営業と言えば、日々のノルマに追われ、お客さんに媚びへつらい、成績が上がらなければ上司から罵倒される…
そんな辛い仕事だと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、全ての営業が厳しい仕事だというわけではありません。
商品が勝手に売れるためこっちから売り込む必要性もなく、定時で帰宅できる楽でホワイトな営業職も中には存在します。
事実、僕は現在営業職として働いていますが定時で帰れていますし、非常にホワイトな仕事です。
友人の話を聞いていても、全ての営業職が厳しい労働環境に晒されているというわけではありません。
ですから仕事選びさえうまくいけばホワイトな営業職に就ける可能性はあるわけです。
ですが、「具体的にどうやって楽な営業職を選べばわからない…」と思われる方も多いと思います。
ということで本日は、ホワイトで楽な営業職を見極めるためのポイントをお伝えしようと思います。
楽な営業に就きたいなあ…とお思いの皆さんは是非ご覧ください!!
黙っていても売れる商品がある
1つ目のポイントはこちら。
営業において、黙っていても売れる商品があるというのは強いアドバンテージになります。
投資の話をして恐縮ですが、かの有名な投資家、ウォーレンバフェット氏は、「黙っていても売れる商品を作っている消費者独占型企業に投資しろ!」と主張しています。
黙っていても売れる商品を作っている企業とは、有名なバフェット銘柄で言えば「コカコーラ」が有名です。コカコーラは他社の追従を許さないほどの圧倒的なブランド力を持ち、昔も今も変わらず世界中の人々に愛飲され続けています。
ファストフードなどの飲食店の多くではメニューにコカ・コーラを入れていますので、特に営業をしなくとも世界中で飲食店が増えるたびにコカ・コーラの需要が増えていくわけです。
また、製薬大手のJohnson&Johnsonなんかも黙っていても売れる商品を作っております。
こちらの記事にも書いておりますが、薬は薬効が全てなのでぶっちゃけ効果さえ良ければ営業の必要はないわけで、売れるのが必然なのです。売れるのが必然となると、当たり前ですが営業が頑張らなくても勝手に商品が売れていくわけです。
ちなみにJohnson&Johnsonの営業職は「有給取り放題」「勝手に売れるから日中はやることがない」などと素晴らしい待遇です。その上営業利益率も高いので、新卒1年目でも年収550万円と破格の高給をもらっているのです。僕が今まで色々な人からお話を聞いた限りでは、Johnson&Johnsonの営業は最強に楽で給料が高いです。
例えばJ&Jの営業職の友人がいるのですが、黙っていても売れるので非常に楽な仕事だということです。その上有給も取り放題です。これは最強に楽な営業です。なぜなら黙っていても売れる商品を売っているからです。事実、J&Jの利益率は10年平均で18%です!こういう企業の営業は楽なわけです。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月6日
これはすなわち、黙っていても売れ、ブランドがあり、参入障壁が高く、他の追随を許さない商材をJohnson&Johnsonが扱っているからです。事実、J&Jの営業利益率は10年平均で18%です。メーカーでは5%あれば良いと言われる営業利益率がこれだけ高いのいうのは、まさに笑いが止まらないほど儲かっているということです。
一方で、薄利多売の企業の営業職などに就いてしまうと悲惨です。バフェットはこういった企業のことを「コモディティ型企業」と表現していますが、日本のお菓子メーカーなどのように利益率が悪く競争に晒される企業の営業職は必死に売り込まなければならないので厳しい戦いを強いられるわけです。
オススメの営業はズバリ、バフェットの言うところの消費者独占型企業の営業ですね。つまり、黙っていても売れる商品を扱う企業の営業です。一方で競争が激しく常に価格競争に晒される商品を取り扱うコモディティ型企業の営業は大変です!頑張らなければ売れないんですから!
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月6日
コモディティ型企業ってどこ?というと、競争が厳しく利益率が悪く、努力しなければ売れない商材を扱っている企業です。すなわち、テレアポをガンガンかけて新規営業をかけていかなければ売れない商材を扱っている企業の営業はブラックの可能性が高いということです。
以上から、参入障壁が高く、ブランドがあり、黙っていても売れる商品を取り扱っている会社の営業は楽で高給である可能性が高いと言えるでしょう。
社内雑務が少ない
とはいえ、売れる商品を作っており、商品がガンガン売れたとしても、社内雑務が多ければそれは面倒な仕事となります。営業が楽であっても、社内雑務が面倒すぎるせいで辛い労働になってしまうパターンも存在するのです。
商品が勝手に売れるのに残業が多い会社の具体例としては、日立製作所の営業が挙げられます。
本日は日立製作所の営業現場の闇をブログに書きました。
売上を上げすぎると怒られる、見積書作成の許可を貰うためのハンコ行列、工場に対する社内接待…どれも非効率の極みです!
子会社からの出向社員は見た!日立製作所の営業現場の実態 https://t.co/5PdiGLobGr
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月10日
こちらの記事(子会社からの出向社員は見た!日立製作所の営業の実態)に詳しく記載したのですが、日立の営業は商品が勝手に売れるのに関わらず、社内雑務が多すぎて残業残業の嵐なわけです。
例えば日立では見積書1枚を作るのに10個以上のハンコが必要な上、見積書作成を依頼するための書類も必要なわけです。さらには見積書の作成を依頼するのに社内接待もしなければならないのです。
冷静に考えて、見積書を1枚作成する許可を得るために見積もり調書を作成し、社内のお偉いさんのハンコをもらい、さらに工場にまで足を運んで社内接待までしなければならないなんて正気の沙汰じゃない。いくら勝手に売れる商品を作っていると言ってもこれでは辛い営業になりうる。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月10日
日立製作所の営業社員曰く、「営業の仕事は1割ほど。残り9割は社内のくだらないしきたりと慣習による雑務。」
とのことです。
こうなると、一番目の項目でお話しした「黙っていても売れる商品がある」という一点だけで会社選びをすると、痛い目に会う可能性があるわけです。
すなわち、日立製作所の営業において商品は勝手に売れるが社内雑務が多いので結果として楽な営業ではなくなる、というわけですね。
営業を希望される就活生の皆さんは、その会社の営業そのものの仕事内容もそうですが、社内ルールが面倒臭くないか、社内雑務が少ないかどうかまで確かめる必要があるということです。
日立製作所の営業の実態からわかることは、
「黙っていても売れる商品を取り扱っている会社であっても、社内雑務が多いとそれは辛い営業となりうる」
ということだ。
現に、日立製作所の営業職の仕事の9割は社内接待に社内雑務とのこと!理不尽に耐えられない社員はここでノックアウトされる。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月10日
社内雑務が少ないようならば、楽な営業である確率は高まります。
営業の仕事をチェックする際は商品が売れる商品かどうかをチェックすることも勿論ですが、社内体質にも気を配って見る必要があるということです。
ノルマが少ない
3つ目のポイントとしては、ノルマが少ない、もしくはノルマが無い営業は超絶楽だということです。
仮に売れる商品を扱っていたとしても、ノルマがあると人によっては辛い営業となりえます。どんなに楽な営業でも、ノルマがあるだけで精神的にくるものがあるのです。
ですから営業の仕事を選ぶ際は、ノルマの有無も確認する必要があるでしょう。
「ノルマの無い営業なんてあるの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ノルマのない営業の最たる例は新聞社の広告営業なんかがありますね。
こちらの記事(ノルマなし!これが日経新聞の広告営業の実態だ!)にも記載したのですが、日経新聞の広告営業はノルマがないため、ほどほどに仕事をするだけで高給なお金をもらえるのです。
新聞の広告営業は正直、1つ目のポイントである「黙っていても売れる商品」を売る仕事ではありません。なぜなら広告営業の競合は非常に多いからです。
企業が宣伝をしようと思った時に、新聞広告よりも効果的であろう広告なんてたくさんあります。例えばネット広告、中吊り広告…ありとあらゆる広告会社を競合としなければならないので、新聞広告の営業はバフェットの言うコモディティ型企業の営業と言えるでしょう。
しかし、日経新聞の広告営業はノルマがないために上記の2つのポイントを満たしていなくとも非常に楽な営業となっているのです。
このように、ノルマの有無を見極めることも楽な営業を見極めることのポイントになります。
(まあ、ほとんどの営業職にはノルマがあるんですけどね…)
営業の取引先がホワイトである
さて、こちらが最後のポイント。
営業職を志望するならば、必ず取引先をチェックしましょう。
なぜなら営業という仕事は取引先によって振り回される仕事だからです。
例えば取引先が深夜24時まで働く業界であれば、そこの営業担当も深夜24時まで付き合わされる可能性があるわけです。
僕がかつて書いた記事で言うと、電材業界の営業職のお話や建築資材メーカーの営業担当のお話がありますね。
これらの業界の営業担当の取引先は工事現場のおっちゃんとかです。工事現場は24時間夜通しで稼働していることが多いため、営業担当にも平気で24時間バンバン社有携帯に電話がかかってくるわけです。
建築資材メーカーの営業の友人なんかは、社有携帯が怖くて夜眠れなかったとも言っています。
営業の取引相手がブラック企業だと、それに合わせる営業の働き方もブラックになりがちなのです。これは重要なポイントですので覚えておきましょう。
ちなみに、取引先がホワイトであればそこの営業は非常に楽になります。
例えばお役所相手の営業だったらどうでしょう?お役所は17:00に閉まるので、17:00以降に営業活動をしようと思っても不可能なわけです。
従って、お役所相手の営業はホワイトになります。電話だって17:00以降は絶対にかかってきませんし、そもそもの営業活動は16:30以降は絶対にできないわけですから。
しかも、営業先から直帰が可能であれば17:00過ぎとかに帰れるわけです。これはホワイトな営業です。
優良営業職を志望するなら取引先もチェックした方がいいな。
例えば取引先が深夜24時まで働くブラック業界なら、深夜24時を回っても電話がかかってくる可能性があるわけだ。しかし、取引先が17時退社のお役所とかであれば17時以降の社外業務は発生しない。— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月10日
以上のことから、楽な営業を見極めるためには取引先の業界をチェックする必要があるわけです。
取引先がホワイトならば、そこの営業も楽である可能性が高い、そう覚えておきましょう。
まとめ。では、どうやって楽な営業職を探すのか?
以上、楽な営業を見極めるための4つのポイントを見てきました。
営業職に関する質問がPeingで多いので最近いろんな業界の営業社員のお話を聞いているのだけど、優良営業職の条件って非常に定義が難しい。
ただ、僕が思うに1.黙っていても売れる商品がある
2.社内営業が少ない
3.取引先がホワイトこの3つの条件を満たせば優良営業職ではないか。
— タコペッティ (@syakaisei) 2018年6月10日
この世に存在するかはわかりませんが、上記のポイントを全て満たす営業職があれば、その営業はとてつもなく楽な仕事であると言えるでしょう。
まあ、どれか当てはまるだけでも楽な営業だと思いますけどねw
で、皆さんが気になるのは具体的にどうやって上記のポイントを満たす営業職を探すの?
ってことだと思うんですが、それはひたすら業界研究、企業研究をすることです。
今は学生のための就活サイトが充実しているので、そういった就活サイトを利用して徹底的に業界研究と企業研究をしましょう。
僕オススメのサイトだと、UnistyleやONE CAREERなんかはめちゃくちゃいいですねえ… 超詳しく業界研究ができますよ…
例えばUnistyleでは、「メガバンク入社2年目の行員が語るリアル」など、業界の悪いところまで赤裸々に描かれている記事が多数公開されております。
各業界の営業職の実態についての記事も数多く掲載されております。下記リンクから登録できますので、まだ登録してないよ!って方がいらっしゃいましたら是非とも今のうちに登録しておきましょう。
また、ONE CAREERでは就活界隈では有名なトイアンナさんとか、 借金玉さんも記事を寄稿しています。お2人とも人生経験が豊富なだけあってそこらへんのライターが書いている記事とは一線を画する内容ですので、皆さんも是非読んでみましょう。
まだ登録していないよ!という方は下記リンクから登録できますのでよかったらどうぞ。
で、これらのサイトを利用して業界研究と企業研究をしても、現場のお話ってのはなかなかわからないと思うんです。
例えば社内雑務が多いかどうか、取引先がホワイトかどうかですね…
こうした現場の実態を聞くためにも、是非とも社員訪問をしましょう。
そして、社員訪問はできれば自分の大学のOBに頼むのが良いです。自分の大学のOBがその会社に在職していなければしょうがないですが、そうでない限りはなるべくOBを尋ねましょう。なぜなら自分の大学のOBならば赤裸々に社内の実態を語ってくれるからです。
そして、自分の大学のOBを探すためにはビズリーチ・キャンパスを利用するのがオススメです。
ここに登録しておくと、学生はビズリーチ・キャンパスに登録している社会人の中から好きな社会人を選び、自由にメッセージを送ってOB訪問をすることができます。
東大なら東大、慶應なら慶應のOBにアポイントを取って、気軽にOB訪問をすることができるわけですね。
ちなみに僕は慶應OBですが、僕も登録しておりますw
詳細はこちらの記事(【慶應生へ】タコペッティ、ビズリーチキャンパスに登録したよ)をご覧いただければいいのですが、まあ、皆さんからのOB訪問待ってますw
まあ登録はタダですので、まだ登録していないよ!という方は今のうちに登録しておきましょう。登録は下記リンクからどうぞ。
ということで皆さん、是非とも楽な営業職に就いて、人生の勝ち組になりましょう!!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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