「高学歴なのに、年収が低い」
これはもう、とんでもないコンプレックスです。
僕は慶應の経済学部をストレートで卒業し、新卒で某大手メーカーに入社しました。これだけ聞くと超順風満帆な人生です。
しかし、あろうことか、僕は新卒で入社した大手メーカーをわずか10ヶ月で短期離職。
なんとかして次の勤め先を見つけるも、そこは大手メーカー時代の待遇とはうって変わって、30時間の見込み残業代込みで年収は250万円程度でした。
高校生の時は東大を目指していたのに…
慶應の経済学部まで卒業したのに…
そしてせっかく大手企業に就職したのに…
人生をかけて手に入れた、大手企業への就職というプラチナチケットを、僕はわずか10ヶ月で投げ捨ててしまったのです。
安定と高年収を捨て、最後に残ったのは残業まみれの毎日に、なけなしのお給料…
もうね、当時は泣きたかったですよね。
ということで本日は、大企業勤めから低年収に転落してしまった時の僕の心境について、わかりやすくお伝えしたいと思います。
低年収に転落した瞬間、僕が抱えたコンプレックスはこちらの3つです。
①低年収コンプレックス
②大企業コンプレックス
③仕事できないコンプレックス
この3つのコンプレックスを抱えて、しがないサラリーマン生活を送っておりました。
これらのコンプレックスを僕はどのようににして克服したのか?具体的にお話ししていきます。
「高学歴なのに、自分は低年収で…」
「大企業のやつらが羨ましい…」
このような悩みを抱えている方にとっては非常に参考になる内容と思いますので、是非とも最後までご覧ください。
目次
低年収コンプレックス
大企業を短期離職して、まず第一に僕が感じたコンプレックスがこちらです。
圧倒的な低年収コンプレックスです。
何を隠そう、僕は慶應の経済学部出身です。
ぶっちゃけ、僕の大学時代の同級生たちはみんな高給の超一流企業に就職しています。
例を挙げればキリがないですが、某外資系金融機関、某コンサル企業、大手総合商社、大手インフラ…などなど
慶應時代の同級生たちはみんな、僕の2倍以上の給料を余裕綽々に稼いでいるのです。
一方で僕はといえば、30時間程度の見込み残業代込みで年収は250万円程度…..
もうね、かつての友人たちと顔を合わすなんてことはできませんでしたよね。
大学時代の友人たちが高給をもらい、銀座コリドー街でナンパをし、優雅な毎日を送っている中、僕だけはカツカツの給料で生活していたのです。
周りの友人たちも自分と同じように貧乏ならばまだ救いはあったと思うのですが、「周りの友人たちが贅沢な生活を送っている中で、自分だけがカツカツの生活を送っている」という事実に引け目を感じましたよね。
ですので、大学時代の友人とは疎遠になっていきました。そもそも、自分から会おうという気にすらなりませんでした。
例えば、同窓会や結婚式に誘われても、顔を出しにくかったですよね。
「なんでそんな年収低いの??」
「お前落ちぶれたなあwww 大学時代は成績優秀だったのにww」
と言われてしまうのを危惧してしまうんですよね。
いや、もちろんそんなこと言われるはずがないというのはわかっていますよ。
ですが、低年収コンプレックスというのはしばしば被害妄想を加速させるものです。
自分と同じ大学を卒業した同級生たちが高給をもらう中、自分だけが低年収…
周りはどうとも思っていないのでしょうが、自分の頭の中では被害妄想がぐるぐると駆け巡り、精神を摩耗させてしまうのです。
別に誰が何を言うわけでもないのですが、勝手に自分一人で悩みを抱え込んでしまうのです。
精神衛生上、本当によくありません。
その結果、毎日お金のことを考えるようになり、低年収であるが故に金の亡者になります。
低年収は、「百害あって一利なし」です。
マイナス思考になりますし、友人たちは何も思っていないだろうに、自分1人でクヨクヨと余計なことを考えて時間と体力を無駄に消耗してしまう…
以上が、僕の抱えた低年収コンプレックスです。
大企業コンプレックス
さて、低年収コンプレックスと同時にやってくるのは、大手企業コンプレックスです。
自分では色々考えて大手企業を辞めたはずなのですが、いざ退職して低年収に陥ってみると、以前勤めていた大企業の待遇の素晴らしさに改めて気づくこととなります。
今思えば、新卒で入社した大手メーカーの待遇は素晴らしかった
■社員寮は月8000円の家賃。水道代電気代光熱費は全部タダ
■社員食堂があるのでランチ代はほとんどかからない
■残業代はきっかりつくし、謎の手当てもあるただ、その代わりに全ての自由を奪われていた。絶対戻りたくはない#転職
— タコペッティ (@syakaisei) March 5, 2022
こちらのツイートの通りです。
勤務していた頃はなんとも思いませんでしたが、いざ会社を辞めてみると、「大企業の待遇はなんと素晴らしかったんだ!」と、改めて気付くこととなります。
その結果、大手企業に勤め続けているかつての同期たちを、今まで以上に羨ましく思うようになります。
「自分はもともと大手企業のエリートサラリーマンだったのに、どうしてこんなにしがないサラリーマンに成り下がってしまったのだろう…」
と、過去の自分の行動を後悔するようになります。
そして、大手企業での思い出は美化され、大手企業のサラリーマンのことを無条件で「偉い!」と思い込むような偏った価値観が形成されることとなります。
年収250万円の会社員なんてこの世の中にたくさんいるはずなのに、自分のことを極度に卑下してしまうんですよね…
こうして、無駄なストレスと無駄なコンプレックスを抱えてしまい、思い悩む時間が増えてしまうわけです…
仕事できないコンプレックス
最後、3つ目のコンプレックスはこちらです。
仕事ができないコンプレックスというのもありました。
いや、仕事は普通にこなしてはいたのですが、なにぶん短期離職をしているし低年収だし自己評価も低くなっているということで、普通に仕事をしていてもなお、自分は仕事ができないんだという被害妄想に苛まれます。
また、慶應卒で元々大手企業勤務なわけですから、周りからの期待値が高かったというのもありました。
期待値が高いというのは何にも増して厄介なことです。普通に仕事をこなしていても、
「慶應卒なのにもっとテキパキできんのか!!」
「頭が良いんだからもっと頭使え!」
などと言われます。
こんなことを言われるのは非常に不快でした。
ある意味、慶應なんて卒業せず、Fランから中小企業に就職した方が幾分人生はマシだったんじゃないかとすら思いましたよね。
下手に慶應大学出身という中途半端な学歴を背負ってしまい、下手に年収の低い企業に入社してしまい、勝手に期待値をあげられるのはたまったもんじゃありません。
期待をされていない方が仕事もある意味楽です。
無駄な期待と、「高学歴なんだから仕事ができて当たり前!」という雰囲気で接せられるのは何よりも辛かったのですよ…
その結果、常に相手の期待値を上回っていなければならないというプレッシャーが襲いかかります。
そして、「慶應卒なのにそんなこともできないのか!」と言われるたびに、「自分は仕事ができないんだ..」というコンプレックスが加速していきます。
その結果、仕事できないコンプレックスは加速していき、自分が高学歴であること、自分が大手企業出身であることを悔やむようになります。
そして、低学歴でも仕事ができる先輩や同僚に対して嫉妬の念を抱くようになり、無駄なストレスと悩みを抱えていくことになるのです….
これら3つのコンプレックスを克服した方法。
以上が、当時の僕が抱えた3つのコンプレックスでした。
しかし、現在の僕は、このようなコンプレックスを抱くこともなくなりました。
僕はどうやってこれらのコンプレックスを克服したのでしょうか?
それは、自分の満足できる待遇の職場に転職して、慶應の同級生並みには自分の力で稼げるようになったからです。
コンプレックスを克服するためには、その根本原因を解決する必要があります。
そのために僕が取った行動はこちらの2点でした。
①収入が低くても良いから、自由度が高く、労働時間の短い会社に転職する
②副業でも投資でもなんでも良いので、全ての所得を合算して慶應卒の同級生並みに稼げるようになる
という2点でした。
これらを達成すべく、僕は次のようなアプローチをとりました。
収入が低くても良いから、自由度が高く、労働時間の短い会社に転職した
まず初めに僕が取ったアプローチは、年収が低くても良いので、時間と場所の融通がきく会社に転職することです。
自分が同年代の会社員に対してコンプレックスを抱いてしまう理由は、ひとえに
「自分は周りと同じ時間働いて、同じように頑張って働いているのに、なんでこんなに給料が少ないんだ…」
と感じてしまうからです。
しかし、だからといって大企業にまた転職するのはちゃんちゃら御免でした。なぜなら、古臭い文化を強要してくる大企業の働き方の方が僕にとっては辛かったからです。(だからこそ、大企業を1年で辞めたんです。)
ならば、いっそのこと周りと全く違う働き方をして、そもそも周りの会社員と比較不可能な働き方をすればいいのではないか???と考えるようになりました。
そこで出た選択肢が、「自由な会社でゆるく働き、副業でガッツリ稼ぐ」という働き方です。
こうした働き方ならば、仮に年収が低かろうと、
「いや、自分は労働時間短いしw」
「もうあくせく働くのは辞めたからw」
「副業や投資で稼げば良いしw」
と開き直ることができます。
そもそも、一般的なサラリーマンと全く異なる世界線で働くことができれば、低年収コンプレックスも大企業コンプレックスも感じにくくなります。
ですので、僕は「いつでも」「どこでも」働くことができる“Web業界”への転職を決意しました。
結果、僕はWeb業界に転職してからというものの、
①いつ起きても良いし
②いつ寝ても良い
③どこで働いても良い
という、最高の環境を手に入れることができました。
参考までに、Web業界の素晴らしい点を以下のようにツイートさせていただきました。
Web業界はまさに新時代の働き方
・完全在宅OK
・いつ起きるもいつ仕事するも自由
・学歴不問
・就職・転職に履歴書がいらない
・給料もそこそこ
・論理的な人が多いのでコミュニケーションがスムーズ
・感情的に怒鳴られることがない
・DQNがいない最高すぎますね
— タコペッティ (@syakaisei) November 9, 2021
もう、最高ですよね…!(笑)
僕はWeb業界に転職してからというものの、大企業コンプレックスや低年収コンプレックスなんてものは消え去りました。
なぜなら、別にお金がなくとも理想的な生活を送ることができているからです。足りない分は、後述するように副業で稼げば良いのです。
Web業界では現在、「ABW」という働き方が主流になっております。
ABWとは、Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の略でして、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のことを言います。
わかりやすく画像で示すと、次のようになります。
いつ働いても良いし、どこで働いても良いという働き方のことですね。
なんなら、週休3日制とか時短勤務とか、それらも従業員の意思で自由に選ぶことができます。
このように、僕は①「働く時間」と②「働く場所」を自由にする働き方ができるWeb業界に転職できたからこそ、余計なコンプレックスを抱えて生きる必要がなくなったのです。
では、「具体的にどうやってWeb業界への転職を成功させたのか??」という点については以下記事に書いておりますので、興味のある方は併せてご覧ください。
→未経験からWeb業界への転職を成功させる3つの方法(実体験談もお話しします!)
副業で年収を底上げする
2点目のアプローチは、副業で年収を底上げするということです。
いくら労働時間が短くなろうとも、大手企業サラリーマンに匹敵するくらいの額を稼がなければ僕の低年収コンプレックスの灯火が消えることはありません。
ですので僕は、とにかく副業に勤しみました。
その結果、なんやかんやありまして副業で月に50万円くらいはコンスタントに稼げるようになりました。
これでも名だたる超一流企業に勤める同級生たちには全く及びませんが、まあ普通の大企業社員であれば月に50万円くらい稼げれば対等に太刀打ちできるでしょう。
自分が大企業を辞めたということもあり、「大企業の一般サラリーマンの月収を自力で稼ぐ」というのは僕の兼ねてからの目標でした。
ですので、副業で月に50万円程度を稼ぐことができれば僕の低年収コンプレックスは解消されたということです。
・具体的に、どのような副業で稼いだのか?
・楽な副業はなんなのか?
というお話については以下記事にまとめておりますので、気になる方はこちらも合わせて読んでみてください。
→働きたくないけどお金は欲しいという人がやるべき楽な副業6選
最後に…コンプレックスをバネにせよ!
ということで、最後にメッセージです。
誰にでもコンプレックスはあるはずでして、コンプレックスに悩むのは人間として当たり前です。
「人間は、悩む生き物である」
とはよく言ったもんです。
重要なのは、コンプレックスをバネにして、いかにそのコンプレックスを克服していくか???であると思います。
本記事が、様々なコンプレックスを持った方の参考になれば幸いでございます。
※最後に、僕が年収250万円の営業職の仕事を辞めて、Web業界に転職して人生が変わった話については以下記事で詳しく書いております。興味のある方はこちらも合わせて読んでみてください。
→日系企業の営業職からWebマーケティング職に転職して人生が変わった話
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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