「大企業では社内の人間関係が何よりも大事なのに、コミュニケーションがうまく取れないし空気も読めないから肝心の人間関係をうまく構築できない…」
「大事な書類をしょっちゅうどこかに無くしてしまうし、電話応対みたいな簡単なマルチタスクもできないなんて…自分はもしかしたら発達障害なんじゃないか…?」
「上司の話を黙って座って聞くことができなくて、いつも怒られてしまう…」
こんなことでお悩みの大企業社員の方はいらっしゃいませんでしょうか?
いろいろ調べてわかったことなのですが、空気を読めずに自分のことばかり喋ってしまったり、大事な書類をしょっちゅう無くしてしまったり、マルチタスクができない人間は発達障害である可能性が高いようです。
そして、何を隠そう、僕自身もかつて大企業に勤めており、このようなことに悩まされ続けてきた人間です。
簡単に僕のキャリアについて説明しておくと、僕は慶應経済を卒業して大手メーカーに入社するも、電話応対や細かい事務処理など簡単な仕事をこなすことができず、さらにはあまり空気が読めるタイプではないために余計なことを言って上司の反感を買ってしまい、人間関係とストレスに悩まされ、わずか10ヶ月で
当時は日本社会でうまくやっていけない自分のことを“社会不適合者”と卑下し、再就職先でも人間関係をうまく構築することができず、短期離職を繰り返してしまう日々が続きました….
そんなこんなで僕は短期離職を3回ほど繰り返し、社歴は既に4社目。現在はWeb業界のマーケティング職として社会人生活5年目を全うしております。
そして、僕は社会人5年目になってようやく、自分が軽い発達障害を抱えているという事実に気づきました。
自分が発達障害だということを気づかせるきっかけとなったのは、「発達障害は最強の武器である」という本を読んだことからでした。
この本をきっかけとして、僕は自分が軽い発達障害であることを確信しました。気になる方はよかったら読んでみてください。この本を読んで、僕はようやく自分が大企業に馴染めなかった理由がわかった気がしましたよねw
さて、この本の著者の成毛さんも発達障害持ちなのですが、成毛さんによると、発達障害の症状の三本柱は
①長時間落ち着いて座っていることができない多動性
②思ったことをすぐ言動に出してしまう衝動性
③忘れ物をよくする不注意
の3点ということです。
これ、言われて気づいたのですが、まさに僕のことです。
発達障害は最強の武器である(https://t.co/SG6ulJRQJs)、読んだのだが、僕は発達障害なんじゃないかと思い始めた
発達障害の症状の三本柱
①長時間落ち着いて座っていることができない多動性
②思ったことをすぐに言動に出してしまう衝動性
③忘れ物をよくする不注意3つとも当てはまってる…
— タコペッティ (@syakaisei) May 16, 2021
そして、この3点に当てはまる方は、この世の中に結構いらっしゃるのではないでしょうか?
もっと言えば、こちらの3点の特徴を持つ僕のような人間は大企業には間違いなく向いていないと思います。
実際、僕は典型的な老舗日系メーカーを退職して自由なIT/Web業界に転職してからというものの、気持ちの面でも働き方の面でも非常に楽になりました。
マジで、大企業の瑣末な仕事、社内調整に消耗していた頃の自分がバカみたいです。
ということで本日は、
■自分が軽い発達障害だと認識している人は大企業から逃げた方が楽になるという話
■そんな軽い発達障害持ちの人はIT Web業界に転職すれば自分の実力を最大限発揮できるんじゃないかという話
そんなお話を僕の実体験をもとにお話ししたいと思います。
大企業の仕事ができない、空気を読むことができない、書類を整理することができない…そんな人間であっても、居場所を変えるだけで活躍できる可能性はあるんです。
大企業で苦しんでいる方、発達障害なんじゃないかと悩んでいる方は非常に参考になると思いますので、是非とも最後までご覧ください。
目次
発達障害で辛い思いをした僕の大企業のサラリーマン時代
まずは、仕事もできず、人間関係もうまく構築できず、毎日が辛かった僕の大企業サラリーマン時代についてお話ししたいと思います。
「発達障害は最強の武器である」にて、発達障害である著者の成毛さんは、
■空気を読めずに自分のことばかり喋ったり
■思ったことをズケズケ言ってしまったり
■大事な書類をなくしたり
■人との約束を忘れてしまったり
このような自分の性格に悩まされ続けてきたと本で述べておられます。
これ、めちゃめちゃ共感しましたよねw
僕も成毛さんと同様に
上司の叱責もきちんと相手の目を見て聞くこともできませんでしたし、
電話応対もロクにできませんでしたし、
飲み会で気を遣うこともできませんでしたし、
会議で空気を読めずに発言して怒られてこともありましたし、
書類を無くして怒られてしまうこともよくありました。
冷静に考えて、こんな人間が大企業社員に向いているわけがないんですよね。
大企業、特に僕が新卒で入社したような大手メーカーでは組織の秩序を最重視しますので空気を読めずに周りに気を遣うこともできないというのは致命的です。さらにはミスが許されない風土なので書類をよく無くしてしまうなんてのは言語道断でした。
ということで、僕は大企業でうまくやっていくことができずに会社をわずか10ヶ月でドロップアウト、
高校、大学生時代の勉強はしっかりできたのに、新入社員研修のテストでは毎日満点を取って表彰されることもあったのに、なんで自分がこんな目に…社会の負け組の短期離職者に…と苦悩する日々が続きました。
僕のような軽い発達障害の人間は、日系の老舗大企業には向いていない
ここまで見てきたように、「発達障害は最強の武器である」を読む限りでは、僕のような軽い発達障害の人間が日系の老舗大企業に向いていないということは火を見るより明らかなのです。
特に、成毛さんは本の中で
「物事に優先順位をつけられず、空間を片付けるのが苦手」
と書いていたのですが、これはすごく共感しましたよね。
例えば、たかが部屋の掃除であったとしても、一度関心が逸れると元の作業に戻ることができないのです。例えば、掃除中にたまたま見つけた本を読み耽って日が暮れてしまうなんてことはよくありましたよね。
物事に優先順位をつけられないので、片付けが極端に苦手なんです。
これは僕も経験があるところでして、大企業の新入社員時代の僕の主な仕事に「倉庫整理」というものがあったのですが、すぐに掃除以外のことに興味が移ってしまうのでいつまで経っても倉庫整理が終わらないんですよねw それで結局怒られるという…
また、成毛さんは「人の話を1時間くらいじっと聞くのは無理」とも仰っておりました。
営業会議で人の話をじっと聞いているのが無理なので、部屋を出てしまうこともあったようでしたw 僕らからするとあるあるなんですが、会社の人から見たらただのヤバイ人ですよね。
さらには、多弁で相手の話を遮って話をすることもあったようです。これは多動性と衝動性、不注意の一環ということなんですが、大企業だったら上司の話を遮って自分の話をするなんて言語道断です。
かくいう僕も、会社の飲み会で上の人の話を遮って自分の話をすることがよくあったのですが、
「お前、それはありえねえぞ?」
なんて先輩から言われて怒られたりしてました。
相手の話を聞くよりも自分の話を延々と喋っていたいので、空気を読んで相槌を打って周囲とコミュニケーションを取るという芸当が無理なんですよね….
ということで、例を挙げればキリがないのですが、大企業で当たり前とされていることが僕ら発達障害の人間にとっては超高難度なんです。
だからこそ、僕や成毛さんのような軽い発達障害の人間は、日系の老舗大企業には向いていないんです。
1つのことに過集中できる発達障害の人間は、IT/Web業界に向いている
ここまで見てくると発達障害の人間に生きる道はないように思えますが、1つの面から見たデメリットは、別の面から見ればメリットです。マイナスの性質をうまく活かせれば、それは大きな強みとなりえます。
例えば、僕も含めて発達障害の多くの人間は人との関係性を構築することはできないかもしれませんが、好きなことに過集中することができます。これは大きな強みです。
成毛さんも僕も、好きな本を集中して3時間も4時間もぶっ続けで読み続けることができます。ゲームをやり続けることができます。
これは、過集中が求められる仕事においては大きな強みになりえますよね。
ADHDの大きな三本柱は多動性と衝撃性と不注意と書きましたが、過集中ができるというメリットもあるんです。
成毛さん曰く、テレビに集中していられるのは30分が限界ですが、
発達障害の人は、ぼんやりして集中力がないとみなされがちですが、興味のあることについては人並み以上の集中力を発揮する可能性を秘めているのです。
実際、僕は大企業の電話応対だったり瑣末な事務処理仕事はいつまで経ってもできるようにはなりませんでしたが、こんな風にブログを書き続けることはいくらでもできますし、Webマーケティングの分析作業をすることもいくらでもやってられます。
要は、自分の好きなことに対してならいくらでも集中していられるんですよね。
だからこそ僕はブログである程度稼ぐことができていますし、Webマーケティングの仕事でもストレスなく仕事を続けることができているわけです。
これらを考えると、僕らのような発達障害の人は過集中が求められる仕事に就くと良いんですよね。
そして、成毛さんが本の中で推奨しているのが、好きなことに
実は、成毛さんはマイクロソフト出身ということなんですが、
「マイクロソフト、いや、IT業界には発達障害を抱える人の割合
が高いと私は感じている」 「プログラミングをガンガンやるIT企業なら、
過集中できる人に向いている」
と書いておりまして、これ、まさに共感します。
実際、僕は大企業を辞めて短期離職を3回経験した後、最終的にはWeb業界に転職して現在はマーケティングの仕事を担当しておりますが、僕にとっての天職だったと感じています。
ひたすらPCに向かって分析と広告の調整をポチポチいじっているのですが、不思議なことにこういう作業は何時間でもやってられます。
また、IT/Web業界は電話文化ではなくチャット文化ですので、急な電話や上司からの声がけで集中を妨害されることがありません。
まさに、過集中できる環境と仕事がIT/Web業界には整っているのです。
これは成毛さんだけではなく、脱力系ニートとして有名なphaさんも、自著「持たない幸福論」において同じようなことを言っています。
「人と話すのは苦手だけど黙々とパソコンに向かい続けるのは好きだという人は結構いる。
プログラミングやコーディングなどのIT系のスキルは独学でも勉強できるし、ひたすらコツコツと作業する職人的な仕事なので、ちょっと変人でも技術があればそれなりに働ける。
〜中略〜
人によって向き不向きはあるけど、ニートがプログラミングなどのIT系スキルを身につけるのは結構おすすめだ。」
僕もこれは感じているところでして、いわゆる「一般的な大企業に向いていない軽い発達障害の人間」であっても、プログラミングやコーディング、広告運用などのIT/WEB系の黙々とした作業に向いている可能性が大いにあると思うのです。
事実、僕も普通の大企業に勤めるのは無理でしたが、Web/IT業界に転職して淡々としたWebマーケティングの仕事に就いてからはストレスなく働けております。
ですので、「今の会社に向いていない!」と思われる方はこういった職人的なスキルを身につけて、Web/IT系の会社に転職するのは大アリだと思うんです。
IT/Web業界では空気が読めなくても特に怒られることはないのです。むしろ、成毛さんやphaさんも仰っている通り、IT/Web業界は普通の人間がやっていけなさそうな変人ばっかりです。
むしろ、IT/Web業界の仕事はプログラミングでも広告運用でもマーケティング分析でも、過集中できる人間が勝てる世界です。
発達障害の人間にとって日系大企業は明らかに向いてない一方で、IT/Web業界では発達障害の人間が輝ける環境が整っているのです。
ところがどっこい、なぜかそういう人間ほど僕のようにお堅いメーカーとか、銀行とかに行ってしまうのだから不幸なんですよ…
発達障害の人間は、仕事選びの時点で負けが確定していることが多々あるんです。
だからこそ、成毛さんや僕のような発達障害を患っている人間は、仕事選びをより慎重に行う必要があるんです。
そして、うまく自分に合った仕事を選べさえすれば、仮に自分が発達障害であったとしても、ストレスなく働けて、しかも活躍できる可能性があるというわけです。
ということで、僕のように大企業で消耗している人は、成毛さんが仰るように是非ともIT/Web業界への転職を検討してみることをオススメします。僕もWeb業界に転職してから人生が変わりましたので、間違いはないと思います。
あくまで僕の持論ですので強要はしませんが、僕のお話を聞いてWeb/IT業界に興味を持った方は、マイナビジョブ20’sなどの転職エージェントさんに相談だけでもしてみるのはアリでないかなあ?と思います。
マイナビジョブ20’sは20代の若手社員向けの転職エージェントさんでして、20代に特化していることもあって僕ら若手向けのWeb/IT業界の求人が充実しています。
かくいう僕も、マイナビジョブ20’sを活用してWeb/IT業界への転職を成功させました。
僕はYouTubeの動画制作などに興味があったので、動画マーケティング会社の求人をご紹介いただいて面接を受けに行ったりしていました。その中で1つ、自分に合った良い会社が見つかったのでその会社に入社を決めた感じです。今思い返すと良い思い出です。
とまあ、こんな感じで僕ら若者向けの求人がたくさんあるので、僕のように大企業に向いていない軽い発達障害の方は相談だけでもしてみると良いんじゃないかな?と思います。
もちろん利用は無料です。相談はこちらのページからできるので良かったらどうぞ。
経営コンサルタントの大前研一さんも言っていますが、自分を変えるためには「居場所を変える」というのが一番です。
今の環境が辛いならば、自分にあった環境に何か新しい発見があるかもしれません。
是非とも新しい一歩を踏み出して、自分を変えてみましょう。
ちなみに、僕が未経験でWeb/IT業界へ転職した方法と実体験談に関しましてはこちらの記事(短期離職を3回した僕が未経験でWeb業界に転職した方法)に詳しく記載しておりますのでこちらもご参考いただければ幸いです。
ではでは、今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
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ではでは
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