「働きたくない…」
「就職したくない…」
就活時期が近づくと、こんな風に思い悩んで鬱病っぽくなってしまう大学生もいらっしゃると思います。
実際、僕もそうでした。
大学生時代の僕はマルクス経済学を専攻しておりましたし、労働者という身分の割の悪さについては資本論を読んで理解しておりました。
ですので就活には身が入らず、そんな状態で面接を受けても連戦連敗。当時の僕はまさに、「就職したくない」「働きたくない」という就業意欲のカケラもないただのフリーター学生でした。
とはいえ、周りはみんな就職するわけですし、新卒ブランドを捨てるデメリットも十分理解しておりましたので、なんだかんだで就活は真面目にこなし、東証1部上場の優良BtoBメーカーに見事入社することができました。
しかし、本心を言えば、社会に出て働きたいなんて僕は一度も思ったことはありませんでした。
会社になんか行きたくなかったですし、出世する気も成功する気もさらさらありませんでしたし、なんなら毎日寝そべって本でも読んで暮らしていたかったです。
さて、そんな価値観を持っていたわけですから、僕はわずか10ヶ月で会社を辞めてしまいます。
せっかく世間が羨む高待遇のホワイト大企業に入社できたのに、なんと勿体無いことか…
ですが、会社で消耗していた頃の僕にとってはそんなこと考える余裕すらもありませんでした。とにかく「働きたくない!」「会社を辞めたい!」の一心だったんですよね。
会社を退職してからは、清掃員のアルバイトをしてみたり、クラウドワークスで仕事を引き受けてお金を稼いでみたり、ベンチャー企業に転職してみたりと人生の迷走期間が続きました。
しかし、働かないで生きていくための懸命な努力の甲斐もあり、僕は社会人5年目の現在、最終的にはWebマーケティング業界で完全リモートワーク、週2.3日程度だけ働くという働き方に落ち着きました。
参考までに、現在の僕の働き方は次のような感じです。
■いつ起きるのもいつ寝るのも自由
■いつ働いてもいつ休んでも、労働時間も完全自由
■読書三昧で趣味のブログとYouTubeを日々更新する生活
■仕事はあるものの、完全リモートワークなのでストレスは全く溜まらないし、いつやっても良い
■せいぜい週に2,3日程度しか働いていない
■どこで働いてもどこに住んでも良い
と、一応仕事をしてはいるものの、ほとんど働かずに、人と関わることのない、引きこもりの毎日を送っています。
それでいて、年収としては600万円程度のお給料をいただけております。
※ここに至るまでの過程はこちらの記事(週4日勤務で正社員の仕事を勝ち取った方法と実体験談)に詳しく書いているので、興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。
ということで、現在は最高の働き方を実現させることができている僕ですが、当時を振り返ってみて思うことが1つあります。
それは、新卒で就職しておいて本当に良かった。
ということです。
「新卒で入社した会社を1年で辞めておいてなんで???」って思いますよね。逆説的ですが、マジで僕は、新卒で就職しておいて本当に良かったと感じています。
仮に就職をしていなかった場合の僕の未来を想像すると恐ろしいです。
10ヶ月という短い間ながらも大企業で働き、会社を辞め、思い悩み、転職を3回経験し、様々なジャンルの人と交流をし、会社内外問わず様々な経験をしてきたからこそ今のセミリタイア同然の働き方を手に入れることができたと僕は自負しております。
ということで本日は、大企業に就職するもわずか1年で退職し、ニート、フリーター、起業、3回の転職とあらゆる状況を経験してきた僕が、「就職したくない…」「働きたくない…」と思い悩む大学生に対して物申し記事を書きたいと思います。
「働きたくない!」と思っているかつての僕のような皆さん!ぜひ読んでみてください。
目次
「就活しなければならない」という固定観念を捨てろ
まずはじめに、皆さんがお持ちであろう社会常識を破壊してみたいと思います。
みなさん、「大学を卒業したら新卒で就活しなければならない」なんていう社会常識にとらわれていませんか?
これはかつての僕にも言いたいのですが、この発想がダメ。これって完全に社会の受け身じゃないですか。
正直な話、世の中には大学を出て就職をせずにお金を稼いでいる人間なんてたくさんいます。
そもそも、お金を得るのに誰かに雇用されなければならないというのは歴史的には極めて最近のことなんですよ。
日本で言えば、江戸時代の頃は各個人が自分の個性を活かしたビジネスをして生計を立てておりました。
「江戸時代の仕事図鑑」という本によると、”看板書、錠前直し、便り屋、井戸掘り、刷毛師、灰買い、鍋のつる売り、瀬戸物焼継、蝋燭の流れ買い、素麺師、冷水売り、歯磨売り、早桶屋、宝舟売り……”と、例を挙げればキリがありませんが、江戸時代にはありとあらゆる職業があり、それぞれが誰に雇われるでもなく、自分のスキルでお金を稼いで生計を立てていたとのことです。
この例を考えてみればわかる通り、大企業に雇用されて給料を貰うという生き方が当たり前になったのは極めて最近のことなんですよ。
ですので、現代の労働信仰は現代の常識であり、一歩下がって世の中を俯瞰してみればそれは、会社に雇われて生きるという生き方は中年世代の限られた常識であることに気づきます。
まあ、こんなことを言うと、
「何を言ってるんだ!今の常識に従うのが普通だろう!今の常識は雇われて給与を貰うことだ!」
なんて仰る方もいらっしゃるかもしれません。それは確かにそうかもしれません。しかし、最近では雇われて給与を貰うという常識すら崩壊しつつあるのです。
それはどういうこと?ということで、就職せずに自分のビジネスと信用のみで生きている現代人のケースをちょっと見てみましょう。
やりたいことをやるために、就職しないで新卒フリーランスとして生きている人は大勢いる
皆さんは、「新卒フリーランス」という単語をご存知でしょうか?
その名の通り、就職せずに自分の信用とビジネスのみで生きていくという新卒社会人のことです。
最近はクラウドワークスやらのクラウドソーシングサイトの普及、BASEのようなオンラインショップの普及、各種SNSやYouTubeなどの動画サイトの普及により、就職をせずに生きていくというのは簡単になりつつあります。
そして、そういったツールを使わずとも、僕の友人には毎日遊ぶだけで生計を立てている人間もおります。
ちょっと彼のツイートを貼っておきますが、まあこんな感じで他人にお金を恵んでもらったりして生計を立てているわけです。
【遊ぶ金欲しさに口座を公開します!】
「村作り」を始めとして、お金がかかる遊びをよくやっています。
募金してくれたら、遊び作りの速度をブーストできるので、めちゃくちゃ感謝します。応援してくれる方は是非お金ください。楽天銀行 ダンス支店(208)
3116407 ホリモト ケン— 堀元 見@「あの村」村長 (@kenhori2) 2018年2月1日
どうです?面白いでしょう!
一昔前だったら「働かざる者食うべからず!きちんと働け!」なんて大人から怒鳴られそうなもんですが、今の時代であればこんな感じでネット芸人として生きるという在り方だってアリなのです。
そして、こういう生き方は別に彼のようなネット芸人だけでなく他にも色々ありまして、例えば「ナリワイをつくる: 人生を盗まれない働き方 (ちくま文庫)」には、半農半Xという生き方が提唱されています。
こちらは誰かに雇われることなく自分のスモールビジネスをいくつか持ち、自給自足できるところは自給自足して生きるという生き方を提唱している本なのですが、大企業の正社員として働いている時にこの本と出会って、僕は目からウロコが落ちましたよね。
こんな生き方もあったのか!!!
って。
(興味のある方はよかったら読んでみてください。購入はこちらからできます。)
色々例を挙げてきましたが、要はこういう生き方を知ってしまうと、世の中には会社員として生きていない人が大勢いることに気付くんですよね。
もしかすると、↓のツイートの星新一の世界のように、労働をする人間が少数派になる未来も到来するかもしれません….
「ママ、僕、労働で生きていく!」
「何言ってるの、労働でなんて生きていける訳ないじゃない。なんでも機械がやってくれるこの時代に、労働で生きていける人なんて、ほんの一握りよ。私たち普通の人は、歌を歌ったり、絵を描いて、暮らしていくしかないの。分かったら、お歌の練習してらっしゃい」
— 現代の星新一 (@new_shinichi) 2018年1月30日
ただし、大多数の人間は新卒で就職したほうが良い
ただね、だからといって、「就職しないで生きろ!」「新卒フリーランスとして生きていけ!」なんて主張する気はさらさらありません。
なぜかと言えば、働く気のない人ほど、新卒で就職してしまうのが一番楽だからです。
逆説的ですが、結局のところ何も考えないで毎日会社に通っているだけで生きていけるし、給与も上がっていく会社員ってめちゃめちゃ楽なんですよね。
ぼくがこうした思考にたどり着いたのも、会社員として4社ほど経験してきたからこそであると思っています。
確かに、自給自足生活や新卒フリーランス、ネット芸人、起業…こんな生き方を志したって良いです。
ただ、どれもこれも、会社員以上に“生きる努力”をしなければなりません。
自給自足生活だったら、毎日の飯のことを考えなければなりません。農作業をするんだったら農作業という労働をしなければなりません。
新卒フリーランスだったら、お金を稼ぐための方法を常に考えなければなりません。自分でお金を稼げなくなったら、「死」がそこに待っています。一瞬だけブログがバズってイキっていた新卒フリーランスが消えていく様を、僕はこの目でたくさん見てきました。
ネット芸人はネット芸人で、常に視聴者を頼ませなければなりません。どんなコンテンツならウケるか?を常に考えなければなりません。それは並大抵の努力ではありません
起業はもっと大変です。会計もマーケティングも営業も、全て自分でやらなければなりません。僕も起業を志したことがありますが、一瞬で失敗してしまいましたよねw
会社員以外の生き方は色々あるとは言いましたが、どの生き方を選択するにしろ、会社員以上に“生きる努力”が求められてしまうんですよね。
20代で4社もの会社を経験し、起業もニートもフリーランスも全て経験してきた僕から言わせていただくと、生き方としては会社員が一番楽です。だって、会社に行ってさえいればどんなに怠惰に仕事をしていたとしても金が振り込まれるんですからw
そして、日本社会の良いところは、一度就職さえしてしまえば余程のことがない限りクビにはならない、という点ですよね。要は、就職さえしてしまえばこっちのもんなんです。
ということで、「何もやりたいことがない、かといって努力もしたくない」、そんな人にとっては会社員が一番楽です。是非とも就職することをオススメいたします。
会社員になるというと怖い感じがしますが、生きるために努力しなければならないことよりは、就職して会社に行くほうがよっぽど簡単です。深く考えてはいけません。
だって、会社に行って言われたことをやっていれば生きるためのお金が保障されるのが会社員なんですから。そんな楽なことはありません。
会社員は税金のことを考えなくても良いです。経理の人が納税から社会保険の手続きまで全てやってくれます。
会社員はお金を稼ぐ方法も考えなくて良いです。だって、会社に行ってさえすれば何もしなくても毎月お給料が振り込まれるんですから。
まあ、本当に働きたくないのなら、ニートになって実家に寄生しても良いと思います。生活保護でも良いとは思います。
ただ、よほどの精神の持ち主でない限りは、何もしないでニートする毎日は気が狂うと思いますよ。実際、僕は自分の人生の中だとニート期間が一番きつかったです。
(※僕が無職ニートになった時の辛い経験談はこちらの記事に詳しく書いているのでよかったらどうぞ)
全く働かないで怠惰に毎日を過ごすというのもまた、常人にとってはなかなか難しいのです。
ということで、どの生き方が最も楽に生きられるか?というのを総合的に考えたとしても、「新卒で会社に就職する」という選択が最もベストだと、僕は結論づけたいのですよ。
結局、なるべく働かないで人生楽に生きていきたいのなら、大企業に就職するのが一番なんですよ
以上!結局のところ、働きたくない就活生は会社に就職するのが一番楽だと思うよ、という結論をお話ししてきました。
もちろん、生活保護やらニートになって毎日寝そべって働かない人生を本当に送りたいんだったらそれはそれで良いと思います。
僕も、「働きたくないから死ぬしかない?1ミリも働かずに生きる方法を解説します」という記事にて、1mmも勤労に関わることをしないで生きていく方法を解説しています。1mmも働かないで生きていきたい方はこちらの記事を読んでみてください。
ただ、大半の人にとって全く勤労をしない生き方は無理だと思います。少なくとも僕は、毎日寝そべって何もしないでいる方がメンタルやられました。
だからこそ、普通の人は、普通に就職をして、僕みたいに週2,3日くらい在宅でゆるーく働いて、会社の給料を吸い尽くす生き方が最も楽でコスパが良いと思うのですよw
そして、なるべく働かないで生きていきたいのだったら、やっぱり大企業に就職するのが一番です。
時代がどう変わろうとも、大企業の社員が勝ち組というのは変わらないからです。
ドラゴン桜2に登場する桜木弁護士も、こう言っていますね。(もちろんこれはコラ画像ですがw)
ということで、どうせ就活をするならば、まずは大企業を目指しましょう。
なんだかんだで、僕も今の自分があるのはファーストキャリアで大企業に入社できたからです。
そのキャリアがあったからこそ、社会を知れたし、今の自分があると思っています。転職でも、ファーストキャリアが大企業というのは有利でしたねw
大企業は、入社さえしてしまえば勝ちなのです。
特に、今のご時世は無料で活用できる有用な就活サービスがたくさんあります、
1つ例を挙げるならば、大企業を目指すのであればUnistyleという就活サイトがかなり使えるのでオススメです。
こちらのサイトは大手企業の親会社を中心として選考対策マニュアルが非常に充実しており、大手企業内定者のESや各業界の研究マニュアル、選考対策マニュアルを全て無料で閲覧することができます。
公式サイトを見ていただければわかると思いますが、これがまたものすごくクオリティ高いんですよねえ。
僕も就活生の時はもちろん使っていましたし、正直使わなきゃ損くらいのサービスです。
例えば、メガバンクの学歴エリートに関する記事なんかは面白いですね。
「高学歴出身の新入社員は始めからエリート支店に配属される」という内容の記事があるんですが、メガバンクの内情がわかって面白いですよw
ということで、こうした有用な就活サービスをうまく活用して、大手企業から内定を得るための情報を集めていきましょう。
登録はこちらのリンクから簡単にできますので、「知らなかった!」という方は是非見てみてください。
あとは、ONE CAREERというサイトもオススメですね。
知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、 こちらでも大手企業の内定者ES、選考情報、業界研究記事、 就活にまつわるコラムを全て無料で閲覧することができます。
特に選考対策の掲載企業数は4,000社以上、内定者ESも含むES掲載数は18,000件以上、就活体験談の掲載数は40,000件以上もありまして、そこらへんのナビサイトよりもよっぽど詳しく企業情報についてまとまっています。(2021年8月現在)
ということで、まだ登録していないという方はこちらも今のうちに登録しておきましょう。登録は下記リンクからできますのでよかったらどうぞ!
ということで以上!「就活したくない!働きたくない!と思う大学生が知っておくべきこと」でした!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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ではでは
死のうと思った
別に生きていたくもないのよ
頑張ってまで、社会に出てまで生きる気せん
やっぱ死ぬしかないじゃん。