広告代理店といえば、電通や博報堂などの大手広告代理店をイメージされる方も多いと思います。
しかし、実を言うと、真のホワイト企業というのは中小の広告代理店に存在しています。
事実、僕は中小のWeb広告代理店で働いているのですが、完全リモートワーク可能、いつどこで働いても自由、残業もナシとめちゃめちゃホワイトです。
中小のWeb広告代理店に勤めている僕の働き方を簡単にツイートしますと、こんな感じです。
20代前半で短期離職を3回も繰り返してしまった僕だけど、Web業界に転職してからもう3年くらいだ
・個人を重んずる業界の社風
・完全リモートワーク可能
・いつ働いても、いつ休んでも良い
・希望すれば、週2,3日程度の柔軟な働き方も可能
・年収もそこそこ正直言って、辞める理由がないんですよね..
— タコペッティ (@syakaisei) January 31, 2022
ハッキリ言って、最高の環境ですよね笑
もう別の会社で働くことなんてできませんw
ということで本日は、
■中小の広告代理店と電博のような大手広告代理店との違い
■中小の広告代理店に勤める上で理解しておくべきこと
■ホワイトな中小広告代理店の特徴とは?
■ホワイトな中小広告代理店を見つけるにはどうしたら良いのか?僕の転職実体験談も交えつつ紹介
こんな流れで記事を書いていきたいと思います。
中小の広告代理店と一口に言っても、世の中には会社なんて星の数ほどあります。
中にはホワイトな代理店だって、ブラックな代理店だって存在しているわけです。
電通や博報堂をはじめとする大手広告代理店との違いとともに、ホワイト中小広告代理店とブラック中小広告代理店の見分け方も含めて解説していきたいと思います。
率直に申し上げまして、僕は中小のWeb広告代理店に転職してからというものの、人生が変わり、毎日を楽しく生きられるようになりました。
典型的な日系企業で毎日を消耗させていたのが嘘のようです…
僕の転職ノウハウなどを全て赤裸々に書きますので、「ホワイトな広告代理店に就職したい!」と思っている方にとっては非常に参考になる内容だと思います。是非とも最後までご覧ください。
目次
電通や博報堂のような大手広告代理店と、中小広告代理店の仕事内容の違い
まず初めに、中小広告代理店と大手広告代理店の仕事内容の違いを簡潔に説明しておきます。
ここを理解しておかなければ、
「せっかく広告代理店に入社したのに、自分のやりたいことができない!!」
「労働量が多すぎる!リモートワークができるのは良いけれど、全く自由じゃない!」
なんていうことになりかねません。
仕事内容の違いをしっかり把握した上で、中小の広告代理店を志望していただければと思います。
中小の広告代理店では、世の中にインパクトを与える大きな広告案件を企画できない可能性が高い
大手と中小の違いとして1つ目に挙げられるのは、
「中小の広告代理店では、大きな広告案件を企画できない可能性が高い」
という点です。
例えば、大手広告代理店の代表格である“電通”という会社は、大企業から数多くの広告案件を受注しています。
電通の会社説明会に行った時、電通が今まで取り扱ってきた広告事例が書かれているトランプカードを大量に貰いました。
電通の広告案件の事例としてはこの写真が一番わかりやすいんじゃないかと思いますが…こちらの画像をご覧ください。
これらのカードに掲載されている広告の企画、これらは全て電通が企画していた案件です。
角ハイボールやポンデリングなど、こういった有名な広告も電通が企画していたわけです。
電通のすごさがわかるんじゃないかと思います。
こうした例を見ればわかる通り、電通などの大手広告代理店では、世の中にインパクトを与えるような大規模な広告案件を潤沢な予算をもって取り扱うことができます。
ですので、自分の仕事内容をドヤりたい人なんかは、電通などの大手広告代理店に行った方が良いかもしれません。
その一方で、中小の広告代理店では、電通のように規模の大きい広告案件を取り扱うことはほとんどできないと思って良いでしょう。
まあ確かに、僕が勤めているような小さなWeb系広告代理店であっても、有名企業のインスタ広告の運用とか、ツイッター広告の運用とか、そういうWeb広告の案件を取り扱うことくらいはあります。
しかし、テレビCMなどの巨大広告案件を取り扱ったことは一度もありません。
ですので、大手広告代理店の社員さんがよく自慢しているような、
「おれらの仕事の醍醐味は、世の中に大きな影響を与える広告を作れることだ!」
というのは、中小の広告代理店ではできない可能性が高いということです…
それこそ、オリンピックの閉会式の演出なんてのはまさに電通の仕事ですよね。中小の広告代理店の出る幕はないわけです。
まずはこの点を押さえておきましょう。
既存顧客を引き留める営業をするのが大手、ひたすら新規開拓をするのが中小
2点目の違いとして、両者の営業手法の違いについてお話しします。
広告代理店といえば営業のイメージですが、営業のやり方も大手と中小では全く異なります。
電通や博報堂などの大手広告代理店では、昔からの付き合いがある大口のお客さんが多いです。
ですので、営業手法はどちらかというと
「また来年もよろしくお願いします!」
といった感じになります。
よく話題になる「接待」もまさにこんな感じですよね。
特に、局担(大手広告代理店のテレビ局担当)の接待は超大変だというお話をよく聞きます。
テレビ局の人が、「合コンをやりたい!」と言い出したら、大手広告代理店の営業マンはすぐにヤレそうな女の子を用意して合コンのセッティングをしなければいけないらしいです。
こういうのが嫌な人は、大手広告代理店の仕事には向いていないと言えるでしょう(笑)
さて、一方で中小の広告代理店では、その仕事の多くが新規開拓営業になります。
要はテレアポ、飛び込み営業ですね。
古くからの広告代理店であれば既存のお客さんも多いでしょうが、設立して間もないWeb広告代理店などでは、まずは新規顧客を捕まえるとこから始めなければなりませんので、必然的に新規開拓営業が多くなってくるというわけです。
具体的には、
「弊社で作成しているチラシに広告を出しませんかー!?」
「御社が出稿されているインスタ広告を拝見したのですが、広告運用を弊社に丸投げしてみませんか?」
みたいな感じでひたすら新規のお客さんに営業をかけるわけです。
ちなみに、僕のファーストキャリアは大手メーカーのマーケティング部だったんですが、中小の広告代理店の営業マンからよく電話がかかってきていましたね。
「御社の広告を駅のホームで拝見したのですが、また別の場所に広告を出稿するご予定などございませんでしょうか??」
「広告出すとこ決まってますか?ウチと取引しませんか?」
みたいなノリで中小広告代理店から電話がかかってくるわけですね。
こんな感じでゴリゴリ広告を出してくれそうな企業にテレアポなり飛び込み訪問なりで新規営業していくのが中小広告代理店の営業の仕事になるわけです。
そんで、まあ大抵はめんどくさいので
「検討しますので、資料だけ送付していただけないでしょうか?」
と言ってやんわりと断られるわけですね。
テレアポや飛び込みの営業などが苦手な人にとっては厳しい世界かもしれません。
ちなみに、僕の友人にも中小の広告代理店に就職した奴が何人かいるのですが、新卒でいきなり飛び込み営業やらされてましたよw
最初は訳も分からなかったから会社の前で2時間ウロウロしてただけだったとかw
ということで、
■既存顧客を引き留める営業をするのが大手広告代理店
■新規営業多めなのが中小の広告代理店
というのがざっくりした営業スタイルの違いになるわけです。
大手と中小のこの営業スタイルの違いを、是非とも理解しておきましょう。
(もちろん、会社によってスタイルは全然異なると思いますので、あくまで参考程度に留めておいてください。)
中小の広告代理店に転職する上で認識しておくべきデメリット
さて、大手と中小の違いについてなんとなく理解できたところで、次に中小の広告代理店に就職するデメリットを見てみましょう。
中小の広告代理店への就職は個人的にはめちゃめちゃオススメなんですが、デメリットも伝えておかなければフェアじゃないと思いますので、ご参考にしていただければと思います。
世の中に影響を与える広告を作ることが難しい
また同じようなお話をしてしまって恐縮なのですが、中小の広告代理店に勤める皆さんがよく愚痴っているのが、「世の中に影響を与えられない!」ということに尽きますよね。
かくいう僕もWeb系の広告代理店に勤めておりまして、広告運用やWebマーケティングのお仕事をしているわけですが、世の中に影響を与えているかと言われれば、そこまで大きな仕事をしている実感はありません。
自分の運用しているSNSアカウントがバズったりすればわからないですが、とはいってもそこまでの影響力を社会に与えることは難しいですよね…
インスタやツイッター広告の運用なんかをしておりましても、その広告が世間の話題になるなんてことはまずもってありえません。
Web広告の管理画面とにらめっこしながらPCをポチポチいじりつつ、売上数字などが徐々に改善していくのは僕にとっては面白いことではありますが。そこにやりがいを感じられなければ中小広告代理店の仕事は辛いものになってしまうと思います。
新規開拓営業が辛い
先ほども申し上げたように、中小の広告代理店では新規開拓営業がメインになることが多いです。
ですので、もしも広告代理店の営業職として就職や転職を検討されているのであらば、人付き合いが苦手な人にとっては辛い仕事となるかもしれません。
広告はコミュニケーションの一種なわけですから、綿密なコミュニケーションを取れる人の方が仕事もできる可能性が高いわけです。
新入社員の営業ノルマが、「名刺を1日5枚集めてくること」なんていう会社も中にはあります。
「ひたすら飛び込み訪問とテレアポ営業…」
「こんなに頑張っているのに、給料も上がらない…」
こんな中小代理店は、世の中に山ほど存在します。
こんなところに就職してしまっては、ホワイトな会社員生活を送るなんて夢のまた夢です。
儲かっている中小の広告代理店は、わざわざ新規開拓営業なんてせずとも、お客さんの方から仕事の依頼をしてきます。
テレアポや飛び込み訪問ばかりやっている広告代理店の場合は、儲かっていない可能性があるので要注意ということです。
その広告代理店が、「儲かるビジネスモデルを構築しているかどうか?」は事前にしっかりと調べておくようにしておきましょう。
中小広告代理店はおっさん社長のワンマン経営がありがち。企業体質が古いことも
最後の注意点はこちらです。
僕が勤めているようなWeb広告代理店だとそんなことはないんですが、昔ながらの広告制作会社だったり、紙媒体を取り扱う広告代理店では、社長によるワンマン経営が当たり前だったりします。
別に、ワンマン経営が悪いとは言いませんが、良くも悪くも社長の一存で全てが決まるようなところもありますね。
「ワンマン経営の広告代理店に就職した結果、パワハラとセクハラのオンパレードだった…」なんていう話も巷ではよく聞きます。
その会社がおっさん社長によるワンマン経営である場合は要注意ですので、事前に調べておくようにしましょう。
もちろん、ワンマン経営の全てが悪いと言っているわけではありません。
優秀な社長によるワンマン経営ならば、むしろ良い面もたくさんあります。その辺りはご自身の性格や希望に合わせて調べてみると良いでしょう。
ホワイトな中小広告代理店の特徴と、見つけ方。Web系の広告代理店に絞るのがオススメです。
さて、なんだか悪いことばっかり書いてきましたが、ここからが本題です。
ホワイトな中小広告代理店は、どのように見つければ良いのか??
こちらについて詳しく解説していきます。
結論から申し上げると、ズバリ、Web系の中小広告代理店を狙いましょう。
その中でも、「Webマーケティング」「デジタルマーケティング」関連の職種を狙い撃ちするのがオススメです。
事実、僕自身は全くのWebマーケティング未経験者でありながら、「Web広告代理店のWebマーケティング職」に狙いを絞って転職活動をした結果、最高の働き方を手に入れることができました。
先ほど、中小のWeb広告代理店は新規開拓営業が厳しいなんていうお話をしましたが、それはあくまで営業のお話です。
Webマーケティング職をピンポイントに狙えば、
・完全リモートワーク可能
・営業活動もしなくて良い
・面倒なお客さんに悩まされることもない
・いつどこで働いても自由
という最高の環境を手に入れることも夢ではありません。
逆に、一番やってはいけないのは、「紙媒体の広告代理店に入社してしまうこと」です。
皆さんもご存知の通り、今や雑誌やチラシなどの広告媒体は衰退期に入りつつあります。
その一方で、インスタやツイッター、YouTubeやTikTokなどのデジタル媒体は、成長期真っ只中です。
参考までに、今後の世界の広告費の市場規模推移の予測はこちらのグラフの通りです。
(「デジタルが構成比5割超え 世界の広告費、21年は約78.3兆円」(https://www.advertimes.com/20220127/article375333/)より)
新聞や雑誌など、紙媒体の広告費が年々縮小されることになる予測に対し、デジタル広告費の市場規模は一貫して拡大傾向です。
このデータをご覧になれば、デジタル関連の広告代理店に行くべき理由は明らかではないでしょうか?
拡大する市場に身を置くのは、何をするにも有利なんです。
高度経済成長期の頃の日本企業で、何もしなくとも給料が右肩上がりに上がっていたのと同じ理屈です。
あの時代は日本という国そのものが成長していたので、個人の努力によらずとも給料が右肩上がりに上がっていったんです。
ところが、今はそんな時代ではありません。
数ある業種の中でも、衰退する業種と成長する業種がハッキリしています。
成長産業に身を置けば、給料も自然に上がっていきますし、営業なんてするまでもなく向こうから仕事が舞い込んできます。
しかし、衰退産業に身を置いてしまえばそれは悲惨です。頑張っても頑張っても給料は上がらず、やることはといえば無意味なテレアポや飛び込み営業ばかり…
こんなことになってしまいます。
だからこそ僕は、これからの更なる成長が期待される、Web関連の広告代理店に的を絞り、転職活動を行なったのです。
そして実際に、僕はコテコテの日系企業の営業職からWeb広告代理店のWebマーケティング職に転職をした結果、文字通り人生が変わりました。
※その時の体験談はこちら(日系企業の営業職からWebマーケティング職に転職して人生が変わった話)です。興味のある方は読んでみてください。
上記のデータの通り、Web広告業界はまだまだ成長過程にあります。
今や、多くの企業がWebを通じてモノを売りたい時代です。
しかし、日本の多くの会社は、Webを通じてどのようにモノを売れば良いのか?そのノウハウをわかっていません。
だからこそ、Web広告代理店の、特にWebマーケティングという職種には、計り知れないほどの需要があるというわけなのです。
Web広告代理店のWebマーケティング職に転職してからというものの、僕は新規営業なんてする必要がなくなりました。なぜならお客さんの方から依頼がやってくるからです。
そして同時に、完全リモートワーク可能、いつどこで働いても良いという、最高にホワイトな働き方を実現することもできました。
Web業界はまさに新時代の働き方
・完全在宅OK
・いつ起きるもいつ仕事するも自由
・学歴不問
・就職・転職に履歴書がいらない
・給料もそこそこ
・論理的な人が多いのでコミュニケーションがスムーズ
・感情的に怒鳴られることがない
・DQNがいない最高すぎますね
— タコペッティ (@syakaisei) November 9, 2021
こちらのツイートの通りです。
ハッキリ言って最高の環境です。
まさに、Webマーケターという仕事に転職してから、超絶ホワイトな働き方を実現できるようになったのです。
Web業界に就職してWebスキルを身につけて、個人で案件をいくつか回せるようになり、完全リモートワークでいつどこで働いても自由である環境を手に入れて、自分でブログやYouTubeなどの媒体を運用して不労所得も手に入れて、余り金を資産運用にちまちま回すのが最高の人生戦略な気がしてきたぞ#FIRE
— タコペッティ (@syakaisei) May 22, 2021
こんなツイートもしてしまいましたが、令和における最高の人生設計を手に入れることができるのが、Web広告代理店のWebマーケターという職種だと思います。
実際にWebマーケターとして働いている僕が言うのですから間違いありません。
ということで、本記事を読んでWebマーケターという仕事に興味を持った方は、是非とも中小のWeb広告代理店への転職を検討してみてください。
「でも、自分はWeb業界未経験で…」という方も心配はありません。僕だって未経験からWeb業界に転職しました。
未経験からWeb業界に転職するための3つの方法については以下記事に詳しく書いておりますので、興味のある方は是非とも読んでみてください。
→未経験からWeb業界への転職を成功させる3つの方法(実体験談もお話しします!)
ではでは、今日はこの辺で
Web広告代理店に転職して、超絶ホワイトな、自由な働き方を実現させていきましょう!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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ではでは
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