東芝の新入社員が感じた東芝の「ヤバさ」と「実態」

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本日は東芝に2016年新卒入社した友人にご協力いただき、「東芝の実態」を書いていこうと思います。

2015年に「不適切会計」粉飾決算が明らかになった東芝。
そういったニュースが大々的に報じられた後でもなお2016年に東芝へ新卒入社を果たした東芝新入社員たち。

そんな新入社員たちの希望を横目に2016年末には工期遅れを原因とする巨額損失が明らかになりました。

そして、2017年に入り、入社してそろそろ1年を迎える東芝新卒社員たちは現在会社に対して何を思っているのか?東芝の現状は一体どうなっているのか?
今回はその実態を書いていきたいと思います。

 

*追記 2017年5月、東芝解体 電機メーカーが消える日 (講談社現代新書)という本が出版されました。思いの外面白かったのでよかったらぜひ。

 

1.マイナスのボーナス

私が2016年に入社したときの夏のボーナスは驚くべきものでした。

 

なんと、夏のボーナスで2.5万円ですよ!
これにはびっくりしましたね。

 

持ち株会に入っていると月々の掛け金の3倍がボーナスから引かれるのですが、それに増して税金が引かれるのです。

 

従って、ボーナスが手取りでマイナスになったという同期がおりまして、ボーナスの日に会社にお金を振り込みに行ったとかいう本末転倒な事態も起こりました(笑)

 

ちなみに冬のボーナスもトータルで56%カット。

 

昨年の業績に基づいて各カンパニーへの評価は異なるのですが、まあ2年前ぐらいですと同じカンパニーに所属して1年目の冬で63万程度のボーナスは貰えていたわけです。

 

それが今や20万ちょいしか冬のボーナスを頂けないわけですから、いかに弊社の懐具合が苦しいかがお分かりになると思います….
また、若干ですが残業代も少し安くなっております。
なんということでしょうか。

 

ボーナスがマイナスになるなんて聞いたこともありませんよw

 

賞与の日に会社にお金を振り込むんですからね!全く楽しくないですね。

 

冬の賞与も56%カット….懐面でも東芝の社員さん方は厳しい戦いを強いられているようです。

 

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2.入社して気づく、東芝のヤバさ

やはり、昨年末に明らかになった原発の工期遅れを原因とした7,000億円を超える減損には社員一同完全に呆れていましたね。

一昨年に原発を原因とした2,500億円規模の減損を叩き出している時点で原発建設を手がける会社を買収、そして、その会社に今回の巨額減損。

 

あれだけ原発需要がないと言われ、メディカルという優良事業を売り払ってまでしたのにそのタイミングで原発建設会社を買収してしまっている経営陣のダメっぷり。

 

このような経営陣の市況の読めなさには社員もみんな呆れてます。

また、この巨額減損は日経という外部組織から明らかになったことから、一大事と言えることを従業員に隠していたということで私の周りの従業員は憤っていました。

働き手を軽視するのもいい加減にして欲しいというのがグループ従業員たちの率直な意見ではないでしょうか。
うーん。
やはり昨年末の巨額損失のニュースは社内でも大騒ぎになったみたいですね。

 

しかも、その内容が社員に先に知らされるのではなく日経という外部組織から知らされたという事実、これは会社に裏切られたといっても過言ではないですよね。

 

従業員は会社に自分の人生を託し、会社は従業員の人生の一端を担っているはずなのにその会社が社員に大きな隠し事をしていたわけですから、従業員の方々が憤るのも無理はない話ですね。

 

会社と従業員、お互いがお互いを信頼し合ってこそ良い組織になると思うのですが、このままではお互いが不信感を抱えたまま事業を続けることになりそうです。

 

3.東芝を信じて入社を決意した新入社員たち

新入社員の多くが実は弊社よりも良いと思われる企業(主に給与面)に内定を貰っています。

 

それでも東芝に入社を決めた理由は、やはり東芝は日本を代表とする総合電機メーカーであり、製品を通じて人々のライフスタイルをより良いものとしてきた会社であるという事実があったことにあります。

 

その事実に心を打たれて入社している新入社員は本当に多いです。

 

また、そのような企業であるので不適切会計で騒がれてはいましたが、そのうち会社の業績も右肩上がりになるであろうという楽観的な気持ちを抱いて入社した節もあります。

現に私が就職活動を行ったときの業績は右肩上がりでしたし…
(1200億円ぐらいの営業利益も今回の減損で塵と化しましたが)

 

私たちにとっては、東芝を信じて入社したのに会社から裏切られたという形になりましたね…
なんということでしょうか。

 

意外や意外だったのですが、2015年にあれだけ騒がれながらも2016年に新卒入社を果たした東芝新入社員、会社を信じて入社した学生が多かったようです!

 

そこまで会社のことを信じて入社しての2016年の事件ですから、そのショックやさぞ大きかったと思います。

 4.東芝新入社員が考える、これからの東芝

3本の柱として掲げられているインフラ、エネルギー、メモリ。

 

そのうち2つは柱から外れることが決定しています。

 

ご存知の通りエネルギーは今回の原発を初めとする巨額減損、来季に行われるといわれているLNGでの減損と、話になりません。
メモリも報道にあります通り、マジョリティ譲渡されるという形で話が動いてます。

 

そうなるともうインフラしか残りません。
インフラはご存知かと思われますが需要もかつてほど多くなく、また一気にキャッシュが入ってくるようなビジネスモデルはありません。

 

つまりはたいして金にならない事業しか残らないということです。
今後の東芝は廃炉技術に強みを持ち、半官半民として存在でもし続けるのでしょうかね?

 

いずれにせよ、魅力の無い会社になることは間違いありません。
新入社員とは思えぬ意見。

 

1年目から「魅力のない会社になることは間違いありません」と断言しています。

 

そこまで内部からしたら東芝の状況はひどいのでしょうかね…

 

彼の今後の進退も気になるところですが、本日のところはひとまずそれは置いておきましょう。

ちなみに、東芝ではないですが同様に沈みゆく大企業から転職を成功させた経理マンが語る「会社の余命を見極めるための4つのポイント」の記事もありますので、自分の会社が東芝のようにならないか心配な方はこちらの記事をご覧ください。

 

関連記事:【自分の会社が倒産?】会社の余命を見極めるための4つのポイント

 

ちなみに、関連してこのへんの本も面白かったですね。

最近東芝に関する本は色々発売されていますが、面白かったやつ紹介しておきますねw

 

 

 

この辺は面白かったですねw

 

と、いうことでニュースで話題にはなっている通り、やはり内部もかなりの混乱をきたしているようですね。

 

特にボーナスがマイナスになったという話は衝撃的でした。

 

東芝の新入社員として入社した彼は今後どのようなキャリアを歩むのか、そちらも目が離せません。

 

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ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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ではでは

 

コメント

  1. 記者の友達が残念だった件 より:

    あなたの友人である東芝社員に「JSDAで勉強した方が良いよ。」と伝えてあげて下さい。
    持株に対してあまりにも無知すぎるので。
    そんなんだと東芝じゃなくても同じ道を辿ってるよ。
    夏のボーナスなんて1年目は出ない企業の方が圧倒的に多いのになんの贅沢言ってるんだよ。
    そんなヤツが就職する会社だからこうなったんだろうと思うよ。

  2. あらやだ より:

    10年でスパッ! 運がよくても20年で左遷されてスパーーーーッ!

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