数年前までは人気就職先ランキングで上位を占めていた銀行ですが、最近は就職先としてはどんどんオワコンになりつつあります。
ということで本日は、大手都市銀行を退職してリクルートに転職を成功させたそそさんにインタビューをしてきましたので、なぜ銀行を辞めたのか?どのようにしてリクルートへの転職を成功させたのか?について記事を書いていきたいと思います。
まず初めにそそさんの経歴を軽くお話しすると、新卒で入社した某都市銀行を4年目に退職し、リクルートに転職をした結果年収1000万円を達成、そして現在は多くのサラリーマンの憧れの仕事であろう、VC業務を行っているという方になります。
(僕との関係で言うと、慶應大学の先輩ですw)
そそさんについてもっと知りたい!という方は、そそさんのツイッターアカウントとブログのリンクを貼っておきますので、下記よりご覧ください。
では下記、大手都市銀行を退職し、リクルートへの転職を成功させ、念願のVC業務に就くことができたそそさんの転職インタビュー記事になります。
銀行でのキャリアを歩むことに危機感を覚えている方、リクルートへの転職を迷われている方、是非ともご覧ください!
目次
大手都市銀行を辞めた3つの理由
まずは、新卒で入社した大手都市銀行を退職された理由について聞いてきました。
理由は3点あるようでして、
1.銀行の組織文化、環境が自分と合わなかったから
2.銀行に勤め続けた先のキャリアパスが見えなかったから
3.銀行員のスキルは汎用的ではないと感じたから
の3点です。
以下、上記3点について詳しく見ていきましょう!
銀行の組織文化、環境が合わなかった
まずは1点目、銀行の組織文化、環境が合わなかったという点。
新卒1年目の銀行員が感じたメガバンクのクソさと実態という記事にも書いておりますが、銀行は兎にも角にも体育会系で、ミスをしてはいけない文化です。
その組織文化がそそさんに合わなかったとのことです。
銀行はお金を取り扱う業務のため、基本的にはミスをしてはいけない文化です。
ミスをしたら烈火のごとく怒られ、次にミスをしないためにどうすれば良いかの対応策を考えることとなります。
例えば、かなりイレギュラーケースではあるのですが、法人のお客さんに融資のお金を振り込む際に、金額を間違えて振り込んでしまった時がありました。(平時ではまずありえないミスですが)
その時はめちゃめちゃ怒られて、なぜミスをしたかの報告書や始末書の作成が必要になりました。
これは一例ですが、このようにミスをしたら怒鳴られ、報告書と始末書を作成するという毎日が続くと、「ミスをしないように仕事をする人間になってしまう」という危機感を感じてくるようになりました。
ミスをしないように仕事をして、挑戦を避ける…そのように仕事をする人間にはなりたくなかったため、銀行を辞めて転職をしようと思うようになってきました。
また、銀行の職場では上下関係が非常に厳しく、支店長の命令が絶対なのでどうしてもそれに追随する人間になってしまいます。
特に、私の支店の支店長は剣道部出身だったせいもあり、根性論が非常に多かったです。
例えば、新規営業で1日何件訪問したかを支店長に報告しなければならない義務があったのですが、1日の営業回りが終わった後に靴が汚れていなかったら、
「お前、ちゃんと営業回ったのか??」
と言われることもありました。
要は、売上が上がらなかったとしても、きちんと努力して営業回りをしていればそれで許されるような雰囲気がありました。
こうした閉鎖的な組織風土が自分に合わないと感じたため、転職を決意しました。
なるほど…
僕もかつて日系の大手メーカーに勤務していたのでわかるのですが、これは痛いほどわかりますね。
仕事をこなして褒められることはあまりありませんが、ミスをしたら怒鳴られるのが普通ですから…
キャリアパスが見えなかった
そそさんが銀行を辞めた理由の2点目、それは、銀行で働いた先にあるキャリアパスが見えなかったということです。
私の支店の支店長はめちゃめちゃ朝早くに出社し、お客さんの元へ訪問し、報告書を提出し、役員の方から時には怒られ、常にプレッシャーに晒されながら必死に働き、それでいて年収は1000万円程度でした。
かつては銀行で出世すれば高年収と高待遇が保証されていたはずですが、現在は銀行で出世したところで明るいキャリアが待っているわけではありません。
銀行業界がどんどん斜陽産業になっていく中で、自分が出世した先のキャリアパスが魅力的ではないと感じ、転職を決意しました。
こちらも痛いほどわかります。
僕もかつては日系大手メーカーに勤務していたのですが、その先のキャリアは全く見えませんでした。
僕の元上司も確かに年収1000万円近くは貰っていたのでしょうが、僕ら若手社員が数年後に出世できたところで、今までと同様の待遇と給与が保証されているわけではありません。
出世がもはやコスパが悪いという件についてはデータでも示されておりまして、2020年3月1日の日経新聞の賃下げ圧力、中高年に集中 スキル習得が経済活性のカギという記事に掲載されているデータには、
■2000年において50代大卒男性の55%以上が課長職に昇進していたのに対し、2018年は課長職以上に昇進できる50代大卒男性の割合が44%に低下
■2000年において55歳大卒男性の月収中央値は62.3万円だったのに対し、2018年は53.6万円に低下
と記載されています。
すなわち、「近年は日本企業で出世がしにくくなっているし、そもそもの給料が下がっている」というデータになります。
このように、今の日本社会において出世はコスパが悪いという事実はデータでも示されていますし、僕自身の体感としても感じるところです。
銀行員のスキルは汎用的ではないと感じた
そそさんが銀行を辞めた3つ目の理由は、銀行員で培うスキルが将来の役に立たないと感じたからという点です。
銀行員の業務を続けていて身につけられるスキルは、基本的には銀行でしか役立たないスキルばかりでした。
例えば「融資」の仕事は銀行の業界内でしか役に立たない典型的業務であり、他の会社や自分で起業した時に役に立つとは思えませんでした。
私は自分自身の力で生きていけるようなスキルを身につけたかったため、汎用的なスキルを身につけられるような会社に転職したい!と思い、転職活動を開始しました。
確かに、いろんな銀行員の方のお話を聞く限りでは、銀行員のスキルというのは銀行内でしか役に立たないスキルが多く、一歩銀行の外に出たらそれは全く使えないスキルだった…なんてことがよくあります。
東大卒でメガバンクに勤めて10年ほどの知人、転職にめっちゃ苦労しているんだけど、採用されない理由が
「その銀行内でしか使えないスキルと人脈しか持っていないから」
だそうだ。
企業内特殊熟練を培ってしまった結果、優秀なのにキャリアアップできない状況…悲惨だ…
— タコペッティ (@syakaisei) February 19, 2020
上記のツイートのように、銀行員として染まってしまうと、他の会社、他の仕事で全く通用しない人間になってしまいます。それは非常に恐ろしいことです。
なぜ銀行を辞めてリクルートに転職しようと思ったのか?
以上、銀行員を辞めようと思った理由について見てきましたが、次は
「数ある会社の中で、なぜリクルートに転職しようと思ったのか?転職しようと思ったきっかけはなにか?」
について見ていきましょう。
こちらも理由は3点ありました。
外の世界があることを知った
1点目は、「銀行だけが企業ではない。外にはもっと広い世界があるということを知ったから」ということです。
銀行員時代、楽天やサイバーエージェントやリクルートなどのメガベンチャーでイキイキと働く友人知人の様子を見ると、世の中には自分の知らない外の世界があることを知りました。
例えば、銀行員時代は外回りの営業に行った時も直行直帰はできませんでした。
しかし、多くの会社では直行直帰ができるということを聞き、衝撃的でした。
「営業なのに直行直帰ができなかったのか…!」という事実は衝撃的でしたw
今は銀行でも直行直帰できるかもわかりませんが、とにかくここで皆さんにお伝えしたいのは、「自分の勤めている会社の常識が世の中の常識ではない」ということです。
僕もかつて大手メーカーに勤めていた時は、
「電話応対は若手社員が絶対に対応しなければならない仕事」
という常識を信じて、新入社員の1年間、ひたすら電話応対の仕事をしていました。
僕には電話応対の仕事は全く向いていなかったようでして、電話応対の仕事で毎日を消耗し、メンタルを病んでしまうまでになりました…
ところが、Web業界では電話応対の仕事ってほとんどなかったりするんですよね。社内のやり取りはほとんどチャットで済みますし、社外のやり取りも基本的にはチャットやスカイプなどのビデオ通話です。
僕も「電話応対は会社員の常識」という常識を信じて大手メーカーにそのまま勤め続けていたら今のキャリアはなかったわけですから、今の会社の常識を疑って外の世界を見てみる、というのは非常に重要なことだと思うのですよ。
経営に踏み込む営業がしたかった
2点目。これはそそさんがリクルートに転職した1番の理由と言っても過言ではないでしょう。
私は銀行員時代から、営業先の経営に踏み込めるような仕事をしたいと思っていました。
転職を決意してからというものの、メガベンチャーをはじめとする様々な会社の営業職を見てきましたが、サイバーエージェントや楽天のような企業の営業職ではそこまで経営にガッツリ踏み込んでいけるような提案営業ができないと感じました。
サイバーエージェントや楽天の営業マンは、言い方は悪いですがいわゆる普通のインターネットメディアの広告営業と感じたからです。
一方でリクルートは違いました。
リクルートの営業とは単なるモノ売り営業ではなく、課題解決営業だからです。
単なる広告枠を販売するだけでなく、お客さんの経営の根底に踏み込んで営業ができると考えたため、リクルートへの転職を決意しました。
ここは本記事において恐らく最も重要な点なのですが、リクルートの営業が他社の営業と決定的に違う点は、その企業の経営にまで踏み込んだ提案ができるという点です。
例えば、普通の広告代理店の営業マンは、当たり前ですが自社の広告枠を営業先に販売してそれで終わりです。
しかし、リクルートは課題解決型の営業ですので、広告の枠を超えていろんなものを提案しなければなりません。
「広告だけではなく、経営コンサルもいりませんか??財務は??マーケティングは??御社に足りていますか?」
と、広告にこだわらず、ここまで突っ込んだ提案営業をするのがリクルートです。
一般的な広告代理店の営業ではその会社の社長にまで営業をすることはありませんが、リクルートでは真面目に営業をしていれば結果的に社長に向けて営業に行くことになるのです。
ですから、リクルートでは社長をはじめとする一流の経営者の方々との人脈を構築することができ、経営に踏み込んだ営業活動をすることができるのです。
ちなみに余談ですが、リクルートで営業ができないとされる人は平社員に対して営業して満足している人のことらしいですね。
リクルートで評価される人は、広告のみに留まることなく会社の社風を変えるとかそのクラスまでいっている営業マンのようです。
「居酒屋女子会」とか「雪マジ」とかの用語を作り出したのはリクルートの一営業マンだったというのは有名な話です。
女子が飲み会に来ないのを広告でなんとかするなんて無理だ!!「居酒屋女子会」という新たな文化を作り出してしまえば良いのだ!
若者がスキーに来ないのを広告でなんとかするなんて無理だ!「雪マジ」という新たな文化を作り出してしまえば良いのだ!
リクルートの方々はそういう発想なわけです。
ですから、多くの人を巻き込んで大きな仕事ができますし、その過程で起業のための人脈を構築することができ、最終的にはその会社の経営戦略まで考えることができる、それがリクルートの営業なのです。
その後のキャリアパスが無限に広がる
3つ目の理由は、リクルートに入社してキャリアを積めば、その後のキャリアパスが無限に広がるという点です。
銀行員としてキャリアを歩むだけでは、現実的には出世できたとしてもせいぜい支店長になるだけで精一杯です。その後のキャリアが銀行内だけのキャリアに限定されてしまいます。
一方で、リクルートで実務経験を積めばその後の人生の選択肢が格段に広がります。
リクルート内で新規事業を立ち上げても良いし、別の部署に行っても良い、なんなら別会社に転職しても良い、起業をしても良い…そうした多様なキャリアを歩めるのがリクルートという環境なのです。
また、リクルート内では職種を変更できる社内制度があるため、実力があればリクルート内で新たなポジションに就くことができます。
リクルートにはグループ会社がたくさんありますし、いろんな職種があるので、実績さえ出せばリクルートグループ内において自分の就きたい仕事に就くことができます。
私はその制度を活用して、現在は憧れであったVCの仕事に就くことができました。これは、銀行内だけでキャリアを歩んでいたら到底成し得なかったことであると思います。
キャリアパスが無限に広がるという点、これはリクルートに入社する醍醐味ですね!
リクルート内には様々な業種のグループ会社、様々な職種がありますから、リクルート内での異動も可能ですし、リクルートで経験を積めば他社に転職することも容易です。
銀行という狭い世界でキャリアを積むよりは、リクルートという広い世界でキャリアを積むほうが今後の人生は拓けてくるでしょう。
ということで、そそさんは銀行からリクルートに転職後、兼ねてからの希望であったVCの部署に異動することになります。
リクルートに転職後、現在はベンチャーキャピタルへの企業投資の仕事に就きました。
そして、そそさんはリクルートの営業マンとしてのキャリアを歩んだのち、社内公募制度に応募して、ベンチャーキャピタルの企業投資の仕事に就くことになりました。
私はずっと投資と経営の仕事をしたいと考えておりました。
当時、銀行員時代には本気でMBAの仕事を取ろうとも考えていたのですが、転職活動をするうちに、
「リクルート内で名をあげれば投資と経営の仕事にも携われるんじゃないか?!」
と思い、社内で全力で仕事をした結果、社内公募制度に応募してベンチャーキャピタルの企業の投資の仕事に就くことができました。
VCの仕事は誰しもが憧れる職業であると思いますが、リクルートでVCの仕事ができるというのは重要な事実であると思います。
VCに限らず、初めから自分のやりたい仕事に就こうと転職活動をするのではなく、リクルートを踏み台にして、社内公募制度なり転職なりで自分のやりたい仕事に就くというキャリア選択も、それはそれでアリかもしれません。
まとめ。現リクルート社員がオススメする、リクルートへ転職する方法
以上!そそさんがなぜ銀行員を退職してリクルートに転職したのか?理由ときっかけについて見てきました。
そして最後に、みなさんが一番知りたいであろう、現リクルート社員であるそそさんオススメのリクルートに転職する方法についても書いておきます。
最も簡単なのはリクルートの知り合いを作って直接紹介してもらって入社することだと思うのですが、それはなかなか難しいので大半の人は転職サイトやエージェントを利用して転職をすることになると思います。
ではどんなエージェントや転職サイトを利用すれば良いかと言えば、ズバリ、リクルートへの転職に特化した転職エージェントを活用するのが一番です。
リクルートへの転職に特化した転職エージェントは日本にただ1つありまして、それがサムライソウルという転職エージェントさんですね。
リクルートへの転職を推奨しているエージェントはたくさんありますが、リクルートキャリアやエンジャパンなどのありきたりなエージェントばかりです。
上述してきた通り、リクルートは極めて特殊な会社ですので、餅は餅屋ということでリクルートへの転職にはリクルートへの転職に特化したエージェントを利用するのが最も合理的でしょう。
ちなみにカンの良い方ならお分かりだと思いますが、サムライソウルは元リクの方が起業した会社です。
元リクだからこそ、リクルートへのパイプが太いということです。
ここに相談すれば即リクルート社員とのコネが作れるわけですから、無料面談だけでも行ってみる価値はあるんじゃないかと思います。
ってことで、日本で唯一のリクルートへの転職に特化した会社、サムライソウルを利用してみることがリクルートへの転職への第一の道ではないかと思います。
登録フォームはこちらですので、興味がある方は是非ともご利用ください。
あ、もちろんリクルート以外への転職も取り扱っているので、色々と相談してみると良いと思います。まだまだベンチャー企業ですので色々と柔軟に対応してくれると思います。
ではでは!資本家目指して頑張っていきましょう。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
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