新入社員の皆さん、会社は楽しいですか?
もう会社を辞めたくなっていませんか?
僕は新入社員として4月に会社に入社して、11月後半にはもう会社を辞めたくなっていました。
ていうか、ほとんど辞めることを決めていました。
皆さんの中にも、新入社員だけどもう会社を辞めてやるんだ!!
と意気揚々としている方もいらっしゃるかもしれません。
でもね、新入社員といえど一時はその会社の社員になったのです。すなわち、古い言い方をすればその会社の家族になったのです。
きっとあなたはその会社でいろんな人に迷惑をかけてきたことでしょう。いろんな人から仕事のやり方、人生の生き方、様々なことを教わってきたことでしょう。
会社の人たちは新入社員のあなたに、莫大な投資をしてきたはずです。莫大な時間をあなたに費やしてきたはずです。
あなたが会社を辞めるということは、そういった会社の方々からの好意を無下にする行為であるということを忘れてはいけません。
「自分の人生だから会社を辞めるくらいは勝手だろう!!」
と思うかもしれません。
しかし、新卒であなたのことを採用した会社は、言わばあなたの人生を買ったんですよ。
あなたが生活するためのお金を支給してあげる。その代わりあなたの時間はこっちが使うよ。
簡単に言えばこういうことです。
企業はあなたの時間を買った。すなわち、あなたの人生を買ったということです。
つまり、企業はあなたの人生に密接に関わっているんです。
だから、口が裂けても「僕の人生なんで誰の言いなりにもなりません!会社辞めます!」なんて言ってはいけません。
だって今あなたが会社員なら、あなたは既に会社の言いなりだからです。
ですので、いくら短い期間で会社を辞めることを決意しようとも、自分の人生を買ってくれた会社に対してはそれ相応の礼節を持たなければなりません。
しかし、世の中で会社を辞める人は礼節を弁えていない人が何と多いことか!
急に会社に来なくなったり、いきなり辞表つきつけたり…
礼儀もクソもあったもんじゃありません。
そんなことをしたらあなたの人生にとってもマイナスですし、いいことありません。
例えば僕なんかは2社目のベンチャー企業を3ヶ月で辞めていますが、そこの副社長とは未だに連絡を取り合ってランチをしに行ったりしています。
こういう繋がりも、きちんと僕が礼節を弁えて辞めたからこそ存続できているんですよ。
いきなり会社をぶっちして辞めたり、どうせ会社を辞めるからと適当に仕事をこなしたり、そんなことをしていたらあなたの信用は堕ち、何も得ることはできません。
ですので、より一層会社の辞め方というのは重要になってくるのです。
ということで前置きが長くなりましたが、本日は新卒から1年半で2回も会社を辞めている僕が、あとぐされなく円満に会社を辞める方法をお話ししようと思います。
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目次
そもそも1年以内に会社を辞めるのに円満はあり得ない
まず初っ端に記事の前提を覆すようなことを言ってしまいますが、そもそも会社を1年で辞めること自体円満ではあり得ません。
だって、新卒採用というのは最初の3年はほとんど戦力にならないのを見越して採用するんですよ?
数年間手塩にかけて育てて、じっくりと会社の戦力にしていく方針です。
漫画「エンゼルバンク」の言葉を借りるなら、新卒は赤ちゃんです。
社員は赤ちゃんを育てるが如く、新卒社員を大切に育てるのです。
1年以内で会社を辞めるという行為は、その好意を無下にする行為です。いくら礼儀正しかろうと、円満であるはずがありません。
てことで、新入社員で会社を辞めるのに円満はあり得ない。これは覚えておきましょう。
とはいえ、限りなく円満に近い形で会社を辞める方法はあります。
以下、その心構えをお話ししたいと思います。
新入社員ができる限り円満に退職するための方法
最初に退職を伝えるのは必ず上司または教育担当
企業というのはトップダウンの組織です。必ず正式な報告はまずはじめに上にしなければなりません。
あなたにとって上とは誰でしょう?
そうですね。直属の上司です。
もしくは、あなたに教育担当のような人が付いているのであれば、その人にまずは退職話を伝えるのが筋になります。
例えば僕で言えば教育担当の社員が就いていたので、まずはその教育担当に退職の旨を伝えました。
そして絶対に、絶対に同期や先輩に退職する旨を雑談ベースでもしてはいけません。
なぜなら正式な通知が出ていないにも関わらずあなたが退職する旨が広まると、あなたを管理する人の責任が問われるからです。すなわち、あなたの上司に悪い噂が広まるのです。
上司の面目を保つためにも、必ず退職の報告はまず上司にしましょう。
これは絶対です。
そして、上司に退職の旨を伝えるときは必ず辞める3ヶ月前に、個室で、就業後に話しましょう。
社員が1人辞めると色々な手続きが発生しますので、3ヶ月くらい前に退職話をするのがベストです。
そして、退職話は長くなりますし向こうも忙しいでしょうから、業務時間内に話すべきではありません。
必ず就業後に話しましょう。
退職するまで、絶対に辞めることを周りに漏らしてはならない
退職が正式に決定するまでは上のハンコが必要になります。
上司のハンコ、所属長のハンコ、社長のハンコ…
という順番ですね。
社長からハンコが押されるまでは、退職は正式ではありません。
それまではあなたの退職は正式事項ではないので、絶対に退職の話を周りにしないようにしましょう。
正式に退職が決まったら、部署の方々、同期のみんなに丁寧なメールを送り、実際に会って挨拶をする
これは結構重要です。
正式に退職が決まったら、必ず今までお世話になりましたという旨の退職メールをみんなに送りましょう。
中には「どうせ辞めるからこの人たちは関係ねえし…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、世の中どこにどう人の繋がりがあるかわからないものです。
もしあなたが会社を辞めて事業を起こそうとしているなら、元同僚が何か手助けをしてくれるかもしれません。もしかすると元上司があなたの会社のサービスを使ってくれるかもしれません。
転職しても同じです。もしかするとあなたが辞めた会社へあなたが営業に行くかもしれません。
世の中なにがあるかわからないのです。
ちょっとしたことで人と人との繋がりは断ち切れますし、逆にちょっとしたことで人と人との繋がりは長持ちするのです。
あなたが辞めてからもその会社との関係性が崩れぬよう、丁寧にメールを送り、丁寧に別れの挨拶をしておきましょう。
ちなみに僕は1社目ではお世話になった人全員に直接挨拶に行きましたし、2社目も3ヶ月しか在職していませんでしたが一言も話をしたことがない人に対しても別れの挨拶をきちんとしました。
人って単純なもので、最後の印象でその人のことを決めたりするので別れの時の印象が良ければ良いほどいいんですよ。
退職までの期間、全力で仕事をする
さて、退職が正式に決まってからですが、3ヶ月くらいの猶予期間があると思います。
はじめのうちはシュレッダー地獄、身辺整理、引き継ぎ、残っている仕事の片付けなどいろいろ忙しいと思います。
しかし、時間が経つにつれてやることがなくなってくるんですね。
そんなとき、暇だからといって仕事の手を抜いてはいけません。
最後だからこそ、飛ぶ鳥跡を濁さずではないですが本気で、全力で仕事に取り組みましょう。
ぶっちゃけ、会社を辞める前ってあなたの思っている以上に周りから気にされています。
中にはどうせ辞めるからと最後の仕事をめちゃくちゃ適当にこなす社員もいますけど、そんなのは言語道断ですよ。最後の最後に印象悪くして辞めてどうするんですか。
前にも書きましたが人間不思議なもので、最後の印象でその人の印象が決まったりするんですよ。
だから、今まではダメ社員でも最後の最後だけ真剣に仕事をしていれば、印象が良くなったりするんです。
最後だからこそ、全力で仕事をするのです。
終わり良ければすべて良しとまではいかないですが、最後にあなたの印象が悪くなったら嫌でしょう?
どうせ辞める前なんて暇なんですし、ちょっと頑張るだけで印象が良くなるならどうして頑張らないことがありましょうか?
最後まで全力で仕事をして、印象よくして辞めて、今後の人生に活かすべきであると思います。
まとめ
以上、新入社員が円満に会社を辞める方法について書いてきました。
僕は会社を2回、1年以内で辞めていますが、どちらもしっかり挨拶をして辞めたので未だに関わりはあります。
中にはどうせもう関わらないからと無断欠勤してそのまま辞めちゃうような人もいるんですけど、それって本当に勿体ないことだと思うんですよね。
せっかく今まで仕事してきたのなら、辞めてもその人達とその関係性を維持すればいいじゃないですか。
社会人として生きる以上、どんな人であっても関わりというのは重要なんですよ。
ということで皆さん、是非とも会社を辞める時はしっかりとした手続きを踏んで、全力で最後まで仕事をこなしてから辞めましょうね!!
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ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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ではでは
基本的な質問で失礼します。ベンチャーを三カ月で辞めたとのことですが、そのときは退職の旨は一月前に伝えたのでしょうか。個人的に三カ月前はだいぶ早いような気がしますので…