「Webマーケティングってなんかカッコ良いし華やかそう!」
こんなことを思ってWebマーケティング業界へ転職したがる方が多いですが、このようなイメージとは裏腹に、Webマーケティングとは非常に泥臭い仕事であり、日々成果を求められ、長時間労働も蔓延する厳しい仕事だという事実についてお話ししたいと思います。
まず始めに僕の自己紹介をしておくと、僕は現在Web業界に週4日勤務で務めるサラリーマンです。
職種としてはWebマーケターとして勤務して1年弱程度になります。
Web業界に入社してWebマーケターとしての職種に就き、週4日勤務で働くことになった経緯については下記記事をご覧ください。
→週4日勤務で正社員の仕事を勝ち取った方法と実体験談。20代なら未経験だろうがIT/Web業界に転職すべき!
そんなわけで1年程度Webマーケティングの仕事をこなしてきたわけですが、僕が皆さんに伝えたいことは1つです。
「Web業界自体は転職しても良い業界だと思うし、Webマーケティングの仕事も未来があるし面白い仕事だと思うけど、デメリットもたくさんある。」
ということです。
なぜなら、Webマーケティングの仕事とはそのキラキラしたイメージとは裏腹に、泥臭く、常に成果を求められ、成果を出すためには長時間労働を覚悟しなければならない職種だからです。
ですので、Webマーケティングが好きとか、将来的にはWebマーケターとして独立して名を馳せたいとか、会社でWebマーケティングを勉強しながら自分の商品を売りたい!などの野望がない限りは、普通の人にはオススメできない職種かな?とも思います。
ということで以下、Webマーケティングの仕事を約1年弱続けてきた僕が、Webマーケティングの仕事のデメリットについて独断と偏見で書いていきたいと思います。
目次
そもそもWebマーケティングとは?
ご存知の方も多いと思いますが、Webマーケティングとはなんぞや??という点について書いてみたいと思います。
Webマーケティングにはいろんな定義があると思うので各自でググっていただければ良いのですが、僕の認識では「Webマーケティング」とは
Webを活用して商品が売れる仕組みを構築すること
と理解しています。
すなわち、ブログなりメルマガなりYouTubeなりTwitterなりインスタグラムなり、あらゆるWeb媒体を活用して商品が売れる仕組みを構築するための活動がWebマーケティングということです。
ブログをひたすら自分で書き続けてお金をかけずに集客して商品を売ってもよし。
広告費をかけてYouTubeなどの媒体に広告を出稿し、商品を売ってもよし。
お客さんをメルマガに誘導して商品を売ってもよし。
どんなWeb媒体を活用しても良いのですが、とにかくWebを活用して売れる仕組みを構築するというのがWebマーケティングです。
と、これだけ聞くとなんだか楽しそうに思えますが、実際にはWebマーケティングの仕事は泥臭く、労働集約型で、頑張っても成果が出るとは限らない、そんな仕事なのです。
以下、Webマーケティング職のデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
Webマーケティングの仕事は泥臭く、労働集約型である
1点目は、Webマーケティングの仕事は非常に泥臭く、労働集約型であるという点です。
Webマーケティングと言っても色々あるわけですが、わかりやすい例で言えばブログマーケティング(コンテンツマーケティング)を考えてみましょう。
僕はこうしてブログを執筆してお客さんを集客しているわけですが、これもWebを活用して売上を上げるわけですからWebマーケティングの一種です。
ただ、コンテンツマーケティングはぶっちゃけめちゃめちゃ面倒臭い仕事でして、自分でゼロから運営するとしたら記事を自分で書かなければならないのは勿論のこと、毎日のアクセス分析や記事のリライトもしなければなりません。
仮に記事を外注するにしても、ライターの手配や記事構成、記事の確認はこちらで対応しなければならないので非常に泥臭く、面倒な作業となります。
コンテンツマーケティングはあくまでWebマーケティングの中の一部分にしか過ぎませんが、基本的にはどのWeb媒体においても泥臭い作業が必須となります。
Googleにリスティング広告を出稿しようと思ったら、泥臭くキーワードを分析して、広告キャンペーンを複数作成して、効果検証をして…という作業が必要になります。
Amazonに広告を出稿して商品を売ろうと思ったら、泥臭くキーワードを分析して、広告キャンペーンを複数作成して、広告効果の効果検証をして…という作業が必要になります。
Twitterに広告を(以下同文)
ということで、どのWeb媒体を活用してマーケティング活動を行うにしても、基本的には泥臭い作業が必要になるのです。
そして、圧倒的な作業量、労働量をマーケティング活動に割いたとしても、それが結果として報われるとは限らない、そんな過酷な仕事がWebマーケティングという職種だと思うのです。
常に成果を求められ、頑張っても結果が出るとは限らない
1点目に通ずるところなのですが、成果が数字で完全に可視化される世界であるため常に成果を求められ、かつ努力をしても報われるとは限らない仕事であるというのが2点目のデメリットです。
Webマーケティングの良いところは、データを分析できるので成果を可視化できるという点です。
例えば、テレビCMではそのCMの広告効果を数字で測るというのはなかなか難しいですが、Web広告ではいくら広告費を使って、その広告によっていくら売上が上がったかというデータを数字で測ることができます。
これは従来の広告には存在しなかったメリットである一方、マーケティング施策の効果が数字で可視化されるというのは、効果が出なかった時の言い逃れができないということでもあります。
すなわち、Webマーケティング担当者は常に数字と隣り合わせの環境で生きており、どんなに頑張って作業をして効果的なマーケティング施策を実践できたと思っても、成果が数字として現れなかった…ということが往往にしてありうるのです。
担当のお客さんから常に成果を求められ、目標数値を掲げられ、どんなに頑張ってマーケティング施策を打ったとしてもその数値目標を達成できるとは限らない…
そんなシビアな世界が、Webマーケティングという仕事だと思うのです。
Webマーケティングの仕事において、長時間労働が蔓延しがち
3点目は、1点目と2点目のポイントに繋がってくるところなのですが、長時間労働が蔓延しがちだという点です。
上述してきたように、Webマーケティングの仕事は泥臭く、労働集約型であり、めちゃめちゃ頑張ったとしても成果が出るとは限りません。その割に、試せるWebマーケティング施策は星の数ほどあります。
従って、Webマーケティング担当者は概して長時間労働をしがちです。
求められる結果を出すために新しい広告コピーを考えたり、キーワード分析をしたり、広告の運用調整をしたり、ブログやYouTubeなどのコンテンツを作成したり…とにかくやれることは山積みです。
すなわち。本気で目標数字を達成しようと思ったら、いつの間にか深夜残業が当たり前の長時間労働に陥ってしまったりするのです。
自分で労働時間の制御をできる人なら良いですが、真面目な人だとあれやこれやと施策を練っているうちに睡眠時間を削って作業をすることに成りかねないということですね…
成果が可視化され、やれることが無限にあるという状況が、Webマーケティングという職種の長時間労働を生んでいると僕は思うのです。
常に最新の情報をキャッチアップする必要があるため、毎日の勉強が必須
4点目のデメリット。
これも結構重要な点だと思うのですが、Webマーケティング業界の情報の入れ替わりは激しいため、毎日の勉強が求められます。
「どの職種もそうだろ!」と言われればそれまでなのですが、昨日まで通用していたノウハウが今日になって突然使えなくなるというのは他の職種ではあまり無いことなのではと思います。
例えば、ブログ1つ取っても常に最新の情報をGoogleから仕入れなければなりません。
SEOがどう変化したかとか、検索順位がどう変動したかとか、毎日の分析と情報収集が常に求められます。
ブログ運営のみならず、Googleの広告運用を担当するにしろFacebookの広告運用を担当するにしろ、昨日まで通用していた常識がプラットフォーム側の事情によりすぐにアップデートされたりもします。
そうした各媒体のアップデート情報を常に仕入れ続け、毎日勉強し続けなければならない…そうしないとWebマーケターとしてやっていけない…ということで、最新のトレンドにも詳しくなければならない、かなり難易度の高い職種であると思うのです。
まとめ。とはいえ、自分のビジネスには最高に役立つ職種だし、独立志向の人にとっては最適な職業
ということで、最後にまとめ。
まあ、デメリットを色々とお伝えしてきましたが、あくまで従業員として雇われて会社の仕事だけする人にとってはコスパが悪い職業だと思うものの、副業サラリーマン、あるいは独立志向の人にとってはオススメの職業であると思います。
なぜなら、上記でお伝えしてきたようなデメリットを全て考慮したとしても、自分でビジネスを営むにあたってはお釣りがくるくらいのノウハウを学ぶことができるからです。
例えば、Webマーケティングを会社の仕事でしっかり勉強すれば、僕のように自分のブログで稼ぐこともできるようになります。(コンテンツを作れる気概さえあれば)
また、自分で何か商品を販売するビジネスを始めるのであれば、Webマーケティングを駆使してネット上でモノを販売することもできるようになります。
Webマーケティングをしっかり活用できている飲食店や小売店なんて少ないので、店舗の集客コンサルとして独立できる可能性もあります。
ということで、雇われとして生きていきたいのであればWebマーケティング職自体はあまり美味しい仕事ではないと思いますが、副業で稼いだり、独立することが目標であればネットでモノを売る手法全般を学ぶことができますので、Webマーケティング職はかなりオススメの職業かなと思います。
ちなみに僕は現在Web業界にて働いているわけですが、Webマーケティング職に限らずWeb業界自体は柔軟な働き方ができますし、僕のように週4勤務も可能ですし、給料もそこそこ高いですし、転職には極めてオススメの業界です。
特に、僕のように自分で稼ぐ力を身につけたかったり、副業でガッツリ稼ぎたい!という人にとってはWeb業界はうってつけの業界であると思います。Webの知識さえあればどこに行っても食っていくことができますからね。
ということで、本記事で書いてきたようなデメリットを考慮した上で、「Web業界に転職したい!Webマーケティング職に転職して、自分で稼ぐ力をつけていきたい!」と思われる方は、是非とも下記記事もご覧いただけると幸いです。
→短期離職を3回繰り返した僕が未経験でWeb業界に転職した方法
僕が未経験でWeb業界に転職した方法を具体的に書いております。
なんやかんや言ってきましたが、僕はWeb業界を否定するつもりなんてさらさらないですし、むしろWeb/IT業界はこれからどんどん発展していくだろうし、Webの知識さえ身につけておけば一生食いっぱぐれない時代が到来するとも思っています。
僕の目標は、ブログで何度もお伝えしている通りですが「労働から卒業すること」です。
Webマーケティングの知識もうまく活用し、資本家になるべく頑張っていきましょう。
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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