こんにちは、タコペッティです。今日は、日本の小型バリュー株投資が稼ぎやすい理由について具体的にお話ししていきます。
僕は常々、インデックス投資はもうみんながやってしまっているから、もはや有意性がなくなってきているとお話ししてきました。
「人の行く裏に道あり花の山」とはよく言ったもので、不人気なものにこそ投資妙味があり、調査する価値があります。
現在はインデックス全盛期です。ですので、ハッキリ言ってこれからの時代はオルカンやS&P500への積立をはじめとするインデックス投資に投資妙味はありません。
※これからの時代、インデックス投資が儲からなくなる理由について詳しくはこちらのnoteに書いているので興味のある方は読んでみてください
これからは、みんなが投資していない市場に目を向け、みんながやっていない投資法を実践すれば、インデックス投資を余裕でアウトフォームできる時代が到来すると思います。
そして、その中でも僕は日本のスタンダード市場で割安に放置されている小型株が美味しい投資先だと確信しています。
ということで以下、なぜ小型バリュー株投資に優位性があるのか、その理由を具体的に3つにまとめてお話ししていきます。
インデックス投資だけでなく、日本の個別株投資もやってみたいな…なんて思われる方にとっては非常に参考になる内容だと思います。ぜひ最後までご覧ください!
リスクが低い割にリターンが高い
1つ目の理由は、小型バリュー株投資はリスクが低い割に、リターンが高いという事実です。
「リスクが低くてリターンが高い…そんな投資法なんてあるわけないだろ!」というツッコミが飛んできそうですが、事実なんです。
その事実を裏付ける非常に説得力のある本があります。それは、個人資産800億円超、長者番付1位の清原達郎さんが執筆した「わが投資術」という本です。
清原さんは、この本の中で次のように述べています。
「PERの低い株は、将来の業績予想をする時、別に増益になる必要がありません。業績横ばいでも株価が上がる可能性は十分あります」
PERが低いということは、その銘柄の成長性は期待されていないということです。
日本にはこのような低PER株が山ほどあります。特にスタンダード市場には、成長しているにもかかわらず、ものすごく低いPERで割安に放置されている銘柄で溢れているのです。
このような企業はそもそも割安なので期待値が低く、株価の下値も限定的です。一方で成長が期待されていないので、少しでも増益や成長機運に乗ったと市場に判断されただけで、株価がスルスルと一気に上昇していくのです。
例えば、スタンダード市場に上場する和弘食品(2813)という会社を例に挙げましょう。
こちらの会社は調味料やラーメンスープを販売している会社です。
2021年までは赤字体質で万年割安株でしたが、2022年以降は一変。米国事業が成長軌道に乗り、一気に利益成長してきました。
参考までに、こちらが和弘食品の2020〜2024年までの利益推移です。
2022年以降、急成長していることが見て取れると思います。
元々がPER7倍程度の割安株として放置されていたわけですから、この急成長によって市場の評価は一変。
2022年から2024年までのわずか2年で株価は約6倍と、急激な上昇を遂げました。
これが、割安成長株の威力です。
元々の期待値が低い分、成長性と割安是正によって、スルスルと株価が上昇していったのです。
このようなお宝銘柄が、スタンダード市場にはゴロゴロ転がっているのです。
変数が少ないので業績予想がしやすい
2つ目の理由は、変数が少ないので業績予想がしやすいという点です。
時価総額500億円程度の小型株であれば、単一セグメントの事業を営んでいることが多いです。つまり、1つの製品や特定の取引先に売上を依存している会社が多いです。
このような会社は、確かに業績の振れ幅はあるかもしれません。しかし、業績予想に関しては大企業と比べてものすごく簡単です。分析のコストが低いというメリットがあるのです。
例えば、STIフードホールディングス(2932)という会社があります。
こちらはセブンイレブン向けに魚の惣菜を販売している会社です。セブンのサバの味噌煮が美味しいと評判ですが、STIフードが製造・販売しています。
STIフードは、売上の約8割がセブンイレブン向けの魚惣菜で占められています。つまり、セブンイレブンの魚惣菜の売れ行きさえウォッチしていれば、この会社の業績予想ができるということです。
実際、STIフードの業績は綺麗な右肩上がりです。
セブンイレブンの魚惣菜が美味しくて売れている…という情報は簡単に手に入りますから、その時点で株を買っていれば大儲けできたわけです。
STIフードの株価も高値を更新してきています。
上場ゴールの会社が多い中で、IPO直後に株を買って現在まで持ち続けていればわずか3年で既に株価は2倍以上です。
IPO直後でなくとも、セブンの魚惣菜が話題になり始めた2022〜2023年の時期に株を買っていても十分な儲けが出ていたでしょうね。
市場参加者が少ないので、市場を出し抜きやすい
3つ目の理由は、小型バリュー株は市場参加者が少ないので、高業績予想が十分に株価に織り込まれていない場合が多いという点です。
つまり、良い決算が出たら素直に株価が上がりやすいという特徴があります。
例えば、のむら産業(7131)という、米袋を製造・販売している会社があります。現時点で時価総額25億円ちょっとのめちゃめちゃ小さな会社ですが、未だPERが7倍ぐらいで全然割安なんです。
順調に成長している素晴らしい会社でして、特に2024年は好業績でした。
その理由が、米不足によって消費者の米の備蓄意識が高まり、米袋の需要が増加したからということでした。
これは、米不足のニュースを知っていれば普通に連想・予測できたはずです。
実際、好決算後に株価は素直に上昇しました。
「米不足によって消費者の米の備蓄意識が高まり、米袋の需要が増加し、米袋を販売しているのむら産業の業績が良くなる」という情報が株価に織り込まれていなかったということです。
つまり、米不足のニュースが日本に広がった時点で、のむら産業の好業績を予測して株を買っていれば素直に儲かっていたんですよね。
これがトヨタみたいな大型株だと、好業績が既に株価に織り込まれてしまい、好決算でも株価が暴落することがあります。それはなぜかというと、市場参加者が多いからなんですよね。
つまり、小型バリュー株は市場参加者が少ないので、のむら産業の事例のように市場を出し抜きやすいということです。
まとめ
以上!日本の小型バリュー株投資の優位性を改めて整理すると、以下の3つの理由に集約されると思います。
- リスクが低い
- 変数が少ないので業績予想がしやすい
- 市場参加者が少ないので、市場を出し抜きやすい
だからこそ僕は、スタンダード市場に割安に放置されている隠れ成長企業が好きなんです。
また、小型バリュー株投資には他にもメリットがあります。
例えば、外国人投資家は日本語の決算資料を読めない人が多いでしょうから、日本人投資家に優位性があります。また、個別企業の動向を追っていれば良いので、金利や為替などのマクロ要因をそこまで気にしなくていいのも大きなメリットです。
とはいえ、小型バリュー株投資を実践するにあたっては、バリュー株投資の基本的な知識がないと難しいのは事実です。
PERやPBRなどの基本的な指標について勉強するとともに、どういう銘柄が割安で、なぜ割安なのかを理解する必要があります。
では、どのように勉強すればいいかというと、例えば、ウォーレン・バフェット流のバリュー株投資術を学べる「バフェッサ」という動画講座がオススメです。
こちらの講座では、バフェット流のバリュー株投資術について、動画でサクッと短時間で勉強することができます。
こちらはLPの一部をスクショで撮ったものになりますが、バフェット流の元祖バリュー株投資法について動画で楽しく学べますので、経済が苦手な方や、勉強する時間がなかなか取れない方に非常にオススメです。
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このキャンペーンはいつまでやっているかわかりませんので、少しでも気になる方は、こちらの公式ページからぜひ詳細をチェックしてみてください。
このようなバリュー株投資の知識をしっかり身につけた上で小型バリュー株投資に挑めば、インデックス投資よりも高いパフォーマンスを上げることができると思います。
皆さんも、ぜひチャレンジしてみてください!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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