちなみに応援大工さんに支払われる給料は元々その現場で働いていた大工さんの手間(給料)から差し引かれて支給されます。

上は平然と「応援大工」の投入をよくやってくるのですが、当たり前の話ですが人数が増えた分一人当たりの手間(給料)は下がるのでこれをやると元々その現場で働いていた大工さんの機嫌が悪くなります。

そしてその怒りの矛先は現場監督である私に向かうので、その対応がまた大変なんですよね…

 

ちなみにですが、1つの家のことを一棟といい、大工1人あたりの給料のことを手間と言います。

1棟あたり100万円の手間で家を建てるとしたら、100万円を大工の人数で割った数字が大工さん1人あたりの手間、すなわち給与となります。100万円の家を10人の大工さんで建てるとしたら、1人あたり10万円の給与ということですね。もし追加で10人の応援大工さんが投入された場合は、単純計算で1人あたり5万円の給与になるわけです。(めちゃめちゃ単純化するとですが)

 

そういうわけですから、会社が勝手に応援大工を投入してくるのは面倒なことこの上ないんですよね…

大工さんとの人間関係も気まずくなりますし、給与計算も面倒になります。

初めは品質重視だけれども、いざ納期が合わないとなると慌てて仕事が雑な大工を投入する。本当に頭が悪いですよね…それなら最初から多めの大工さんを投入しておけばいいのです…

 

現場監督なのに作業をする

「現場監督なんだから作業は業者に任せておくだけだろう。」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

雨が降ろうと槍が降ろうと現場に行かねばなりませんし、業者に舐められてしまうため現場監督も作業をしなければなりません。

 

と、いってもコテコテの大工仕事なんてできないので、現場で行う作業は主に掃除ですかね。ちなみに本社には掃除した後の現場写真を撮って送らねばならなかったりするので、それもまた面倒くさいです。

 

業者を接待

表面の立場上は現場監督のほうが偉いので本来は接待される側だと思うのですが、近年は業者のほうが立場が上がっているため現場監督が業者を接待しなければなりません。

正直、現場監督なんて新人のペーペーでもできるんですから誰でもできるんです。

 

一方で建築技術を持った職人集団の業者は現在では数が少ないので非常に貴重になります。

建築業界の有効求人倍率が跳ね上がっていることからわかるように、建築業者の需要はめちゃくちゃ上がっているのです。

 

立場では現場監督の方が上でも、実態は業者のほうが偉いのです。

 

危険な現場

当たり前ですが、工事現場は危険です。

そして、現場監督というわけですから当日もし事故が起きたりなどしたらその責任は全て現場監督が負うことになります。

例えば現場では作業員は安全タイとヘルメットをつけなければならないのですが、こういった事項は監督が必ず言わなければなりません。

もし現場監督が指摘せずに事故が起こったら、監督は書類送検されます。

ですのでヘルメットと安全タイを装着することに関しては私は毎回大声で指摘しています。

仮に命令に従わずヘルメットをつけずに事故が起きたらそれは作業員の責任になるのですが、現場監督が注意していたという既成事実が重要ですので毎回必ず大声で安全管理を徹底するようにしています。

 

給料は良い

ブラックなことばかり書いていてもあれなのでいいところも書きますが、きついという理由もあって給料は格段にいいです。

基本給は20万と普通ですが、申請すれば残業代がきちんと出るのに加え、ボーナスが100万円ほど出るのでお金は溜まります。

ただ、その分きついしメンタルがやられるんですけどね…

正直、若い時限定の仕事だと思います。

 

まとめ

以上、不動産会社の施工管理業務、すなわち現場監督の仕事について見てきましたが、想像以上にきついみたいですね…

営業はもっときついということですが、そのキツさは新卒が3ヶ月で半分辞めるということからも推して知るべしといった感じですね。

それでも、若い時限定の仕事というか、きつくてもがむしゃらに働いてカネを得るには向いている仕事なのかなあ、なんて思います。

まあ、僕には絶対無理ですねw

 

これがブラックと思うかどうかは人によるでしょうが、少なくとも最低限の企業研究と業界研究は絶対にやっておくことをオススメいたします。

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ということで、「一部上場企業だから安泰だろう!」とか、「大手だから安心だろう」というのは非常に危ない思考ですので、必ず事前に企業研究、業界研究をしてから就活に臨みましょうね!

 

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