周囲を見渡すと、大企業で真面目に働いている高学歴エリートサラリーマンほど、鬱病になったりしてどんどん不幸になっていると感じます。
何を隠そう、僕も大企業で働いていた頃は、とてつもなく不幸でした。
いや、確かに給料とか、福利厚生とか、素晴らしいんですよ。
にも関わらず、全く幸せを感じないんですよね。
給料は良いし、世間体ももちろん良い。なのになぜ、こんなにも毎日が辛いんだと….
こんな贅沢な悩みは自分だけだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
慶應を卒業して高年収企業に勤めた僕の友人たちも、どうやら同じような悩みを抱えているのでした。
はじめに僕の自己紹介だけしておくておくと、僕は慶應義塾大学の経済学部を卒業しました。旧帝レベルではありませんが、世間ではいわゆるエリートに分類されます。
慶應経済の学歴くらいだと、その大半が高年収企業に就職します。
僕の同級生の多くは、外資コンサル、投資銀行、メガバンク、大手証券会社、大手損保….この辺の高給企業に就職していきました。2016年の話です。
ところが、お世辞にいっても、彼らが楽しそうに働いているとは到底思えません。久々にオンライン同窓会などを開催しても、彼らから聞かれるのは仕事の愚痴ばかりです。
唯一幸せそうだなあと思えるのは、こうした高給企業を退職した人です。
外資コンサルを1年で辞めたとか、大手証券会社を1年で辞めたとか、こういう話をする人たちは、軒並み幸福そうです。給料が下がったにも関わらず、です。
なぜ、高年収の大企業に入社して一生懸命働いている高学歴エリートたちに限って、不幸になってしまうのでしょうか?
本日は、その理由を解説していきたいと思います。
今現在大企業で働いていて、「自分は幸せではない…」と感じる方にとっては非常に参考になる内容と思いますので、是非とも最後までご覧ください。
目次
幸福とは、どのような状態を指すのか?
まずはじめに、前提として「幸福とはどのような状態を指すのか?」を定義しておきたいと思います。
幸福を精神科学的に分析した、「精神科医が見つけた3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法」という本によると、幸福には3つの脳内物質が関係しているということです。
それがこちらの3つの物質です。
①ドーパミン
②セロトニン
③オキシトシン
人間が幸福と感じるときは、これら3つの物質が影響しているとのことです。
ドーパミンは、「お金を稼げた!」「何かを達成できた!」「成功できた!」「名誉を獲得できた!」とか、こういうのを感じた時に作用する物質です。
セロトニンは、「爽やか」「安らか」「穏やか」とか、こういうのを感じた時に作用する物質です。別名、健康の幸福物質とも言うそうです。
オキシトシンは、「家族との繋がり」や「恋人との愛情」とか、こういうのを感じた時に作用する物質です。つながりと愛の幸福物質とも言うそうです。
まとめると、これら3つの幸福物質が脳内でうまく作用している間は、僕らは幸福を感じることができる、ということです。
幸福を精神科学的に分析したというのは面白いですよね。要は、この三大幸福物質をいかにコントロールできるかが幸福に生きるための鍵となるのです。
(この本は幸せに生きる指針を作る上で非常に参考になる本です。こちらのリンクから概要を見られますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。)
幸せには、優先順位がある
とはいえ、「こいつら三大幸福物質が脳内でうまく作用するようにすれば良いだけの話じゃないか!」というと、そういう単純な話ではありません。
わかりやすくいえば、三大幸福物質を作用させるにも順序があるということです。
具体的には、
第一に心と身体の健康を確保し、セロトニン的幸福を実現する。
第二に家族や恋人との繋がりを確保し、オキシトシン的幸福を実現する。
最後にお金と成功を確保し、ドーパミン的幸福を実現する。
この3つの順序で三大幸福物質を獲得して初めて、真の幸福が実現されるということです。
わかりやすく図で示せば、以下のようになりますね。本の中では、「幸せの三段重理論」と命名されています。
要は、いくら金を稼いでも、いくら出世しても、心身の健康と人との繋がりがなければ幸福は感じられない、ということです。
①まずは心身の健康を確保し、
②その次に家族や恋人との良好な関係、
③最後にお金と成功を獲得する。
この順序があって初めて、真の幸福を実現できるということです。
真面目なエリートサラリーマンは、心身の健康を犠牲にしてお金を稼ぐので、不幸になる
さて、ここまで前提をお話ししたところで、本題に入りましょう。
大企業で真面目に働く高学歴エリートサラリーマンが不幸になってしまう理由、それはズバリ、彼らは自分の健康を犠牲にして、なけなしの金を得るために働いているからです。
健康を犠牲にしてお金と成功を求めて働く、すなわち、セロトニン的幸福を蔑ろにしてドーパミン的幸福を目指すと、メンタル疾患や身体疾患にかかるケースが非常に多いということです。
考えてみれば、僕の友人をはじめとして、高給のエリートサラリーマンたちは自分の健康を犠牲にして身を粉にして働いております。
某外資コンサルに勤める僕の友人は、年収1000万超を稼ぎ出しているにも関わらず、見栄と付き合いのために高給バーに毎晩入り浸り、酒に溺れる日々が続き、最終的には入院をしてしまいました
某投資銀行に勤める僕の友人は、年収1000万超を稼ぎ出しているにも関わらず、食事をする時間すらないからと、毎日の昼飯をポテトチップスで済ませ、胃に胆石ができて最終的には入院をしてしまいました。
ここまで極端ではなくとも、某大手メーカーに勤める友人も、完全リモートワークになったにも関わらず、忙しすぎて毎日の食事はウーバーイーツだと言っていました。彼は上司にもいじめられ、最終的には鬱病になって会社を休職しました。
などなど、仕事のために健康を害した例を挙げればキリがありません。その他にも、仕事が忙しすぎて徹夜三昧…毎日の昼飯はタバコ…..毎日残業残業で家族との絆は崩壊….奥さんにも愛想を尽かされる….
こんな愚痴を、僕は同級生のエリートたちからしょっちゅう聞かされてきました。
要は、彼らは心身の健康という自分にとって最も大切な財産を犠牲にして、お金と成功を求めているのです。
しかし、それでは幸せになることはできません。真の幸福とは、心身の健康あってこそ成り立つものだからです。
「健康に勝る幸福なし」とはよく言ったものです。健康な時には気づきにくいですが、当たり前のものを失った時にこそ、人は地獄のような苦しみを味わうことになるのです….
ちなみに僕は最近、インプラント手術をしましたが、「モノを普通に食べられないというのはなんと苦しいのだろうと」、絶望を味わいましたよね。
料理を普通に食べられるというだけで、それは幸せなのです。
健康あってこその幸せ。健康を犠牲にする働き方は、今すぐ辞めよう
ということでまとめです。
健康を犠牲にしてお金を得る働き方は、今すぐ辞めましょう。
ドラゴン桜2には次のようなセリフが出てきますが、これは半分ホントで半分間違いだと思います。
真の幸せは、健康という土台があってこそ成り立つのです。お金はその次なのです。
ということで、大企業で真面目に働いていて、健康を害しそうとか鬱病になりそうとかいうのであれば、是非とも働き方を変えてみることを検討しることをオススメいたします。
上司に相談してみる、部署異動をする、転職をする、なんでも構いません。
ちなみに僕は、転職で人生が変わりました。元々は日系企業の営業職で人生を消耗させていましたが、Web業界に転職して週2、3日程度だけ完全リモートで自由に働くという働き方を手に入れてから、幸福度は一気に上がりました。
参考までに、僕の現在の働き方は次のような感じです。
■副業は完全OK。自分の会社も経営している
■いつ起きるのもいつ寝るのも自由
■いつ働いてもいつ休んでも、労働時間も完全自由
■読書三昧で趣味のブログとYouTubeを日々更新する生活
■仕事はあるものの、完全リモートワークなのでストレスは全く溜まらないし、いつやっても良い
■どこで働いてもどこに住んでも良い
と、一応会社の仕事をしてはいるものの、俗に言うセミリタイアとなんら変わりのない毎日を送っていますw
もうね、自分の健康を犠牲にして働いていた時よりも、はるかに幸福になりましたよね。
僕が日系企業の営業職からWeb業界に転職して、人生が変わった話についてはこちらの記事にて詳細を書いているので、興味のある方は是非とも読んでみてください。
ということで以上!人生は健康第一です。
健康を犠牲にしてお金を得るなんていう時代錯誤的な生き方は辞めて、もっと楽に生きていきましょう。
ではでは、今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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