
「もっと給料が欲しい…」
「毎晩深夜まで残業をして、月の手取りがわずか20万…」
これは就職して2,3年が経ったときに、多くの会社員から寄せられる言葉です。
事実、僕は今年で社会人3年目になりますが、多くの友人が給料面で就職先の愚痴を漏らしています。
しかしそんな中で、転職を成功させ、年収を2倍に上げることに成功した友人もおりました。
僕の会社でも、年収を1.5倍に上げる転職に成功した同僚もおりました。
多くの社会人が年収を下げる転職をする中、なぜ彼らは転職で年収を上げることに成功できたのでしょうか?
その成功の理由はたった一つ、「生産性の高い業界へ転職したから」に他なりません。
転職で年収を上げるためには、自分の業界の年収相場を把握し、年収相場の高い業界に転職をすることが必要不可欠です。
ところが、多くの社会人は「業界の生産性」や、「業界の年収相場」などを考えることなく転職をしてしまいます。だからこそ年収を下げる転職をしてしまうのです。
しっかりと、「社会の構造」を理解した上で転職に臨めば、収入は確実に上がります。
ということで以下、転職によって年収を上げるための「思考法」と転職する際に必ず知っておくべき「業界の社会構造」について特別にお伝えしたいと思います。
ちなみに今回のお話は僕が勝手に持論を展開しているのではなく、現役の転職エージェントであるてんてんさん(@Vchangingjob)にインタビューした内容を元に記事を作成しております。
てんてんさんと僕とで「転職で年収を上げる方法」という対談YouTube動画も撮影しておりますので、文章読むのがめんどくせえ!!って方はこちらも合わせてご覧ください。動画はこちらのリンクからご視聴できます。
ではでは、前置きが長くなりましたが、以下、「転職で年収を上げる方法」について見ていきましょう。
目次
同じ会社で努力をしても給料は上がらない
まず始めに重要なことをお話ししておきます。
それは、今いる会社で努力をしても給料は上がらないという事実です。
いや、まあ確かに出世をすれば給料は少しは上がるかもしれませんよ。もっと正確に言うと、給料の上限が決まりきっているということです。
USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門という本に、「うどん屋の大将の年収は決まっている」という表現があります。
すなわち、うどんの単価、店舗のキャパシティー、原材料費、店舗にかかる諸費用、従業員人件費など、それらの相場は好き勝手にコントロールできないことがほとんどであり、市場構造やビジネスモデルによってうどん屋の大将の年収はある程度決まってしまうということです。
この事実はどの職業においてもあてはまりまして、市場構造やビジネスモデルが極端に変わらない限りはその職業の収入の上下幅はほとんど決まってしまうということです。
プロ野球選手は収入の上下幅が激しい職業ですが、それでも一定の幅があります。野球選手の方がサッカー選手より収入が多い傾向がありますが、それは野球の方が試合数を多くこなせるという構造を持っているからでもあります。
公務員は収入の上下幅が小さい職業ですが、それも公務員待遇の構造によって決まっているわけです。
このように、その企業が属している業界によって市場構造やビジネスモデルが異なってきますので、その会社でいくら頑張ってもその業界の上下幅に収まる範囲でしか収入は上がらないということです。
ということで、もしあなたが収入の上下幅が少ない業界に属していて、かつ上限レンジも低い業界に属しているのなら、その業界で頑張って努力しても収入は上がらない、ということになります。
就職では「ポジショニング」が最重要である
さて、上記の話を理解していただいた上でのお話ですが、就職でも転職でも「ポジショニング」が最重要になってきます。
例えば飲食業界は、昼夜問わずめちゃめちゃ働かされる割には給料がめちゃくちゃ少ないことで有名です。
これは飲食業界の生産性が低いので、社員に還元される給料も少なくなっているという恒例です。粗利があまり出ないので、利益を維持するためには社員の給料を削減しなければならないのです。その割に、利益を維持するためには従業員がめちゃめちゃ働かなければならないので必然的に業界全体がブラックになってしまうというわけです。
一方でガスや電気などのインフラ業界はどうでしょうか?
こうした業界は、大して働かなくても高給を貰えることで有名です。
これは、業界の生産性が高いからに他なりません。すなわち、働かなくても儲かる構造になっているからこそ、社員が大して働かなくてもかなりの粗利が出て、その粗利の大部分を給料として社員に還元できるわけです。
働かなくても高いお給料が貰える最たる例としては、僕が本ブログでもたびたび例に挙げているジョンソン&ジョンソンなんかがありますね。
例えばJ&Jの営業職の友人がいるのですが、黙っていても売れるので非常に楽な仕事だということです。その上有給も取り放題です。これは最強に楽な営業です。なぜなら黙っていても売れる商品を売っているからです。事実、J&Jの利益率は10年平均で18%です!こういう企業の営業は楽なわけです。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月6日
黙っていても売れるという「仕組み」を作っているからこそ、莫大な粗利が自動的に生産され、そこで働く社員はそこまで働かなくても高いお給料をいただけるわけです。そして、社員に高いお給料を払ってもなお、会社は高い営業利益を生み出し続けることができるのです。
ということで以上のように、インフラ業界やジョンソン&ジョンソンのように黙っていても売れる仕組みを既に構築している企業で働けば嫌でも高い年収を受け取ることができますが、一方で飲食業界のように生産性の低い業界に入ってしまえば頑張っても給料が上がらないということになります。
すなわち、年収の水準を上げるために必要なことは就活でも転職でも同様、生産性の高い業界、年収水準の高い業界に所属しろ!!ということです。
転職により年収を上げるための3つの方法
さて、以上が前置きだったわけですが、ここから転職で年収を上げるための具体的な方法を見ていきましょう。
生産性の高い業界へ転職する
前置きを理解してくださった方ならお分かりかと思いますが、年収を上げるために必要な最も重要な概念がこれ。
先ほどもちょろっと申し上げましたが、業界によって年収レンジは決定しています。
例えば飲食業界の平均年収は安いです。しかし一方で、鉄道や電気、ガスなどインフラ業界の平均年収は高いです。すなわち、飲食業界ではいくら頑張っても給料は安いままなのに対し、インフラ業界では安定した高収入を得られるということです。
ですので、年収を上げるために必要な第一の方法は、「年収水準の高い業界へ行きましょう!!」ということです。
で、年収水準の高い業界ってどこ??というと、先ほども例にあげましたが儲かる仕組みが既にできている業界のことですね。
ただし、先ほどもご紹介したインフラ業界やジョンソン&ジョンソンを始めとする超優良企業は転職で入社するのは難しいので、社会人3年目くらいですと現実的なところでいうとコンサル、医療、IT、金融あたりになります。この辺りの業界は未経験でも転職で就職しやすい業界になります。
業界トップの会社へ入社する
業界の中でもガリバーと呼ばれるような企業は、業界の中でも特別に年収レンジが高い場合が多いです。
例えば人材業界を例に挙げましょう。
人材業界はこちらの記事(3年以内退職者続出!就活生が知っておくべき人材業界の現実)でもお話しした通り、労働集約型で平均年収が低い業界です。その割に激務で労働時間が長く、離職率が高いです。
しかし、その中でも人材業界のガリバーとも称されるリクルートは人材業界の中でも異例の高待遇です。例えばリクルートの契約社員の求人を見てみても、正社員並みに待遇が良いです。
これはなぜかと言えば、業界1位だからです。
ブランドにより何もせずとも儲かるからです。業界1位のメリットはそこにあります。
従って、難しいかもしれませんが業界を変えずとも、生産性の低い業界であろうとも、「業界1位の会社に行く」というのは転職で年収を上げるための一つの手段です。
職種を変える
そして、転職を年収を上げるための第3の方法は、職種を変えるということです。
業界が同じでも、職種が変われば年収が上がるというのはよくあることです。
例えば一番よくあるケースが、事務職から営業職へと職種を変えたケースです。この場合は給料は格段に上がります。
日本では今も昔も直接お金を稼ぎ出してくれる営業職の待遇が高い傾向にありますので、事務職から営業職、販売職から営業職などへの職種転換は年収を上げるための一つの方法になります。
給与水準の高い職種にも色々ありまして、営業、マーケティング、コンサルティングなどの職種は一般的に給料が良いです。これらの職種は高度な知力が要求され、生産性が高い職種ですので必然的に給与水準が上がるということです。
ただ、上記のような職種では年収水準が上がる代わりに常に高い成果を求められますので、そこを勘案するといかがなものか…なんて思ってしまいます。
職種を変えて年収を上げるというのはすなわち、「より高い成果が求められる職種に就く」、というのと同義なわけですから、労働量を変えずに年収をあげようと思った場合、やはり業界を変えるというのが最善の選択肢になってくると思います。
まとめ
以上、長々と見てきましたが、簡潔に言うと、
「年収上げたきゃ業界変えろ!!」
ということにつきます。
で、具体的にどうやって転職するんですか???というお話については、ズバリ、転職エージェントを利用されるのがオススメです。
転職サイトを利用して自分一人で求人を探すのもいいですが、やはり自分一人で求人を探すのには限界がありますので、エージェントさんに求人探しを手伝ってもらうのが一番てっとり早いし効率的なわけです。
ちなみに、年収をあげたいサラリーマンにうってつけの転職エージェントは、ズバリ、ビズリーチになります。
CMでもお馴染みなのでご存知の方も多いとは思いますが、高年収を目指す人向け、ハイクラス人材向けの転職サイトになりますので、求人案件も高年収のものばかりになります。
ビズリーチには僕も登録してるんですが、基本的には年収500万円以上の求人案件しかきませんからねーw
「高年収だけ目指したい!!!」
というのでしたらオススメの転職エージェントであると思います。
ただ、ビズリーチの求人案件は実際に登録していただければわかるのですが、コンサルやITの求人が多いため、労働量が多く成果が求められる職種を中心に掲載されているというのは間違いありません。
ですので、「幅広く業界を見たい!労働量は少なく、かつ年収もあげたい!」という要望に応えるのは難しいのかなーと思います。
また、優良求人を見るには有料で登録しなければなりませんし、無料登録であるタレント会員のみでは登録していても全くいいことはありませんので、少しハードルは高い転職サイトになるかなあという感じです。(ちなみに僕はタレント会員で登録しているのですが、求人の詳細が見られないですし全然意味がないです…)
もし幅広く業界を見たいのであれば、リクルートエージェントやパソナキャリアあたりの一般向けの大手転職エージェントをご利用されることをオススメいたします。
特にパソナキャリアはエージェントさんが親身になって相談に乗ってくれましたし、リクルートのように機械的に求人を紹介してくるのではなく、僕に合った求人を紹介してくれましたのでオススメのエージェントサービスになります、
さらに、恐らくパソナキャリア内で求職者の情報が共有されているのでしょう。担当エージェントさん以外からも求人の紹介が送られてきました。
担当エージェントさん自身も僕に合った求人を選んでくれますが、僕の経歴を見た別のパソナのエージェントさんも求人をいろいろ紹介してくれるので、登録していて飽きませんでしたね〜
まあ、転職エージェントに関する詳しいお話はこちらの記事(【徹底比較!】大企業への転職にオススメなエージェント4選)にて僕のエージェント利用体験談とともに解説しておりますのでよければご参照ください。
ということで、年収を上げるためには業界を変えろ!生産性の高い業界へ行け!業界トップの会社へ行け!職種を変えろ!ということです。
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
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