「給料は良いんだけど、職場の人たちと仲良くできないんだよなぁ・・・」
「先輩や上司は尊敬することはできないけど、給料だけは良いんだよなぁ・・・」
このような悩みを抱えている方も多いと思います。
給料と職場の人間関係、どちらを重視するべきか、これは永遠のテーマです。
このテーマに対して、僕は明確な結論を提示したいと思います。
それは、「給料よりも、人間関係を優先すべき」という結論です。
ということで今回は、なぜ給料よりも人間関係を優先すべきなのか?について詳しく解説していきます。
「職場の人間関係はクソだけど、給料だけは良いんだよなあ…」と、このように思われている方にとっては非常に参考になる内容だと思います。是非最後までご覧ください!
目次
健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要不可欠という事実
早速、「なぜ給料よりも人間関係を優先すべきなのか?」の理由をお話していきます。
この議論をするにあたって、1冊の本をご紹介します。
それは、「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」という本です。
よくある内容が薄っぺらい幸福の本とは違い、本書は完全にデータに基づいて幸福を論じている本です。
どんなデータかというと、
・ハーバード成人発達研究にて、約80年間同一家族の二世代を追跡調査。
・1938年に始まった桁外れの科学研究プロジェクト。
・被験者は、今では3世代にわたる子孫を含む1300人超。
約80年間休まずサボらず追跡調査とデータ収集を行い、幸福になれる人の特徴や結論を導き出しているというわけです。この本さえあれば、その他の幸福論に関する本は全て要らないと言えるくらいです。
詳しい内容は本を読んでいただければと思うのですが、本書の膨大なデータの結論を一言でまとめると、
「健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要不可欠、以上!」
ということです。
兎にも角にも、良い人間関係というのは幸福度に対して一貫して強い効果を発揮する因子となるのです。
幸福になるためには社会的成功や健康的な食事、運動習慣が必要だと考える方も多いと思いますが、「それは違う」とハッキリ書かれています。
と言ってもいまいちピンと来ない方も多いと思うので、本書に登場した2人の事例をご紹介していきましょう。
事例① ハーバードを卒業し、弁護士になったジョン
1人目はハーバード大学卒業後、弁護士になったジョン氏です。
被験者の中で最も出世した1人と言われており、誰が見てもスーパーエリートな彼でしたが、ジョン氏は幸福度が最も低い集団に入っていました。
ジョン氏は、生涯を通じて「人との繋がりや絆を持てず、悲しい」という不満を持っていました。
彼は、財産・名誉・出世と、とにかく自分ファーストな人生を重視し、実際に仕事では成功もしましたが、自らの幸せを見出すことができなかった、というわけです。
事例② 最も幸せな被験者の1人、高校教師になったレオ
2人目は、高校教師を40年間続けたレオ氏です。
言い方は悪いですが特別なことは何一つない凡庸な人間であり、年収も大して高くはないのですが、最も幸せな被験者の1人になっていました。
一見すると、弁護士になったジョン氏よりも、全然成功してないのでは?と思いますよね。
地元の人以外には全く知られておらず、年収も少ない彼ですが、生涯にわたって「とても幸せ」と研究調査で答えています。彼は「とにかく人の役に立つことに喜びを覚えた」と回答していたそうです。
教師の仕事を通じて子どもたちの役に立つことに喜びを覚え、自ら幸せを見出すことができたのです。
そんな凡庸なレオ氏ですが、家族には4人の娘もおり、地元の人から愛されるほどの人気者で、人間関係がとても豊かだったのです。
さて、この2人の幸福度の違いは、ひとえに「人間関係が豊かであるかどうか」であり、金銭的な成功ではありません。
生涯にわたって人間関係を豊かに構築できたかどうか?仕事が充実していたかどうか?で幸福度の違いが決まる、という結論です。
この結論については、僕自身も激しく共感します。
僕も、尊敬できる同僚・上司が存在しないJTCを退職したら、幸せになれました
実を言うと、僕自身もかつては尊敬できる同僚・上司がまるで存在しない会社で働いていました。いわゆるJTC(Japanese Traditional Company)というやつです。
お世辞ではなく、尊敬できる上司・同僚は周りに1人もいませんでした。
客観的に見れば、給料もそこそこで福利厚生も充実しているホワイト優良企業だったのですが、とにかく人間関係がゴミだったのです。
・意味もなく怒鳴りつけてくる上司
・飲み会でビール瓶で部下の頭を殴りつけてくる先輩
・朝礼で死んだ魚のような目をして社歌を斉唱する同僚たち….
誰1人として周囲に尊敬できる人がいないと感じ、仕事がつまらなかったこともあり、入社後わずか10カ月で会社を退職しました。
※大企業を1年未満で辞めた時の葛藤についてはこちらの記事(高学歴で大手企業に入社するのは幸せか?僕は1年未満で辞めました)に詳しく書いているので、興味のある方は読んでみてください。
大企業を辞めた後は短期離職を繰り返し、最終的にはWeb業界へ転職しました。
Web業界には、自分の理想とする先輩・上司がたくさんいらっしゃいました。
一言で言うと、Web業界には副業のブログで月50万円ものお金を稼いでいる人や、会社員をやりながら自分の法人を経営してビジネスをしている人たちが身近にたくさんいたのです。
Web業界には、良くも悪くも「会社に頼らず、自分の力で生きる」という考えの人が多かったので、僕の考え方にマッチする人が多く、会社に行くのが楽しみにさえなりました。
Web業界に転職して幸せになった理由はいろいろあると思いますが、最大の理由は「価値観の同じ仲間と一緒に働けるようになったから」だと思っています。
大企業に勤めていた頃は、バブル世代のおじさま方から毎日のように怒鳴られ、消耗していた。
でも、Web業界に転職して周りがほとんど同世代になってからというものの、一気に楽になった
これは仕事や会社の中身が変わったのもあるけど、「一緒に働く人」が変わった、というのも大きな理由だろうな
— タコペッティ (@syakaisei) December 28, 2021
僕は今まで、新卒で入社したJTCを「自分の居場所」だと感じることはできませんでした。
価値観が全く異なるバブル世代のおじさま方に囲まれ、その人たちに認められるために仕事をしても、ストレスが溜まるだけで全く楽にならなかったんですよね…
JTCに勤めていた頃のかつての僕は、「会社に出社するためのモード」に自分の気持ちを毎回切り替えておりました、
しかし、そうやって自分の気持ちに嘘をつき、上司に怒られないためだけに頑張っても、それはストレスが溜まっていくだけでなんの解決にもなっていなかったんですよね…
根本的な解決策は、「ありのままの自分で楽しく、気持ちよく仕事ができる環境に自分の身を置くこと」だったのです。
そんな最高の環境を追い求めるべく、僕は転職を繰り返し、最終的にはWeb業界に転職し、心地よく働けるようになったのです。
転職後、僕の幸福度は爆上がりし、今もWeb業界で幸せに働いています。
仕事選びで最も重視すべきは「人間関係」
以上、長々とお話ししてきましたが、結論としては
職場の人間関係が悪いなら、給料が高かろうがなんだろうがさっさと転職しろ!!
ということにつきます。
心理学者のアドラーは、こう言っています。
「所属感とは、生まれながらに与えられるものではなく、自らの手で獲得していくものなのです」
「上司がクソで」だの「会社がクソで」だの愚痴をこぼすサラリーマンが多いですが、自分に合った環境は自らの手で獲得すべきなのです。今の職場に留まり続けたままでは、現状を解決することはできません。
「人間関係が悪くて…」なんて思い悩んでいる場合じゃないんです。
「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」にも書いてあった通り、給料が高いという理由だけでクソ仕事を嫌々続けても幸せになることはできないのです。
だったら、今すぐに会社を辞めるなり転職するなりして、自分にあった職場、あるいは自分の好きな仕事を見つける努力をした方が良いでしょう。
それこそが、人生を幸福に生きる方法だと思うのですよ。
なお、「そうは言っても、そう簡単に会社は辞められないよ…」と思い悩む方もまだまだいらっしゃると思います。
そういった方の背中を押す記事も書いておりますので、「会社を辞めたいのに辞められない…」と悩んでいる方は以下記事も合わせて読んでみてください。
ではでは、今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
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ではでは
こんにちは。
twitter現Xを拝見しました。
アイリスオーヤマの研修で
> 数時間くらいで泣く女の子もいる)
とありましたが、これ位しないと本当女は調子に乗ったり、勘違い女になって職場いじめをしたり、顧客を小馬鹿にしますよ、本当に。
> 伸びてる会社は指導が行き届いてるなと思いました。
これは本当です。私は株価が下がりまくっている資格試験の予備校の裏方にいましたが、女性を安く給料で働かせるために男性社員がご機嫌取りまくるんですね。
その結果、勘違い女しかおらず、女同士のいじめが横行したり、いきなりヒスる女がいたり、酷い状況です。基本女性職員は誰でもできる能力の低い仕事なのですが、男性社員がおだてるお陰で、凄い仕事してるのよ、私!とマウント取ったり、アルバイトなのにキャリアウーマンの格好してマウント取ったりして、結果株価が下がっています。
本当に社会人としての常識のない女性がいかに誕生するのかを観察するレベルでした。
アイリスオーヤマは納得します。
アイリスオーヤマ、新入社員研修で1ヵ月合宿して、その間スマホは没収。
社訓を暗記させて大声で唱和させて、指導員から「声が小さい!」などの指導を受け、OKが出るまでずっと繰り返す(数時間くらいで泣く女の子もいる)と聞いて、
伸びてる会社は指導が行き届いてるなと思いました。