「公務員はダメだったから、今から民間就職に切り替えなきゃ…」
こう考えて民間就職を志す就活生も多いことでしょう。
しかし、公務員の選考と同じような心構えで民間企業の面接に望んでも、内定を得ることはできません。
それは、公務員と民間で求められるモノが全く違うからです。
ということで本日は、転職回数3回、大企業もベンチャー企業も経験し、自分の会社も経営する私が、
・公務員と民間の違い
・公務員志望から民間就職に切り替え、内定を貰うための方法
こちらのポイントについてわかりやすく解説していきたいと思います。
目次
公務員と民間の違いを理解する
まず始めに民間と公務員の違いを理解しましょう。
ズバリ、
公務員は公的利益を追い求めることを追求し、
民間企業は経済的利益を求めることを追求します。
どういうことでしょうか?
例えば公務員のお仕事は、国民から徴収した税金を使って国民に優良なサービスを提供することが仕事です。
例えば道路工事、公民館などの公的サービスの提供ですね。国民から徴収した税金の範囲内で、いかに優良なサービスを安く提供するか、それが公務員のお仕事になります。
すなわち、公務員のお仕事はお金の使い道を考える、ということですね。
一方で民間企業はどうでしょうか?
確かにお金の使い道もそうですが、民間は公務員と違ってお金が無条件で入ってくるわけではありません。
努力して、利益を追求して、自分でお金を儲けなければなりません。
すなわち、利益追求、お金儲けが仕事なのが民間です。
まとめると、
公務員はお金の使い道を考えるのがお仕事
民間はお金儲けのやり方を考えるのがお仕事
という違いですね。
これを理解しない限り、公務員志望だった学生が公務員と同じノリで面接を受けても絶対に民間企業に受かることはあり得ません。
常にビジネス目線、利益追求の目線をもって面接に臨むようにしましょう、ということです。
お客様目線ではなく、ビジネス目線!これを肝に命じておきましょう。
公務員は無難な人間を欲していて、民間企業はチャレンジ精神のある人間を欲している
次にみなさんが認識しておくべきはこちらです。
公務員は無難な人間を欲していて、民間企業はチャレンジ精神のある人間を欲しているという事実です。
もし気分を害された方がいらっしゃいましたらすみません。しかし、これが事実なんです。
公務員、特に地方公務員はムラ社会ですので、対立を避けようとします。
地方公務員というのは狭い社会で生きているわけですから、いちいち目くじらを立てるような人間は速攻で村八分に合うわけです。
ですから、地方公務員の面接ではとにかく無難でおとなしい人間を採用しようという意識が働きます。
例えば地方公務員の面接では、
「上司とウマが合わなかった時はどうしますか?」
とか
「ストレス解消法はなんですか?」
とかそういう類の
質問が多いです。
とにかく無難な人間を欲しているからこそ、人間関係の質問が多いのです。
公務員に受かりたいならば、こういった質問に対し無難な回答をすることが公務員に受かるコツになります。
決して挑戦とかチャレンジとか言ってはいけません。地方公務員は安泰を求め、変化を嫌うのです。
しかし、一方で民間企業は違います。民間は変化しなければ生きていけません。何故なら社会も変化しているからです。
どちらかというと、民間企業は国家総合職に近いかもしれません。
国も刻一刻と変化していきますし、国家総合職は何よりもビジョンを大切にします。チャレンジ、やりたいことを重視する点で国も民間も変わらないかもしれません。
例えば、僕の鉄オタの友人は国家総合職の試験で「日本の鉄道に全部乗ることが夢です!」という話をしたら、
「その経験をどう社会に還元するんですか?その経験が国家公務員としてどう役に立つのですか??」
と言われたらしいですw
国家総合職は趣味にも国家ビジョンを求めるようですねw
話が逸れましたが、公務員は無難な人間を、民間はチャレンジ精神のある人間を求めている!ということです。
ビジネス目線をもって面接に臨む
以上、見てきたように、民間の面接ではビジネス目線を持って質問に回答することがマストです。
ただ、これは普通の就活生にもありがちなのですが、ビジネス目線って何?という学生が大勢います。
特に、公務員から民間に切り替えるとなるとなおさらこの目線をもっていない学生が多いです。
例えば僕のお話をすると、僕は文房具が好きというだけで文房具メーカーを受験していたりしていました。
ESには、「御社のペンが好きです!」と書いていました。
しかし、そんなのは書類選考で落とされましたよね。
何故なら、そこにビジネス目線がなかったからです。
好きっていうだけだとただの消費者なんですよね。まあ、好きを極めるとそれはそれでいいかもしれませんが、企業に入る以上は好きだけではやっていけないのです。
好きはいいですが、消費者目線ではなく生産者目線に立ち、どんなサービスをお客に提供するか?どんな価値をお客に提供するかまで考えなければなりません。
それができなかったから僕は文房具メーカーに落ちたわけです。
「御社のペンが好きです!」と言ったところで、じゃあそのまま弊社のお客様でいてくださいwって話ですからね。
どちらかといえば、「どのようにすれば御社のペンをもっと売ることができるのか??」それをプレゼンできるレベルにまでもっていけた方が、面接の評価は高くなる可能性が高いわけです。
消費者目線ではなく、生産者目線に立つ。それを常に心がけましょう。
公務員から民間志望に切り替えた理由を説明できるようにする
さて、ここが公務員から民間志望に切り替えるときの肝となります。
なぜ公務員を辞めて、民間志望に切り替えたのか?この理由は絶対に正直に話しましょう。
なぜかって?嘘をついてもまずばれるからですよ。
学生の嘘というのは社会人から見ればすぐにわかるもんです。嘘は嘘を呼ぶので、嘘を隠すために嘘をつくことを繰り返していると面接中にボロが出てくるわけです。
僕自身も社会人になってから何回か新卒採用の面接を担当したことがありますが、目の前の就活生が嘘をついているかどうかなんてハッキリ言って一発でわかります。
ですから、大きなリスクを背負って嘘なんかつく必要はないわけです。正々堂々と正直に話しましょう。
では、具体的にどんなことを話せば良いのでしょうか?
それを次の項目から見ていきましょう。
なぜ公務員を志望していたのかの説明をできるようにする
第一に、なぜ公務員を志望していたのかの理由をしっかり説明できるようにしておきましょう。
多くの理由は、「社会貢献したい!」とか「地元に貢献したい!」とかだと思いますが、そのへんを正直に言っておきましょう。
「給料が良くて楽で安定しているから」という理由であればそれも良いです。民間企業の人からすれば、「こいつ正直なやつだなw」と思われて高評価かもしれません。
いずれにせよ、「なぜ公務員を志望していたのか?」その理由を具体的に説明できるようにしておきましょう。
民間企業への志望理由を説明できるようにする
さて、こちらが最も重要なポイントです。
民間企業への志望理由を具体的に説明できるようにしておきましょう。
公務員を志望していたときと同様に、「社会貢献したい!」とか「地元に貢献したい!」と言ってはいけません。いや、言っても良いですが、そこには必ずビジネス目線を付け加えましょう。
「社会貢献とビジネスをどう結び付けて話すのか?」
それが肝になってきます。
社会貢献をするとともに、志望先の企業でどのように会社の売上に貢献するのか?そこをしっかりと説明する必要があります。
もともと公務員志望だった人はビジネス目線が全く足りていないことが多いです。
どうすれば御社の売上に自分が貢献できるのか?そこをしっかりと理解しておくようにしましょう。
公務員と民間との併願を聞かれたらどうする?
次に、公務員と民間との併願を聞かれた時のパターンの解決法をお伝えします。
この質問の回答は簡単です。これに関しては嘘を言っても構いません。
ズバリ、「民間単願です!!!」
と言いましょう!
併願しているなどというと話が面倒臭くなるので、そこは民間単願を押し通すと良いと思います。これに関しては面接官もある程度わかっているところがあるので大丈夫です。
民間企業の職探しは就職エージェントを利用しよう
最後に!公務員試験は大体8月か9月ごろに終わるわけで、その時期まで採用活動を行なっている企業はどうやって見つければいいんですか??
という質問も湧くと思います。
ということで、秋以降も採用活動を続けている企業の見つけ方も具体的にお伝えします。
採用継続企業を見つけるためにはもちろん各種ナビサイト、大学キャリアセンター、ハローワークなどを利用してももちろん良いのですが、ナビサイトは採用終了の企業が掲載されている場合も多く効率が悪いですし、キャリアセンターやハローワークはブラック企業が混じっている場合があります。
では、どうやって企業を見つけたらいいのか…?と申しますと、民間の就職エージェントを利用するのがダントツでオススメです。
民間企業が運営する就職エージェントであればハローワークなんかよりもよっぽど良質な求人紹介を受けますし、エージェントさんとラインやチャットで気軽に就活相談ができてしまいます。更に言えば、面接対策やES添削なども無料で実施してもらうことができます。
こんなの、使わない理由がないわけです。
で、具体的にどんな就職エージェントを利用すればいいの??と言うと、僕一番のオススメはキャリアチケットです。
こちらの就活サービスは元々は第二新卒専用の就活サービスだったのですが、そのノウハウを活かして2017年より新卒専用の就活エージェントサービスを開始しました。
僕も、第二新卒枠で転職活動を行なっていたときに利用したことがありますが、大企業や外資、メガベンチャーなど優良企業をたくさん紹介してくれました。
このサービスのいいところは、秋でもまだ内定が決まっていない就活生をターゲットにしているので、それ用のサポートが充実しているところです。
サイトにも書いてあるとは思いますが、最短2週間での内定獲得も可能です。(※2022年度実績)
また、面接対策やES添削など、就活の初歩の初歩からエージェントさんがマンツーマンで指導をしてくれるのもメリットです。
普通のエージェントサービスだとこういった手厚いサービスはなかなかありません。
秋以降も就活を続けている就活生に特化した就活エージェントサービスですので、それ用のサービスが充実しているというわけです。
そしてもう1つ良い点は、エージェントさんとラインでやりとりができる点です。
マイナビやリクルートとかの就活エージェントだとメールでの堅いやりとりが基本になってしまうのですが、こちらではエージェントさんとラインでやりとりができるので質問や相談などを気軽に行うことができます。
ってことで、今から就活を始めるのであれば利用しない理由はありません。公式ホームページを紹介しておきますので、まだ内定が無い就活生の皆さんはよければご利用ください。ご利用は下記リンクからどうぞ!
プロと一緒に就活ができる、相談相手ができる、というだけで気持ちが楽になりますよw
特に、公務員から就活に切り替えるのであればわからないことも多いでしょうから、エージェントさんにはわからないことを聞きまくって、使い倒すと良いと思います。
無料で就活対策ができ、ラインでプロにいつでも就活相談を行えるサービスなんて最強ですからね。
紹介してくれる企業も良い企業が多く、就活生1人1人に合わせて企業を紹介してくれるので自分で探すより効率が良いですし、自分に合った企業が見つかると思いますよ。
まとめ
以上、公務員志望から民間企業への就活に切り替える就活生用に記事を書いてきました。
まあ、なんやかんや言っても公務員を目指すくらいの地頭があれば真面目に業界研究をして、真面目に自己PRをすれば受かるでしょう。
ちなみに、民間企業の内定者ESや業界研究記事でしたらUnistyleがオススメです。
ご存知の方も多いとは思いますが、内定者ESや業界研究記事を全て無料で閲覧できるサイトですので、民間企業の事情がわからない!という方は是非とも登録して勉強しておくことをオススメいたします。
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ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
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