アーリーリタイヤして働かない生活は幸せか?週4正社員でゆるく副業する生活が至福なのでは?

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近年、米国の若手ビジネスマンの間では、FIRE(Financial Independence , Retire Early)という生き方が注目を集めているようです。

すなわち、ある程度まとまった資産を築いたら早期退職をして、あとは好きなことを仕事にして生きていこうとする考え方のことです。

かくいう僕もこの意見には賛成しておりまして、

 

「会社員のままでは一生幸せになれない、なんとか労働から卒業しなくては!!」

 

という思いで一心不乱に就職活動、転職活動、副業活動に邁進してきました。

だからこそ僕は新卒で大手メーカーに就職したし、大手メーカーにいるままでは一生労働者から抜け出せないと悟ってわずか1年未満で短期離職をしたし、その後3回もの転職を経て現在はWeb業界での週4正社員に落ち着いております。(またすぐ転職するかもわかりませんが)

 

さて、新卒で大手メーカー、2社目にベンチャー企業、3社目に老舗営業会社、4社目にWeb業界の週4正社員と渡り歩いてきた僕が思うのは、アーリーリタイヤをすることが果たして本当に幸せなのか?ということです。

 

アーリーリタイヤをするほどの資産を貯めていない状況でこんなことを言うのは御門違いかもしれませんが、なんなら週4正社員で週3で気楽に副業をしている今の状態が一番幸せではないのか??ということです。

 

ということで以下、書いていきたいと思います。

 

仮に経済的自由を達成したとして、その先に何があるのか

少しでもアーリーリタイヤを志そうと思うならば、もしアーリーリタイヤを達成したとして、その先に何があるのかを考えておかねばなりません。

下記のツイートのように、アーリーリタイヤを達成した暁には家で毎日のようにゴロゴロするのも良いかもしれません。

 

 

これはこれで幸せなことだと思います。

 

しかしながら、中にはこんなツイートもあります。

 

 

この方はそれなりに金融資産があって配当金も年間でかなりの額をもらっている方のようですが、

「株や配当金での生活も良いかもしれないが、人生が停滞したら意味がない」

という哲学的なツイートをされております。

 

また、僕は既に億を稼ぎ切ってアーリーリタイヤを達成した方と何回かお会いしたことがありますが、何もしない生活の方が辛く、自堕落な毎日を送ってしまい、それこそアーリーリタイヤ後に鬱病になってしまったとのことです。

彼はアーリーリタイヤ後は配当金やら不動産収入やら、仕組み化しておいた情報商材の自動収入やらで毎日何もしなくとも使い切れないほどのお金が入ってくる状態だったとのことですが、やはり人間というのは右肩上がりで成長していたときには幸福感を感じるものの、成長がストップ、もしくは右肩下がりに衰退してしまう状況ではストレスを感じるようなのです。

 

アーリーリタイヤを達成したとしても、特にやることがなく、何もやらないストレスで鬱病になってしまうなんてそれこそ本末転倒ですよね…

 

経済的自立を達成する過程での徹底した倹約、そして収入の大半を投資と貯蓄に回す生活は何をもたらすのか?

さて、お次は経済的自立の達成をするために伴う犠牲についてお話ししたいと思います。

ウォール・ストリートジャーナルのこちらの記事によると、経済的自立を達成しようとしている弁護士のシルビア・ホールさん(38)は、茶色く変色した廃棄寸前のバナナを食べ、通勤は徒歩で、ネットフリックスの動画は友人のパスワードを利用して視聴するなど生活に厳格な支出制限を設けてアーリーリタイヤを目指しています。

 

これはこれで価値観だと思うので否定はしないのですが、僕としては、そのような徹底した節制生活は人生に何をもたらすのか??と思うのです。

 

結婚を捨て、子供を捨て、家族を捨て、廃棄寸前のバナナを食べる生活を毎日続けたとして、それで資産を築き上げてアーリーリタイヤを達成したとして、そこに何が残るのでしょうか?

 

確かにお金は残るかもしれませんが、お金以外の大切な何かを失っている気がしてならないのです。

 

それこそ先ほどのツイートの方のように、

 

「株が何だとか、配当金がどうだとか、よくよく考えるとどうでもいい事ですよ。

人生そのものが停滞して何も楽しく無いわ。悲しくなってきますよ」

 

という感情になってしまう可能性もあります。

 

リンダグラットンの名著「LIFE SHTFT」には、金融資産以外で人生に必要な資産は3つあると書かれております。

1つ目は生産性資産、2つ目は活力資産、3つ目は変身資産です。

 

生産性資産は会社での人脈やビジネススキル。

活力資産は家族や友人、子供との人間関係や精神的健康、趣味。

 

狭義でのアーリーリタイヤは金融資産を蓄えることだけですが、僕は金融資産を蓄えることのみをKPIとするのではなく、このような活力資産や生産性資産をもKPIとして、人生そのものを充実させることを目標とすべきだと思うのです。

 

好きな副業をして、週4正社員として気楽に生きられる今の生活こそが、理想的なのではないか?

そして僕が最後に得た結論としては、今の自分の状態のように自由気ままにブログを書いたりYouTube動画をアップしたりして好きなことをして小銭を稼ぐかたわら、自由気ままに週4正社員として勤務して最低限生きられる程度の収入を得られている今の状態こそが理想的なアーリーリタイヤ状態なのではないかということです。

 

無論、そこにはリスクはあります。

 

ブログやYouTubeなどの副業は所詮社会で生まれた利益のおこぼれを貰っているだけのただの広告業ですから、大不況がやってきたときに真っ先に潰れるのはブロガー、YouTuberです。

 

 

ですので、ブログやYouTubeなどの副業があるからといって油断していたら足元をすくわれますので、僕は何があろうと会社にはしがみつきたいですし、不安定なフリーランスには絶対になりたくはありません。

 

とはいえ、リスクを考えていたらキリがないわけですし、仮に会社員でいたところで大不況が来たとしたら給料カット、リストラ等もあるでしょうからそこは何をやっていようと不安なのは変わりません。

 

だからこそ、僕は金融資産だけでなく、友人関係や家族などの活力資産、会社との関係やブログやYouTubeで培った人間関係、そこで培ったマーケティングスキル等々の生産性資産を蓄えていきたいのです。

そして、現状で僕は結婚しており家族があり、会社員でもありYouTubeやブログ等のネットビジネスもある、収入は安定的に入ってきている、そんな今の状態こそがもしかするとアーリーリタイヤ後の生活よりも理想的な状態なのではないかと思うわけです。

 

まとめ

ということで以上、アーリーリタイヤは本当に幸せかなのか?もしかすると週4でそこそこ正社員として金を稼ぎ、家族と友人がおり、副業で好きなことができている今の状態こそが幸せな状態なのではないか?ということについて論じてきました。

 

もちろん、僕の今現在のこの価値観が正解とも思いませんし、それこそアーリーリタイヤを目指すべく毎日倹約に励むことも良いと思います。

 

それでも僕の今現在の価値観としては、週4という多すぎない程度で会社に出勤し、残りの時間で余暇を楽しみ、このように好きなブログを執筆し、好きにYouTube動画投稿をして小銭を稼ぐ。たまに友人と遊んでたまに海外旅行に行き、趣味でペン回しを嗜み、家族と美味しいご飯を食べる。

 

そんな毎日が送れれば、それが一番幸せなんじゃないかと思うわけです。

 

ではでは、今日はこの辺で。

 

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。


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