「せっかく大手企業に入社したのは良いけれど、毎日の仕事が辛すぎる…もう働きたくないよ…」
こんなことで悩まれて、本記事にたどり着いた方も多いと思います。
事実、この記事を書いている僕自身は慶應の経済学部を卒業後、新卒で大手メーカーに就職しました。いわゆる、JTC(Japanese Traditional Company=古き悪き伝統的な日系大企業)に就職したわけです。
しかし、僕は日系大企業の組織文化に耐えることができず、わずか10ヶ月で会社をドロップアウトしてしまいました。
社会のエリートから、一転して社会の負け組となりました。
ただ、それでも僕はめげることなく、そこから3回の転職を繰り返し、最終的にはWeb業界に身を落ち着けることができ、今や場所と時間に捉われない、自由な働き方を実現することができました。
もちろん、大企業勤務という看板と、社会的地位、安定した高年収は完全に失ってしまったことは後悔しています。しかし、僕は今の働き方の方が圧倒的に幸せです。
今は嫌な仕事をすることもなく、週に2,3日程度、好きな時間に好きなように働いて、毎日美味いもんを食って、ストレスなく生きています。
「ストレスなく、楽に生きる。」
これこそが人間本来の生き方なんじゃないかと思います。
もちろん、高学歴で大手企業に入社して幸せそうにしている友人もたくさんおりますし、どちらかというとそちらの方が大多数です。偏差値の高い大学に入学している以上、高学歴エリートは大手企業に入社すべきだという事実は間違いありません。
ただしかし、偏差値の高い大学に通っているエリート大学生は大手企業に就職しなければならないという固定観念に囚われ、周りに流されるまま大手企業に就職し、やりたくもない仕事をさせられ日々を消耗させ、毎日を不幸せに生き、鬱病をこじらせ再起不能になってしまう人間がいるのもまた事実です。
有名大学を出て大手企業に入社したとして、必ずしも最良の人生を送れるとは限らないのです。
先日は下記のようなツイートをしましたが、そこそこ反響があったので共感してくれる方も多かったのではないかと思います。
将来の選択肢が広がるという理由で偏差値の高い大学に入学するも、高学歴ゆえに大企業に入る道しか許されず、大企業にてやりたくもない仕事で毎日を消耗させ、年金2000万問題に踊らせられ結婚も子供も作ることもままならず、生涯世間のしがらみに生きていかねばならぬ人生、それは果たして幸福か。
— タコペッティ (@syakaisei) August 19, 2019
ということで本日は、慶應大学を卒業してわずか1年で大手メーカーをドロップアウトした僕自身の経験や、大手企業に入社しながらも日々に満足することができず、退職を決意した僕の身の回りの友人を例に挙げながら、
・高学歴で大手企業に入社することが必ずしも正解ではない理由
・自分なりの幸せの価値基準を持ち、常識の殻を打ち破る方法
これらについて僕の実体験談をもとに、解説していきます。
目次
高学歴を手にすると、キャリアの選択肢が狭まるという皮肉な事実
まず初めに、高学歴の学生にありがちな、
「高学歴であればあるほど、就職先が限定されてしまう」
という皮肉な事実をお伝えしたいと思います。
例えば、僕は慶應の経済学部を卒業しておりますが、大手企業以外のキャリアはありえない!と、ずっと思っていました。
「良い大学に入ったならば、大手の一流企業に就職しなければならない」というある種の常識、固定観念が大学や親、友人達との間で蔓延していたのです。
事実、こちらの記事によると、慶應生のうち40%強は上場企業に入社しているとのことです。
上場していない大企業や有名企業もあることを考えれば、ざっと見積もって慶應生の半数以上は上場企業や有名企業に入社している計算になります。
なんだ半分ぽっちじゃないかと侮ることなかれ。
多様性が叫ばれる昨今、卒業生の大半が上場企業や有名企業に入社しているなんて大変な事実ですよ。
これ、慶應卒だけではなく他の一流大学卒も同様だと思っておりまして、東大卒YouTuberとして活躍されておられるマスザワ内閣さんも僕のツイートに非常に共感してくださいました。
わかりますww https://t.co/dHyFBjifCx
— マスザワ内閣@N国党衆院選比例代表九州ブロック公認 (@masunaikaku) August 19, 2019
このように、慶應生や東大生のような高学歴学生は上場企業、有名企業など名の知れた企業に入社する傾向にあるわけです。
なぜでしょうか?
それはひとえに、せっかく一流大学に入学したのだから、良い企業に入社しなければならないというある種の常識があるからです。
自分ではそう思わなくとも、大学の環境や親や先生からの影響により、僕らは知らず知らずのうちにそうした価値観に染まってしまっているのです。
僕も、今でこそこうしたブログを書いておりますが、当時は本当に典型的な慶應生だったので、「一部上場企業以外の就職はありえない」なんて本気で思っていました。
だからこそ僕は新卒で大手メーカーに就職したし、僕の友人知人も多くは大手企業に就職したのです。
慶應を卒業し、大手企業に入社するも不幸せになった自分。そして周りの慶應の同級生たち
さて、ここからは僕の体験談になりますが、僕は慶應大学経済学部を卒業した後、大手メーカーに就職し、わずか1年未満で退職しました。
なぜ退職したのか?詳しくは新卒でホワイト大企業に入社した僕が1年で会社を辞めた理由という記事にて書いているのですが、まあ簡単に言うと、単純にきつかったんですよね。
大手企業に在職していた頃の僕は、死んだ魚のようでした。
いくら努力しても上手くならない電話応対、上司を接待する連日の飲み会、金曜日の夜を楽しみにするだけの毎日….
本当に、あの頃は毎日会社に行くことが辛くてたまりませんでした。
自分がどうなりたいかをロクに考えることをせず、ただただ周りに流されて就活をしていたからこそ起きてしまった悲劇です…
まあ、僕が悪いんですがw
ただ、有名大学を卒業し、大手企業に入社するもドロップアウトしてしまった人間は僕だけではなく、周囲にも大勢おりました。
大手企業に入社して不幸になった僕の友人の事例については、以下記事にて詳しく紹介しております。気になる方は良かったら見てみてください。
どれもこれも僕の友人知人のリアルな実体験談になっております。
このような事例から考えてもわかる通り、有名大学を卒業し、大手企業に入社したからといって全員が全員幸せになれるわけではないのです。
大手企業は、確かに給料や福利厚生、安定した仕事などは保証してくれるかもしれませんが、僕たちの幸せを保証してくれるわけではありません
むしろ、どんなに給料がよくとも、どんなに待遇がよくとも、世の中の価値観、常識に縛り付けられ、自分の好きなこともできず、上司に媚び諂うだけの生活に堪え難い不幸感を覚える人も少なくはないと思います。
だからこそ、上記記事で紹介している僕の友人たちも、僕も、誰もが羨む大手企業を退職したのです。
大手企業をドロップアウトしてみれば、そこにはしがらみのない世界が待っていた
前置きが長くなりましたが、僕は大企業をわずか1年未満でドロップアウトした後、3回の転職を経て、現在はWeb業界で週4日勤務で正社員をするという生活に落ち着きました。
(短期離職を3回繰り返している僕が未経験でWeb業界に転職した実体験談についてはこちらの記事(短期離職を3回した僕が未経験でWeb業界に転職した方法)に詳しく書いているのでご参考いただければ幸いです。)
言い換えれば、僕は大手企業勤務という安定を捨て、自由な社風で知られるWeb業界に転職したわけです。
その結果としては、精神的な幸福度は圧倒的に増しましたよね。
これは不思議なもんでして、誰もが羨む大手企業に勤めていたとしても、仕事に満足できず、好きなことができず、束縛を受け続ける状態であれば幸福度ってのは上がらないんですよね…
社会的地位よりも、自由に働ける環境と自由な時間があり、大好きな人と毎日一緒にいれて、好きなようにブログやYouTubeなどの趣味ができる環境こそが最高の人生なんじゃないかなと思うわけです。
僕はWeb業界に転職して、「働く場所」と「働く時間」を自由にする働き方を手に入れてから、幸福度は一気に上がりました。
「大手企業に勤め続けなくてよかった…」と、今では心の底から思っています。
大手企業に入社すれば幸せになれるとは限りません。幸せな働き方は、自分で見つけよう
最後に結論です。
高学歴で大手企業に入社したからといって幸せになれるわけではないし、不幸になってしまうことだってあるということです。
高学歴であるがゆえにキャリアの選択肢が狭まってしまうというのは非常に不幸だと思います。
別に、東大を卒業してラーメン屋を営んだっていいわけです。
僕のようにブロガー、YouTuberになったっていいわけです。
最近では、東大医学部を卒業して生活保護YouTuberになった人だっていますよね。
要は、学歴に縛られる必要なんてないんです。
何をしたっていいんです。
常識と固定観念に囚われて、何も考えず大手企業に入社してしまい、結果ストレスで体調を崩して鬱になってしまう…
こんなの本末転倒じゃないですか。
そうならないためにも、
・自分の人生の目的は何か?
・自分はどうなりたいのか?
・自分にとっての幸せとは何か?
ということを今一度考え、再確認しておくべき必要があると僕は思うわけです。
そして、僕個人のオススメの働き方は、①「働く時間」と②「働く場所」を自由にする働き方です。
現在、僕の会社も含めてWeb業界では、「ABW」という働き方が主流になっています。
ABWとは、Activity Based Working(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の略でして、「時間」と「場所」を自由に選択できる働き方のことを言います。
わかりやすく画像で示すと、次のようになります。
いつ働いても良いし、どこで働いても良いという働き方のことですね。
今は大企業でもリモートワークが当たり前になっているとは思いますが、まだまだ時間で管理される働き方が当たり前だと思います。
それこそ、週休3日制を自由に選択できたり、働く時間が自由であったりする大企業はまだまだ少数派でしょう。
だからこそ、時間で管理される大企業的な働き方からは脱却して、働く時間を自由にする働き方を手に入れることを僕は心の底からオススメします。
参考までに、現在の僕の働き方はこんな感じです。
■いつ起きても、いつ働いても良い!完全自由な毎日
■PC1台さえあれば、いつでもどこでも働くことができる
■完全週4日労働、完全リモートワーク
■上司からの命令にビクビクすることもない、ストレスフリーな毎日
もうね…ハッキリ言って最高ですよね…
Web業界に転職して完全リモートの仕事になって良かったのは、「季節や天候、体調に合わせて起きる時間を自由に変えられるようになった」ってことだよね
そもそも、機械時計が刻む時刻に合わせて毎日同じ時間に起きるなんて、不自然極まりない
起きたいときに起きれば、それで良い
— タコペッティ (@syakaisei) September 27, 2021
ついついツイートをしてしまいましたが、まさにこの通りです。
今はもう、会社の仕事のために朝早起きしなければならないなんてことはなくなりましたし、会社の仕事がイヤだと思うこともなくなりました。文字通り、Web業界に転職して、人生が変わったのです。
最近の僕は目覚し時計なんてかけていません。朝陽が差し込んできて、勝手に目が覚める時間に起きています。出社なんてここ数ヶ月ほとんどしていません。
起きたいときに起きて、食べたい時に食べる….そうした人間本来の生活をできるようになりました。
「大企業の働き方が辛い…」と思われる方は、僕のように①「働く時間」と②「働く場所」を自由にする、ABWの働き方を実現させることをオススメいたします。
では、このような働き方ができる会社はどのようにして探したら良いの??と申しますと、詳しくは別の記事で解説しておりますので、詳細を知りたい方はこちらも合わせて是非ともご覧ください。
ではでは、本日は以上です。
高学歴だからといって、全員が全員大企業に入社すれば幸せになれるとは限らないんです。それを意識して、人生楽しく、ストレスなく生きていきましょう。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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