ズバリ言いましょう。仕事選びに最も役立つ学問はマルクス経済学です。
僕は慶應の経済学部出身で、マクロ経済学、ミクロ経済学、統計学…と色々な経済学を勉強してきましたが、社会に出て最も役立っているのは間違いなくマルクス経済学です。
それは仕事選びのときもそうですが、実際に仕事をするとき、また物事を判断する際にも非常に役に立ちます。
マルクス経済学なんて時代遅れの学問だ!と言う人もいるかもしれませんが、そういう人に限って資本論やマルクス経済学を真面目に勉強したことがない、言わば食わず嫌いの人です。
マルクス経済学は世の真理を解き明かしています。
これを知っていると知っていないのとでは仕事選び、すなわち人生の成功に大きく関わってきます。
ということで本日は、就活生、いや、全求職者がマルクス経済学を学ぶべき理由、企業で働く上で絶対に知っておくべきマルクス経済学の概念をお話ししたいと思います。
学校も、どの就活サイトも、生きる上で最も大切なことは教えてくれないのです。以下、僕が書くことは企業社会で生きる上で最も大切な概念ですので、食わず嫌いせず是非読んでみてください。
目次
給与は能力で決まるわけではない
まずはじめに企業に勤める上で絶対に知っておくべきことを言います。
それは、給与は能力で決まるわけではないということです。
給料はその人の能力、スキルで決まると思っている皆さん、それは全くの間違いです。
例えば、2人の労働者が同じ会社に勤めているとします。
1人は高卒、1人は大卒です。
高卒の彼は仕事における能力が大卒の彼より高くめちゃくちゃ仕事ができます。一方で大卒の彼は全く仕事ができません。
しかし、給料が高いのはどちらでしょうか?
答えは、大卒の彼です。
なぜこんな事態が起こるのでしょうか?
それは、資本論を読めば明らかです。
マルクス経済学には「価値」と「使用価値」という概念があるのですが、まずはこの2種類の価値の概念をお伝えしたいと思います。マルクスの「価値」の概念は年収をあげる上で非常に大切な概念ですので、ぜひ理解するようにしてください。
ポイント
労働力の価値には、価値と使用価値の2つがある。
使用価値の概念
使用価値とは、簡単に言えばこれを使うメリット、効用のことです。
労働者で言えば、例えばパン職人であれば美味しいパンを作れるということが使用価値になります。営業職であればモノを売ることができるということが使用価値になります。
一般的に世間で「価値」と言われるものがマルクスの言う「使用価値」の意味になります。
使用価値の意味については仕事選びにおいては重要ではないのでこのくらいにしておきまして、次に価値の話をしたいと思います。
「価値」の概念〜労働者の給料は何で決まるのか?〜
端的に言います。
あなたの給料は、あなたの労働力を作るために必要だった経費で決まります。
どういうことでしょうか?
例えばあなたが明日働くためには、食事、住居、生活設備、クリーニング代、ストレス発散代、通勤費…など諸々の経費がかかります。
これらの合計が労働力の「価値」になり、あなたの給料が決まります。
例えば商社マンの給与って高いですよね?ですが、商社マンに実際にお聞きすると付き合いの飲み会ばかりでお金が全然貯まらないようです。
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また、大手損保マンの給与も高いです。しかし、彼らは若い時に問答無用で生命保険に加入させられ、自動車を強制的に購入させられます。よってそのローン代や維持費でお金が貯まりません。
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つまり、商社マンや大手損保マンの給与が高いのは飲み会代や車代、保険代がそこに含まれているからと言えます。
商社マンや損保マンは明日働くための必要経費が高いからこそ、高い給与を貰っているのです。
いわば、どんな職業であろうと、労働者は明日仕事するためのギリギリの給与しか貰えないということになります。
ポイント
労働力の値段は、その労働力がどれだけ労力をかけて作られたかという「価値」で決まる。
なぜ大卒の給与は高いのか
では、なぜ大卒の給与は高卒の給与より高いのでしょうか?同じ仕事をしているなら明日働くための必要経費は変わらないはずです。
これを理解するためには、労働力の価値にはその仕事をするのに必要なスキルを身につける労力も含まれているということを理解する必要があります。
大卒の給与が高い理由を
「大卒の仕事のほうが高卒の仕事よりも価値が高いし難しいから」
と考えてはいけません。別に高卒の仕事だって価値がある仕事はありますし、大卒の仕事でくだらない仕事なんてたくさんあります。
大卒の仕事が高給なのは、単に大卒資格を取得するのに膨大な労力、費用がかかっているからです。
大卒資格を取得するためには大学受験勉強を頑張らねばならず、かつ大学で単位を取るための勉強をしなければなりません。
大卒資格を取るための勉強がその仕事に役立とうと役立たまいと、大卒資格を取るためにかかる費用、労力は甚大です。
その費用、労力の差が大卒と高卒の給与の差に現れているのです。
これはどんな場合にも当てはまります。
弁護士や医者の給与が高いのはなぜでしょう?それは弁護士や医者の仕事が難しいとか、大事な仕事だからとかそういう理由ではありません。
医者や弁護士になるためには甚大な費用、労力がかかるので、その分が給料に反映されているだけの話なのです。
同じスキルをもって同じ仕事をしていても給与に差が発生するのはその労働力の生産コストに差があるからに他ならないのです。
ポイント
給与を決定するのはその人の能力やスキルではない。労働者の生産コスト(知識、経験の取得にかかった費用や明日働くための体力の回復に必要な費用)で決まる。
転職市場の価値は学歴、社歴、勤続年数で決まる
この項目では転職のお話をします。就活生の皆さんも仕事選びの参考になると思うので是非ご覧になってみてください。
さて、僕が実際に転職活動をするときに体感した、マルクスの言う「価値」の重要性をお話ししたいと思います。
転職市場ではその人の能力、スキルが見られるとよく言われますが、そんなものは嘘っぱちです。
転職における市場価値はその人の学歴、社歴、勤続年数で決まります。
例えば営業マンの転職市場価値を例にあげましょう。
転職市場においては、その人がどれほど営業できるかは関係ありません。
見られるのはその人の学歴、社歴、勤続年数です。これで市場価値が決まります。
なぜでしょう。
それは、この3つの要素がその人の労働力の生産コストに他ならないからです。
学歴が高ければ、その人がその学歴を手に入れるために費やした費用と労力は大きいです。
社歴は大企業であればあるほど、入社にかかった費用、労力が大きいです。
勤続年数が長ければ長いほど、仕事の知識、経験の取得にかかった労力が大きいです。
すなわち、転職市場においてもその人の市場価値はその人の能力、スキルではなく、学歴、社歴、勤続年数で決まるのです。
同様の理由で、そこにTOEICやらの資格が入れば入るほどその人の市場価値は高くなります。
嘘だと思う現会社員の方は、自分の転職市場価値を診断するツールがあるので是非試してみてください。
MIIDAS(ミーダス)というツールでして、無料で自分の市場価値を測ることができます。
ここに入力する項目は主に学歴、社歴、勤続年数、資格、経験です。
その人が実際に何ができるか、能力、スキルは関係なく、その人の適正年収が計算されます。
多分、大企業で学歴の高い方なら市場価値はかなり高く出てくることでしょう。
要は、そういうことなのです。
とすれば、自分の年収をあげようと思ったらどうすればいいかは明白でしょう?
高い学歴を持ち、大企業に入社し、少なくとも3年は勤め、TOEICなどの資格を取得するのです。
決して、「ベンチャー企業に入社してスキルを身につけて…」
なんて考えてはいけません。
あなたが労働者でいる限りは、その発想だと永遠に年収は上がらないままなのです。
マルクス経済学から学ぶ、仕事選びのコツ
さて、ではどうやって仕事を選べばいいの!?ということですが、以上のマルクス経済学から学んだ理論を活かして仕事選びのコツをお伝えしたいと思います。
必要経費の低い仕事を選べ
給与を決定するのはその人の能力やスキルではなく、労働者の生産コスト(知識、経験の取得や明日働くための体力の回復に必要な費用)で決まると言いました。
すると、明日働くためにかかる必要経費が少ない職種、企業を選べば良いわけです。
ふつう、この仕事はこれほど大変で、明日も働くためにはこのくらいの給与が必要だ!と思われているレベルがあります。
それで給与が決まっているわけですが、「自分はこの仕事をしていると楽しいしそんなに疲れない!」と思っているなら疲労回復費はそこまで必要にならないのでその分のお金は丸々自分の利益になります。
そういった自分にあった仕事を探すことが仕事選びのコツなのです。
そしてそれは人によって違います。
例えば飲み会が大好きで人付き合いにそこまで疲れない商社マンなら、疲労回復費が必要ないので会社から支給される飲み会代と営業手当は丸々自分の利益になるでしょう。
元々車が欲しい!ローンを組んででも車を買いたい!と思っていた損保マンなら会社から支給される車購入費は自分の利益となるでしょう。
このように、世間一般ではコストがかかる仕事だと思われているけど、自分にとってはそんなにコストがかからない仕事を選べば良いわけです。
そういった仕事を見つけられれば、その差額が丸々自分の利益となります。
「自分は何の仕事をすればストレスを感じないのか?」
これをとことん考えること、明日も働くために必要な経費を下げる仕事を選ぶことが仕事選びで重要になってくるのです。
つまり、以下の公式で導き出される利益が最も大きい仕事を選べばいいわけです。
ポイント
利益=見かけの月収−必要経費(肉体的、時間的労力や精神的苦痛)
この公式通りに当てはまれば、年収1000万でも毎日ストレス解消のために高級ワインを飲んでいたらお金が貯まらないわけです。
ストレス解消にお金がかからない仕事、すなわち自分の適職を見つけることが仕事選びでは重要になってくるのです。
それをどうやって見つけるの??というお話ですが、世の中には自分の強み・適職を見つけるための無料診断ツールが溢れているのでひとまずそれをやってみて、客観的に自分の強みと適職を見つけてみましょう。自分で考えるのはその後でも遅くないです。
とりあえず、1つ就活生にオススメな無料自己分析ツール紹介しておきますね。
僕のオススメはキミスカの自己分析ツールです。
キミスカってスカウト型就活サイトなんですが、僕がこのサイトでいいと思っているのはスカウトよりもむしろ適性検査。
ここの適性検査、全150問に答えるんですが、問題数が多いだけあって超詳細に結果が出ます。(とは言っても10分ほどで検査は終わりますが)
例えば僕もやってみたんですけどね…当たりすぎて怖かったですよ。
ちょっと僕がやってみた結果を貼りますね。人物像のところ当たりすぎ….
「役割意識に欠け利己的、孤立した意識をもち社会性に欠ける、感受性に欠け心理や感情理解が困難といった傾向が出ている。」
この辺、マジで当たってますw
役割意識に欠けていて社会性に欠けていて、相手の心理や感情理解が困難であるからこそ会社を今まで何回も辞めているわけですからねw
こういうのって自分ではわかっているつもりでも、言われないと案外きづかなかったりするのです。
ということで、「自分はどんな仕事が向いているのか?」については正直自分で考える必要はないんです。なぜなら自分がどんなに考えても、そんなのわかりっこないからです。
だったら、既にこの世に存在している自己分析ツールで適職とあなたの強みをコンピュータに客観的に判定してもらいましょう。
というのが合理的な答えなわけです。
自分の向き不向きについてはこれだけやれば十分です。
ってことで、適性検査やってみたい!あわよくば企業からのスカウトオファーをもらいたい!って方は是非下記リンクからご登録をどうぞ。
まとめ
仕事選びにマルクスの理論がいかに重要か、おわかりいただけたでしょうか?
決して、仕事を年収だけで選んではいけません。
見かけの年収だけ高くても必要経費が高かったら本末転倒です。
年収ではなく、利益を上げる生き方をしましょう。
そして、今回お話したマルクスの理論は資本論の中でのほんの一部です。
今回お話した理論以外でも生きる上で知っておくべき理論は資本論に多く記載されています。
最近、めちゃくちゃわかりやすい資本論の解説本が出ているので紹介しておきますね。
木暮太一さん著書の「超入門 資本論」という本です。
本ブログ記事を書く際にも参考にさせていただきました。
この本の著者も慶應経済出身ですが、同様に資本論が最も役立つ学問であると豪語しています。
さらに、資本論の理論を現代に当てはめ、「現代社会を生き抜く方法」、「勝者だけが知っているこの世で生き残るための絶対ルール」など、社会人が知っておくべき生きるノウハウが多く記載されています。
他の経済学を学ぶ必要はありませんが、マルクスの「資本論」の考え方だけは絶対に知っておいた方がいいと思うのでぜひご参考ください。ちなみに資本論の原本はそんなに読む必要はないです。原本は今と関係ないことも多く書かれていますし何より読みにくいのでw
木暮さんは他にも経済学に関するわかりやすい本を多数執筆していらっしゃって、「カイジ「命より重い!」「お金の話」などがあります。
カイジの話も基本的にはマルクスの理論が元になっているところがあるので、ぜひとも読んでいただければマルクスの基本は理解できると思います。これも面白いので是非。
以上、就活生、転職者、すなわち求職者、いや、前会社員がマルクス経済学を学ぶべき理由でした!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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メルマガ限定の情報なども流しますので、ご興味ある方は下記リンクより是非とも僕のメルマガにご登録していただければと思います。もちろん登録は無料です。
ではでは
商社は飲み会、損保は車ローンなどでコストがかかることが、わかりましたが生保や金融やコンサルタントやテレビ業界などは高給取りですがどういうコストかかるのですか?
すばらしいです。
私の知っている高学歴の人たちは私立付属校に入れる子供の教育に相当の金額をかけています。
これは子供にも収入の高い職業についてほしい、そのためには高収入につながる
高学歴(学校歴)が必要なことを知っているからでしょう。