外資系メーカーから戦略コンサルへの転職を成功させた一流ビジネスマンはこう言います。
「就職、転職活動において最も重要なのは定量的に自分の能力を示すことであり、TOEICの点数はほぼ唯一能力を定量的に量れる指標である。」
間違いないですね。
面接で同じような受け答え、同じような学歴であればTOEICの点数の高いほうを採用するでしょう。
10点しか差がないようであれば他の項目で判断しても良いでしょうが、200点も300点も差があれば点数の高いほうを採用するに決まっています。
何故かといえば、TOEICの点数には努力が反映されるからです。TOEICで高得点を取得できる人間は努力ができる人間ですし、努力ができる人間は企業が求める人材でもあります。
つまりは、TOEICで高得点を取ることは自分が努力できる人間であるということの証明になり、企業への最大のアピールになるのです。
ということで、就職活動を成功させるべく僕が大学生時代に実践したTOEICの具体的な勉強法をお話しようと思います。
「ちょっと待って!タコペッティさんは元々英語ができたんじゃないの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は帰国子女でもなんでもないし、英語を勉強したのは大学受験のときだけ。英語を使用する機会があるとすれば海外旅行に行ったときくらいですし、海外旅行でも片言の英語しか喋れません。
そんな僕は就活が始まって慌ててTOEICを受験しましたが、点数は600点程度でした。このままではどこからも内定を得られない!と一念発起し、就活の合間を縫ってTOEICの勉強を開始。
その結果、たった3ヶ月で200点も点数がアップし、800点以上の点数をTOEICで取得することができました。
特に講座に通ったわけでも、留学したわけでもありません。
それでも独学で、わずか3ヶ月間で、TOEICで800点を取ることに成功したのです。
どこにでもいる普通の大学生が独学で、たったの3ヶ月間でTOEIC800点取ることに成功した、その方法論とノウハウをご紹介したいと思います。
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目次
TOEIC600点だった頃の僕の英語力
まずはTOEIC600点を取得したときの僕の英語力ですが、リスニング力はというと海外旅行へ行っても外人さんが何を言っているかわからず、筆談してやっと内容が理解できる程度でした。
リーディングに関しては世間一般の大学生並みには英文を読めたと思いましたが、大学受験から既に3年が経過しており継続的な英語の勉強などは特にしていなかったため読解力は衰退の一途をたどる一方。
英語力がピークであった大学受験のときと比べれば英語長文が読めなくなっているのは当然のことでした。
そのぐらいの英語力でTOEICの過去問も一度も解かず問題傾向もわからずに初めて受験したTOEICの点数は600点….
絶望しましたよね。
そこから僕は決意したのでした。
次回のTOEICまでに必ず200点アップして800点以上の点数を取る!と。
以下、僕が実際に3ヶ月で600点から800点へTOEICの点数をアップさせるまでに行った具体的な勉強法を記載していきます。
以下の勉強法を同じようにこなせば、TOEIC600点程度の英語力の素地があれば必ず800点を取れるようになれます。
わずか3ヶ月で600点から800点に!具体的な勉強法
TOEICの概要・問題傾向を知る
まずは当たり前ですが、TOEICの問題傾向・概要を知ることです。
大学受験をする際には必ず大学の過去問を事前に解きますよね?
まずは敵を知るところから。試験に突破するための鉄板です。
そもそも僕はTOEICの過去問を解いたことがないどころか、大問何番にどんな問題が出るかなども把握していませんでした。
こんな状態で受験するなんてありえないですよね。
大問何番にどんな問題が何問出て、どのように解くのか、時間配分をどうするのか、試験を解く上でのテクニックをまずは学びます。
TOEICの問題傾向を知るのにお勧めの参考書がこちらです。
僕は友人からこの参考書を勧められたのですが、TOEIC初心者にとってわかりやすく、TOEICがどのような試験かについて解説されています。
2016年に問題が改訂される前に出版された本ですが、TOEICは問題が変わっても問題のスタイルと出題傾向自体は変わりませんので、今でも通用するバイブルです。
大問1問ずつに細かく問題傾向が書かれており、問題ごとにタイプ分類が行われ、タイプ別の出題率まで記載されています。
例えばリスニングPart3の会話文聞き取り問題では、
・同僚同士の会話=45%
・お客とお店の人の会話=35%
・上司と部下の会話=10%
・会社の中の人間と外の人間との会話=10%
と記載されています。
TOEICは問題が回収されるはずですが、著者の長年にわたるTOEIC分析により完全にTOEICの出題傾向が明るみに出されてしまっているのです。
まさに、「TOEICを研究尽くした著者によるTOEIC分析本」と言っても過言ではありません。
TOEICの分析のみならず、きちんと練習問題と解説もついております。解説は非常に丁寧。TOEIC初心者が間違えやすいところからTOEIC800点の上級者でさえも間違えてしまう問題まで幅広く問題が集められています。
問題を解きながら、解説を丁寧に読んでTOEICの問題傾向を掴みましょう。
そして、ここが重要なところなのですが、こちらに記載されている問題・文章はほぼ全て丸暗記しましょう。
でないとやった意味はありません。
勉強ができない方に多いのが「多くの参考書に手を出して結局どれも消化不良に終わる」というパターンなのですが、これは本当に意味がありません。
やるなら徹底的に一つの参考書を使い倒しましょう。
特にこちらの参考書にはCDがついておりますので、CDが擦り切れるくらい英語をひたすらシャドウウィングすることをオススメします。
イントネーションや発音も含めて全文を丸暗記してしまうくらいひたすらシャドウウィングをします。そうすればTOEICの英文傾向、問題傾向が嫌でも脳の中に入ってきます。
※シャドウウィング=英文をCDで聞き、それに合わせて音読すること。英語通訳者の英語練習法としても有名。
TOEICの問題演習をする
TOEICの問題傾向を掴んだら次に演習問題を解くわけですが、まずはTOEIC公式問題集に掲載されている問題1回分を2時間フルに使って解いてみましょう。
この際に、途中で休憩を入れたりしてはいけません。
あくまで本番さながらの状態で1回分を解くのです。
これは、TOEIC本番にきちんと自分が集中力を保てるかどうかを計る練習でもあります。
TOEICはある意味集中力の試験と言っても過言ではありません。
人間の集中力は50分程度しか持たないといわれているので、2時間もの間ずっと椅子に座って試験問題を解き続けるのはなかなか至難の業です。
特にリスニングなんかは一度集中力が切れたらもうわからなくなりますから。
集中力を鍛える試験だと思ってがんばりましょう。
一度一回分過去問を解いてみたら、採点をして自分の苦手な分野を把握します。
問題傾向を把握し、対策を練った上で解いた過去問の結果は、あなたがTOEICの点数をあげる上で非常に重要なものとなります。
そこで多く間違えた大問を重点的に対策すれば、TOEICの点数は飛躍的に上昇するでしょう。
TOEICのテクニックを覚える
TOEICの問題傾向を把握し、本番さながらの環境で過去問を解いたら、お次はTOEICのテクニックを覚えましょう。
えっ?英語の試験なのにテクニックなんてあるの??と思われた皆さん、試験には必ずテクニックが存在するのですよ。
TOEICの最強テクニック本がこちら。ロバート・ヒルキ氏著書の「TOEICテスト・直前の技術」です。
7日間で完成!という見出しですが、一ヶ月くらいかけてもいいのでこちらをやりこみましょう。
文章を読まずに前後の単語だけで解答を導き出すテクニックや、リスニングでぼんやり聞こえてきた単語から選択肢を絞るテクニックなど、目からうろこのテクニックが満載です。
テクニックだけでなく、問題も上述した「はじめての新TOEICテスト 完全攻略バイブル」と比較するとほどよく難易度が上がっているので練習にはうってつけです。
こちらもCDがついておりますので、CDがある箇所は問題を覚えてしまうくらい徹底的にシャドウウィングを繰り返しましょう。
全てを徹底的にこなしたら、腕試しに巻末のTOEIC模試を解いてみましょう。
難しくできているので、こちらの模試で800点を取れたら本番でもきっと800点を取ることができると思います。
あとは実践問題を解きつつ、苦手なPart対策をする
ロバートヒルキの本を完璧にしたら、あとはひたすらTOEICの公式問題集を解きまくりましょう。
リスニングパートは暗記できるレベルまでにシャドウウィングを繰り返し、出てきた単語は全て暗記していきましょう。
基本的に解いた問題は文章も含め全て覚えるくらいの勢いで解くと良いです。TOEICは本番でも毎回似たような問題を出題してきますので、同じように解いた問題でも何度も何度も繰り返して頭に叩き込みましょう。それがTOEICで点を取る為の秘訣です。
・長本さん著書の「新TOEICテスト完全攻略バイブル」
・ロバートヒルキ著書の「新TOEICテスト直前の技術」
・TOEIC公式問題集
この3つの問題集のみ完璧にすれば他の問題集は必要ありません。
勉強のできない人はやたら色んな問題集をやりたがりますが、成績を上げるためには少ない良問題集を完璧にこなすほうが効率が良いです。
元々TOEIC600点取れる人であればこれだけやれば確実に800点は超えます。
正直800点ってそこまで難しいハードルではないと思うので、以上の問題集に掲載されている英文を暗記するくらいシャドウウィングして、英単語も全て覚えれば余裕で達成することができます。
900点を取ろうと思うとより綿密な計画と勉強が必要になってきますが、それはまた次回に譲るとして、とりあえず800点を目指す方は僕が今言った勉強法をこなすようにしてみてください。
まとめ
以上、TOEICで600点から800点を取るための具体的な勉強法について解説してきました。
TOEIC600点というと基本的な英文法、英文読解法などは身についていると思います。
あとはリスニングセクションで聞き取りの精度を上げ、リーディングセクションで自分の知らない英文法、単語を暗記し、読解スピードをあげることが必要になってくると思います。
そのための具体的な作業が上述した参考書を使用した勉強であり、丸暗記する勢いで本気でこの2つの参考書のみをこなせば確実にTOEICの点数はアップしてきます。
就職、転職では英語を使う業界であろうとなかろうと必ずTOEICの点数は見られますし、点数を上げておくに越したことはありません。
この記事を読んだくださった皆さんがTOEICの点数をあげることができれば幸いです。
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