就活の面接で、
「こいつは学歴だけだな…」
このように面接官から思われ、しかもその面接に落とされたら高学歴の皆さんは非常に落ち込んでしまうのではないでしょうか?
しかし、就活の面接になると、本当に「学歴だけ」しか取り柄の無い就活生が大量発生します。ということで本日は、学歴しか取り柄の無い就活生が面接で落ちる理由をお話しするとともに、「こいつは学歴だけじゃないぞ!」と面接官に思ってもらうにはどうすれば良いかをお話ししたいと思います。
目次
学歴だけが取り柄の就活生が面接で落ちる理由
では、学歴だけが取り柄の就活生が面接で落ちる理由を書いていきたいと思います。
正直、「学歴しか取り柄が無いから。」というのが面接で落とされる最大の理由なのですが、なぜ「学歴しかないやつ」と面接官に思われてしまうのかの理由はわかっていない方が多いと思いますので、その理由をお話ししていきたいと思います。
決められたことしかできないのに、プライドが高い
1つ目はこれ。特に東大生に非常に多いです。
ちょっと例を出しますが、東京大学物語という漫画にて、東大文一の主人公が居酒屋でアルバイトを始めるシーンがあります。
主人公ははもちろんアルバイトは初めてなので仕事が全然できませんが、彼は一向に謝ろうとしませんし、オーダーもろくに覚えることが出来ません。
「ただ覚えてすぐ忘れるような無意味な暗記は俺は苦手なのかも…」
と主人公の村上クンも言っていますが、高学歴の人って意味のある理屈での暗記はできても料理のオーダーみたいな無味乾燥としたすぐ忘れて良い暗記が苦手な人が多いんですよね。
つまり、長期記憶は得意でも短期記憶が苦手な学生が非常に多いのです。
勉強という決められた枠組みでの暗記はできますが、そこから一歩外に出ると全く使い物にならない。そのくせプライドだけは一丁前に高いので、謝ることもできない。
そんな人はまさに使い物にならないのに学歴のせいでプライドだけは高い、厄介極まりない人間と言えるでしょう。こんな人は面接に受かるわけありませんよね?
ちなみに、プライドが高いかどうかって面接である程度わかりますよ。
それは言葉尻だったり、仕草だったりに如実に表れます。
エンゼルバンクという漫画でも、東大卒の桂木クンは面接で連戦連敗。
理由は、面接官に「なんとなくイヤ」と思われただけ。面接で東大卒のプライドの高さが出てしまった結果なんですね〜。東大卒って本当にプライド高いですから…
こういったことは面接では本当にあり得ます。優秀でプライドが高いやつより、そこまで優秀でなくとも波風立たず人柄が良い人間を採用するのが日系企業なのです。
※外資コンサルや外資金融などの一部の企業では優秀でプライドが高い人間が優先される場合もあります。そのへんはご自身で是非調べてください。
全てに正解があると思っている
高学歴の人間は、敷かれたレールに乗ることでアイデンティティを保ってきました。
学校の試験で高得点を取り、大学受験で高得点を取り、大学学部の試験でも高得点を取る…
いわば、ずっと正解がある中を走ってきたんです。
ですので、高学歴の人間は社会に出てからも正解があると思い込みがちです。
ところが、社会には正解なんてないのです。
いや、仮に正解があったとしても、それが正解とは限らないのです。
例えばまた例に挙げますがエンゼルバンクの桂木クン、彼は会社のシステムに疑問を持ち、上司に進言します。
しかし、会社のシステムというのは仮に不合理であってもそれを変更するのに絶大な労力を要するものです。不合理なシステムでも、それを変更せずにそのままにしておいたほうが結果的に合理的であるということは往々にして起こりうるのです。
しかし、高学歴でエリート街道を歩み、正解がある道だけを突っ走ってきた彼にはそれがわからない。だからこそ、「どうして世の中は不合理なのにみんな変革しないんだろう?」と疑問を持つことになるのです。
これは就活にもありがちでして、全てに正解があると思っている高学歴人間は、面接でもESの内容を丸暗記してそれを自己PRするなど杓子定規なことをやったりします。
面接も、正解はありません。
人と人とのコミュニケーションです。
それがわからず、グループディスカッションや面接にも正解があると思い込んでいると、高学歴なのに無い内定だ…という事態に陥ってしまうことでしょう。
視野が狭い
正解があると思い込んでいる!ということにも繋がるのですが、高学歴学生は視野が狭いことが非常に多いです。
どういうことかというと、例えば
「専門分野の話以外できない!」
と言う就活生とかですね。
例えば鉄道業界が鉄道オタクを採用しないのは有名な話ですが、なぜ鉄道会社が鉄道オタクを嫌うかというと、鉄道オタクは一般に鉄道のことしか喋れないからです。
鉄道オタクがファッションのことを聞かれて、答えられるでしょうか?
中には答えられる人もいるでしょうが、答えられない人が多いでしょう。
鉄道会社では入社してから鉄道のことだけをやるのではなく、百貨店で接客したり機械いじりをしたりいろんな仕事を経験するんです。
話を戻しますが、だからこそ、専門分野以外のことを話せない就活生は面接に受からないのです。
鉄道オタクでも、他のあらゆることに造詣が深くてコミュニケーション力が高ければ面接に受かるのですが、そうではないからこそ落とされるわけですね。
高学歴の学生は、自分の専門分野のことになると饒舌だけれども、専門分野外のことになると途端に話せなくなるというパターンがよくあります。
そういう人って企業はとても嫌いなんです。
某企業の人も言っていましたが、例えば東工大生にはその傾向が強いので企業からは東工大生は結構嫌がられるんだとか…
まあそんなお話はさておき、企業に入ったら専門分野外の仕事を多くやることになります。
面接の段階で自分の専門分野のことしか話せない視野狭窄な人だと思われたら、絶対に選考には受かりませんのでその辺は肝に銘じておきましょう。
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学歴だけの人間と面接で思われないための対策法
まあ、要は上述した3つの特徴に当てはまらないように振る舞えばそれで良いのですが、「具体的にどうすればいいの???」という方もいらっしゃると思うのでその解決策もお話ししたいと思います。
プライドを捨てよ
高学歴の自負って就活だと非常に邪魔なんですよね。
そもそも高学歴の人が行きたがるような大企業は面接でも周りはみんな高学歴ばかりですし、学歴で差別化することはできません。
その中でプライドが高いことが面接で表れてしまったら…そりゃもう悲惨ですよね…受かるわけはありません。
東大卒だろうが、京大卒だろうが、Fラン卒だろうが、面接に来ている時点で平等なのです。
その中で一人プライド髙く振る舞い、面接官の逆鱗に触れてしまったらそりゃあもう高学歴だろうとなんだろうと落とされるに決まっているでしょう。
リクルートの研究にもありますが、企業が採用で最重視するものは頭の良さでも学歴でもなんでもなく、人柄なのです。
一緒に働く人の人柄がクソだったら嫌じゃないですか。毎日顔を合わすんですし。
どんなに頭が良くても、経歴がすごくても、一緒にいて嫌な人間だったら会社組織には受からないのです。肝に銘じておきましょう。
※一部、頭が良ければ受かる会社もあります。ですがごく少数ですので気になさらずに….
ニュースを見ろ
専門分野外の知識をつけることの重要性はお話ししましたが、そういった知識をつけるにはニュースを見るのがおすすめです。
特に、テレビ東京のガイアの夜明けとかクローズアップ現代、このへんの知的好奇心をくすぐるテレビ番組はおすすめです。
まあニュースではなくとも、お笑い番組やスポーツも少しくらいなら見てもいいでしょう。面接官がお笑い好きだった場合は
「好きなお笑い芸人はだれ??」
とか面接で聞いてきたりします。他にも、「野球はどこファン?」「阪神の今の四番は?」などなど、具体例を挙げればキリがありませんが面接官はその企業の事業内容とは直接関係の無いことでも聞いてきたりします。
要は、一見企業の仕事とは関係のないような話題でも、「この子は世間一般常識があるのかな???」というのを見極めるために企業は雑談まがいの質問をふっかけてくるんですよね。
社会人になってから思いますが、雑談力って超重要です。雑談が合うだけでお客さんと仲良くなれて、仕事がうまくいったりするケースもありますから。そういったことを面接官もわかっているからこそ、この子は自分の興味範囲外のことにも興味があるのかな…?というのを探るために、一見仕事とは関係のないような質問をするわけです。
さあ、そんなときに自分の専門分野のことしか知らないと…わかりますよね?
ですので、そういった情報源を得るのにテレビはうってつけです。特に今の面接官世代ってテレビ大好きですからね!今の若者はテレビを見ないかもしれませんが、就活の時くらいはYouTubeではなくテレビを見ていいと思います。
まあ、受ける企業がバズマーケティング会社とかだったらYouTubeを見ていたほうがいいかもしれませんし、受ける企業が新聞社だったら新聞を読んでおいたほうがいいかもしれませんので、そのへんは臨機応変にしましょう。
とりあえずは、社会で必要とされる一般常識、世間のニュースには敏感になっておけよ!ってことです。
まとめ
以上、高学歴しか取り柄の無い就活生が面接で落ちる理由について見てきました。
高学歴だからと言って面接に連戦連勝するわけじゃないんですよ。
受験には正解がありましたが、就活には正解はありません。
正解がない中でもがき苦しみ、内定を獲得するのです。
就活が合わなかったら起業したっていいんです。
とにかく社会という大海に出たら正解はないのです。
正解のない中で自分の人生を見つける、それが20代の就活というものです。
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