「会社に行きたくない…でも、せっかくホワイト優良企業に勤めているんだし、もう少し頑張ってみるか…」
本日は、このようなお悩みをお持ちの方に向けて記事を書いていきます。
というのも先日、こんな相談を受けました。
「某化学メーカーに新卒で就職したのですが、やる意味があるかどうか分からない理不尽な慣習ばかりで、とにかく社風が合いません。
ただ、給料はそこそこ良いし、周りの人も優しいし、業績も良いのでやめるのは勿体無い・・・と悩んでいます。」
いかがでしょうか?
優良企業にお勤めの方であれば、よくある悩みだと思います。
このお悩みに対する僕の回答はこちらです。
「どんな優良企業に勤めていても、社風が合わないなら今すぐ辞めるべき」
賛否両論あるかもわかりませんが、僕はこの意見を変えるつもりはありません。社風が合わない企業に勤めることは、それが仮にどんな優良企業であっても、百害あって一利無しです。
本記事ではその理由について、詳しく解説していきます。
今現在、ホワイト優良企業に勤めていて、「会社嫌だなあ…辞めたいなあ…」とお悩みの方にとっては、目から鱗の内容だと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
優良企業だからといって、自分にとって働きやすい会社とは限りません
この記事で皆さんにお伝えしたい点は1つです。
どんな優良企業でも、会社の社風が自分と合わないなら今すぐ辞めるべき。
という1点です。
この結論は、誰に何を言われようとも、譲る気はありません。
世間では、「優良企業に就職さえすれば勝ち組だ!」なんて言われたりもしますが、優良企業だからといって、その会社が自分にとって良い会社、または働きやすい会社であるとは限らないのです。
むしろ、優良企業であればあるほど、その会社が自分に合わなかったら地獄なんです。
この基本的な概念を理解していない方が非常に多いので、以下、深掘りしていきます。
素晴らしい優良企業には、「カルトのような文化」があるという事実
「そもそも優良企業とはなんなのか?」ということで、一冊の本をご紹介します。
それは、「ビジョナリーカンパニー」という本になります。
ビジョナリーカンパニーとは、ソニー、ディズニー、P&G、IBM…などなど、世界に名だたる優良企業群のことを指します。
こちらの本では、これらの優良企業(ビジョナリーカンパニー)に関する共通点や特徴がまとめられており、細かく分析されております。
そして、この本の中には1つ、衝撃的なポイントが記載されています。
それは、
素晴らしい企業には、「カルトのような文化」がある
というものです。
これは、筆者が6年間の調査にて導き出した、優良企業に共通する1つの特徴です。
本の内容を一部、そのまま抜粋しますと、
「素晴らしい職場だと言えるのは、基本理念を信奉している者だけであり、基本理念に合わない者は病原菌か何かのように追い払われる。」
「これらの企業に勤めるのは、極めて同質的なグループや組織に加わるようなものだと感じる。自分に合っていなければ、入らないほうがいい」
「仲間になれるのか、仲間外れにされるのか、どちらかであり、中途半端ということはない。カルトのようだと言える」
と、書かれています。
要約すると、ビジョナリーカンパニーにはカルトのような文化があり、中途半端な人材は仲間外れにされる。だからこそ、自分がその会社の社風に合っていなければ、入社するべきではない、ということです。
なかなかに衝撃的な内容ですよねw
続けて、ビジョナリーカンパニーにありがちなこととして、以下のように書かれています。
1.独特の言葉や用語を使う
2.社歌、拍手、宣言文、誓いなどによって仕事への熱意を高める
3.模範となる人物の神話を絶えず吹き込む
4.祝賀行事によって成功を祝う
みなさんのお勤め先でも、このような宗教的儀式を催している会社も多いのではないでしょうか?
要は、素晴らしい企業であればあるほど、カルト的な宗教儀式が存在する傾向にある、ということです。
ディズニーは、超カルト的企業である
分かりやすい例として、ディズニーを例に挙げましょう。
ディズニーという企業をご存じない方はいらっしゃらないと思います。誰しもが認める優良企業ですよね。
しかし、実際にディズニーで働くとなると、「超カルト的な文化を強要される」という事実がこの本に記載されています。
まず、ディズニーに入社したら、以下の社内用語の使用を徹底教化されます。
従業員はキャストと呼ぶ。
入場者はゲストと呼ぶ。
勤務はパフォーマンスと呼ぶ。
制服はコスチュームと呼ぶ。
勤務時間はオンステージと呼ぶ。
勤務時間外はオフステージと呼ぶ
この徹底教化により、「カルト的とも言える信奉者が生まれており、顧客は信者になる。」とも書かれています。(社員をカルト信者にまで仕立てあげる勢いです。)
勤務時間をオンステージ、勤務時間外はオフステージと呼ぶところが、他の会社と一線を画していますよね。
「僕は今、勤務時間中です!」なんて言わずに「僕は、今オンステージでパフォーマンス中なんです!」と言うわけですw
この徹底教化により、ディズニーでは「仕事は素晴らしいものだ!」という価値観を従業員に植え付け、従業員を洗脳していくのです。
ただ、ディズニーの場合はいったん洗脳さえされてしまえば、働くことが本当に楽しくなるでしょうし、会社に対して何も疑う余地もなく、幸せな人生を歩めるのだろうな、とも思います。
しかし、合わなかった場合は、本当に地獄です。
もし、気持ちが冷めている人がディズニーの従業員になり、ある日突然、
「勤務時間をオンステージと呼ぶとか、宗教じゃん」
と、冷めた目で自分の会社を見てしまったら、どうなるでしょうか?
社内では除け者にされ、仲間外れにされる末路が目に見えていますね….
ということで話をまとめると、業績好調な優良企業であればあるほどカルト的傾向が強く、その会社の社風が自分に合わなければ地獄、ということです。
僕が新卒で入社したホワイト優良企業も、カルト的でした
今思えば、新卒で僕が入社した優良企業も、非常にカルト的でした。
僕は新卒で、営業利益率は常に15%超え、ROEも常に10%を超えているような優良メーカーに入社したのですが、社風には全く合わず、地獄のような憂き目を見ました。
僕が新卒で入社した優良企業では、まさしく
1.独特の言葉や用語を使う
2.社歌、拍手、宣言文、誓いなどによって仕事への熱意を高める
3.模範となる人物の神話を絶えず吹き込む
4.祝賀行事によって成功を祝う
これらの項目を全て満たしていたのです!
具体的に、僕が新卒時代に強要されていたカルト的行動は以下です。
・内定式や入社式で、軍隊のような行進練習をさせられる
・役員の方々をあだ名で呼ばなければならないため、あだ名を全員分覚えなければならない
・研修の時点で社歌を猛練習。毎朝の朝礼で社歌を斉唱…
と、例を挙げれば本当にキリがないのですが、様々なカルト的文化が存在していました。
「なぜこんな無駄なことをする必要があるのか?」と、僕は本気で疑問に思っていましたよね。
しかし、同期はといえば、役員のあだ名を一生懸命、1名ずつ覚えているわけです。
冷静に考えて、役員の名前なんて普通に苗字で呼べばよくないですか?
わざわざニックネームを覚える必要性はありますか?
ただ、ビジョナリーカンパニーに共通する特徴が「カルトのような文化がある」という事実を思い返してみれば、僕が新卒で入社した優良企業は、カルト的文化があったからこそ利益率やROEが高く、業績を伸ばし続けることができたのだ、とも思います。
とはいえ、僕のようにカルト的文化の社風に疑問を持つ社員にとっては地獄ですよね….
だからこそ僕は入社初日で「この会社は無理だ」と悟り、その後10ヶ月で会社を退職したわけです。
10ヶ月間も会社に在籍していて良かった!とは1ミリも思っていません。今ですら「入社初日で辞めればよかった」と、僕は本気で考えています。
「やっぱり優良企業だし、福利厚生もお給料も良いし、業績も良いし….」という理由で退職の決断が先送りになっていたんですよね。
「こんなホワイト優良企業を辞めるなんて勿体ない!」とも思っておりましたので、そういう理由もあり、会社を辞めるのに10ヶ月もかかってしまいました。
本記事を読んでおられる皆さんには、このような後悔はしてほしくないのです。
どんな優良企業であっても、会社の社風が合わなかったら、残りの人生の3分の2を、地獄のような場所で過ごさなければならないのです。
それで鬱病になってしまったり体調を崩してしまったら、元も子もないと思いませんか?
以上の理由から、どんなホワイト優良企業に勤めていたとしても、会社の社風が合わなかったら今すぐ辞めるべきなんです。
Web業界は、「自由」を愛するカルト集団
ということで、僕自身は新卒で入社した優良企業を10ヶ月で退職してしまったわけですが、僕自身のキャリアとしては最終的にはWeb業界に転職しました。
現在はWeb業界で幸せな生活を送っています。
というのも、Web業界には会社に束縛されたくない人たちが集まっているんですよね。
参考までに、現在の僕の毎日はこんな感じです。
現在の僕の毎日
・目覚ましはかけない。朝陽が昇る頃に起床
・朝食前にランニング
・朝食後に、Web業界の仕事を適当にこなす(完全在宅)
・昼飯を食べたら、少し昼寝
・午後はブログを適当に書く
・日が暮れたら仕事はしない。読書をする
・夕飯を食べて、風呂に入って就寝これだけで幸せなんだよな
— タコペッティ (@syakaisei) November 20, 2021
Web業界に転職した結果、僕は会社員でありながらも、毎日を自由に過ごすことのできる環境を手に入れたのです。
しかし、この業界でもカルト的要素は存在します。
例えば、「スーツはダメ、ジーパンに白いTシャツこそが1番だ!」と主張される方々もいらっしゃいます。
これはこれでカルト的文化と言えるかもしれませんが、僕はこちらの方が居心地が良いと感じています。
ある意味、僕は「自由」を愛するカルト信者とも言えるので、Web業界を心の底から愛しているというわけです。
これはあくまで僕の考えですので強要はしませんが、「会社に束縛されたくない!カルト的文化はもう限界!優良企業の肩書きなんてどうでもいい!」などと思われる方は、是非ともWeb業界への転職を検討してみると良いと思います。
いつ起きるのもいつ仕事をするのも自由な、最高のライフスタイルが待っていますよ。
参考までに、未経験からWeb業界に転職するための方法についてはこちらの記事に詳しく書いておりますので、興味のある方は是非ともご覧ください。
→未経験からWeb業界への転職を成功させる3つの方法(実体験談もお話しします!)
僕がどのようにしてWeb業界に転職して幸せを掴んだのか?詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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