若手商社マンが就活生に伝えたい大手総合商社の仕事内容と実態

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「商社マン」

なんと心地良い響きでしょうか。

高給、モテる、カッコいい、そんな単語が就活生から聞こえてきそうです。

 

しかし、実際は飲み会ばかりでお金が貯まらないし、過酷な労働が辛い….なんて意見もよく聞きます。

 

本当のところは果たしてどうなのか????

 

今回は五大商社で実際に勤務している2年目の若手商社マンにインタビューを決行し、総合商社の仕事内容、実態を暴露してもらいました!

商社マンは本当に合コン無双なのか?給料は良いのか?飲み会ばっかりでお金が貯まらないのは本当なのか?

 

気になるところを全部聞いてきました。

 

商社が気になっている就活生の皆さんは是非お読みください。

 

総合商社ってどうやって利益を出しているかわからないんですけど、具体的に何をしている会社なんですか?

教科書的な説明で申し訳ないですが「トレーディング」「事業投資」が収益源です。

「トレーディング」はご想像の通り、どこかからか製品を買って、それを欲する顧客に売る仕事です。売り上げの何%かが利益になるイメージ。

一方「事業投資」においては、ある企業に出資参画し、その企業の利益を自分たちの利益として取り込んでいくイメージ。但し、お金を出すだけではなく、人材を送り込むことでその企業の経営体制を強化し、結果的に自分たちの利益が大きくなる、というものです。

なるほどなるほど。

簡単に言えば自分たちは商材を持たない代わりに、ビジネスチャンスを見つけてあげてその分の利益を取り込んでいくということですね。

メーカーのように大規模な設備投資や在庫が必要ないからこそ、高い給料を従業員に支払うことができるのでしょうね。

 

総合商社の中でどんなお仕事をされてるんですか?やりがいは?

「事業投資」の部に配属されており、海外にある日系企業との合弁会社の管理業務を担当しています。

現地からの経営情報、現場のオペレーション状況、政府の動き、治安情報、パートナー企業との打合せなど多くのトピックスを整理し、現地サポートや社内外説明などを行っています。

上司と相談しながら必要なアウトプットを整理し、タイムプランを策定しながら種々トピックスをExcelやPower pointに纏めていきます。

社内だけでなくパートナー企業向けにも作成しますので大変気を遣う場面が多い反面、若手でも任せてもらえる部分はあると感じます。
また、このような既存のビジネスだけでなく、新しいビジネスの芽を作っていくためのネットワーキング活動もやっており、面白そうな企業やコミュニティ (スタートアップ系ワーキング活動、行政機関、大学関連等)をリサーチし訪問していくというのも日々の業務として比較的自由に動いています。

日々のアウトプットが経営層に直接インプットされる部署でもあるため(説明資料は若手が作ることが多いので)、緊張感を持ちながらも毎日の取り組みがやりがいと言えます。
最初の頃は勘所が分からず苦労しましたが、最近は手を付け始めたものを如何にポシャらせずに上まであげていくかを考えるようになりました。笑

総合商社って古い体質で内向的なイメージがありましたが、既存のビジネスだけでなく新しいビジネスの芽を作る活動も行っているんですね。

面白そうな企業やコミュニティをリサーチして訪問するという新規開拓営業っぽいこともやっているなんて意外でしたね。

案外自由に動けそうですし、話だけ聞くとやりがいがありそうですね~

 

総合商社1年目の仕事で印象に残ってることとかありますか?

ある企業を買収する(所謂M&A)に携わっており、具体的な実務面を学んだというのが大きいです。

社内に法務、財務、会計、国際取引等に詳しい部署があるとはいえ、各論のサポートは頂けても全体の実行スキームは自分たちの部隊で作成・実行していく必要がありました。

新人でも考えないと動けないものやプロフェッショナル (社外コンサル、海外含め) とやりとりしながら実行していく場面が多々あり、早い段階で経験できたのは幸運だったと考えています。

1年目からM&A案件に携わることができるって凄いですね!

他企業ではなかなか経験できるものではないでしょう。

社外コンサルや海外の方と接する機会もあるようですし、それなりの教養と英語力が無いと会話すら成立しないのでしょうね….

 

商社ってやっぱりモテる?合コンどんな感じですか?

Yes or Noで答えるならYes。

「清潔感」「強要しない」「話を聞く」を徹底すれば、ご飯くらいなら行けるのでは?但し、アフターディナーは本人の経験と余裕によると思いますよ。貴女たちは貴方にジェントルマンであることを求めてきます(半ば強制、イメージ先行型)。

合コンでも紹介でも色眼鏡が掛かった状態で出会うことになるため、本当にモテているかはわかりません。会社名を出さずに近づいてみて、それで結果が残せたなら本物だと思います(ナニイッテンダ)。

就活生、一般人が最も気になる部分である商社マンの合コン!

「清潔感」「強要しない」「話を聞く」という部分は商社マンでなくとも女性と付き合う上では必須となるスキルですが、商社マンという肩書きに加えこれらのスキルがあったら合コン無双できちゃいそうですね….

商社マンっていうとやはりエリートのイメージですから、女性と付き合う上でもそのイメージは崩さないほうがいいのでしょうね。

しかし、商社マンクラスともなると会社名を出さずとも普通に女性を口説き落とせる人は多い気がします。総合商社の選考を突破できるような人は女性を口説くのも朝飯前なことでしょう。

 

激務ですか?残業時間どのくらい?部署による?

かなり波がありますし、部署によるのでなんとも言えません。月平均だと40~50時間くらいかと。ExcelやPower Pointをうまく使えていない人もかなり多い印象。もちろん逼迫しているときは徹夜パターンもありますが、飲んで朝までオールするよりは楽です。笑

やはりこのへんは部署によるのでしょうね。

激務かどうかは配属されるまでわからないというのが大企業のマイナス面でもありますが、月平均で40-50時間ということはそこそこ多いほうでしょうか。

 

飲み会どんな感じですか?ゴルフと接待ばっかりってほんと?

飲み会は比較的ファンキーだと思われます。リア充っぽいです。とは言っても一気飲みの強要や、何の生産性もない意味不明な●次会に強制参加というのはほぼ無いです。というか、本当にいやなら帰ればいいだけの話で、それは可能ですし翌日小言を言われても一瞬です。笑

ゴルフと接待も部署によります。ゴルフはある程度出来ないと呼ばれません。接待もある程度ファンキーでないとそんなに呼ばれません。この辺はご自身のキャラ設定が大きく左右するものと考えます。

ファンキーかつリア充の飲み会ということで、きっと想像通りの飲み会なのでしょうね。

一気飲みや●次会への出席が強要されないというのは意外でしたが、出世のためにはすべて付いていったほうがいいかもしれませんね笑

ゴルフもある程度出来ないと呼ばれないということは、逆にゴルフができれば呼ばれるということなので、できたほうが出世に繋がるかもしれませんね。

やはり飲み会やゴルフに出席している人のほうが出世できるというのは間違いないでしょうから、このへんは他の大企業と変わらないところではないでしょうか。

 

入社前と後のギャップは?

意外と頭ごなしに説教してくる人が少ないと感じました。

あと、つまんない話をする人が多いとも。笑

自分意志があれば発言しやすい環境だし、いきなり否定されることは少ないです。面倒見の良い人が多いので、面白い話(仕事ですよ)があれば相談しやすい、経験豊富な人が多いためアドバイスもたくさんもらえます。一方で、話し好きが多いため、会議だけでなくちょっとした会話が中々終わらないとうのも多々あります。これはこれで、もっとスマートで意志決定が早そうというイメージとは違ってました。

頭ごなしに説教してくる人というのは概して中小企業に多いので、総合商社クラスのエリートになってくると論理的な説教になるのでしょう。

基本的にブラック上司って中小ベンチャーに多いですから。やっぱり育ちとか教養の有無が良い人は説教も論理的ですよ。商社マンクラスの上司なら育ちも良くて教養もあるでしょうから理不尽な説教とかも少ないはずです。

また、やっぱりコミュニケーション能力が高い人の集まりであるからか会話が長いみたいですね。コミュ障には辛い環境でしょうなあ….

 

給料って基本給は普通に見えるけどやっぱり良いの?飲み代で給料が消えるのはホント?

基本給は普通です。ボーナスは多めです。でも、福利厚生はかなり薄いです。メーカー、金融、製薬、エネルギー業界との比べると、、、どうなんでしょう。笑

飲み代で給料が消えるのはホントです。しかも内輪飲み。とは言っても、飲み会に参加するという意志決定は本人のものですから文句は言えませんよ。(うまく分散させてます。笑)

基本給は普通でボーナスが多いというのは商社でよく聞くところ。

商社の福利厚生ってなんなんですかね?メーカーとかのほうが社宅とかあって福利厚生が手厚い気がしますが…

飲み会で給料が消えるのはホントみたいですね。欠席できるとはいえ若手で飲み会を欠席するのはまずいでしょうから、結局は飲み会の強要になってお金を消耗してしまうのでしょうなあ…

 

今後の総合商社の展望は?業界動向を教えてください

正直分かりません。現在のやり方を (1. で説明) をベースに、これまで以上にビジネスの多様性を拡げていくのが今後も総合商社が生き残る方法の1つだと考えています。モノからサービスに時代の流れが変化いていくなか、現状ではモノへの投資が多い状況でサービスにシフトしていけるか否かが20~30年後の結果に繋がるのではなないかと思いつつ、新しいビジネスの種を探しています。

 

最後に一言

育ちの良い人が多いし、帰国子女も多いのに、めちゃめちゃ日本的です。

社内に矛盾を抱えすぎだろ、と思うことが多々ありつつ、コミュニケーション力に長けている人が多いので、決定的な対立は中々起きないと感じます。逆に言えば、競争心のなさそうな人が意外と多そうです。本心は分からないけど。

1人で解決する仕事はほぼ皆無で、全体最適を如何に深く考え実行できるかが組織でしっかり結果を残す最善の方法なんだろうと1年目にしても感じました。
ということは、やはり周りを味方につけて、上司の要求に少なくとも及第点で結果を出し、加えて自分のやりたいことを主張する、とうのが若手の戦い方なのではないかと思うと、面倒くさいことは多いですが捨てたもんじゃないと感じる今日この頃です。

このブログの読者には、就活性、転職民、仕事に満足していない若手が比較的多いのではないかと妄想していますが、ご自身の意志で動ける部分とそうでない部分の折り合いをうまくつけることで、少し肩の荷がおりることと思われます。よく悩んで考えて、後悔のない意志決定をされることをお祈りします。

日本的で社内に矛盾を抱えていることが多いというのは昔ながらの大企業ですので当たり前のこととして、競争心がなさそうな人が多いというのが意外でしたね。
やはり大きな会社に入ってしまうと安定を求めてしまうのでしょうか….

また、1人で仕事をすることはほぼ皆無というのも当たり前の話ですね。組織で働くということはすなわちそういうことでしょう。このへんは商社に関わらず、あらゆるサラリーマンに当てはまるのではないでしょうか?

 

総合商社から内定を貰うためには?

以上、「2年目の若手商社マンが語る総合商社の仕事内容と実態」でした!

まあ、総合商社といっても5社あるわけですし、部署によってやることも変わってくるでしょうから今回の記事はあくまで1つの参考にしていただければと思います。

そして、就活で商社に受かるためのテクニック的なところに関しては様々なサイトが無料で資料を公開しておりますのでそちらを参照していただければと思います。

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いやー、僕が就活生の時に無料登録サービスをやってほしかったなあ….

 

ともかく、過去は有料であったことからもわかりますが、とにかく内定者ES、選考対策、業界研究情報が他のどのサイトよりも充実しているのがUnistyleなのです。

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ではでは、長くなりましたが総合商社に入社することができれば人生勝ち組です。

皆さん是非とも就活頑張ってくださいね!

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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