
「建設業界の仕事」というと、ブラックなイメージを持たれる方も多いと思います。
事実、「建設業界 ブラック」などで検索をすると、「建設業界 やめとけ」「建設業界 辞めたい」などというコンテンツが大量にヒットします。
僕の友人にも施工管理職の仕事をやっている友人がおりますが、まあ大変そうですよね…
ところが、最近は事情が変わってきているようでして、残業時間は減少傾向にあり、施工管理職に就く女性の割合も増えてきているとのことです。
例えば国土交通省のこちらの資料によると、残業時間は一貫して減少傾向にあります。
下記画像は建設業界に勤める技術者の年度別残業時間の推移を示すグラフですが、2012年をピークとして残業時間は全体として減少傾向にあることが見て取れると思います。
さらに、2024年4月からは残業上限規制が適用され、残業時間を原則月45時間以内に納めなければならなくなるわけですから、今後とも働き方改革は業界全体でますます進んでくるだろうと推測できます。
また、令和元年の最新統計によると、施工管理技士に合格する女性の割合は年々増加傾向にあり、令和元年には史上最多の女性資格保有者が誕生しています。
施工管理技士について記されたこちらの記事によると、施工管理の仕事に就く女性のことを「セコカン女子」と呼んだりもするそうですね。「建設小町」と呼んだりもするそうです。
とまあ、そんなわけですから、諸々のデータを鑑みても一昔前と比べると職場がホワイトになりつつあるというのは確実なようです。
ということで本日は上記のデータも踏まえつつ、無職未経験の若者にとって建設業界の仕事は意外とオススメかもよ??というお話をしようと思います。
そして本記事は、既卒・中退・フリーターから正社員への就職を斡旋するかつやくカレッジを運営されている株式会社ライズさんへの取材をもとに作成しております。
株式会社ライズさんは元々は建設関連の会社さんでして、そのノウハウと人脈を活かしてかつやくカレッジを展開されていることから建設業界への就職斡旋全般に強みがあります。
以下、取材をした範囲で、「無職未経験の20代にとって建設業界施工管理職への就職は意外とオススメな理由」について書いていきたいと思います。
目次
建設業界の施工管理職に就職するメリット
まずは、株式会社ライズさんにインタビューした内容をもとに、未経験20代から建設業界の施工管理職の仕事に就くメリットを具体的に4つお話ししていきたいと思います。
35歳までであれば未経験であっても就職可能
1つ目のメリットは、35歳までであれば職歴なし、未経験であっても就職可能ということです。
なぜ未経験であっても若者であれば就職可能かといえば、業界全体で若手人材が足りていないという業界の構造上の問題があります。
例えば、国土交通省の資料に「建設業界における年齢別の技能労働者数」のデータが記載されているのですが、下記データをご覧いただければ若手人材が不足しているのが一目瞭然であると思います。
(出典:2016年度、総務省「労働力調査」)
この状況は令和の今でも変わっておりませんでして、若手人材の確保と育成は業界全体の喫緊の課題です。
そんなわけですから、無職ニートであろうと職歴がなかろうと、35歳以下の若手人材であれば就職が可能である業界ということです。
また、最近では若者の離職防止のため、「未経験で就職した若手をいきなり現場に配属!」ということも少なくなっているとのことです。
きちんと研修を設けている企業もあり、定期的に面談を設ける定着支援制度もあったりするので、業界全体として若い人を育てていくという流れになっているようです。
ですので、一昔前は古臭くてブラックな業界だったかもしれませんが、現在であれば未経験でも入社しやすく、かつ働きやすく、若者を大切に扱ってくれる業界になりつつあるのではないかな??と思います。
食いっぱぐれがない安定した仕事である
2つ目のメリットは、施工管理の仕事は食いっぱぐれがない安定した仕事であるということです。
実務経験がモノを言う業界なので、なんでも1年間この仕事を経験しただけでも業界内では重宝されるとのこと。
特に、上記のグラフでも示したように今や建設業界は空前の人手不足ですから、施工管理の仕事を1年経験しただけでも他の会社でも雇われやすく、1年間の実務経験があるだけで面接での食いつきはまるで違うのだとかw
要は、現場の仕事で経験がモノを言う世界ですから、現場経験を積めば積むほど他の現場に行っても重宝されるというわけですね。
2,3年間実務経験を積んで施工管理技士の資格を取得することができれば、ほぼほぼ食いっぱぐれることはないというのは大きなメリットですね。
施工管理技士の資格を取得するまでの期間は大卒か高卒かどうかにもよりますが、高卒の場合は4年6ヶ月以上、大卒の場合約1年半の現場
ですので、兎にも角にも施工管理の仕事を数年間経験すれば、食いっぱぐれることのない安定した未来が待っているわけですから、なかなか希望のある仕事と言えるのではないでしょうか?
年齢に合わせた仕事ができる
3つ目のメリットは、年齢に合わせた仕事ができるという点です。
こんなことを言うと、
「えっ…施工管理の仕事って工事現場監督なんだから夏も冬も外にいなきゃならないし、年齢を重ねたらきつくなるんじゃないの…?」
と思われる方も多いかもしれません。
ところが、全ての現場が体力がないとできないかというとそんなことはなくて、中には体力のいらない現場仕事もあります。
例えば「河川の巡視」の仕事なんかはそうでして、これは簡単に言えば現場を見て回って問題ないかどうかをチェックする仕事なわけですが、このように年齢を重ねていても特に問題なくこなせる仕事も多いわけです。
施工管理と一口に言ってもいろんな仕事があり、60代・70代であってもその経験を活かして公共工事の仕事に携わっている方も多く、安定して細く長く働ける仕事というのがメリットですね。
モノを作ることの楽しさを実感できる
最後のメリット。これはよく言われることですが、建設業界では形に残る仕事に携わることができます。
大成建設が「地図に残る仕事」と表現している通り、大きなモノを作り上げる一大プロジェクトに携われる仕事というのは大きなやりがいを感じられる一部分かもしれません。
工事が無事に終わった後の達成感と充実感、これはお金以上に何にも代え難いものかも…
建設業界に入社してからはどんな仕事をすることになるのか?
次に、施工管理という仕事内容についてざっくり解説しておきます。
施工管理という仕事は、超ざっくり言えば建設現場監督になります。
具体的な1日の業務の流れとしては、大体の場合は起床して現場へ直行します。
現場で何をするかというと、現場の見回り監督をします。建設現場は死亡事故にも繋がりかねない場所ですから、監督がしっかりと現場を見回らねばならないわけです。
ちなみに、施工管理は文字通り「管理すること」が仕事なわけですから、工事の作業自体は専門の大工さんが行うことになります。現場を統率、管理することが仕事というわけですね。
現場監督以外の仕事としては、もちろんオフィスでの事務作業もあります。
オフィス作業の内容は設計図面の修正などです。こちらは専門的な知識が必要になりますし、専用ソフトも必要になるので研修とOJTで勉強することとなります。
超ざっくり解説するとこんなイメージになります。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひぜひ社員訪問をしたり説明会で質問をしていただければと思います!
未経験から建設業界に就職するには?
最後に、一番気になるところであろう、未経験から建設業界に就職する方法について具体的に解説していきたいと思います。
未経験から建設業界に就職するにあたって必要なことは、
1.学ぶ意欲
2.コミュニケーション力
の2点になります。
施工管理職はひらたく言えば技術職でして、基本的には入社してからの研修とOJTで仕事ができるようになってくるわけですから、1点目の「学ぶ意欲」に関しては面接で重要視される最重要項目になってきます。
また、現場では1人で仕事をするということはありえませんので、周囲の方とのコミュニケーション力も重要になってきます。
逆に言えば、挨拶ができなかったり、自分1人で仕事を完結させてしまう人は面接でも不合格になってしまうケースが多いようです。
ですので上記をまとめると、学ぶ意欲があり、向上心があり、最低限の挨拶とコミュニケーション力がある人というのが採用されやすいということですね。
今から対策することといえば、上記を対策しておくと良いかもしれません。
そして、「未経験でも採用OKな求人は具体的にどこで探せば良いの??」というお話ですが、それは是非とも本記事の作成に協力してくださった株式会社ライズさんのかつやくカレッジという就職支援サービスご利用いただければと思います。
こちらのサービスを利用すると、なんと境目研究でも有名な安田佳生先生による特別講義を無料で受講することができる上、就職が決定すれば就職祝い金として現金10万円をもらうことができます。
こちらは建設業界に特化したサービスというわけでもないですが、元々が建設会社だったということもあり建設業界へのパイプが太いですから、本記事を読んで建設業界に興味を持った方は是非ともご利用いただければと思います。
もちろん、建設業界以外の未経験からの業界、職種への就職支援も行なっておりますので、現在は無職だけれども就職はしたい…!という方もご利用いただければと思います。
利用はもちろん無料!安田先生の講義付きで就職祝い金10万円ももらえるというのは破格だと思いますので、興味のある方は是非ともこちらから詳細をご覧ください。
ではでは、今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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