大手食品商社(卸売)の仕事がブラックすぎて辞めた実体験談

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大手食品商社。

食品卸と呼んだりもしますが、メーカーから食材を仕入れて飲食店に卸す会社のことを食品商社と呼びます。

キーコーヒー、めいらく、富士食品、高瀬物産、西原商会、小川コーヒー…

このあたりが大手の食品商社ですかね。

食品業界ということで就活では人気ですし、会社によってはホワイトという噂もあります。

 

しかし、いくら食品業界に属するといえど、仕事の本質は卸業。

泥臭い現場営業に、重い荷物の配達と、重度の肉体労働が課せられるのが現実です。

 

ということで本日は、そんな大手食品商社のブラック労働に耐えることができず、新卒で入社した大手食品商社をわずか2年で退職した僕の同僚の実体験談をお話ししたいと思います。

 

彼女は無頼のコーヒー好きで、「コーヒーを広めるお仕事をしたい!」という思いを抱いて大手食品商社に入社。食品卸の営業職としてキャリアを歩むこととなります。

しかし、何も考えずに店舗を周り、お客さんが注文してくれた商品をただただ配達するだけの単純作業の毎日に嫌気が指し、退職を決意するのです。

退職後はWeb業界に転職を決め、僕の同僚となるわけですが、現在は給料も上がり、自由で悠々自適な毎日を送っているようです。

 

では、そんな彼女の2年間の大手食品商社での仕事内容、キャリア、退職理由等々について、具体的に見ていきましょう!

 

*僕が質問をして、彼女が答えるという形式で書いていきたいと思います。

 

食品商社の卸売営業の仕事内容

まずは簡単に食品商社がどこで儲けているか?ビジネスモデルを解説すると、

 

安く買って、高く売る、これだけです。

 

食品や資材、飲料水などを安く仕入れて売って、その差額分を儲けとするという極めて単純なビジネスモデルです。

彼女が勤めていた会社であればコーヒーはもちろんのことパスタ、冷凍ピザ、パンなどを食品メーカーから仕入れて飲食店に販売していました。

その他ではお手拭きとか紙ナプキンとか。そういった食品資材をメーカーから仕入れて飲食店に卸すということをやっていました。

すなわち、いかに安く買って、いかに高く売るとかということで成立しているビジネスモデルなわけですね。

 

では、彼女のような営業マンの仕事内容はどうでしょうか?

 

食品卸の営業マンの仕事内容はというと、ルート営業であれば女性はハイエス、男性はトラックを運転しながら、食品を飲食店に配達して回るというのがざっくりとした仕事内容です。

飲食店に食材を配達しながら、

 

「こんなメニュー作れますよ!」

 

と飲食メニューを渡して新たな注文の受注を目指します。

 

「人が足りないんだ!冷凍食品をくれ!」

 

と言われたら新たに冷凍のパスタを売ったりするわけですね。

基本的には定期的に食材配達をしながら、その飲食店の新たなニーズを探り、新メニューの提案の余地があれば提案するという流れになります。

 

また、既存営業だけでなく新規営業もあります。

例えばトラックを運転中に飲食店を見かけたら中に入ってご飯を食べて、営業の余地があればそこで営業をするということもあります。

例えばコーヒーに詳しい営業マンであれば、その店のコーヒーを飲めばどんな豆を使っているのか?新しい豆なのか古い豆なのか?どんなエスプレッソマシンを使っているかなどもわかりますので、そこで提案の余地があれば提案をして新規受注をするという流れになります。

具体的には、味の濃い料理を出しているのに味の薄いコーヒーを出している飲食店に対しては、味の濃いコーヒーの提案をするとかですね。

 

このような営業職の仕事を、彼女は2年間も全うしたわけです。

 

では、具体的に彼女はどのような仕事を全うしてきたのか?見てみましょう!

 

なぜ大手食品商社(卸売業界)に就職したのか?

まず初めに、なぜ食品専門商社への就職を決めたかについて聞いてみました。

 

もともとコーヒーが大好きで、コーヒーの卸をやりたかったのがきっかけです。

第一志望の会社はキーコーヒーだったのですが、残念ながら内定をいただくことができませんでしたので、コーヒーの取り扱いがある別の食品商社への入社を決めました。

ただ、今思えばこれが間違いでした…

確かにコーヒーの仕事には携われるものの、実際はただの配達業…自分の思うような仕事なんてできなかったのです…

 

コーヒーが大好きで、「コーヒーに携わる仕事がしたい!」

ということで、コーヒーメーカーではないものの、コーヒーの取り扱いがある専門商社に入社。

しかし、この選択が悲劇の始まりだったのです…

 

入社後の3ヶ月間の研修はどうだった?

では、入社直後の研修はどうだったのかと言えば、研修自体はコーヒー好きにはたまらない、非常に楽しく勉強になる研修だったとのことでした。

 

研修は3ヶ月間やりました。

内容といえば座学で食品の勉強とか、コーヒーの勉強とか、飲食関係の基礎知識を叩き込まれました。

その他には、コーヒー屋さんの現場に赴いて、実際にコーヒーを淹れるなどの実地研修もやりました。コーヒー屋さんのオーナーの目線もわかりましたし、非常に勉強になりました。

この辺りはさすが大手だなー、なんて思ったりしましたね。

 

でも、一部「おかしいな?」と思う研修もありました。

例えば、5日間ホテルに缶詰になって社訓を叫ぶという研修があったのですが、なぜわざわざ社訓を大声で叫ばなければならないのか….意味不明でした。

声が小さい人もいるのに、声が小さいと問答無用でキレられるんです。

特に私は女性なので声も小さく、それだけで怒られていました。

さらには、「声が小さいのはお前ら全員の責任だ!」と怒鳴られ、同期全員の責任になるんですよね。

そうなると周りに迷惑もかけられないので、頑張って声を出すのですが…今思えば何のために頑張っていたのやら…

 

研修について、実地研修でコーヒーを淹れる体験ができるというのは良いと思うのですが、ブラック企業にありがちなホテル缶詰声出し研修は意味不明ですねw

恐らくは愛社精神と団結感を新入社員に植え付けようという魂胆なんでしょうが、時代錯誤も甚だしい…

適当にやり過ごしておくのが吉ですね。

 

部署に本配属後、営業の仕事内容はどうだった?

研修が終わり、1年目の仕事内容はどうだったのでしょうか?

1年目は営業部に配属され、配属後すぐに1人で営業をさせられたとのことでした。

 

研修が終わって営業部に配属され、しばらくは先輩と営業同行に行って営業のイロハを学ぶ予定だったのですが、部署内の慢性的な人手不足により私は配属後すぐに1人で営業に行くこととなりました。

まあ、1人で営業といっても前任が訪問していた取引先に行くだけです、

ただ、取引先はむしろこっちの事情をよくご存知で、

 

「あんたの会社の営業は数ヶ月ですぐに人が入れ替わるからねえ….」

「あんたの会社の営業はいつも時間通りにこないんだ。今回はちゃんとしてくれよ」

 

と、初対面で初っ端からチクチクと嫌味を言われましたw

ただ、初めがマイナスからのスタートですので、ちょっと頑張っていればすぐに取引先からの評価が上がるのでそこは楽だったかもしれません…w

 

ブラック企業あるある。「人が足りないから配属後すぐに1人で営業させられる」発動しましたねーw

僕も経験がありますが、ブラック企業の営業職にありがちなのが、引き継ぎも何もなしに「この営業先を回ってこい!」と言われることなんですよね。

新卒で1年目で、引き継ぎも営業ノウハウも何もわからずに目標数字だけ言い渡されて、「あとは勝手にやって!でも目標達成できなきゃしばくよ!」なんて社員に強要してもできるわけないですよね…

 

そんなこんなで彼女は1年目を過ごし、2年目に突入するわけです。

2年目に突入しても不条理は変わらず。さらに無理難題な目標を突きつけられるため、もはやただただ荷物を取引先に配達するだけのマシーンと化します。

 

足で稼ぐ営業なので、仕事を効率よくこなそうとすればするほど、頭を使わなくなってくるんですよね。

例えば本社から降りてきた、

 

「これは絶対に売って!」

 

と言われた商品は、もはやお客さんに「お願いします買ってください!」とお願いする感じでした。

 

「缶コーヒーを1人1oケース売れ!」

 

と言われたら、「店長のクビがかかってるから絶対に1人10ケース以上売ってこい!」と言われて売りに走るなんてことは日常茶飯事でした。

 

中には、責任感に耐えかねて、自分で缶コーヒーを大量買いする人もいる人もいます。

ヤバイ人は10万円近くを会社の缶コーヒー代につぎ込んでいたりとか…

 

トラックは営業部員に1人1台支給されるのですが、自分のトラックの荷台が自分で買い取った食材や缶コーヒーでいっぱいの社員もおりました。

 

 

ここでも出ましたブラック企業あるあるw

アパレル業界の闇と実態という記事でも書きましたが、ブラック企業では自社商品を社員に買わせることが日常茶飯事です。半ば強制的に買わされるとでも言いましょうか….

彼女自身はアホらしくて自腹を切って自社商品を買うようなことはしなかったらしいですが、それが正解です。会社のために身銭を切るなんてバカらしいじゃないですか…なんのために働いてるのって話ですよ..

 

ということで彼女の2年間の営業実体験をお話ししてきたところで、大手専門商社のブラック労働の実態についてさらに掘り下げていくことにしましょう。

 

大手専門商社(卸売)のブラック労働の実態

結局、彼女はわずか2年間で大手専門商社を辞めてしまったわけですが、そのブラック労働の実態について具体的に見ていくことにしましょう。

 

私の部署では、朝7時に出社し夜10時に退社するのが普通でした。

労働時間が長いこと自体も問題なのですが、一番の問題点は恒常的に重い荷物を運ぶことになるため、腰を悪くする社員が多いという点です。

ヘルニアを抱えている社員が非常に多く、コルセットをつけながら荷物の運搬をしている社員もおりました。

 

このような環境なわけですから会社を退職する社員も多く、退職した社員の仕事のしわ寄せが現役の社員に寄せられ、運搬する荷物がさらに増え、また退職する社員が増えるという悪循環でした….

 

また、本業は荷物運搬ではなく営業ですので、会社に戻ってからも見積書作成などの事務仕事がでんこもりです。

社内で見積書作成などの事務仕事を終わらせることができればそれが理想なのですが、それが終わらない人は土曜日にも出社しなければならず、土日出社をしている人も非常に多かったです…

 

そして、何よりも5年後10年後に見える先輩社員の姿が酒とタバコで疲労困憊した姿なのです!

課長、係長と出世していけば出世していくほど痩せこけていっているように見受けられたのです。

課長係長にも売上の義務はあるわけですから取引先への営業もしなければならないですし、部署の数字目標の責任を負うのも役職者の方々なわけですから、常にストレスを抱えて生きているようでした。

 

私の5年後10年後の姿がこれかと思うと、気が重くなりましたよね…

 

会社を退職し、Web業界へ転職

ということで、彼女は仕事に対するモチベーションをどんどんと失っていき、会社を退職することを決意します。

そして彼女はWeb業界に転職したわけですが、なぜ彼女はWeb業界に転職したのか?どのようにしてWeb業界からの内定を得たのか?見ていきましょう。

 

みんな自分の商品を好きというよりかは、商品が安いから買っているというお客さんがほとんどでした。

お客さんからすれば時間通りに食材を配達してくれればそれでよく、安く商品を仕入れて運んでくれればそれでOKだったわけです。

すなわち、営業にクリエイティブな提案などできる余地もなく、毎日がただの作業。だんだんと自分の存在意義がなくなっていきました。

体力的にもしんどいし、一生続けていく仕事ではないと思い、転職を決意しました。

 

転職活動をどう進めていったかというと、営業で配達に行くフリをして企業の面接に行ったり、履歴書を書いたりしていました。

希望職種としてはコーヒを広めたいという思いがあったのでWebマーケティング会社に絞り、転職活動をしました。

転職エージェントもフルに活用し、マイナビジョブ20sを使ってとにかくWeb系の企業を片っ端から受けまくりました。

大体、70社ほどを受験し、そのうちの1社から内定をいただいたのでその企業に入社することを決めました。

 

ということで、彼女はWeb業界への転職を無事成功させ、今は僕の同僚となっております。

僕と隣の席なんですが、毎日悠々自適に働いておりますよw

 

いやー、僕も思いますが、やっぱりWeb業界は自由で良いですよねー。

彼女も言っていますが、Web業界ではクリエイティブでやりがいのある仕事をすることができます。

例えばお客さんのインスタグラムアカウントの運用を手伝ったりとか、お客さんの広告クリエイティブ画像を考えたりだとか、Web業界ではそういったクリエイティブな仕事をすることができるので、毎日が充実しますよね。

ぶっちゃけ、時間通りに食材を配達するなんてルート営業は誰でもできる話ですから….

 

僕も彼女と同様に日系企業の営業職で毎日を消耗させていたのですが、Web業界に転職してからは週4日勤務、完全リモートワークというストレスのない働き方を手に入れることができるようになった上に、毎日の仕事をクリエイティブで充実したものにすることができました。

 

(*僕が日系企業の営業職からWebマーケティング職に転職して人生が変わった話はこちらの記事に詳しくて書いていますので興味のある方はご覧ください。)
日系企業の営業職からWebマーケティング職に転職して人生が変わった話

 

僕も営業職を経験してきたのでよくわかるのですが、ブラック企業のルート営業は地獄です。クリエイティブでもなんでもないですし、時間を無駄にしている感が半端ありません。こんなクソ仕事で若くて貴重な時間を潰してはなりません。

 

今の仕事に忙殺されている間はなかなか気がつきませんが、この世の中にはたくさんの会社がありますし、もっと自由で、楽しくて、待遇の良い会社なんて山ほどあるんです。

若い貴重な時間を、クソ会社で消耗させてはいけません。さっさと転職して、もっと働きやすくてやりがいのある環境で働くべきなんです。

 

特に、20代の転職市場価値は高いです。無駄な仕事をやり続けて自分の市場価値を落としてしまう前にさっさと転職することをオススメします。

 

えっ?「こんな自分じゃ転職できない!」ですって?

 

いえいえ、今やどの会社も若手社員が足りておりませんので、行動にさえ移しさえすれば今以上の高待遇で雇ってくれる会社なんてたくさんありますよ。

嘘だと思うのならミイダスで自分の適正年収を診断してみてください。このツールは無料で今現在の自分の年収相場を算出することができるのですが、若ければ想定以上の年収が算出されるはずですし、転職できる企業も具体的に見ることができます。

ちなみに、僕の市場価値は年収771万円でしたw めっちゃ高い!

 

 

自分の市場価値がわかるってのは面白いので、皆さんも是非やってみてください。下記リンクから診断できますよ。

 

ミイダスで今すぐ市場価値を診断してみる!

 

 

さて、20代の若者の市場価値が高いとわかったところで、「次はどこに転職するのか?」という話だと思いますが、若者にとって働きやすい業界のNo,1はダントツでWeb業界だと僕は思います。

 

彼女も僕も、今のWeb会社に入って本当に救われました。現代のWeb業界は、若者に残された最後の楽園だと僕は思っています。

例えば、Web業界での僕らの働き方はこんな感じです。

 

・社内連絡がチャットで済む
・リモートワークが可能
・好きな時に働いて好きな時に仕事を休める
・上司が部下に敬語(上下関係がほとんど無い)
・私服可
・給料も良い
・クリエイティブな仕事ができる

 

もうね、最高なんですよねw

 

Web業界がいかに最高かについてはこちらの記事に書いているので詳しく読んでいただければと思うのですが、まあー今の会社で消耗しているくらいならWeb業界みたいな自由な業界に転職して悠々自適に働くべきだと思いますよ僕は。

 

「で、どうやって転職すんの?」という話については、彼女みたいにマイナビジョブ20sあたりの大手転職エージェントを利用すれば良いと思います。

大手の転職エージェントは求人数が段違いですし、サービスも手厚いので自分の希望に合った会社なんかすぐ見つかります。

最初の一歩が大事ですので、少しでも気になる方はとりあえず相談だけでもしてみれば良いんでないかな?と思います。

 

ちなみに余談ですが、彼女も僕もWeb/IT業界への転職はマイナビジョブ20’sを活用して成功させましたので、20代の方であればマイナビジョブ20’sを利用されることを強くオススメします。

相談はこちらのページからできるので良かったらどうぞ。こちらの方が20代に特化したサービスですので僕ら若者向けの未経験OKの求人が多いですし、エージェントさんも若い人が多いので相談しやすいです。

 

なお、参考までに、3回の短期離職を繰り返している僕がどのようにWeb業界への転職を成功させたのか?どのようにして週4勤務の仕事を見つけたのか?については以下に詳細記事を書いておりますので、是非ともご参考ください。

 

短期離職を3回した僕が未経験でWeb業界に転職した方法

週4日勤務で正社員の仕事を勝ち取った方法と実体験談。20代なら未経験だろうがIT/Web業界に転職すべき!

 

 

ではでは、今日はこの辺で。

 

労働から卒業し、自由な生活を目指し、一緒に頑張っていきましょう。

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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