国家公務員総合職の仕事内容とは?就活生に闇と実態を教える

国家公務員総合職…

東大を始めとする一流大学出身のエリートたちが集い、法律の策定や日本の政策を決定する任務を担う仕事。

しかし、国家公務員総合職の仕事は非常に煩雑な仕事が多く、しかも公務員は労働基準法が適用されず、残業代が一部しか支給されないなどと過酷な労働実態があります。

ということで先日、僕は国家公務員総合職試験に大学在学中に合格し、現在は某省庁に勤めて5年目の職員にインタビューをしてきました。

 

以下、彼の証言をもとに国家公務員総合職の実態について記事を書いてみようと思います。

 

僕が質問をして、それに関して国家公務員総合職の彼が回答していくというスタイルです。

彼から聞いた話をそのまま記事に書き起こしておりますので、国家公務員を志望する方は是非ご覧ください!

 

なぜ国家公務員総合職を目指そうと思ったのか?

私は民間企業も受験していたので、「国のために働きたい!」という思いよりはむしろ、省庁をあくまでも就職先の1つとして考えていた感じでした。

ただ、「日本の経済を良くしたい!」という思いは学生時代から強かったので、その思いから国の経済政策に関われる国家公務員の総合職を志望しました。

 

独学で国家公務員総合職に受かるまでの道のり

本題と逸れるところではありますが、独学で国家公務員総合職に受かるコツ?みたいなところもざっくりお話ししたいと思います。

 

過去問を徹底対策せよ!

私は予備校に通うことはせず、ほとんど過去問で公務員試験の対策をしました。

過去問を使って傾向をつかんで、最低限の勉強をした感じですね。

近年出題されていない分野はあまり勉強せず、最近になって毎年のように出題されている問題を中心に勉強しました。

例えばマクロやミクロなど、よく出ている分野を重点的に勉強しました。

ミクロで言うと市場の失敗や、インセンティブ理論などを重点的に勉強しました。

 

試験委員をチェックせよ!

公務員試験の問題を作成する試験委員のメンバーは毎年2月に発表されます。

試験委員は大体が教授なので、試験委員に選出された教授の書籍を予め読んでおけばそれが直接的な公務員試験対策になります。

実際、書籍で読んだような内容が試験で出題されたりするので、かなり効果がありました。

これから公務員試験を受けられる方は是非チェックしてみてください。

 

国家公務員総合職の闇

以下が本題になりますが、私が感じる国家公務員総合職の闇について書いていきたいと思います。

 

徒歩参集訓練

各省庁では1年に一度、いざ災害が起きたときにもきちんと出勤できるよう、自宅から霞ヶ関の自分の省庁まで徒歩で出勤しなければならないというしきたりがあります。

 

国家公務員は国民の安全を守ることが仕事ですので災害時にも省庁に出勤することが求められるわけですが、こうした訓練を定期的に行ったとしてもそれが災害時に活かされるのかどうかは甚だ疑問です。

 

しかも、実際に職員が徒歩で出勤したかどうか、電車で出勤したかどうかなんてわかるわけがないため、大半の職員は電車に乗って、あたかも歩いてきたかのように出勤します。

まさに形骸化している謎の訓練が、徒歩参集訓練というわけです。

 

同じ学歴の人ばかり

ご存知の通り、国家公務員総合職は6,7割が東大出身で占められるので、同じようなタイプの人間が集まります。

私が入省した省庁でも同期の7割ほどが東大出身であり、その他の職員も早稲田や慶應の法律経済系の出身の人ばかりでしたので多様性が無いです。

 

さらに、最近はマシになってきましたが一昔前は同期の中で1人だけ女性なんていうのが当たり前でしたので、省庁内は完全に男社会で同質的な集団になっております。

安倍首相に代わってからは女性を必ず3割採用するということになったので同期の3割ほどは女性ですが、やはり上司はみんな男なのでやりにくそうだな~とは感じます。

もう少し他のバックグラウンドを持った人がいればいいのになあ、と思います。

 

茶番劇!国会答弁の策定業務!

大臣が野党からの質問に答えられるように、省庁職員は予め野党からの質問に対する回答(答弁)を事前に作成しなければなりません。

ですので国会において大臣は予めわかっている野党からの質問に対し、省庁職員が作成した答弁の台本をそのまま読み上げるわけです。

 

このあたりが国会は茶番だと言われる所以なのですが、まあとにかく各省庁の各部署には野党からの質問に対する答弁台本を作成する担当職員が存在します。

もちろん私も答弁台本の作成には関わるわけでして、国会は毎日開催されるので当番制で各部署の担当が対応していきます。

 

で、大体は前日の昼過ぎくらいに野党から国会で質問予定の質問が送られてくるのですが、中には前日の24:00に質問が送られてくることもあり、そういった場合はそこから回答を作成して上司にチェックをしてもらわなければなりません

 

大体の野党は国会直前に質問内容を提出するので我々はそこから答弁の内容を考えなければなりません。

 

これが非常に厄介でして、前日の24:00なんかに質問が送られてきた時は、終電がないので普通にタクシー帰りになったりします。

 

もちろん、公務員ですので残業代は一部しか支給されず、大半はサービス残業ですよね…

 

ちなみに、もっと言うと一部の議員は省庁に答弁内容までもを要求してきたりします。

 

そうなると、国会の場では答弁内容を知っている国会議員の方が圧倒的に有利になりますよね…

 

まあ、省庁職員は所詮は公務員であり、国民の僕ですので国会議員のそうした理不尽な要求にも従わざるを得ないのです。

 

国会議員は国民から選出された代表なわけですから、公務員がそれに従うのは当たり前なわけですね。

 

閣議決定のための準備

国会の準備以外にも面倒な業務はありまして、閣議決定のための準備も面倒な業務の1つになります。

 

*閣議決定=内閣としての意思決定。法律の策定や経済政策などを閣議という内閣の会議にて決定する。

 

閣議決定で法律や経済政策を策定するのですが、閣議決定をするにも国会議員に逐一内容を説明しに行かなければなりません。

 

国会議員に閣議決定の内容を事前に説明しておかないと、いざ国会で法案を通すときに、

 

「俺はその法案について何も聞いてないぞ!」

 

と言われかねません。ですので省庁職員がいちいちアポを取って、提出予定の法案や経済政策の説明をしに国会議員の元へ行かなければならないのです。

この作業はすべて省庁の公務員がやらねばならないので、非常にめんどくさく、骨が折れる作業になります。

 

過度なサービス残業

公務員は労働基準法が適用されないので、残業代は半分くらいしかつきません。

半分といっても残業代が出るかどうかは省庁によって決まりまして、8割つくところもあれば、半分も出ないところもあります。

予算がある省庁は残業代が多く支払われ、予算がない省庁は残業代が少なく支払われるわけです。それも部署によって変わりますが…

残業の内容としては上記のように国会がらみの残業や閣議決定絡みの残業もありますが、法令協議も面倒な業務のうちの1つです。

 

*法令協議=各省庁はなにかの法令(法律やら政令やら省令やら)をつくるときには、関係省庁に「こんなのつくるつもりなんですけど。」ってな感じに案文を渡して、質問や意見がないか協議をします。それを法令協議と呼びます。

 

案文を渡された省庁は、その新しい法令が(もともとある法令を一部改正する場合も含む)自分たちの権限(所管している範囲)に影響を与えないかどうか、また、その新しい法令によってその役所が権限を拡大するものではないかどうか、本当に必要なのかどうかをチェックして、質問と意見を提出します。これがなかなか面倒臭いのです…

 

具体的には、1つの省庁で新しく法律を作るときに、他の省庁に「なにか質問はありますか?」ということで質問を投げかけます。

すると相手の省庁は、

 

「こういう法律を作ると、こういう観点から不利益が生じるのではないですか?」

 

などと返してきます。

それに対して、こちらの省庁は

 

「それもありますが、このように対応することで頑張っていきたいです。今後とも検討していきます。」

 

などと内容がない当たり障りのない答弁を延々に繰り返します。

 

それを書面ベースでやり取りするのですが、多いときだと質問、回答、再質問、再再質問と、4往復くらいすることがあります。

これをわずか1日、ないしは2日間で作らねばならないので、非常にタイトです。こういうときは残業が深夜まであることも多く、タクシー帰りになりともあります。

 

出世が完全に年功序列

民間とは違い、成果が数字に現れないので完全に年功序列です。

 

例えば経済産業省なんて出世が非常に早くて、2年目で係長の役職が付きます。

 

経済産業省の出世が早い理由としては民間企業との関わりが多いことが挙げられます。要は役職を付けておけば民間企業から舐められにくいということです。

(とはいえ、役職がついても給料が上がるわけでもないので形だけの役職なわけですが…)

 

さらに言うと管理職になると超過勤務手当が支給されない代わりに管理職手当がもらえるのですが、管理職手当よりも高い超過勤務手当が支給されている職員が相当数存在します。すなわち管理職一歩手前の職員ですね。

部署によっては繁忙月の超過勤務時間が200時間を超えるような部署も存在し、こういった部署に管理職として配置された日には、「不幸な管理職」などと揶揄されます。

このような状況であるため、能力があっても昇任を望まない職員も相当数おり、管理職手当と超過勤務手当バランスの悪さが能力のある職員のモチベーションの低下を招いています。

このように、出世をするほど職務・職責に見合った手取りがもらえなくなるのは公務員の給与制度の特徴であるように思います。

 

国家公務員総合職のやりがい

最後に。色々とお話ししてきましたが、自分の仕事がニュースになったり世の中の仕組みの1つになるのはこれとないやりがいとなります。

他にも、GDPの計算をしたり、統計分析をしたり、大学時代に勉強した経済学の知識をモロに活かせる仕事でもあるので、経済学を専攻していた人にも特にオススメの仕事でもあります。

 

まとめ

以上!「国家公務員総合職の闇」ということで国家公務員総合職の具体的な仕事内容や実態を見てきました。

お話を聞いていると、「お国のために仕事ができる」「自分の策定した法案や経済政策が世の中の仕組みの一つとなる」というところにやりがいを感じない限りはやっていけない仕事だなーって思いました。

 

僕なんかには絶対に務まらない仕事ですね…残業代出ないでタクシー帰りなんて嫌ですし、頑張っても給料に反映されないなんてモチベーション続きませんよ…

 

と、外部の僕があーだこーだ言ってもしょうがないのでこの辺にしておきますが、以上、本記事が国家公務員総合職志望の方のお役に立てれば幸いです。

 

ちなみに、国家公務員総合職志望の方にオススメの就活サイトだと、UnistyleONE CAREERには各省庁の受験体験談レポート、官庁訪問体験談が掲載されておりますので、国家公務員志望の方は無料登録をして事前に体験談を読んでおくと良いと思います。

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ではでは、本日はこの辺で。

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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