
大企業…それは労働者の命を削る代わりに恵まれた福利厚生と高給を保障してくれる組織。
言い換えれば、労働者を一生不自由なく守ってくれる代わりに労働者の手足を縛り付ける存在が大企業と言えるでしょう。
え?
労働者の命を削るなんて言いすぎだって??
いやいや、企業に属するというのは自分の時間、すなわち命を差し出すという意味ですよ。
マルクス経済学を勉強すればそれはわかります。
特に大企業はながーい研修とOJTで労働者を洗脳してきますからねw
大企業社員とは、自分の一生を企業に捧げる奴隷と同義なのです。
と、悪いことばかり書いてきましたが、大企業も考えようによってはそんなに悪いものではありません。
何故なら、無駄を生み出すことによりお金がもらえるからです。
言い換えれば、特に何もせずとも企業で無為に時間を消費していれば自動的に高いお給料をいただけるということです。
ただ大企業に所属するというだけで高いお給料と福利厚生を享受できるわけですから、それはそれで恵まれていると僕は思うのですよw
で、本題なのですが、本日はそんな無駄を生み出す大企業の実態を書いてみたいと思います。
題して、辞めてわかった!大企業の無駄な仕事6選!です!
目次
新入社員研修
業務という業務ではありませんが、僕が入社して最も無駄だと感じたのはこれです。
お辞儀の仕方とか、名刺の渡し方とか、電話の取り方とかを研修で学ぶんですけど、ぶっちゃけ要ります??これ??
ちなみに僕は現在、ブログ業やライター業などで自分でお金を稼ぐと同時に企業に雇われて営業もやっていますが、どちらの仕事にも研修が役に立ったと思ったことなんて一度もありません。
まあ、強いて言うなら工場研修の経験は営業の話のネタになるのでそこは唯一役に立ったとは言えますが、本質的な仕事の面で言えば研修ノウハウは一個も役立った覚えがないですね。
冷静に考えて、名刺の渡し方が悪かったから取引は反故だ!なんてあるわけないんですよ。最低限のマナーはあってしかるべきですが、本質はそこじゃ無いんですから。
それにも関わらず大企業は研修を1ヶ月も2ヶ月もやるわけですから、本当に無駄に時間を過ごすことでお金を貰っているようなもんなんですよね~w
逆に考えれば、ただただ受け身で時間を過ごしているだけでお金を貰えるのでありがたいっちゃありがたいんですけど!
ちなみに企業の新入社員研修の内容ですが、三菱商事とか三井物産みたいな超一流大企業ですら、グループワークで「商社が生き残るにはどうすればいいか、模造紙にまとめあげて発表しよう!」なんてやるんですよww
そんなの小学生のお遊戯レベルじゃないですかw
超一流大企業に入ってもそんな低レベルなことをしなければならないのです。
事実、僕の友人はそんな無駄な研修に嫌気がさして某総合商社を半年で辞めて自分で事業やっていますからねw
受け身で無駄な時間を過ごすだけでお金がもらえるのを良しとするかは人によると思いますが、ともかく大企業の研修で仕事に役立つことなんて1つもありません。究極に無駄な数ヶ月と言えるでしょう。
無意味なメール文化
さて、ここからは個別の事例を見ていきたいと思います。
第一、大企業において最もムダだと思うのはメール文化ですね!
僕はもう大企業のメール文化は廃れてもいいと思っているんですが…
Snapmartの社長のえとみほさんもツイッターでこんなことを呟いていましたよ。
広告代理店各位がSlackかChatwork導入したら劇的に業務のムダ省けることを保証できるんですけど、誰か偉い人に進言してくださいませんか?見てるとメールの応酬がチャット並みに多すぎてヤバいし、かと言って個人のFacebookでやり取りも情報管理的にもヤバいですよね?(拡散希望)
— えとみほ (@etomiho) 2018年3月9日
現場の子たちはわかってるんですよ、チャットツールとかクラウドサービスとか使った方が絶対いいって。でも会社で禁止されてるから、しょうがなく個人のFacebookメッセンジャー使ってやり取りしてたりするんですよね…どうにかならんですかね、ほんまに。
— えとみほ (@etomiho) 2018年3月9日
まさにその通り!
新入社員研修でもメールの使い方とか勉強するんですけど、あれほんとにめんどくさいですからね~
やれ誰をCCに入れるのかとか、宛先の順番は役職順にしろ!とか、役職名を社員名簿で調べ上げてから失礼のないように宛先を書け!とか、大企業は社内のルールに非常にうるさいんですよ~。
宛先の順番を役職順に並べることで、そこから何かイノベーションが発生するのでしょうか?生産性が向上するのでしょうか?
僕はむしろ非効率の塊だと思うんですけどね~。
社内の微妙に偉い人(係長とか)にメールを送るとき、役職名をいちいち社内名簿で調べ上げ、事細かに宛先に記入しなければならないのってめちゃくちゃ時間食うんですよね。
冗談抜きに、メール廃止して社内のみで使えるチャットツールとか導入したら生産性段違いだと思いますよ。
広告代理店という「クリエイティブ産業」の人々が、まったくクリエイティブな環境で働いてない問題は深刻。いまだにSlackとか使ってないのか……。
スタンプひとつで済むやり取りに、丁重なメール書いてるんだろうねw そりゃ残業も減らんわ。— ikehaya | Blockchain (@IHayato) 2018年3月9日
コスト面が叫ばれがちですが、無駄な飲み会や無駄な粗品に会社の経費を使えるお金があるならそのお金をチャットツール導入の費用に充てればいいと思うんですけどね~。
会議のリハーサル
これも大企業あるある。
大企業は、会議ですら無駄なのに、その会議のリハーサルをします。
それはエライ人がどこに座るかとか、座席をどう移動させるかとか、パワポの操作方法とか、段取りの確認とか、そんな諸々のことです。
全ては本番の会議が滞りなく進むようにするためなのですが、本番の会議を滞りなく進めるよりもリハーサルにかける時間、工数の方が無駄だと僕は思うんですけどねw
僕の体感だと、エライ人に迷惑をかけてはならない…という思いが、エライ人の思っている以上に現場で先行してしまっているような気がします。
たしかにエライ人の時間を奪ってはいけないですが、会社全体で非効率を生み出す方がもっとよくないと僕は思うのですよ。
電話
出ました!大企業特有の電話文化!!
確かに電話でこそ伝わる話というのはありますが、大企業はそれにしても社内のことですら全てを電話で完結させます。
ホリエモンの、「電話してくるやつとは仕事するな!」なんて主張とは完全に無縁の世界です。
もう、大企業だと社内からバンバン電話かかってきますからね!
そりゃ当たり前ですよ。相手の役職名、宛名、署名をしっかり書かなければならないメールをいちいち打っていたのでは超非効率ですから、それなら電話の方が早いよね。となるわけです。
僕が1番無駄だと思ったのは、メールをした後に電話をするという謎の文化ですね。
どっちかでええやん!!!っておもっちゃうんですよね。
あと僕が無駄だと思うのは、電話の取次です。
自分に関係のない要件を丁寧に処理して、他人に失礼のないように素早く回す。
これってかなりのスキルが求められることだと思うんですが、新入社員の最初の仕事として電話の取次はマストでやらされます。
ちなみに僕はこれを全然できませんでした…
ただ、偉くなったり自分で起業すれば電話の取り次ぎなんてしなくて済むので、電話の取り次ぎが嫌なのであれば取り次ぎをしなくても済む立場に就くことを目指すのが一番いいのかもしれません。
ちなみに僕は電話の取り次ぎなんてしなくても済む立場を目指しています….
紙、ハンコ文化
これもみんなが思うところであると思うんですが、日本の企業、紙とハンコ好きすぎw
例えば交通費精算一つにしたって紙に打ち出してハンコを押して申請ですからね!!
無駄なことこの上ないです。
また、有給申請などもパソコン上で記入したものをわざわざ紙に打ち出してハンコを押して人事部に提出し、人事部が目視チェックしてまたパソコンに手入力しますからねw
なんなんですかそれ!効率悪すぎ!
例をあげればキリがないですが、ともかく日本をダメにしているのが紙文化、ハンコ文化です。
留学生と話をしていると驚かれますからね!まだ紙で打ち出す文化なの??!って。
それに馴染めない留学生も多いようで、非効率を強要する大企業は早く改革をすべきだと思うのですよ…
上の言うことは絶対!確認、承認の嵐!
最後、これは勤め人であるならば当たり前のことですが、上の言うことは絶対という軍隊的な規律はマジで無駄です。
大企業では何事をやるにも上の確認、許可、承認が必要ですからね…
ビジネスはスピードが命だと思うんですが、上司が有給を取っていて帰ってこれないから書類の提出が遅れた!なんてことは大企業ではよくあることです。
大企業では何をやるにも承認!承認!ですので、新しいことを始めるハードルが尋常でなく高いんですよね…
大企業で新しいことを始める場合の承認プロセスはこうです!
企画書を作成する
↓
上司からのハンコをもらう
↓
稟議書を作成する
↓
許可をもらう
↓
上司に確認してもらう
↓
会議…
ここまでのプロセスで1ヶ月くらいはかかりますからね!
マジで無駄、無駄でしかないです。
僕は自分でブログなりを運営していて思いますが、とりあえずやってみりゃいいんですよね…
ブログなんか、初期投資でとりあえずサーバー借りて、ドメインも作って毎日記事書いてたらそこそこPV集められてお金も稼げますからね。
一方で大企業にいたらコンテンツマーケティングの案を出したら企画書作って、稟議回して、会議して…って感じで1ヶ月はかかりますから。
1ヶ月もあればとっくにそこそこのメディア出来上がってますわw
ちなみに余談ですが、外国人が新卒で日本の企業に入社すると、とにかく確認確認承認承認の文化に慣れずにすぐに辞めてしまうらしいですよw
なんだかんだで日本企業は失敗を恐れているので、上が確認しなければならないのですよね。
日本の大企業は押し並べて保守的です。
なんでも1人でバンバンやっていきたい人にとってはそれらの確認、承認作業は全て無駄と言えるでしょう。
まとめ
以上、僕が考える大企業の無駄な業務を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
まあ、全ての大企業に当てはまるとは限らないですけどねw それでも多くの企業に当てはまる事項であると思います。
とはいえ、大企業では残業代はしっかり払われますので、非効率かつ無駄な作業をしてもその分のお金がしっかりと払われるというのは素晴らしいところです。
ある意味、働かないでお金を貰おうと思うならばここまで恵まれている組織はないでしょう。
てことで皆さん!「働かないでお金が欲しい!」「ムダな作業をして高給が欲しい!」という方は是非とも大企業に行きましょうw
なんだかんだで待遇の良さと信用度の高さに関しては大企業は未だに最強だと思うんで…そういうのを求める人は是非とも大企業に行くことをオススメします。
ただし、「大企業がホントに無理だ!」「もうやってられない!」「もっと合理的な世界で働きたい!」と思う方は、僕のように速攻で大企業を辞めて、Web業界など自由な業界に転職するのはアリかもしれません。
今は良い時代でして、無駄なしきたりや不合理のない会社はWeb・IT業界を中心に山ほど現れています。
例えば僕なんかは新卒で入社した大企業を1年未満で辞めて以来、2019年には4回目の転職を経てWeb業界に転職しましたが、今働いている会社は入出退勤時間自由、リモートワーク可、私服可、上司が部下に対しても敬語と素晴らしい環境です。
短期離職を3回もしている僕であっても、ストレスなく仕事をすることができています。
これはひとえに、大企業という自分に合わない居場所をさっさと辞めて自分に合った居場所に身を置くことができたからです。
Web業界は不合理を嫌いますから非常に合理的です。無駄なしきたりや不合理はほとんどありませんし、良い意味で人間関係が非常にドライです。
ですので僕のように古き良き老舗企業に合わない人間は、Web業界など合理的な業界への転職というのを是非とも一度検討してみると良いかもしれません。
大企業を辞めてもっと合理的な業界に就職してスキルを身に付けたいのであれば、僕はWeb業界への転職をオススメします
さて、もしもあなたが大企業に向いていない方なのであれば、僕はWeb業界への転職をオススメします。
前述したように、僕は既に3回会社を辞めています。どの業界でも無駄なしきたりや不合理に耐えられませんでした。いわば、僕は日本特有の文化を持つ老舗日系大企業に全く向いていませんでした。
しかし、こちらの記事(26歳未経験で営業マンからWeb業界に転職して驚いた5つのこと)にも書いたように、転職をして居場所を変えることで僕はストレスフリーな環境で会社員の仕事を全うすることができています。
ですので、僕個人の意見としては、いわゆる日系企業に向いていない人はWeb業界など合理的な仕組みと文化を持つ業界に転職できれば会社の見方というのが変わるんでないかなあ?と思います。
あくまで僕の4度の転職経験を踏まえての意見なので強要はしませんが、興味を持った方はワークポートさんなどのWeb業界に強い転職エージェントに登録してWeb業界への転職を一度考えてみるのはアリでないかなあ?と思います。
ちなみに、未経験でWeb業界へ転職する方法に関しましてはこちらの記事(短期離職を3回した僕が未経験でWeb業界に転職した方法)に詳しく記載しておりますのでご参考いただければ幸いです。
自分でスモールビジネスを営むのも良いかもしれません
また、これは大企業云々以前に会社員として向いていない人への提言になりますが、僕みたいにネットビジネスで人と一切関わらずにお金を稼ぐというのもアリかもしれません。
例えば僕がやっていたのだと、クラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトで仕事を受注して小銭を稼ぐなんてやり方がありますね。
大きな仕事を何度もこなして信用を蓄積させていけば単価も高まるので、長い間こなしていればそれだけで生活できるくらい稼ぐこともできます。(ただ、買い叩かれるケースも多いのでずっとこれで稼ぐというのは辞めた方が良いとは思いますが、ネットビジネスへの取っ掛かりとしては良いと思います。)
また、プログラミングとかWebデザインが出来る人は単価の高い案件を獲得してフリーランスとして生きていくことだってできます。
Techacademyのようなオンラインプログラミングスクールも最近は充実していますし、こういったところでプログラミングを勉強して、フリーエンジニアとして活動するなんてのも悪くないかもしれませんね。自分の腕一本で生計を立てている感じがしていいじゃないですか!
また、今やスモールビジネスを複数経営できる環境も整っています。
僕みたいにブログで小銭を稼いでもいいですね。動画を撮るのが好きならYouTubeでもいいでしょう。モッピーのようなポイントサイトで稼ぐのもアリですね。
就職しないでも、このようなスモールビジネスを複数経営しながら生きるというのは大アリなのです。実際そういう人はたくさんいますしw
就職しないで生きるのも良いと思うよ
最後に、「大企業も無理!Web業界も無理!そもそも本当に会社員が無理だ!」と思う人は、完全に就職しないで生きるのも良いと思います。
実際に一度も就職せずに生きている人だっているのです。
詳しくはこちらの記事(就職しないで生きるにはどうすればいいか?具体例を紹介する)にて書いているので、是非ともご覧いただければと思います。
世の中にはいろんな世界があるんです。会社に属さず生きている人なんていっぱいいますよ。
ってことで長々と書いてきましたが、会社に向いていない人も会社の外には自分に合った道があるかもしれません。是非ともいろいろチャレンジして、自分の道を探してみましょう。
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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ではでは
新人研修、めっちゃ楽しそう。
それで給料もらえるとか最高。
メイルを貶してチャットツールを薦めるの、何故かと思っていましたが、メイルには変な風習がこびり付いているのですね。でも、きっとチャットツールも使われるようになったら変なローカルルール押し付けられそうですね。