短期離職を繰り返す人って世の中には意外と多いです。
例えば、僕は新卒で入社した会社を1年で辞め、2社目も3ヶ月で辞め、3社目も1年程度で辞めています。
今は4社目ですが、そろそろ飽きてきたのでまた転職しようかなーなんて思っています。
ていうか、多分また転職しますw
そんなわけですから僕は若者が短期離職を繰り返す気持ちは痛いほどわかりますし(そもそも僕がそうですし)、僕自身3度も転職をしてきたので、短期離職をした若者が転職でどのように見られるかなどもよーくわかっています。
ということで本日は、
■短期離職を繰り返すと転職にどのような影響が出るのか?
■短期離職を繰り返していてもきちんと良い会社に就職はできるのか??
僕の実体験を踏まえながら見ていきたいと思います。
目次
短期離職を3回も繰り返す僕の会社員人生
まずは、短期離職を3回も繰り返している僕のサラリーマン人生を簡潔にお話しさせてください。
僕は飽きっぽい性格もあり、大学を卒業してまだ4年ほどですが、既に会社を3回も辞めています。
1社目はわずか10ヶ月で、
2社目はわずか3ヶ月で、
3社目は1年で辞めています。
ぶっちゃけ、社会を舐め腐っています。
「少なくとも3年は働け」
「2社以上転職したら人生終了。もう給与は上がらない」
こんな格言がありますが、僕はガン無視しております。
ただし、そんな僕でも3社目は東証1部上場の会社に入社することができましたし、4社目では完全リモートワークと週4日勤務が可能なWeb系企業に入社して自由気ままに働くことができています。
今の時代、若手人材が足りていないので、本気で転職活動をすれば結構簡単に転職ができてしまうんですよねえ…
とはいえ、短期離職持ちの経歴では転職に不利になるというのは紛れもない事実。
なぜなら、日本社会は短期離職者に対してとてつもなく厳しいという現実があるからです。
ということで、まずは“短期離職の経歴は転職で圧倒的に不利である”という事実を詳しく見ていきたいと思います。
そもそも日本社会では、短期離職は転職に不利である
日本の転職市場では、“短期離職”は非常に嫌われます。
なぜなら、前職を早期退職している時点で、「次の会社もまたすぐ辞めてしまうのではないか…?」と思われるからです。
そりゃそうですよね。
1回ならまだしも、2回も3回も短期離職を繰り返していると、
「こいつは堪え性がない」
「2回も会社をすぐに辞めるなんて、こいつは物事を長く続けられないやつだ…」
採用担当からこう思われるからです。
みなさんが採用者の立場だったとしても、2回以上も会社を短期離職しているやつを信用しますか?
信用しませんよね。
「こいつは、ウチの会社に入社してもまたすぐに辞めてしまうんじゃないか…?」
と普通の人なら思うはずです。僕だってそう思いますもんw
特に、1年未満の退職が続くようだと、「こいつは自分の決めた道を1年も続けられないのか…」と思われることでしょう。
ちなみに、東洋経済には、「超短期離職」の転職は売り手市場でも厳しい」という記事も掲載されています。
いくら売り手市場であろうと、転職市場が活況であろうと、日本社会は短期離職者に厳しいし、短期離職は転職に圧倒的に不利だという事実を僕らはまず認識しておくべき必要があります。
転職を繰り返すほど年収が下がるという日本の転職市場の現実
次に、転職を繰り返すほど年収が下がっていくという現実をお話ししたいと思います。
みなさんは、転職をすれば年収が上がると思っていませんか?
申し訳ないですが、それは真っ赤な嘘です。
もちろん、転職をして年収が上がる人はいます。
ただ、そういう人は元々大企業にいたサラリーマンか、何かしらの専門分野に関するスキルを持った人に限られます。
大多数の人間はスキルアップのために転職を志す意識高いエリートサラリーマンではないですし、ましてや専門的なスキルを持っているわけでもありません。
一般的なサラリーマンは、転職をしたら年収は下がるんですよ。
ドラゴン桜の筆者でもある、三田紀房さんが執筆している転職漫画「エンゼルバンク」には、次のようなコマが描かれています。
「もっとも年収の高いのが、転職0回の人、次が転職1回の人、2回の人は少し下がって….3回以上の人はどんどん下がっていく…」
これが現実なんです。
漫画だから適当に嘘を言っているとかそういうわけではなく、事実、総務省統計局の「労働力調査」にも、転職を繰り返すほど年収が下がるというデータはハッキリと明記されています。
*転職者、就業者のうち前職のある者で,過去1年間に離職を経験した者(出典:2012年「労働力調査」総務省統計局より)
このグラフを見れば明らかでしょう。
一般的には、転職をすればするほど年収が下がるんです。
ましてや、短期離職を繰り返すような人間なら、年収が下がる可能性はさらに高いということです。
特に、1年未満の短期離職が2回以上は転職にかなり厳しい
その中でも、短期離職を2回以上繰り返している場合の転職活動は一層厳しいものになることは間違いないでしょう。
短期離職を3回も繰り返している僕の経験をお話しさせていただくと、何が1番難しく感じたかって書類選考ですよね。
ぶっちゃけますと、1回目の短期離職を経た後の転職活動では、それなりの企業で書類選考は通りました。
今や若手人材が足りない時代ですし、転職も当たり前、雇用の流動化も叫ばれている時代ですから、1回程度の短期離職ではどの企業も大目に見てくれたのでしょう。
ところが、短期離職が2回続くと途端に書類が通りにくくなります。
事実、僕は初めての転職活動では書類通過率が50%くらいでしたが、短期離職を2回してからの転職活動では書類通過率が一気に20%くらいに激減しました。
理由は簡単です。短期離職を2回も連続でしているやつなんか信用できないからです。
社会は短期離職者と職歴に空白がある人間に厳しいのです。それは僕は肌で実感しましたよね…
社会は職歴に空白のある人間と、短期離職者に厳しい
— タコペッティ (@syakaisei) 2017年12月26日
とはいえ、僕は2回短期離職をしても、3回目の転職では一部上場企業に入社できていますし、4回目の転職では完全リモートワークが可能で週4日勤務もOKな自由な社風のWeb系企業に転職することができています。
さて、どうして僕は短期離職を繰り返しているのに、それなりにホワイトで、自由な会社に転職することができているのでしょうか?
以下、そのノウハウをお話ししたいと思います。
短期離職を繰り返しているにも関わらず、なぜ僕は転職に困らないのか?短期離職者が転職を成功させるための方法
さて、ここからが本題みたいなもんですが、僕は短期離職を2回繰り返しても東証1部上場企業に入社することができましたし、短期離職を3回繰り返してもWeb系企業に入社して完全リモートワーク、週4日勤務の地位を手に入れることができました。
短期離職を3回も繰り返している僕が、一体どうやって転職活動を毎回成功させているのか?
ここからはそのノウハウを余すことなく書いていきたいと思います。
そもそも職歴で人を判断するような企業を受けない
まずはここが最大のポイントです。
そもそも短期離職をしまくっている人や職歴に空白がある人は、職歴で人を判断するような企業を受けてはいけません。
ぶっちゃけ、僕は大手企業や有名企業でのキャリアは捨てています。
そりゃそうですよ。
「エンゼルバンク」にも書いてある通り、そもそもエリートサラリーマンとしてのキャリアを歩みたいのであらば、1社目に入社した企業に勤め続けるのが最も得策です。
短期離職を何度も繰り返して、エリートサラリーマンとしてのキャリアを自ら捨ててしまった僕のような人間は、そもそも大手企業や有名企業でのレールに戻ること自体を諦めなくてなりません。
スティーブ・ジョブズは、「何かを捨てないと前に進めない。」という名言を残していますが、この通りですよね。
執着を捨てることで、新しいものを手に入れることができるのです。
短期離職を繰り返してしまったら、大企業や有名企業のキャリアはもう捨てる、この心構えを持つことがまずは重要です。
大手企業や有名企業でなくとも、老舗の日系企業では職歴を重視する会社が多いです。
こういった会社に就職することを、「諦める」ことからまずは始めてみましょう。
ということで、僕ら短期離職者がまず始めるべきことは、
「大企業や人気企業、老舗の日系企業への転職を諦める」
ということです。
職歴で人を判断しない、イマドキのベンチャー企業やWeb/IT系の企業に狙いを絞る
では、どのような会社に狙いを絞れば良いのでしょうか?
それは、Web/IT系の企業や、ベンチャー企業です。
イマドキのWeb/IT系の企業やベンチャー企業であれば、職歴で人を判断することがほとんどありません。
事実、僕が受験したWeb系企業のほとんどは、職務経歴書の提出を求められませんでした。
過去の職歴を見られないわけですから、フラットに僕らの能力を見てくれるわけです。
短期離職がハンデにならないということですね。
もちろん、一部の大企業でも、最近は職歴を見ないで選考する会社も増えてきております。
時間のある方は、ご自身で調べて、そういった会社を狙ってみるのも良いかもしれません。
そして、正直に言って、大企業や有名上場企業を目指さない限り、世の中の転職希望者のレベルなんて限りなく低いです。
大企業に在籍していた人なんて世の中の人間の数%くらいですし、会社外でも通用する専門スキルを持っている人なんて世の中でごくわずかなんです。
例えば、僕が転職活動中に出会った人たちだと、
「pdfって何?」
「ショートカットキーって何?」
「西暦って何?」
こんな質問をしてくる人たちが普通にいましたからねw
中には、自分の住所すら書けない人もいましたよ…
視線を一歩下げて、大企業や有名企業のキャリアを捨てるだけで、ライバルの実力はこれほど下がるんだなあ…ということを実感しましたよね。
そういった企業は求職者のレベルも同様に低いので、会社の決算書やら経営計画やらを読み込んで、会社の現状・問題点・課題あたりを社長にプレゼンできるレベルにまで持っていけば、他の転職希望者に圧倒的な差をつけることができます。
正直、他の転職希望者はここまでやらないですからね…
自分に短期離職というハンデがあるなら、それを払拭できるほどのアプローチ法を取れば良いだけの話なのです。
名の知れないベンチャー企業やWeb/IT系の企業、あるいは上場していても規模が小さく知名度も低い会社であれば、そんなことをしてまで入社したい意欲を見せてくる求職者なんておりませんので、ライバルから確実に一歩リードすることができます。
圧倒的な熱意と意欲、圧倒的な準備を持って選考に臨めば、短期離職を繰り返していたとしても、人気企業で無い限りは意外と簡単に入社できてしまうということです。
さて、ここまでのポイントをまとめると、
①職歴で人を判断するような会社はそもそも受けるな!
②職歴で人を判断しない、イマドキのベンチャー企業やWeb/IT系の企業に狙いを定めろ!
ということです。
ただし、短期離職を繰り返していても転職エージェントは絶対に利用すべし
最後に、具体的に転職活動をどのように進めるかということなんですが、短期離職を繰り返している人ほど、転職エージェントをうまく活用することをオススメいたします。
上記でも申し上げた通り、短期離職を繰り返している経歴だと書類通過率はガクッと落ちます。
ですので、僕らはより多くの企業へ書類応募をしなければなりません。
そうすると、転職エージェントを利用していない場合、膨大な書類提出作業や諸連絡の手続きを全て自分でこなさねばなりません。これは大変な手間と労力です。
しかし、転職エージェントを利用していれば、書類提出や諸連絡などを全て代行してくれます。
事務手続きをエージェントさんに全て丸投げできれば、転職活動は一気に楽になります。
書類通過率を気にすることなく、好きなだけ選考を受けることができるのです。
もっと言えば、転職エージェントさんは求職者の転職を成功させることでお給料をいただいているわけですから、選考企業へのプッシュもしてくれます。
面接で伝え忘れたことがあれば、エージェントさん経由で伝えてもらうことも可能です。
すなわち、1人で転職活動をするよりも圧倒的に選考通過率が上がるということです。
事実、僕も転職活動では転職エージェントを毎度利用しておりました。
ってか、僕は転職エージェントのリピーターでした笑
書類作業などは全てエージェントさんに丸投げして、自分は選考に集中するだけですから、すごく合理的なんですよね。
ただし、転職エージェントの中には求職者を食い物にする悪質な業者も存在するので、そこは気をつけなくてはなりません。
僕は中小含めて10社以上の転職エージェントを今まで利用したことがありますが、やっぱり中小の転職エージェントは対応が雑なところが多かったです。
なんだかんだ言っても大手がやっぱり一番だと感じました。
大手は信頼を第一に置いていますから、粗悪な求人を紹介してくる可能性は低いんですよね。
若者を食い物にする悪質な転職エージェントに引っかからないためにも、自分の人生を台無しにしないためにも、転職エージェントは必ず大手を利用しておきましょう。
さて、とは言っても大手にも色々な転職エージェントがありますので、僕が利用してきた大手転職エージェントの中から「これだけは外せない!」「これだけは登録しておいた方が良い!」というエージェントを1社だけ厳選してご紹介したいと思います。
皆さんはこの1社だけ登録しておけばOKです。
ズバリ、絶対に利用すべき転職エージェントは、マイナビジョブ20’sになります。
マイナビジョブ20’sは、僕ら20代の若者に特化した第二新卒、既卒専門の転職エージェントサービスです。
公式ホームページにも書いてある通り、全求人が20代対象!未経験OK求人が50%以上と、完全に僕ら20代の若者のための転職エージェントになります。
サービス的な面で僕が利用した感じだと、求人紹介を担当のエージェントさん自らやってくれるので良い感じでした。
目の前の転職エージェントさんには転職以外でも、仕事の悩みや人間関係についても相談できますし、その上で自分に合った求人をいくつか紹介してくださいます。
ちなみに、僕自身はマイナビジョブ20’sを活用し、4回目の転職でWeb業界への転職を成功させました。
僕はYouTubeの動画制作などに興味があったので、動画マーケティング会社の求人をご紹介いただいて面接を受けに行ったりしていました。
その中で1つ、「完全リモートワーク可能」「週4日勤務が可能」という自分に合った最強会社が見つかったのでその会社に入社を決めた感じです。今思い返すと良い思い出です。
ここは20代に特化しているので、リモートワーク可能なIT/Web系の求人だったり週4日勤務の求人だったり、イマドキの会社の求人が多いのが良いですね。
イマドキの会社が多いからこそ、職歴で人を判断するような求人数が少なく、短期離職者向けの転職エージェントだなーと思います。
利用はもちろん無料ですし、エージェントさんも丁寧に対応してくれます。
20代に特化している点、職歴で人を判断しないWeb/IT系のイマドキ求人が多いという点で自信を持ってお勧めできる転職エージェントです。ここには必ず登録しておくことをオススメいたします。
登録はこちらのページから簡単にできますのでよかったらどうぞ。
最後に。短期離職を繰り返していても、転職は必ずできます
ということで、「短期離職を2回もしていて転職なんてもう無理だ…」と思われている皆さん!
転職のやり方さえちょっと変えて、ターゲットさえしっかり絞ることができれば、短期離職を繰り返していれば転職を成功させることは可能なんです。
20代であればまだまだ新たな人生を切り開くことができます。
1年も経たずに既に会社を3回も辞めている?
短期離職を繰り返しているジョブホッパー?
そんなの関係ありませんよ。
日本人はとても我慢強いと思う。
タイではジョブホップは当たり前。転職することで給料が上がることも多いから社員を大事にしない会社からはいい人材がどんどん流出する。従業員が働きやすそうな店やサービスを使いたいなーと思っているこの頃|けんすう|note(ノート) https://t.co/FPlUaneUHz
— Akira Mitanda 世界を身近に (@akiramitanda) 2018年1月23日
日本でこそ短期離職は評価されませんが、海外では普通なのです。もっと広い視野を持ちましょうよ。
続かない、飽きっぽいというのは逆にいえば長所でもあります。
好奇心旺盛ということじゃないですか!
それで僕はWeb系の会社から評価されて転職し、今は完全リモートワークで悠々自適な毎日を送ることができているわけです。
自分の利点を活かして、是非とも転職を成功させましょう!
*最後に、短期離職を3回繰り返している僕が、どのようにして未経験でWeb業界に転職したのか?という具体的な方法は以下記事に詳しく書いておりますので、興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。
→短期離職を3回繰り返している僕が、未経験でWeb業界に転職した方法
ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
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ではでは