就活のときって色々な人が色々な意見を言ってきますよね。
「ベンチャー企業のほうが圧倒的な成長ができるよ!」とか、「
正直、
判断できないのはしょうがないし、
例えばベンチャーで働いてる人なんかは
「ベンチャーは裁量権も大きいしやりがいがあっていいぞ!
と、
いやいや!あんた大企業で働いたこと無いやん!っていう。
あと、
就活生には是非とも社会の仕組み、構造、大企業倫理、
ということで、
一部、
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目次
社会人の基礎を一から叩き込んでもらえる
ベンチャーに行きたがる就活生がよく言うのが
「成長したい!だからベンチャーに行く!」
という言葉なんですが、本当にベンチャーで成長できるのでしょうか?
ベンチャーでは教育体制や研修体制が整っていないのがほとんどで
そしてベンチャー企業のOJTでは大企業であれば注意される振
ベンチャーでは周りの社員がそうしたきちんとした教育、
例を挙げると、社会人の基礎とも言える電話応対ですが、
「3コール以内に電話に出る」「
大企業であれば研修で電話応対マニュアルが渡され、
ベンチャー企業だと配属されてから敬語が間違っていても周りに何
「敬語ができないから仕事ができない!」とか「
こうした社会人の基礎力を鍛えるという面では大企業の教育に勝る
潰れにくく安定している
何を言ってるんだ!シャープ、東芝の件があるじゃないか!
そこらへんの中小零細企業と比べれば圧倒的に安定していますし、
仮に潰れかけの大企業に入社してしまったとしても、
去年新卒で東芝に入社した僕の友人も2年目ですが元気にやっております。
なんでこんなに「大企業はもう安泰じゃない!」
実際には大企業は大企業なだけあって企業体力がありますし、
東京電力だってあれだけの事件を引き起こしておきながら国が守っ
そこらへんのベンチャーや中小零細企業のほうがよっぽど潰れまく
それでやたらマスコミが「大企業でも安心できる時代は終わった」とまくし立てるおかげで就活生は中小ベンチャーのほうが安泰なんじゃないのかみたいな幻想に陥ってしまうわけです。実際はまだまだ大企業のほうが安泰なのに。
「年功序列、終身雇用」の文化はもう終わりだ!
徳川時代に身分階層がはっきり分かれていたのと同じように、社会構造なんてのは余程のことが無い限りなかなか変わらないものです。
大きな仕事ができ、汎用的なスキルが身につく
大企業は潤沢なリソースに会社のブランドを使用できるので、
例えば僕が経験したことで言えば企業のイベント、
展示会に行ったときは是非企業ブースに注目してみてください。
しかし、名だたる大企業のブースはどうでしょうか。
もし大企業の展示会担当責任者なんかになろうものならそれだけの大規模イベン
一方中小企業では、
中小ベンチャーのほうが自由に、
中小ベンチャーは知名度もなければ資金もない、身に付くスキルもそこでしか使えないスキルばかりです。
大企業からベンチャーには転職できるが、ベンチャーから大企業へは転職できない
こちらも世の仕組みなのですが、大企業から中小ベンチャーへ転職するのは簡単ですが、中小ベンチャーから大企業へ転職するのは不可能です。
大企業は新卒至上主義がまかり通っているというのも勿論ありますが、そもそも根本的に大企業と中小ベンチャーの仕事内容が異なるのです。
大企業はプロジェクトの全体像を考えて意思決定をすることが仕事ですが、中小ベンチャーは大企業から依頼されたタスクをこなすこと、が仕事になります。
例えばSE業界なんかが顕著なんですが、SE業界は完全なるピラミッド構造になっております。
トップに君臨しているのはNTT、日立、富士通らの大企業であり、それらの大企業が下請けにプロジェクトを投げていく構図になります。
この際にプロジェクトの意志決定をするのは全てNTT、日立、富士通らの大企業ですが、実際に手を動かしてプロジェクトを作るのはその下の関連会社・子会社になります。
IT系の会社を受けようと思っているなら主要取引先ないし主要株主を是非確認してみてください。大体は日立とかNTTとか富士通系の名前が入っているはずですから。そこから、「ああ、この会社はNTT系列の会社なんだな…」とかいうのが判別できます。
つまり、大企業の下に位置する中小ベンチャー企業は大企業から割り振られたタスクをこなす仕事しかできず、全体像を把握して意思決定をするという仕事を体験することができません。
するとどうでしょう。中小ベンチャーでいくら優秀であっても、プロジェクトの中の一部の仕事しか経験していないのでその経験を大企業で活かすことは不可能になります。
逆に大企業にいた人であれば全体像を熟知しているので、中小ベンチャーへ転職したとしても全体像を把握した立ち居振る舞いを行うことが可能になります。大企業の仕事内容を熟知しているので大企業から大企業への転職も可能になります。
就活生諸君は、このような日本企業のピラミッド構造を把握すべきなのです。
就活漫画「銀のアンカー」では、キャリアのプロである草刈氏はこう発言しています。
「下請け孫請けの仕事で能力を磨いても、そこのレベルで止まってしまう。上にビルドアップしていくシステムそのものがないのだ」
日本社会の真理を表していると思います。
ファーストキャリアが中小ベンチャーであれば、一生下請け孫請けの仕事しかできないということです。
つまり、新卒就活で大企業に入れなければ一生大企業に入ることはできない、企業社会で上に這い上がることは一生できない、ということです。
仕事をしなくても高給
さきほどの話にも繋がるのですが、基本的に大企業は仕事をあまりしないで済みます。
何故なら下請け孫請けの方々が大企業の社員がこなさねばならないタスクをやってくれるからです。
SE業界の例であれば、上流工程の大企業は下流工程の下請け企業にプロジェクトを投げるわけですから当たり前ですが仕事はありません。その割に下請けの方々よりも高い給料をもらっております。
そして本業の仕事が無い代わりに、仕事のための仕事が大企業にはたくさんあります。
働き蜂の理論というのがあるのですが、大企業では本当に必要な仕事をしている人が2割、さほど必要のない仕事している人が6割、仕事のための仕事をしている人が2割に及びます。
つまり8割の大企業社員はさほど必要のない仕事をしているわけです。もしかすると業者に発注したほうが人件費を使うより安く済む仕事がたくさんあります。
それでもあえて業者に発注することなく人件費を使ってくれるのは、大企業の雇用維持のためです。社員が路頭に迷っては困るからと雇用維持のための仕事を与えてくれているのです。
大企業社員、忙しぶってる人多くない?と思うのはそのためです。
実際は今の世の中、仕事なんてそんなにないんです。週5で8時間労働もする必要が無いんです。
それでも給料を払うための仕事を大企業は用意してくれているわけです。なんて親切なんでしょうか!
さらにそれでいて大企業社員は中小ベンチャーと比べて圧倒的に高給ですし、ボーナスも多く、残業代もきちんと出るところがほとんどです。
ほとんどの中小ベンチャーなんかボーナスが出たとしても雀の涙ですからね!
2017年の東芝の夏のボーナスが2.5カ月分らしいですが、これって中小ベンチャーからしてみればめちゃめちゃ多いです。
普通の中小ベンチャーならば良くて一カ月分、無いのも普通ですから東芝がいかに恵まれているかがわかるでしょう。役職に就いていても今の東芝に満たないボーナスしか貰えていない中小企業社員なんか一杯いますからね。
いかに大企業が恵まれているかがわかるでしょう。
以上、新卒で大企業に入るべき理由を書いてきました。
しかし、人によって大企業よりも中小ベンチャーに行ったほうが良い例もありますし、大企業にもデメリットはあります。
それでも一部の人を除いて多くの就活生は背伸びしてでも大企業に入るべきです。それが多くの人にとって安定して楽に幸福に暮らせる道なのですから。
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ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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ではでは
突然のコメント失礼します。
このサイトを見て、何としてでも大企業に行きたい!と考えたのですが、私は偏差値40程度の地方私立大学で、さほど高学歴と言うわけではありません。
そんな私ですが何としてでも大企業に就職したいです。或いは大企業並みに待遇の良い中小企業(大企業の子会社で大企業に準じる福利厚生を持っているところなど)でも良いのですが…どうやったら大企業に就職することができるでしょうか?その方法を教えてください。
コメントありがとうございます。
そうですね。18卒の方でしたら今の時期ですと大手の採用はだいたい終わっているので、準大企業に的を絞るといいと思います。
地方ですとなかなか難しいので、首都圏か関西圏に出向いて就活を行うといいと思います。
http://takope.net/naitei-kimaranai-august
こちらのページにてまだ内定を持っていらっしゃらない就活生向けの就活法を書いておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
就活エージェントなどを使えるのであらば利用するといいと思います。
もし首都圏や関西に出向くことが難しいのであれば、経産省の発表しているグローバルニッチトップ100選
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/gnt100/
などを参考にして隠れ優良企業を探すといいと思います。
上記がもし厳しいようであれば、年齢がいっていなければ就職留年をするのも手ではあります。(大卒で2浪の年齢までは新卒で許容範囲内です)
就職留年をすれば来年も新卒カードを使うことができますので、一から大手を受けることができます。
(もちろん、就職留年したそれなりの理由を考えておかなければなりませんが)
ご回答になっておりましたでしょうか?
また何か質問ございましたらお答えいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
いつもブログ見させていただいております。
23年卒の大学生です。映像系の大学に所属し成長を第一に考えていた私は映像制作会社を志望していました。ですがタコペッティさんと、「銀のアンカー」を読んで大手がいいと思うようになりました。
「銀のアンカー」の田中雄一郎のように、流されやすく、田中雄一郎より勉強をずさんにしてきた自分は流されたまま推薦で大学に入りアニメーション制作を、夢を仕事にしたいと思っていました。
ですがポートフォリオ作ってクリエイターとしてやってくのもやりがい重視で映像制作の下請けに入るのも自分には向いてないのではと考えるようになりました。
大手のインターンやOB訪問とかとにかく行動しながら修正していって大手を目標に頑張りたいと思います。