
職場の人とうまくやっていけない…
上司がどうでもいいようなことでいつも怒ってくる…
こんなことってあると思います。
事実、会社を辞めたい人のほとんどが「人間関係」を理由に会社を辞めています。
僕は既に会社を2回辞めた経験がありますが、2社目は人間関係がそんなに良くなかったので3ヶ月で辞めました。
会社を辞めることに関してはかなり精通している僕ですが、その中でも「人間関係が悪い」というのはダントツで会社に行くのが辛い要因なんですよね。
仕事が嫌でも、会社が嫌いでも、給与が安くても、人間関係が良ければ会社には行けるものです。
皆さんも学生の頃を思い出してくださいよ。
不登校になる人って、絶対にクラスでの人間関係が問題だったはずですよ。
勉強が苦手でも、スポーツが苦手でも、先生が嫌いでも、友達と仲が良ければ学校には行っていたはずです。
不登校になる人は、絶対にクラスでいじめられていたとか、友達がいなかったりとか、人間関係に問題があったはずです。
すなわち、人間関係さえ良ければ組織に所属することはそこまで難しくないわけです。
しかし、人間関係が悪くなった途端、急に組織に所属することが難しくなる。
これは体感ベースでもわかっていただけると思います。
ですので、僕は仕事で転職者の人生相談なんかを受ける時は、
「仕事が嫌」とか「営業が嫌だ」という理由で会社を辞めたい人に対してはすぐに会社を辞めることはオススメしていません。
なぜなら、人間関係さえ良好ならその他の要因が劣悪でも、案外どうにかなってしまうからです。
しかし、人間関係が悪いとどうにもなりません。人間関係は仕事をする上でカネよりも、労働時間よりも、仕事内容よりも、待遇よりも、何よりも重要なことなのです。
辞書で「社会」という単語を調べると、「人と人とのまとまり」と出てきます。
そもそも社会というものが人と人とのまとまりである以上、人間関係が悪かったら会社に行けるわけなんてないのです。
ということで、本日は会社の人間関係が悪かったらどうすればいいか?、そして、会社の人間関係が悪いことがあなたにもたらす悪影響について書いていきたいと思います。
職場の人間関係が劣悪だ…と思いの皆さんは、是非読んでみてください。
目次
会社の人間関係の悪さがあなたにもたらす悪影響
挙げればキリがありませんが、会社の人間関係の悪さは様々な面であなたに悪影響を及ぼします。
会社の人間関係が悪いと、あなたはどうなってしまうのか?
一つ一つ見ていきたいと思います。
仕事ができない人間になってしまう
当ブログで常々主張していることではありますが、仕事というのはつまるところ人間関係です。
極論、人間関係が良ければ世の中の仕事はなんだってこなせてしまうのです。
わからないことがあっても、先輩との人間関係が良ければわからないことを聞きながら仕事ができますよね?
漫画「課長島耕作」でも、島耕作はあらゆる人間関係を駆使して出世していきますよね?
漫画「エンゼルバンク」でも、東大卒でプライドばかり高い桂木くんは能力は高いのに職場で孤立して、仕事を回されなくなっていますよね?
仕事ができるできないは、その人の地頭の良さとか能力ではないんです。
仕事ができるできないは、つまるところ全て人間関係に集約されるのです。
人間関係が悪ければ当たり前ですが仕事も振られないですし、わからないことも聞きにくい、よって仕事はできないのです。
人間関係が悪くなると仕事ができなくなる。これは肝に命じておきましょう。
仕事のスキルが上がらない
人間関係が悪いと仕事スキルも上がりません。
上司や先輩と仲が悪いことを想像していただければわかると思います。
仕事でわからないことがあっても仲が悪いから聞きにくい。聞いたら怒鳴られるかもしれない。よくわからないけど1人で進めてしまおう。
そんな状態で仕事スキルなんてあがるわけがありません。
というかそもそも、人間関係が悪いと仕事もあまり振られなくなるので必然的に成長機会を失います。
仕事もできないし、仕事のスキルも上がらない。人間関係の悪化は、仕事において弊害でしかないのです。
心身を害して鬱病になりやすい
人間関係が良好なのは健康な証拠です。
逆に言えば、人間関係に問題があるのは不健康な証拠です。
人間とは社会的な生き物です。人と人との繋がりがあってこそ、初めて心身ともに健康でいられるのです。
例えば学校でいじめられたことのある方、いじめられているときは心身ともに健康でしたか?
精神的に参っていたんじゃないですか?
そんな経験があるのなら、それは会社員で言う鬱病の一歩手前だったはずです。
僕の知り合いでも、学校に行く途中に急に目眩がして、交差点でうずくまったまま学校に行けなくなった、という経験をした人もいます。
それは会社員で言えば完全に鬱病です。
学校で不登校になってしまったのと同様に、会社員でも鬱病になって出社拒否になる可能性があるのです。
鬱病の原因はいろいろありますが、人間関係が悪いから鬱病になるなんていうケースはありがちですからねえ…
僕の知り合いでも、上司と馬が合わずパワハラを受け、鬱病になって再起不能になってしまった友人がたくさんいます。
会社、いや、社会というのは、否が応にも強制的に他人と関わらねばならない場所です。
ウマが合う人間であろうと合わない人間であろうと、付き合っていかなければならないのです。
自分と馬が合わない人間と毎日絡み続けなければならない苦痛は相当なものです。
今すぐに鬱病になるだろうとはいいません。しかし、気の合わない人と毎日付き合わなければならないそのストレスは、自分では気づかなくとも必ず心身のどこかに蓄積されています。
そして、そのストレスの蓄積が数年間溜まると、ある日突然ストレスが弾け、会社に行けなくなります。
そして医者からは鬱病を宣告され、さらに悪いケースでは会社から「使えない人間」とのレッテルを貼られ、社会復帰が困難になる…
あくまで最悪のケースですが、こんなことは巷ではよく起こっていることです。
では、こうした最悪なケースを免れるためにはどうすればいいのでしょうか?
それは、「逃げる」ことです。
ただ、逃げるにもやり方がいくつかありますので、以下、会社を2回も辞めてきた僕が悪い人間関係からの逃げ方についてお伝えしようと思います。
職場の人間関係から逃げる方法
まず始めに言っておきますが、職場の人間関係を改善する!なんてのはあなたのやることではありません。
それはあなたの上に立つマネージャーの責任です。
そして、人間関係を良好にするように頑張る!なんて努力もしてはいけません。
そうした努力はあなただけがやっても無駄だからです。本来であれば職場の全員が結束して職場の雰囲気を良くするよう努めるべきですが、そんなことは世の大半の会社ではまず起こり得ませんので、努力するだけ無駄になります。
あなたのやることはただ1つ、悪い人間関係から逃げることです。
逃げるためにはどうすれば良いか?具体的な方法は3つあります。
えっ?会社を辞めることじゃないの??
と思われた皆さん、僕が言う逃げるとは、何も会社を辞めることだけではありません。
ていうか、僕が言うのもあれですが会社を辞めるというのは最終手段です。
会社を辞めてしまうと人によっては取り返しのつかないことになってしまう可能性もありますので、会社を辞める以外にも逃げる選択肢はあるということをご紹介しておきます。
部署異動を申し出る
皆さん意外と気づかないのがこれです。
さすがに社員数15人とかの中小零細企業だと無理ですが、従業員100人以上のそこそこの規模の会社であれば部署異動で人間関係がリセットされる場合が多いです。
例えば僕の友人なんかは上司からパワハラを受けていて、
「部署を変えてくれなきゃ会社辞めます!」
と上層部に直談判した結果、見事部署異動を勝ち取りましたからね。
部署異動をすれば人間関係の問題が解決しそうな会社の場合、まずは部署異動を申し出るというのが1つの手です。
休職する
こちらも皆さん意外と知らないのですが、お医者さんに鬱病と診断してもらえば月収の2/3ほどのお金を貰いながら会社を正式に休むことができます。傷病手当金制度ですね。知らない方はググってみてください。
特に会社はなかなか正社員をクビにはできないので、休職というのは会社員が持つ切り札になります。
休職を勧めてくれる会社は良い会社でしょうが、世の中にはそんな会社は少ないと思うので辞めさせられそうになったら休職という切り札を是非とも出してみることをオススメいたします。
会社を完全に辞めてしまうと結構メンタルにくるものがありますので、できれば休職という形をとって会社を正式に休み、自己研鑽なり転職活動なり休養に充てるべきであると思います。
会社を辞める
これは最終手段ですね。
部署異動もダメ、休職もダメ、そんな状態になったら会社を辞める以外に現状を解決する方法はありません。
ただ、会社を辞めるに際して必ずやってほしいことが1つあります。
それは転職エージェントに相談するということ、転職先を事前に決めておくということです。
そんなん当たり前やろ!!
と思うかもしれませんが、本当に会社が嫌になると、冷静な思考ができなくなるんですよねえ…
かつての僕がそうでした。
転職先を決めることなく、転職エージェントに相談して転職市場について調べることなく、先に会社を辞めてしまいました。
正直申し上げますと、一度離職してしまうと再就職するのは圧倒的に難しくなります。
それは日本の転職市場が空白期間を嫌うから…という理由がありますが、いずれにせよ転職先を決めないうちに会社を辞めてしまうのは精神的にもよくないですし賢い選択とは言えません。
ですので、会社を辞めようと思った場合は必ず事前に転職エージェントに相談して、必ず先に転職市場について把握し、あなたの市場価値について把握しておきましょう。
まずは何をしたらいいの?とお思いの方は、とりあえずMIIDAS(ミーダス)で自分の市場価値を診断してみてください。
あなたの経歴を入力するだけであなたの転職市場価値がわかるのですが、まずはこちらであなたが転職市場でどこの位置にいるのか?それを把握することが大切です。
把握できたら、次は転職エージェントに登録しましょう。
ただし、転職エージェントに登録する際には注意点があります。それは、必ず大手の転職エージェントに登録すること、必ず3社以上の転職エージェントに登録すること、の2点になります。
なぜ大手転職エージェントを使うべきかというと、小さいところだと闇雲に転職を勧められる可能性があるんですよね…
小さい転職エージェントはとにかく転職を成功させて利益を上げたいので、兎にも角にも転職を勧めてきます。そんな転職エージェントには相談してはいけません。
ということで、僕が信頼、オススメできる転職エージェントはリクルートエージェント、マイナビジョブ20’s、パソナキャリアになります。
全て業界最大手になりまして、僕も全て使っておりました。
これらの転職エージェントは闇雲に転職を勧めることもなく、親身になってあなたのキャリアについて考えてくれますので面倒くさがらずに全て登録しておきましょう。
リクルートなんかは僕の友人が使っていましたけど、「あと1年くらいは今の会社を続けた方が良いと思います。」とアドバイスされたらしいですからねw
余談はさておき、ちょっと各エージェントの特色について詳しく紹介しておきますね。
言わずと知れた大手転職エージェントのリクルートです。
まあ利用してみた感じ、求人紹介という面で見れば機械的すぎて正直微妙でしたが、王道ですので登録しておくに越したことはないと思います。
やはり業界トップを走っているだけあってアドバイザーの能力が極めて高く、選考対策資料も充実しているのがいいですね。求人紹介という面では確かに微妙でしたが、担当エージェントさんが優秀だったので僕もいろいろ相談させていただきました。
先ほどもちょっと言いましたが、リクルートキャリアは信用に重きを置いている会社ですので、場合によっては今の会社に残り続けることも提案してくれます。
僕の友人もリクルートエージェントに相談したら、「もう少し今の仕事を続けられた方がいいと思います」とアドバイスされましたからね。僕も彼は今の仕事をそのまま続けた方がいいと思っていたので、まさにリクルートエージェントは顧客との信頼を大事にするトップエージェント会社と言えるでしょう。
親身になってあなたのことを考えてくれると思います。
相談はこちらからどうぞ。
まあ、人間関係が劣悪だったら今すぐ転職した方が良かったりするんですが…
リクルートに追随し、今や広報力ではリクルート以上となったマイナビ。
僕が利用した感じだと、リクルートとは違って求人紹介を担当のエージェントさん自らやってくれるのでいい感じでした。
リクルートと並行してマイナビの人ともたくさん相談して、僕は選考も実際にここ経由でたくさん受けました。エージェントさんが自ら求人を選んでくれたおかげもあってか、選考は通りやすかった気がしましたw
希望の求人を見つけるって意味ではこっちの方がオススメですね。こちらもよければどうぞ。
僕が一番好きだったのはここですかね。
リクルートのように求人紹介が適当というわけもなく、マイナビと同等に僕に合わせた求人を紹介してくれました。さらに、恐らくパソナキャリア内で求職者の情報が共有されているのでしょう。担当エージェントさん以外からも求人の紹介が送られてきました。
担当エージェントさん自身も僕に合った求人を選んでくれますが、僕の経歴を見た別のパソナのエージェントさんも求人をいろいろ紹介してくれるので、登録していて飽きませんでしたね〜
例えば営業経験が1年以上あるんだったら、その経験を活かせる職種を色々と紹介してくれると思います。別に営業職に限らず、その人の志向に合った意外な求人を紹介してくれたりします。
エージェントさんにもたくさん相談しました。今思えば迷惑かけたなあ…懐かしい思い出。
僕的にはパソナが一番オススメですので、複数登録するのはちょっと…って方もパソナには登録しておくといいと思います。会社の悩み事もたくさん相談できますよ。
あと、自分と同い年くらいの若いエージェントさんと相談したい!ってことだったらハタラクティブという転職エージェントサービスがオススメです。
何がオススメかというとなんとここ、ラインで気軽にエージェントさんと相談ができてしまうんですよね。
若い会社ですので若い社員が多く、そのせいもあってかエージェントとの連絡でラインを利用しているそうです。
本当に気軽に相談してみたい!というのだったらこちらも利用してみるといいと思います。求人の質はさすがに前者3社より落ちますが、手軽に相談という意味ではこちらがオススメです。
まとめ
以上、長々とお話ししてきましたが、結論としては職場の人間関係が悪いなら頑張ろうとせずさっさと逃げろ!!
ということにつきます。
間違った方向に頑張ることほど愚かなことはありません。
間違った努力をすると、それこそ鬱病に一歩近づくのです。
何度も言いますが、僕は人間関係の悪化により仕事がうまく行かず、会社が嫌いになり、鬱病を発症して再起不能になってきた人間を何度も見てきています。
そんな現実は対岸の火事ではありません。
リアルに起こっているのです。
ということで全会社員の皆さん、いざとなったら「逃げる」ということを是非とも覚えていただければと思います。
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
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