本日は、金融志望だけど営業をやりたくない!そんなワガママな希望を持っている就活生のためのお話をしたいと思います。
ズバリ言うと、金融志望だけど営業をやりたくないなら、大手生保に行くべきです。
特に、あなたがマーチ以上の高学歴であるならば、なおさら大手生保に行きましょう。
ということで本記事では、大手生保において高学歴が営業を行わない現実、そもそも大手生保では採用の時点で営業とそれ以外を区別している実態をお話ししていきたいと思います。
あっ、一応言っておくと、大手生保とは日本生命、第一生命、住友生命、明治安田生命、かんぽ生命ですね。(大手生保5社)
他にも大手と言われる生保はありますが、一応本記事ではこれら5社を大手生保ということにしておきます。
目次
大手生保では高学歴の総合職は営業をしない
損保や銀行などは新卒で総合職採用されたら高学歴であろうとなんだろうと営業に回される可能性がとても高いのですが、大手生保では高学歴は現場で働くのではなく、内勤で働くことになります。
生命保険会社ってどうしても生保レディーの印象が強いせいで入社したら全員営業をやることになるというイメージが強いのですが、実は現場に出ている生保レディーのほとんどはニッコマ以下の低学歴になります。
高学歴は現場の営業で汗を掻くことはなく、快適なオフィスでパソコンをいじる仕事をするだけで済むのです。
そして、高学歴の内勤はそのまま出世して、仕事内容以上の高給をもらうことになります。
大手生保の内部ってこの意味では確固たる階級社会なんですよ。階級社会の上層に位置する高学歴集団は内勤で汗を掻くことなく高給を貰い、階級社会の低層に位置する低学歴集団は営業の現場で汗を掻き、結果を出せなければ低賃金で搾取される…
確かに一部の生保レディは営業でめちゃめちゃ成績を上げれば内勤の高学歴集団よりも高い給与をもらえる可能性もありますが、そんなのは極一部です。
大手生保の営業集団は離職率も高く、きつい営業を課せられ、一方で高学歴の内勤たちは社内で優雅に仕事をして、高給をもらうのです。
悲しきかなこれが現実なのです。
では、次は大手生保の採用区分について具体的に見てみることにしましょう。
大手生保の採用区分
わかりやすくするため、具体的に日本生命の採用区分について見てみましょう。
※日本生命の公式採用ホームページはこちらになります。
日本生命の新卒採用では、4種類の職種別採用を行っています。一つ一つ見てみましょう。
総合職
こちらは悲しきかな内定者はほとんどがマーチ以上の高学歴で占められます。
っていうか、ほぼ早慶以上です。同期が150人いて、マーチは10人しかいなかったみたいな意見もちらほら聞きますから、明確に学歴で線引きしていることは間違い無いでしょう。
そして前述しましたように、現場での営業はほとんどやりません。
唯一営業をするとすれば、大口顧客・大口契約に特化した営業部隊であるホールセールに配属された時くらいでしょうか。ただ、ホールセールは決まれば額がめちゃくちゃ大きいので、普通の営業と違って1件が決まるまでかなりの労力と時間がかかります。
その他の総合職の仕事は資産運用やコーポレートあたりでしょうか。
いずれにせよ、総合職は地頭の求められる仕事ですので、基本的に内定を得られるのは高学歴ということになります。
ただし、営業をしないから楽かと言われるとそういう訳でもなくて、例えばリテールに配属なんてされたら支店全体の数字が上がらなければ上から詰められます。
実際に数字を出してくるのは営業の仕事ですから事務作業をする総合職が上から詰められてもしょうがなかったりするんですが、それでも連帯責任として怒られるんですからやはり会社員である以上仕事は辛いのですねえね…
CS総合職
こちらは、地域総合職と言い換えるとわかりやすいでしょう。
総合職とほとんど同じ仕事をやることになりますが、大きな転勤と異動をしない条件で採用されます。コスパ悪いです。
同じ仕事をしていても、地域限定ということで昇進昇格が総合職より遅いのがこちらの職種。
営業総合職
こちらがガチの営業職ですね。
一応名目上は総合職と書いてありますが、昇進昇格面では総合職とは確固たる差があります。
ただ、完全成果主義なのでやればやったぶん評価され、超成績を上げて営業管理職にまで登り詰めればかなりの社会的地位を得ることができましょう…
っていうか、超成績がいい人はそのまま総合職に職制を変更して、エリートコースの仲間入りをしたりします。
かなり離職率は高いらしいですが、そこを生き残って総合職にいければ勝ち組になることができるようです…
っていうか、そこまで総合職が神聖化されているって本当に生保は階級社会なのですねえ….
法人職域FC
総合職のホールセールの仕事とほぼ同等ですが、小口の顧客相手であり、転勤移動がないという点で総合職よりも待遇が低い職種になります。
どういう人たちがこの職に就くかと言うと、言い方は悪いですがほぼ会社専門の生保レディになります。
基本的にこちらも営業部隊なのですが、4大卒以外であれば完全歩合制ということもあって離職率はどの職種よりも半端ないです。(4大卒は固定給)
1年目でももう既にめっちゃ辞めているようです…
ちなみに、生保レディのシステムってめちゃめちゃ儲かるシステムでして、完全歩合制なので人を雇えば雇うだけ儲かるシステムなんですよね。
しかも、特別なスキルがない人たちでもとりあえずマニュアルを覚えて商品知識さえつければ商品が売れてしまうというのですから、日本の生命保険会社は本当にスゴイ。
海外で生命保険ってそんなに発達していないですから、いかに日本の生命保険会社のシステムが優秀かがわかりますよね….
と、色々話が逸れましたが以上が日本生命の採用区分についての説明でした。ちなみに第一生命なども同じような採用を行なっています。
例えば第一生命でしたら、
機関職、総合営業職、機関経営職という3区分になりますが、
機関職:高学歴ばかりが集まるいわゆる総合職。
総合営業職:低学歴が集まるいわゆるソルジャー集団。
機関経営職:将来的な営業管理職候補だが、最初のうちは営業部隊としてソルジャーの仕事をさせられるため離職率が高い職種。
こんな感じの位置付けになります。
明治安田生命ならCareer VとかCareer Sとかいう名前のつけ方をしていますが、いずれにせよ名称が違えど主に高学歴が採用される総合職では、営業の仕事はほとんどありません。
すなわち、金融志望で営業に行きたくない!!というわがままな高学歴就活生にとっては、大手生保の採用方法はうってつけなのです。
ちなみに、低学歴でも第一生命で言う機関経営職に行って営業管理職になれれば営業をやらずに済みますね。
まあ、それまで数年間営業で成績を上げなければならないので離職率も高く、険しい道みたいですが….
資産運用好きなら生保に行け
さて、高学歴就活生が生保に入社することのオススメをもう少しお話ししておくと、生保だと運用部門に行かない限りは資産運用ができるんですよ。(まあ損保もできますがw)
銀行員は投資信託などの部門に行く可能性があるので資産運用に制限が加えられます。そのため、資産運用をして資産を増やしたい!!!
という人にとっては生保はピッタリな訳です。
今どき資産運用をやる予定すら無いなんて金融リテラシー低すぎますから…こういうところを見ても金融志望なら銀行なんかに行くんじゃなくて生保に行ったほうがいいのですよ…
また、銀行や損保ほど頭がいい人が集まらないので、非常に資産運用部門に行きやすいという利点もあります。
生保って人間力はあるけど、頭いい人は少ないんですよねえ…なんというか、一分野に対してディスカッションしてきた人とかはあんまいないんですよ。恐らく営業を重視する業界の慣習なんですけど、採用される人たちはバリバリの体育会系とか、チームをまとめてきた人が多いんですよね。
高学歴就活生諸君であれば金融資産を増やしたいと思うのは常でしょうから、その意味でも生保に行くのはオススメなのですよ。
生保は仕事でお客さんと揉めることが少ない
こちらも生保に勤めるメリットですが、金融の中でも生保はお客さんと揉めることが少ない職業であると言えます。
例えば銀行だったら住宅ローンの延滞者や破産寸前の企業の社長と揉めることなんてしょっちゅうあるみたいですからねえ…
損保でも、家の全損とか車の事故とか揉め事が多くて、その間に入っていかなければならないので非常にストレスが溜まるんですよねえ…
まあ、銀行や損保の実態、クソさについては当ブログでもご紹介しているので是非ご覧くださいw 下記に記事貼っておきますねw
*関連記事
→新卒1年目の銀行員が感じたメガバンクのクソさと実態
→3メガ損保を半年で辞めた社員に学ぶ大手損保のクソさと実態
生保は保険金の支払い部署にいたところで、損保ほど揉めませんからねえ…
ちなみに就職説明会では、損保では自分の辛い体験談ばかりを話すのに対し、生保は割と穏やかなお話をするのでその辺からでも業界の仕事内容の違いを感じられると思いますよw
大手生保志望の高学歴大学生にオススメの就活サービス
では、最後にそんな大手生保を目指す就活生のためにオススメの就活サービスをご紹介したいと思います。
Unistyle
ご存知の方も多いと思いますが、Unistyleは生保関連の業界研究記事、内定者ESはもちろんのこと、その他多くの企業に関する記事がたくさん掲載されております。
そして、それら内定者ES、選考情報、業界研究記事、就活にまつわるコラムを全て無料で閲覧することができます。
これは僕が就活していた2016年は3000円での会員登録が必要だったのですが、なんと今や無料登録で全ての記事を閲覧できるようになりました。(2021年3月現在)
いやー、僕が就活生の時に無料登録サービスをやってほしかったなあ….
ともかく、過去は有料であったことからもわかりますが、他のどのサイトよりも内定者ES、選考対策、業界研究情報が充実しているのがUnistyleなのです。
僕も就活生の時はもちろん使っていましたし、正直使わなきゃ損くらいのサービスですので大手生保等に行きたいのなら必ず登録しておくことをオススメいたします。
登録は下記からできるので良かったらどうぞ。こちらもタダで超高品質な業界研究記事を読めますので、就活生なら必ず登録しておくべきですね。
ONE CAREER
もう1つ、大手企業や有名企業を目指している学生にオススメなのがONE CAREERというサイトです。
知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、 こちらでも大手企業の内定者ES、選考情報、業界研究記事、 就活にまつわるコラムを全て無料で閲覧することができます。
特に選考対策の掲載企業数は4,000社以上、内定者ESも含むES掲載数は18,000件以上、就活体験談の掲載数は40,000件以上もありますからね…(2021年3月現在)
他にも総合商社特集の記事などがアップされていますね。実際に商社の人事の方へも取材を行っているようでして、そこらへんのナビサイトよりもよっぽど詳しくまとまっています。
ちなみにONE CAREERでは記事を誰が書いているか明確なものが多く、 例えば就活界隈では有名なトイアンナさんとか、 借金玉さんあたりも記事を寄稿しています。
ツイッターでも情報を発信しておりまして、 企業では珍しく中の社員さんがツイッターを利用して就活情報を呟いたりしています。
自信を持ってオススメできるサイトです。登録は下記リンクからできますのでよかったらどうぞ!
まとめ
ということで、まとめとしてですが、僕がいろんな金融パーソンと会ってきた感じでも間違いなく生保が一番職場環境が整っています。
特に、高学歴が金融に行くなら銀行、損保、生保の中では生保が一番良いんじゃないでしょうか?
まあ、五大生保の中でも日生や住生が体育会系とか色々違いがありますが、その辺は説明会とか面接で判断していけばいいでしょう。
営業をやりたくない人なんてたくさんいるでしょうから、採用の時点で営業とそれ以外の採用になる大手生保は非常に恵まれているんですよねえ…
マーチ以上の高学歴の皆さん!!!せっかく良い大学に通っていて、明晰な頭脳を持っているようなら大手生保の総合職に入社して存分にその頭の良さを発揮してみてはいかがでしょうか?
ではでは、金融志望だけど営業に行きたくない…そんな高学歴で頭脳明晰な皆さん!
是非とも大手生保に行きましょうw
僕の周りでも、損保や銀行に行った人たちはみんな口を揃えて「辞めたい」と言っておりますが、生保はそんなことはないので、きっと生保の高学歴の待遇は恵まれていると思います。
それでは!生保エリート目指してみなさん就活頑張ってください!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
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②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
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