2017年末、慶應生の人気就職先ランキングで銀行が上位に位置していたことが話題を呼びました。
キングコング西野さんがそれについてブログを書いていましたねえ…
慶應生の人気就職先ランキング1位が『銀行』って正気? – キングコング 西野 公式ブログ https://t.co/ZkUPmKCCEu
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2017年11月5日
僕はこのブログで常々主張していますが、銀行なんかに行く人ってほんとに情弱だと思うんですよねえ…
しかも、世間一般では高学歴と言われ、情報リテラシーも高そうな慶應生が銀行に就職したがるのは本当に理解に苦しみます…
ちょっと行動力を広げて銀行員にOB訪問でもしてみれば、銀行には行かない方がいいことくらいわかりそうなもんなんですけどねえ…
ただ、最近いろんな学生と会ううちに、どうも銀行に行きたがる学生は
「自分なら銀行に行っても絶対に大丈夫!!」
と根拠薄弱な謎の自信を持っていることがわかってきました。
そして、同時に世間のことを全く知らない、会社のことを全く知らない、ということもわかってきました。
社会のことを知らないのに、謎の自信を持っている大学生ほど恐ろしいものはありません。
だいたいそういう人に限って入社前と入社後のギャップに耐えきれず、鬱病になって辞めてしまうんですよねえ…
僕はそんな社会の犠牲者を少しでも減らしたいので、本日は高学歴就活生が絶対に読んでおくべき社会を学べる漫画をご紹介したいと思います。
僕の好みも入っていますが、(っていうか好みしか入っていませんが)少なくともこれらの漫画を読んでおけば社会の仕組み、会社の仕組みは理解できると思います。
そして、就活云々に関わらずこれらの漫画は純粋に面白いので、これから就活を始める!という皆さんもそうでない皆さんも、是非とも読んでおくことをオススメします。
では、一冊一冊紹介して行きますね!
銀のアンカー
こちらの記事で詳しく書いているのですが、「就活を始めるならこれを読め!」くらいまで僕は言いたい。真の就活請負漫画になります。
作者はドラゴン桜の筆者の三田さん。この人の漫画は面白すぎますねえ…
内容は詳しく読んでいただけると幸いなのですが、誰も教えてくれない、社会の仕組みをわかりやすく教えてくれます。
例えば、
「就職先は迷ったらカネで選べ」
「マスコミはコネだ」
このような主張が漫画の中で出てくるのですが、これ、どぎついように見えて真実ですからね。
就活では偉そうな就活コンサルタントが「やりがいが重要だ!」とか、「仕事で夢を…」とか偉そうに語ってくると思いますが、所詮は仕事をするモチベーションなんてカネなんですよ。
なんのために働くかと言われれば、やはりカネでしょう。世のため人のためなんてウソですよ。みんなカネのために動くんです。
— タコペッティ (@syakaisei) 2017年12月4日
そして、業界構造的にカネを稼げる業界とカネを稼げない業界は如実に分かれているのです。
そんな真実は就活では誰も教えてくれません。
確かに、大して仕事しなくても利益上がるから給料が高い業界なんてたくさんありますからねえ…
そして、コネの話で行けば広告業界行きたい人なんかは、コネさえ作っておけばめちゃめちゃ選考が有利になります。
例えばはあちゅうさんなんかはブログが有名になって企業とのコネ作って電通入ったじゃないですか。広告業って極論コミュニケーションをする仕事なので、コネ作れる人、もしくはコネ持ってる人を欲しているに決まっているんですよ。
だから学生時代からブログをやって企業とのコネクションを持っていたはあちゅうさんは電通みたいな広告代理店からしたら欲しい人材に決まってます。
広告志望の就活生と会っても、そんな事情をわかっている人なんてほとんどいませんからね…
いやあ、コネと人脈が重要なのはどこでも同じなのですよ。
僕の後輩でも自己ブランディングとコネ作りを頑張って電通に入社した人はいますからねー。
広告業界に行きたい人ほど自己ブランディングとコネが重要なんですよ。
これ、真実なんですけど誰も教えてくれませんからね。
銀のアンカーでは、そんな就活の真実、社会の真実を三田さん特有の説得力を持った描写にて解き明かしてくれるのです。
就活を控えている人は必ず読んでおきましょう。購入はこちらからできますので是非。
インベスターZ
基本的に三田さんの漫画は全部読んでおいて損はないので全部読んでおいて欲しいのですが、こちらも面白いです。
内容としては投資漫画なんですが、途中で就活の話が出てきます。
就活を始めた学生が投資を勉強し始めたら日本のBtoB優良メーカーの素晴らしさがわかって、見事就活を成功させるという内容なんですが、優良BtoBメーカーに目を向けさせてくれるという内容の時点で読んでおく価値がありますね。
学生だとなかなかBtoBメーカーに触れる機会ってないですからねえ…
実際、世の中のほとんどの企業はBtoBビジネスをしているのですが、それをわかっていない就活生がなんと多いことか!
やれ自動車だの、食品だの、ゲームだの、自分の身の回りにある商品の企業に行きたがる就活生が多いですが、みなさん本当にそういった企業の利益率とか、時価とか、給与とか、離職率とか、内定難易度とか、チェックしてるんですかね??
そういった、一般の学生が目を向けなさそうな企業に目を向けさせてくれるのがインベスターZという漫画です。
そもそも、就活の話だけでなく会社の話、投資の話自体が就活、そして今後企業人として働く上で役立つので一読の価値があると思います。
そして、優良企業だけはなく、資本家と労働者の違いやラットレースとは何か、など、マルクス経済学的視点も学ぶことができますよ。
こちらも僕の人生を変えた漫画と言っても過言ではないので、まだ読んだことのない方は是非読んでみてください。購入はこちらからどうぞ
課長島耕作
ちょっと趣向を変えてこちらを紹介。
こちらは三田さんの漫画のようにノウハウを学べるものではありませんが、
サラリーマンとはどういう人種なのか?
大企業とはなんなのか?
女性関係、コネの重要さ
働く上では大切な、そんなことがわかる漫画になります。
ちなみにどんな内容かというと、単純化すると
一介の大企業サラリーマンがあらゆる女性関係、社内人脈を駆使して出世していく話
になります。
出張の先々で女性とセックスして、愛人から会社の重要な情報を聞いて、それで出世していくという非リア大学生にとってはなんとも腹ただしい漫画ではありますが、社会とはこういうものなのかーと知るきっかけにはなれますよね。
実際、僕も島耕作の在職している初芝電産のような古い機械系メーカーにいましたが、社内政治や社内派閥に関しては島耕作の漫画に書いてあった通りでしたからね。
この漫画を読めば大企業の社内政治、社内派閥などの大企業倫理を把握することができるので、古き良き日系大企業を目指している就活生にとっては一読の価値があるでしょう。
そして、この漫画から1番学べるのは、
モテる奴は仕事ができる
という哀しい事実に他なりません。
そんな社会の事実を学ぶことができるので、是非とも読んでおくといいと思います。
(ちなみに、主人公の島耕作自身は女性社員の会話を盗聴して上司に報告したり、自分の立場が危うくなる可能性があるからという理由だけで自分と肉体関係を持った女子大生を面接で落としたり、奥さんがいるにも関わらず不倫をしまくったり、とても褒められるべきでは人間ではありませんのでご承知おきを…)
購入はこちらからどうぞ
エンゼルバンク
こちらも三田さんの漫画。
(三田さんのばかりで申し訳ありませんw)
就活とは直接関係ないですが、社会とはこういうものだ。日本の新卒採用一括主義とはこういうものだ。
というものを学べる本になります。
日本の新卒採用一括主義が合理的である理由、日本はなぜ新卒採用一括主義を貫いてきたのか、そうした背景を学べますし、リクルートキャリアが舞台なので転職の実態についてめちゃめちゃ詳しくなれます。
あと、ドラゴン桜の主人公であった水野と矢島が就活をするシーンがありまして、そこで就活の話も出てきます。
「OB訪問で学生と社会人の会話が噛み合わない理由」
なんかも漫画の中で語られます。
社会の真理を圧倒的説得力を持って描くそのタッチ、まさに三田さん節ですのでこちらも是非ご一読を。
まとめ
以上、僕の主観と好みがめちゃめちゃ入っていますが、就活前に大学生が絶対に読んでおくべき漫画でした。
基本的に三田さんの漫画はドラゴン桜も含め全部読んでおいたほうがいいですねー。
あれだけわかりやすく社会について、日本の仕組みについて解説している本はこの世に無いと思います。
漫画というか、参考書コーナーにおくべきであると僕は思っているんですがね笑
ちなみに三田さんの絵はあまり上手くないと思ってるんですが、他の人に絵を任せるということはしないのですかね…
あと、課長島耕作は新入社員、係長、部長、社長、学生とあらゆるシリーズがあります。
興味を持った人は他のも紹介しておきますので読んでみてくださいw
課長編が1番有名ですのでまずは課長編を読むのがオススメです。学生編は面白いですが、なにかを学べるかというと…うーん…部長編や新入社員編のほうが学ぶことが多いかなあ、という感じです。
まあ就活生なら新入社員編も読んでみると面白いかもしれないですね。
就活編もありますよw
ではでは今日はこの辺で
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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