うつ病になりやすい人間の4つの特徴…僕は3回の短期離職を繰り返してしまいました

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世の中には、2種類の人間がいます。

それは、うつ病になりやすい人間と、うつ病になりにくい人間です。

ちなみに僕自身はうつ病になりやすいタイプの人間でして、新卒で入社した大手メーカーでは毎日不眠に悩まされ、最終的には無断欠勤を繰り返すまでに追い詰められ、会社をわずか10ヶ月で短期離職してしまうに至ってしまいました。

僕はその後も転職を繰り返しますが、結局は日本社会に馴染むことができず、体調を崩して短期離職を繰り返してしまう日々が続きました。

 

「自分はどうしてこんなにダメな人間なんだろう…?」

「なぜ自分は会社に馴染めず、すぐに不眠になって体調を崩してしまうんだろう…?」

 

こんな感じで悶々とする日々が続きました。

そんな中、僕は1つの本と出会いました。

 

「うつ」の効用 生まれ直しの哲学 (幻冬舎新書)という本です。

この本は精神科医の泉谷閑示先生が執筆された本でして、人がうつ病になるメカニズムや、うつ病をどのように乗り越えていけば良いかが書かれている名著です。

 

この本の中に、僕らが知っておくべき衝撃的なデータが記されておりました。

それは、この世にはうつ病になりやすい人間と、うつ病になりにくい人間がいるという事実です。

僕はこの分類から行けば、間違いなく「うつ病」になりやすいタイプだったのです!

 

まさに、今までの長年の疑問が晴れた瞬間でした。

 

同じような過酷な環境であっても、「うつ病」になりやすいタイプと、なりにくいタイプがいるということです。

 

「うつ病」になりやすい僕のようなタイプの人間は、自分の特徴をしっかりと把握して職場選びをしないと、他の人よりも人生が辛くなってしまうのです。

逆に言えば、うつ病になりやすいタイプの人間であっても、自分の特徴をしっかりと理解し、自分に合った職場をきちんと選べば、もっと人生を楽に生きていけるということです。

 

ということで本日は、「うつ」の効用 生まれ直しの哲学 (幻冬舎新書)という本を参考にしながら、僕の経験談も踏まえつつ、うつ病になりやすい人間の4つの特徴について解説していきたいと思います。

この4つの特徴に当てはまっている方は要注意です。しっかりと意識をしなければ、人生はどんどん辛くなっていきます。是非とも最後までご覧ください。

作業に正確さ、綿密さを求める

うつ病になりやすい人の1点目の特徴は、作業に正確さ、綿密さを求めるという点です。

 

思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?

 

例えば、僕が新入社員時代に最もストレスが溜まっていた業務の1つに、「電話応対」というものがありました。

他部署や外部からかかってきた電話を先輩や上司に取り次ぐという仕事ですね。

僕はこの電話応対が死ぬほど苦手でして、最終的にはかかってきた電話に対して恐怖を覚えるという、電話イップスにもなってしまいました。

 

ただ、苦手とはいえど電話応対は新入社員の仕事。

真面目な僕は、電話応対のテンプレを机の上に貼って毎日ひたすら電話を取り続けました。

具体的には、次のようなテンプレを貼っていましたね…

 

①受話器を取ってあいさつ
②相手の会社名と名前を確認
③取り次ぎの場合は相手の名前を復唱して確認
④指名者に取り次ぐ
⑤指名者不在の場合はその理由と戻る時間を伝える
⑥問い合わせの場合は内容に答える
⑦最後にあいさつをして電話を切る

 

その他にも、敬語を間違えてはならないように、間違えそうな文言を赤ペンでノートに書いて、たまに読み返したりしていました。

 

兎にも角にも、「電話応対を正確にこなさねばならない!」という固定観念が僕の頭を支配していたのです。

もうね、うつ病になりやすい人の典型的なタイプでしたよね。

 

うつ病になりにくい人は、仕事に対してある程度適当です。楽観的です。

仕事を正確に、綿密にこなそうと考える完璧主義者ほど、ミスをした時のショックが大きいのでメンタルを病みやすいのです。

 

※僕が電話応対に病んでしまったエピソードは以下記事に詳しく書いておりますので、興味のある方はよかったら読んでみてください

電話応対が苦手でできない新入社員は電話不要の仕事に就けば良い

 

真面目で勤勉である

2点目は、勤勉であるという点です。

「作業に正確さ、綿密さを求める」という点に通ずるところもありますが、うつ病になりやすい人は概して真面目で勤勉です。

僕も、新入社員時代は毎朝8時に出社し、部署内の掃除を全て済ませ、日経新聞を読むというルーチンを毎日こなしていました。

これは先輩にやれと言われたからやっていたことではあったのですが、正直言って、できることならやりたくはありませんでした。

ですが、「言われたことはやらなければならない」という固定観念があったので、真面目な僕は毎朝眠い身体に鞭打って、朝の掃除と日経新聞の購読を毎日こなしていたのです。

 

また、自社製品の勉強も毎日欠かさずに行っていました。

会社の製品紹介パンフレットを家に持ち帰っては、その性能と制作背景などを毎日勉強していました。会社の社史も勉強していました。

これも、上司から「やれ!」と言われたからやっていました。本当はこんなこともやりたくなかったのですが…

 

あとは、冬場には挨拶運動の仕事なんかもやっていましたね。

朝8時前に出社して、「おはようございます!」の挨拶をするという仕事です。

こんなのやりたくもなかったのですが、これも「やれ!」と言われたので惰性でやり続けていましたよ…

要するには、僕は嫌なことに対して「ノー!」と言えなかったんですよね。

 

真面目で勤勉なのは良いことなのかもしれませんが、あまり根を詰めすぎるとどこかで必ずガタがくるのです。

ある程度仕事は適当に、時には気を抜いてリラックスした方が良いのかもしれません。

 

責任感が強い

3点目は、責任感が強いという点です。

手抜きや期限を破るようなことを自分に許さず、作業量が多くても異を唱えることはなく、自分に鞭打って睡眠時間を削ってでもやり通そうとする人は危険でしょう。

 

これもまさに僕が当てはまっておりまして、新入社員の頃は「自分に与えられた仕事はどんな作業量であろうとも全て自分でこなさなければならない」と、こう思っていました。

正直な話、新入社員の頃の仕事って「エクセルの打ち込み作業」であったり「倉庫整理」であったり大した仕事はなかったのですが、責任感の強い僕は、「ノー!」と言うこともなく、期日までにしっかり作業を終わらせるために深夜遅くまで一生懸命仕事をしていました。

 

仕事量が多すぎるならば、誰かに助けを求めたり、ある程度仕事を適当にこなしても良いもんなんですから、真面目な人はそれができないんですよねえ….

結果、それで睡眠不足や栄養不足になって体調を崩してしまうとしたら、そんなの本末転倒ですからね…

 

対人関係では衝突を避け、他人に尽くそうとする

最後は、対人関係では衝突を避け、他人に尽くそうとするという点です。

相手が悪意を向けてきたりした時でも、衝突を避けて良心的であり続けようとする人は、自分が頑張ってもうまくいかず、裏切られたり傷ついたりしてしまう可能性が高いというわけです。

 

これも当てはまる人は多いのでないでしょうか?

 

僕も基本的には他人に気を遣うタイプでして、嫌われるのが怖いので言いたいことも我慢して言えなかったりします。

飲み会の場でも、先輩や上司に気を遣いすぎて、心身ともに疲弊してしまうことが多かったです。

遠慮してロクに食べ物も食べられず、気を遣いすぎて後悔してしまうことがなんと多かったことか…

そんな時に心から湧き上がってくる怒りや恨みの感情すらも吐き出すことができなかったので、その行き場のない感情が「うつ」を招いてしまうわけですよね…

 

「他人に気を遣いすぎる」「相手に嫌われたくないがために衝突を避けようとする」、こんな人はうつ病になりやすいといえるでしょう。

 

うつ病になりやすい人は、仕事も人間関係ももっと適当にやろう

以上!うつ病になりやすい人間の4つの特徴について見てきました。

結論から言えば、今まで見てきたような特徴に当てはまっている方は、仕事も人間関係ももっと適当に考えた方が良いんですよ。

 

会社の仕事なんてもっと適当にやって、先輩や上司の言うことは「へいへい」と言った感じで聞いておいて、適当に聞き流しときゃいいんですよ。

 

 

日本の会社員は真面目すぎるんです!もっと不真面目になって、適当になりましょう!

 

ちなみにかくいう僕も、20代前半の頃は仕事に対して真面目に取り組んでいましたが、仕事も人間関係も適当に考えるようになってから人生は一気に楽になりました。

 

僕が会社の仕事を適当にやるようになってから人生が好転した話については以下記事に詳しく書いておりますので、興味のある方はよかったら読んでみてください。

仕事が辛いと悩む会社員は真面目すぎるのでもっと適当にやれば良い

 

ではでは、うつ病になってしまったら元も子もありません。

仕事は適当に、責任感は持たずに、他人に気を遣うことなくやっていきましょう。

 

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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