最近、新卒フリーランスという言葉が流行っています。
が、会社を2回辞めて転職を2回経験した僕からすると「アホなん?」と思わずにはいられないので今日はそのことを書いてみようと思います。
まあ、最初に言っておくと別に社会で通用するスキルを持っていて、それで金を稼げるなら新卒フリーランスになってもいいと思うんです。
例えばITフリーランスとして学生時代から活動していて月収100万円を達成した人とか、ブログで元々月収100万くらい稼いでいた人とか、このクラスの人たちだったら新卒フリーランスでも全然いいと思うんですよ。
何故ならそういう人たちは別に会社から給与を貰えなくても生きていけるほどの収入を得ており、かつ自分で生きる術を身につけているからです。
要はITフリーランスもブロガーも起業家と同じだと思うんですよね。
自分で業を起こして生計を立てられる以上、無理に会社なんかに勤めなくていいだろうという。
ですが、僕がよく見るのはなんのスキルもないのにただただ会社に行きたくない、社会に出たくないからフリーランスとして生きます!と言う若者たち。
いやいや、フリーランスのほうがよっぽど大変だって。会社員の方が圧倒的に恵まれてるんだって。
自分で稼ぐ術を身につけていない若者がフリーランスになりたい!とか言っても全く説得力ないですし、稼げてない、自分で食えないやつにフリーランスになりたい!とかいう資格は無いと僕は思うのです。
ということで、本日は社会に出て働きたくない!けれど自分で金を稼ぐスキルはない。でも新卒フリーランスになりたい!とか言っている甘い大学生にモノを申したいと思います。
今スキルないなら、そのための努力したの?
今現在でスキルが無い人でもこれから身につけられる努力ができる人ならいいと思うんですよ。
例えば若手お笑い芸人さんなんかは今は食えてなくてもいずれ自分で稼いでビッグになる夢を見て芸を磨いているわけですから。それはそれで良いと思います。
ただ、僕がよく見るのは自分で稼ぐ努力、自分でスキルを身につけるための努力すらできなさそうな若者たちです。
あっ!この人の考えは甘いなー。とか、この子はどう考えても自分で道を切り開いていくとかできなさそうだから大企業向きだな…
とか、いろんな人と会っていくうちに最近なんとなくですがわかるようになってきました。
フリーランスでやっていけるような本当にできる人って、最初から行動してますし努力もしてるんですよね。
今も努力しない、将来も努力しないような人がフリーランスでやっていけますか?ってことです。
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所属組織が何もない、孤独な生活を想像したことがあるの?
お金、生活の面以外で気にしていただきたいのがこれ。
大学生のみなさんはよっぽどの人でなければ今まで中学、高校、大学となんらかの所属組織に属して人生を過ごしてきたことでしょう。
新卒でフリーランスになったら、所属組織に属するというレールを人生で初めて外れるようになるのです。
皆さん、周りの同級生、友人たちが会社に入って楽しそうに働いている中で、自分だけが1人孤独に毎日自宅に引きこもって過ごしていたらどんな感情になるでしょうか?ちょっと考えてみてください。
僕だったら寂しいというか、ヤバイ!って感情になると思いますね~。
事実、僕も無職、フリーターを経験したことがありますが周りは働いてるのに自分だけ働いてないのはヤバイ!って感覚になりましたから。
フリーランスになりたい!っていう人は所属組織も信用もない中で1人孤独に耐えられるか、孤独の中で1人黙々と仕事を受注して稼ぎ続けられるか、というのが勝負になってくると思いますね。
自分で仕事見つけてこれるの?
会社員だったら仕事は自動的に降ってきます。
仮に窓際族的な地位に落ち着いて仕事が全くなくとも、仕事をしていると見なされ給料は貰えます。
ちなみに新卒半年で窓際族の地位を確立した僕の知り合いのお話も当ブログで紹介しておりますので気になる方はご参考ください。
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新卒入社半年で窓際族の地位を確立した男
しかし、フリーランスになったらそうは行きません。
フリーランスになったら仕事を自分で見つけてこなければなりません。そしてその仕事をこなしてお金を貰うという流れです。
サラリーマンみたいに、勤務時間中常にお給料が発生しているという状態はあり得ないんです。
だからフリーランスは究極の成果主義ですね。僕が思うにフリーランスでやっていける人は会社でも絶対にうまくやっていけると思います。
僕が新卒フリーランスを目指す学生に言いたいのは、自分で仕事を見つけて見積もりだして、仕事を受注して仕事をこなして成果報酬を貰うというその一連の流れをこなせるのか??ということです。
いやいや、クラウドソーシングで別に営業力なくとも仕事受注できるやんけ!!
とか言う方、クラウドソーシングって超買い叩かれますからね。それわかってます?
世の中にはフリーランスといっても年収200万とかで生活している人もいるのです。いるのですというか大半はそんな人たちです。
仮にスキルがあっても下請けは買い叩かれるというそんな世界なんですよ。
そんな世界を見てもなおまだフリーランスを目指しますか?ということです。
新卒フリーランスになって結局何者になりたいの?
最後に僕が言いたいのがこれです。
結局あなた何者になりたいの??
と疑問に思わずにはいられません。
目標までは決めなくて良いですけど、自分が何者になりたいかくらいは決めておいたほうがいいでしょう。
例えばプロブロガーになる!とか、起業家になる!とか、お笑い芸人になる!とか政治家になる!とかなんでもいいです。
組織に属さない以上は、あなたは大学を卒業したらもう何者でもありません。
あなたは一体何者になりたいのか??これをしっかりと決めておくことが必要です。
ベストセラーの「何者 (新潮文庫)」にも書いてありますね。就職して初めて何者かになれるって。組織に属したらどこどこ会社のマルマルさん、と何者かにはなれますが、フリーランスであれば自分で肩書きを作らない限りは何者にすらなり得ません。
自分が何者になりたいのかはしっかりと見定めておきましょうね。
まとめ
以上見てきましたが、フリーランスって会社員より100倍大変ですよ。
ここには書きませんでしたが税金年金保険の話とかもありますしね。会社員だったら税金年金保険のことなんて考えなくても会社が払ってくれるのです。
フリーランスはお金周りのことも全部勉強が必要です。
フリーランスって、最強に仕事ができて自分の身の回りのことができて頭がいい人でないとなれないと思います。
安易にフリーランスになりたい!とか言ってる大学生のみなさんは是非とも身の程を弁えて就職かフリーランスか決めましょうね。
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ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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ではでは
初めまして。
長くドイツに住んでいて音楽(クラシック)の仕事をしている者です。数年前まで組織に属していて今はフリーランスで頑張っています。
この記事を読んで、フリーランスで生きて行くという事に関して自分の言いたい事を全て表現してくれていると感じました。物事にはプラスもありマイナスもある、リスクを知った上でスキルを磨いていき将来につなげて行くのがどれだけ大変か、よくわかります。
とりとめのない文章になってしまいましたが、ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
そう仰っていただくと私もこの記事を書いてよかったなと感じます。
私もいずれフリーランスになりたいので、いつかはリスクをとって挑戦したいですね…
フリーランス頑張ってください。私もいずれなれるように頑張ります。
ありがとうございました!
あなた就職した人間は負け組といってましたよね?
矛盾していると思いませんか?
コメントありがとうございます。
確かに、10ヶ月ほど前に書いていましたね。
矛盾しています。ご指摘ありがとうございます。
ただ、就職しないでも稼げるスキルのある人は本当に勝ち組だと思います…
大多数の人は組織に所属しないと生きることができないので、ラットレースから抜け出せず、結果苦しい思いをすることになると思います。