「高学歴なのにマルチタスクができない…」
「自分は受験勉強も頑張ってきたし、偏差値の高い大学を出て一流企業に入社したはずなのに、なぜ同時並行の作業ができないのだろうか?」
こんなことでお悩みの方も多いと思います。 何を隠そう、僕もマルチタスクはできないんです。
僕は慶應の経済学部を卒業して日系の大企業に入社した、いわゆる世間一般で言われるエリートです。しかし、仕事で求められるマルチタスクが全くできず、新卒で入社した大企業をわずか10ヶ月で短期離職してしまいました。
ちなみにマルチタスクってどんなものかと申しますと、
・電話をしながらメモを取る
・デスク上でご飯を食べながらパソコンの作業をする
・オンラインミーティングをしながらメールの返信をする
・会議を聞きながら、配られた資料に目を通す
….などなど細かいものを挙げればキリがありませんが、要は複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することを言います。
さて、こうしたマルチタスクですが、世の中では「一流のサラリーマンであればできて当たり前のもの」なんて認識です。
事実、僕も大企業にいた頃は、仕事で常にマルチタスクが求められていました。
例えば、数あるマルチタスクの中で僕が最も苦手だったものは、電話応対でした。
はい、僕は電話応対が全くできませんでした。
電話応対って、マルチタスクの最たるものだと思うんですよね。
例えば典型的な社内取次の電話応対パターンを見てみましょうか。
テンプレは下記みたいな感じですね。
①受話器を取ってあいさつ
②相手の会社名と名前を確認
③取り次ぎの場合は相手の名前を復唱して確認
④指名者に取り次ぐ
⑤指名者不在の場合はその理由と戻る時間を伝える
⑥問い合わせの場合は内容に答える
⑦最後にあいさつをして電話を切る
どうです?
電話をしながらメモを取らなきゃならないし、取次相手の確認もしなきゃならないし、めちゃめちゃマルチタスクじゃないすか。
僕は新卒で老舗の大企業に入社したのですが、電話応対の仕事が入社半年くらい経っても全くできるようにならず、毎日のように上司に怒鳴られておりました。
で、あまりにもできないので入社半年ほど経った頃、僕は先輩に頼み込んで残業代も出ない中、就業後に居残りで電話応対のリハーサルまでやってもらっておりました。
しかし、現状はそれでも変わらず。いつまで経っても僕は電話応対ができないまま。
結局ずっと電話応対が嫌すぎて、そのまま大企業をドロップアウト。高学歴で一流企業に入社、社会の勝ち組になったはずなのに人生は一転、社会の負け組となりました…
.とまあ、僕の個人的なお話は置いておきまして、世の中にはその他にも様々なマルチタスクがありますし、社会はなぜかマルチタスクができることを強要してきます。
ですが、ハッキリ言います。
マルチタスクなんてできなくて良いんです。
だって、そもそも人間はマルチタスクができるような脳になっていないので
ちなみに僕はマルチタスクが一切できず、
高学歴で一流企業に入社し、エリートサラリーマンを目指す人間ほどマルチタスクを強要され、マルチタスクができないことで落ち込むことが多いと思うのですが、そんなことで落ち込む必要なんて全くないんです。だって、マルチタスクなんてそもそもやらなくて良いものなんですから。
ということで本日は、マルチタスクなんてできなくていい理由を解説しつつ、マルチタスクができない人間はどのように生きていけば良いのか??
そんなお話をしたいと思います。
「マルチタスクができない…」と思い悩んでいる皆さんは是非とも最後までご覧ください!
マルチタスクなんてできなくて良い理由
まずは、マルチタスクができなくて良い理由を1冊の本を引用してお話しします。
その1冊の本とは、シングルタスクという本です。
シングルタスク(https://t.co/rwC5P7khun)読んだけど、すごく参考になった。マルチタスクができないと思い悩むADHD気質の人は読むと救われる本だと思う
人間の脳は元々マルチタスクを処理できないようだ。仕事も料理も食事も、同時並行ではなく、一点集中でその作業に集中すれば能率は格段に上がる
— タコペッティ (@syakaisei) January 6, 2021
こちら、僕の人生を変えた本でもありますので、興味のある方は是非とも購入して読んでみてください。購入はこちらのリンクからできます。
「脳の構造上、人間はマルチタスクなどできない。
タスクからタスクへと素早く切り替えているだけである」
わかりやすく言えば、脳は1度に2つ以上のことに集中できな
マルチタスクをやっている時は確かに仕事をしているつもりになりがちですが、
そして、一般的にマルチタスクと呼ばれているものも、正確には「
つまりは、タスクからタスクへの切り替えです。電話応対をして、書類作成をして、メールチェックをして…というようなマルチタスクは、実はマルチタスクでもなんでもなく、次から次へと作業内容を切り替えているだけに過ぎないのです。
タスクの切り替えは集中力を遮断するわけですから、作業効率は圧倒的に落ちます。
複数の仕事を次から次へと切り替えてこなすよりも、1つの仕事を集中的にこなした方が作業効率は高いということです。
以上を踏まえれば、マルチタスクを強要する先輩社員や上司たちは実は無能であるということなんです。
マルチタスクを強要する人間の働き方を思い返してみれば一目瞭然です。自称、”マルチタスク人間”の働き方は実に非効率的なんです。
例えば、かつて僕の身の回りにいた、自称、「
9時出社 朝の会議とメールチェックを済ませ、
大量に届いているメールに返信をします メールに返信する合間も、
部下や同僚からの相談に逐一答えていきます。このマルチタスク、 実は効率的に見えて全くの非効率です。 メール返信にも部下や同僚からの相談にもまったく集中できていな いからです。
さあ、そうこうするうちに時間は無為に経過し、11時からは午前
のミーティングの時間です! ミーティング中も返信し終えていないメールや新着メールに返信し たりしているので、 ミーティングにもメールにも集中できていません。
そしてミーティングが終わるとランチの時間です。
時間がないことを言い訳にして、
彼はコンビニで買ってきた弁当をデスクで食べながら仕事を続けま す。
ですが、飯を食べながら仕事をするなんて芸当も非効率です。
飯を口に入れるという作業とパソコンのキーボードを打つという二
つの作業を同時並行で行なっても、 脳は同時に二つの作業を行うことができないので仕事の効率は落ち ています。 さらに、
食事をしながら仕事をするという行為は過食や消化不良をも引き起 こします。 シングルタスクによると、
食事の間に食べることに意識を集中させればカロリー摂取を抑えら れるだけでなく、消化にも良いということです。 マルチタスクイーティングは健康にも害を与えるのです!
さて、以上が自称、
こんな先輩を尊敬できるでしょうか??
少なくとも僕は尊敬できませんね…
ということで、実はマルチタスクというのは仕事の能率を落としますし、そもそもできなくて当たり前というものだったのです。
マルチタスクは百害あって一利なし。マルチタスクは今すぐ辞めろ
ということで以上のように、
ですので、
マルチタスクなんてそもそもやる必要なんてないんです。むしろ、マルチタスクが苦手でも、一つの作業に集中するシン
なぜなら、
例えば、僕は電話応対や事務処理のような典型的なマルチタスクは全くできませんでしたが、このようにブログを淡々と書いたり、Googleアナリティクスを分析したりなど、1人で黙々と進める作業が大得意です。
思い返してみれば、僕は学生時代にはペン回しにハマりまして、ペン回しの練習に一点集中し、高校生時代にはペン回し世界大会にも出場したことがあります。
本ブログは新入社員時代に開始してから約5年間、未だに一点集中して継続することができていますし、YouTubeだって3年以上ひたすら継続させることができています。ひたすらのめり込んでおります。
僕は電話応対や事務作業のようなマルチタスクは非常に苦手ですが、ブログやYouTubeのように1点集中型の仕事には非常に向いていたのです。
手前味噌にはなりますが、僕は社会人になってから休日の暇な時間のほとんど全てをブログ執筆に充てて、一点集中で作業を継続させることにより、ブログ収益だけで生活できるくらいにはなりました。
これはひとえに、僕がマルチタスクに向いておらず、何かの作業を1点集中でやり続けるようなシングルタスクに向いていたからです。
僕みたいに、マルチタスクよりもシングルタスクに向いている人ってこの世の中にはたくさんいると思うんですよね。
ぶっちゃけ、電話応対や事務処理のようなマルチタスクができたとしてもお金を稼げるとも出世できるとも限らないですし、1点集中主義、シングルタスクの才能に秀でていた方が美味しいと思いませんかw?
少なくとも僕はそう思っていますよ。
だって、世の中で成功している人のほとんどは一点集中突破じゃないですか。
イチローだって、ひたすら野球にのめり込んで成功したわけですし、
ダウンタウンだって、ひたすらお笑いにのめり込んで成功したわけですし、
本田圭佑だって、ひたすらサッカーにのめり込んで成功したわけです。
マルチタスクなんかやらないで、1点集中で自分の好きな作業に熱中した方が人生の成功確率も上がるわけです。
僕は電話応対などのマルチタスクには向いてませんでしたが、ブログやYouTubeなどのシングルタスクには向いていたのでそれで新卒会社員以上のお金を稼ぐことができるようになったわけです。
ということで、「マルチタスクが辛い…」と思われる方は、マルチタスクなんて今すぐ辞めて、自分の得意な作業に一点集中してみることをオススメいたします。
シングルタスクをしたいなら、IT/Web業界に転職するのがオススメ です。
と、グダグダとシングルタスクのメリットについて述べてきたわけですが、一般的な日系企業にいる限り、シングルタスクをするのは無理でしょう
僕がかつて勤めていたような典型的な老舗日系企業では、一つの仕事に集中し続けるなんてことができるわけありませんでした。
数分単位でメールが飛んでくるわ、数分単位で電話がかかってくるわ、やっと作業に集中できると思っても上司に急に呼び出されるわ、経費精算のために経理部から呼び出されるわ….
一般的な日本企業では、シングルタスクができる環境が全く整っていないのです!!
ですので、僕らがシングルタスクをやろうと思うのであれば、仕事の環境を変えることが必要不可欠です。
実際、僕は3回の転職を経て最終的にはWeb業界に転職したのですが、Web業界ではマルチタスクを強要されることがほとんどなくなりました。
僕の勤めているWeb業界の素晴らしさは以下のツイートの通りです。
Web業界の良いところは、非効率なマルチタスクをやらなくて済むところだよね
①電話が存在しないので、自分の作業に完全集中することができる
②連絡は全てチャットなので、非効率なメールマナー文化が一切存在しない
③完全リモートワークが可能なので、誰かに話しかけられることもない— タコペッティ (@syakaisei) May 5, 2021
その他の例を挙げれば、Web業界では上下関係があってないようなものなので上司を気遣うマナーも存在しませんし、私服OKなのでスーツに着替える手間もありません。
会議設定に稟議書など、無意味な報告書や書類作成業務もありません。仕事でミスをして反省文を書かされることもありません。
挙げればキリがありませんが、IT/Web業界はシングルタスク人間にとって最高の環境が整っているのです。
ちなみに僕が現在どんな仕事をWeb業界でやっているかというと、Web広告の運用と管理の仕事をしています。
ひたすらPC上のWeb広告管理画面とにらめっこして、数字をポチポチいじる仕事です。一言で言えばWebマーケティングという仕事です。ひたすら分析をして、作業をし続けるまさにシングルタスクの仕事です。
Webマーケティングという分析と作業に集中できる仕事はまさに僕にぴったりな仕事だったようで、全くストレスも溜まりませんし、Webマーケティングの知識を副業に活かすこともできますし、まさに最高の仕事です、
電話応対や事務処理といった簡単なマルチタスクの仕事ができない人間であっても、僕のようにひたすらPCに向かい続けて分析と作業に集中するのが大好きというシングルタスク人間にとってIT/Web業界は最高の環境なんです。
これは脱力系ニートとして有名なphaさんも仰っておられまして、名著「持たない幸福論」には以下のような記載があります。
「人と話すのは苦手だけど黙々とパソコンに向かい続けるのは好きだという人は結構いる。
プログラミングやコーディングなどのIT系のスキルは独学でも勉強できるし、ひたすらコツコツと作業する職人的な仕事なので、ちょっと変人でも技術があればそれなりに働ける。
〜中略〜
人によって向き不向きはあるけど、ニートがプログラミングなどのIT系スキルを身につけるのは結構おすすめだ。」
僕もこれは感じているところでして、いわゆる「コミュニケーションが下手な人間、マルチタスクができない人間」であっても、プログラミングやWebマーケティングなどのIT/WEB系の黙々とした作業に向いている人は結構います。
IT/Web業界は非常に合理的な業界なので、老舗の日系企業のように面倒な雑務や無駄な書類作成、不必要な会議、無駄な電話文化なんてのは一切存在しません。
業務内容自体もプログラミングやWebマーケティングなどの仕事はシングルタスク人間にぴったりの仕事ですので、マルチタスクができない人間こそIT/Web業界に転職しなさい!と、僕は強く言いたい。
あくまで僕の意見なので強要はしませんが、少なくとも僕は古臭い日系企業からWeb業界に転職して人生が変わりました。
1つの作業に集中できる、邪魔されない労働環境が手に入り、生産性を極限まで高めることができるようになりました。もちろん、そのおかげでストレスや労働時間も激減しました。
ということで、マルチタスクができないと思い悩んでいらっしゃるのであれば、シングルタスク人間が輝くことができる、IT/Web業界への転職を検討してみるのもアリなんじゃないかなあ?と思います。
あくまで僕の持論ですので強要はしませんが、僕のお話を聞いてWeb/IT業界に興味を持った方は、マイナビジョブ20’sなどの転職エージェントさんに相談だけでもしてみるのはアリでないかなあ?と思います。
マイナビジョブ20’sは20代の若手社員向けの転職エージェントさんでして、20代に特化していることもあって僕ら若手向けのWeb/IT業界の求人が充実しています。
かくいう僕も、マイナビジョブ20’sを活用してWeb/IT業界への転職を成功させました。
僕はYouTubeの動画制作やWebマーケティングのお仕事に興味があったので、Webマーケティング会社の求人をご紹介いただいて面接を受けに行ったりしていました。
その中で1つ、自分に合った良い会社が見つかったのでその会社に入社を決めた感じです。今思い返すと良い思い出です。
とまあ、こんな感じで僕ら若者向けの求人がたくさんあるので、僕のようにマルチタスクができない、あるいは苦手な方は相談だけでもしてみると良いんじゃないかな?と思います。
もちろん利用は無料です。相談はこちらのページからできるので良かったらどうぞ。
経営コンサルタントの大前研一さんは、時間とムダの科学という著書の中で、こう述べています。
人間が変わる方法は三つしかない。
一つは時間配分を変える、
二番目は住む場所を変える、
三番目は付き合う人を変える、
この三つの要素でしか人間は変わらない。もっとも無意味なのは、「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。
大前 研一(経営コンサルタント)|時間とムダの科学
要は、今の環境を変えない限り、現状は何も変わらないのです。
「マルチタスクができない…」と思い悩む人が多いけれど、マルチタスクができるように努力をするのではなく、マルチタスクなんてしなくても良い環境に居場所を変えることを考えた方が良いのではないだろうか?
マルチタスクなんて百害あって一利なし
一点集中の方が効率良い#マルチタスク— タコペッティ (@syakaisei) June 12, 2021
マルチタスクが強要される職場にいたままでは、いつまで経っても毎日の仕事は楽になりません。
皆様も是非、マルチタスクを強要されない職場へ環境を変えてみて、快適なシングルタスクライフを送ることを考えてみましょう。
最後に、効率の良いシングルタスク生活を実践するために有益な本を2冊ご紹介して記事を終えたいと思います。
僕の人生を変えてくれた本ですので、興味のある方は是非読んでみてください。
SINGLE TASK 一点集中術https://t.co/wUrBne7qAO
マルチタスクに悩まされている人全員に読んでほしい本
普段の仕事も趣味も料理も、飯を食うときですら、そのことに集中した方が良いのだ
スマホをいじりながら飯を食うなんて言語道断。
雑念を切り捨て、一点集中することこそが人生を豊かにする— タコペッティ (@syakaisei) June 12, 2021
シングルタスク系だと有名な本だけど、これも良い
本棚に置いておいて、選択に迷った時に読み返すとまた学びがある本瑣末なことは切り捨て、自分にとって本当に大事なことに集中することで、人生は豊かになるということを学べる
エッセンシャル思考https://t.co/wbvQUtIHsl
— タコペッティ (@syakaisei) June 12, 2021
以上!
マルチタスクは百害あって一利なし!今すぐやめろ!というお話でしたー
※関連記事
僕の記事を読んでIT/Web業界に興味を持ってくださった方!
僕が未経験でIT/Web業界に転職した方法とノウハウ、実体験談については以下記事にて詳しく書いておりますので、興味のある方はこちらを是非ご覧ください。
また、僕の本業であるWebマーケター (デジタルマーケターとも言います)の仕事に興味を持たれた方は、以下記事にて未経験からWebマーケターに転職する方法について詳しく書いておりますのでこちらも是非読んでいただけると嬉しいです。
→未経験からWebマーケターに転職するためにやるべき3つのこと
マルチタスクができない人は、ひたすら分析と改善を繰り返すWebマーケターの仕事にめちゃめちゃ向いていると思いますよw
Webマーケティングの仕事は副業でも稼ぎやすいのでオススメです。
ではでは、マルチタスクなんか今すぐ辞めて、シングルタスクでストレスのない働き方を実現させていきましょう!
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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ではでは