「会社で働くのが辛すぎる…早く会社を辞めたい…」
「最近は第二新卒サービスが流行っているし、1年経たずとも会社を辞めて大丈夫でしょw」
このように考えて、せっかく入社した大企業をすぐに辞めようと考えられている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、それはちょっと待ってください。
せっかく入社した大企業をすぐに辞めてしまったら、あなたは間違いなく後悔をすることになります。
というのも、僕がそうだったんです。
本題に入る前に、僕の自己紹介だけしておきますと、
■20代後半の男性サラリーマン
■新卒で入社した大企業をわずか10ヶ月で退職し、その後3回の短期離職を経験
■現在はWebマーケターとして自由に働いている
■現在の労働時間は週に2,3日程度
■副業でブログとYouTubeを運営し、企業から広告運用などのデジタルマーケティング全般の仕事を請け負っている
こんな感じになります。
ハッキリ言って、大企業に勤めていた頃と比較すれば夢のような生活を送ることができています。
それもこれも、新卒で入社した大企業を速攻で辞め、そこからWebマーケティング会社に転職し、どこでも生きていけるスキルを身につけることができたからだと思います。
しかしながら、新卒で入社した大企業を1年で辞めた当時は、めちゃめちゃ後悔したんですよね。
熟慮の末に下した決断であっても、いざ大企業を辞めるとなると、そこには何かしらの後悔があるものなんです。
世の中には、
「大企業を辞めて良かった!!大企業はクソだから転職してベンチャーに行け!!」
なんて煽るブロガーさん達もいらっしゃいますが、全ての人にこれが当てはまるわけではありません。
っていうか、大企業を辞めて成功した人は「辞めて良かった!」とポジショントークをするに決まっているわけです。
要は、「大企業を辞めてよかった!」というのは、結果論に過ぎないのです。
彼らも辞めた直後は後悔したかもしれませんし、少なくとも僕には後悔があります。
ということで本記事では、大企業をわずか10ヶ月で退職して無職ニートを経験し、短期離職を3回も繰り返し、現在は週2,3日程度働くリモートワーカーとして生きている僕が、大企業を辞めて後悔した6つのことについて解説してみたいと思います。
「大企業を辞めて良かった!」という記事はたくさん見ますけど、「大企業を辞めて後悔した!」という記事はあまり見ませんので、ご参考にしていただければと思います。
いくら会社が嫌であっても、辞めて全てが解決するわけではないのです。
今の会社にも、良いところはたくさんあるのです。それをしっかり認識しておきましょう。
目次
家族・親戚からの評判が下がる。ガッカリされる
当時、大企業を1年未満で退職して最も後悔したことはこちらです。
家族・親戚からの評判が下がる、つまりはガッカリされるということです。
僕は慶應経済をストレートで卒業し、そのまま大企業に入社したので、
「◯◯くんは優秀ねえ。」
などと親戚の間で評判だったのですが、会社を辞めた途端にその態度が一変
「なんであんな良い会社を辞めちゃったの…?」
「せっかく良い会社に入ったのに…」
と、とても悲しい表情をされたのをよく覚えています。
ああ、自分を一生懸命育ててくれて、大学まで行かせてくれた親の行為全てを、自分は無下にしてしまったのだなあ….と、非常に後悔しましたよね。
作家の中川淳一郎さんも、「博報堂を辞めた時は、親ががっかりしたのを覚えています。」と著書「好きなように生きる下準備」にて書いておられます。
中川淳一郎さんは一橋大学を卒業後、博報堂に入社したというエリートの方なんですが、博報堂を辞めた時の親の嘆きと悲しみといったら、そりゃあ凄かったらしいです。
一例を挙げますと、中川さんの著書「好きなように生きる下準備」には、このような記述がありますね。
「そんな自慢の息子が突如無職に!母の嘆きと悲しみったらすごかったですよ。「アンタはもう家に帰ってきなさんな!」と言い、近所の人には私が無職になったことは一切言わず、約9年間にわたって私が博報堂に勤め続けていると嘘を言っていたのでした。」
いやあ….すごいですよねw
息子が博報堂を辞めて無職になり、親は嘆き悲しみ、ご近所さんには「息子は博報堂に勤め続けている」と嘘を言い続ける…
せっかく入社した大企業を辞めてしまうというのは、これくらい親をガッカリさせる行為なのです。
さて、ここまでのお話を聞いた皆さん、大企業を辞めて、家族、親戚からの信用を全て失う覚悟はありますか?
大企業を辞めたとして、親や親戚、ご近所はどう思うか?じっくりと考えてみると良いと思います。
給料が下がった
次に後悔したことはこちらです。
大企業を1年で辞めたら、給料がめちゃめちゃ下がりました。
これ、辞めるまではわからないんですが、なんだかんだで大企業はどこも給料が良いんですよね…
これを忘れてはいけません。
「いや、うちは大企業でも薄給で…」
などと主張する方も多いかもしれませんが、それでも世間一般からしたら給料は高い方だと思いますよ??
ちなみに、僕が新卒で入社した大企業の平均年収は、30代で約600万円くらいでした。
「低いなあ…」とか当時思っていたもんですが、これって世間一般からしたらめちゃめちゃ高い数字なんですよね。
事実、国税庁『民間給与実態統計調査』によると、令和元年の会社員の平均年収は、約436万円ということでした。
これと比較すると、僕が新卒で入社した大企業の給料は世間よりずっと高いんですよね…当時はこんな当たり前の事実すら知らなかったのです….
そして残念なことに、大企業を短期離職して無職フリーターになってしまえば、多くの人はこれ以下の給料になると思います。
第二新卒で転職をする場合は一概には言えないですが、大企業から中小企業・ベンチャー企業へ転職する場合、ほぼほぼ給料は下がると見て良いと思います。
実際、僕は大企業を10ヶ月で辞めてからしばらく無職期間を過ごし、ベンチャー企業へ転職しましたが、給料は一気に下がりましたよね。
まあ、中には運が良くて給料が上がる転職を実現する人もいるかもしれませんが、何のスキルもない若造が大企業を1年未満で辞めて転職した場合、まず間違いなく給料は下がると思います。
実際、三田先生の転職漫画「エンゼルバンク」には、転職を繰り返せば繰り返すほど給料が下がるというデータがわかりやすく描写されています。
結局のところ、給料だけを考えるのなら、そのまま大企業にしがみついて生きていくのが最もお得なのです。
時代がどう変わろうとも、大企業の社員が勝ち組というのは変わらないからです。
ドラゴン桜2に登場する桜木弁護士も、こう言っていますね。(もちろんこれはコラ画像ですがw)
ということで長々と書いてきましたが、大企業を辞めたら給料が下がる可能性が高い!ということです。肝に命じておきましょう。
ちなみに、「自分の年収相場を知りたい!」と思う方は、是非ともミイダスでご自身の市場価値を診断してみてください。
このツールは無料で今現在の自分の年収相場を算出することができるツールなんですが、大企業勤務で高学歴の方だったら想定以上の年収が算出されるはずなので驚くはずですよ。
大企業に勤務していた頃に僕も受診してみたんですけど、当時の僕の適正年収は771万円でしたw
めっちゃ高い!
このように、自分の市場価値がわかるってのは面白いので、皆さんも是非やってみてください。こちらのリンクから無料で診断できます。
どうです?大企業勤務の方であれば、きっと適正年収相場は高く算出されたことでしょう。
こうしたツールからもわかる通り、大企業勤務の人はそれだけで年収相場が高いんです。高学歴の方であればなおさらです。
大企業に入社できる時点で、世間一般から見たら僕らは勝ち組なのです。恵まれているのです。年収も高いのです。
決してその事実を忘れないようにしましょう。
福利厚生を失う
年収とは別で後悔したことはこちら。
大企業の圧倒的な福利厚生を失ったという事実です。
これは給料よりも後悔したかもしれませんw
今思い返せば、僕が新卒で入社した大企業の福利厚生は素晴らしかった
■水道光熱費タダで月8000円の家賃の社員寮
■社員食堂の定食は栄養バランスが取れており、ご飯おかわり自由で400円
■会社持ちの定期的なパーティ
■結婚・出産の祝い金
■フィットネスジムただ、自由は無かった。自由の代償だ
— タコペッティ (@syakaisei) September 25, 2021
給料自体は新卒で手取り22万円くらいでしたが、この福利厚生の手厚さは大きかったですね…
これだけの福利厚生があれば金は否応なしに溜まっていきます。
正直、多くの大企業では給料よりも福利厚生の方が手厚いとすら思います。
ベンチャー、中小企業なんて福利厚生は無いに等しいですから、第二新卒にしろなんにせよ、大企業の圧倒的な福利厚生を失うというデメリットは認識しておいた方が良いと思います。
ネームバリュー(社会的信用度)が無くなった
社会的信用がなくなったというのも大きく後悔した点ですよね。
大企業に所属していた時は、クレジットカードの申し込みなんやらで「会社名」を記入するたびに
「ああ!立派な会社にお勤めで….凄いですねえ!」
と言われていました。
僕はそのたびに優越感に浸っていたのですが、それが一切なくなりました。
大企業を辞めたら、クレジットカードの申し込み欄にも「無職」と記入しなければなりませんからww
わかってはいますけど、これは嫌なもんですよねー。そもそも、クレジットカードの審査にも通りにくくなりますし…
まあ、クレジットカードの審査に通らなくなるくらいなら良いです。大企業に勤務している間に作っておけば良い話ですから。
大きな問題なのは、大企業の属性を活かした銀行融資ができなくなるという点ですよね。
サラリーマンに有利な点!
まずは、信用力があるという点です。バックに個人の信用以外に会社の看板があるため、金融機関は比較的お金を貸してくれやすいです。
借金というとマイナスなイメージを多くの方が持たれますが、コントロールすることができれば、大きな武器にもなります。#融資
— たかや/投資家 (@FIRE2071283511) September 22, 2021
こちらのツイートがわかりやすいので引用させていただきましたが、大企業に勤務していれば信用があるので、金融機関はお金を貸してくれます。
しかし、大企業を辞めればその信用は一気になくなり、銀行融資も引けなくなります…
長期的な視点での不動産投資などを検討されている方にとっては、かなりのデメリットだと思います。
僕は大企業を辞めて4年経った今、銀行から不動産融資を引けないということで後悔しております。
自分の人生設計が立ち行かなくなる場合もありますので、「社会的信用がなくなる」という点は留意しておくべきだと思います。
大きな仕事ができなくなった
仕事の面でも、後悔はあります。
大企業を辞めると、大きな仕事はできなくなりますよね。
大企業は会社のブランドと潤沢なリソースを利用できるので、
例えば僕が経験したことで言えば、
企業の展示会に行ったときは、是非企業ブースに注目してみてください。
しかし、名だたる大企業のブースはどうでしょうか。
もしも大企業の展示会運営担当なんかになろうものならそれだけの大規模イベン
一方でベンチャーや中小企業では、
「中小ベンチャーのほうが自由に、
ベンチャー企業や中小企業こそ、知名度もなければ資金もない、身に付くスキルもそこでしか使えないスキルばかりであることが多いのです。
大企業のブランドと資金力がいかに凄かったかは、会社を辞めてから思い知りましたよね。
優秀な同期を失った
最後はこちらです。
大企業時代の優秀な同期を失いました。
これも会社にいると気づかないのですが、大企業の同期って実はめちゃくちゃ優秀です。
そりゃー、厳しい選考をくぐり抜けてきた猛者たちですから、優秀に決まってますよね。
大企業には、高学歴の中でも特に優秀な人材が集まっているのです。
しかし、ファーストキャリアから大企業にいるような人は、残念ながらそのことに全く気がつかないのです!
この世の中、社会人全員が大企業社員のように優秀とは限りません。
正直な話、ほぼ入社ボーダーフリーのベンチャー企業や中小企業の新入社員って、かなりレベル低いですからね…
僕は今までに4社を経験しているのですが、「そんなことも知らないでずっと会社員やってきたのか…」と思う人に出会ったことが何度もあります。
「西暦って何?」
「pdfって何?」
「ショートカットって?」
こんなことを聞かれるのは日常茶飯事です。
こうした単語が平然と通じる大企業社員は、ITリテラシーと教養を持った立派な優秀な社会人なのですよ。
新卒で大企業に入社した時の同期って超貴重です。一生の宝です。是非大切にしてください。
転職したら孤独です。僕は既に3回の転職を経験していますが、同期がいないというのは予想以上に辛いものです。
だってタメ口で相談できる相手がいないんですから。
苦労を共にし、悩み事を相談し、愚痴を言い合える仲間というのは大人になるとなかなか手に入れることはできません。
僕は辞めてから初めて同期の大切さに気づきましたが、会社を辞めるまではそのことに気づきませんでした。
大切なものは失ってから気づくのです。会社を辞める時は是非慎重に、後悔しないようにしてください。
最後に。それでも会社を辞めたいならどうすれば良いのか?
ということで、第二新卒で転職して後悔したことについて僕の実体験を元に詳しく書いてきました。
ただ、
「それでも今の状況があまりにも辛い….」
「今の仕事が自分のやりたいこととあまりにもかけ離れている…」
というのであれば、無理に今の会社にしがみ続ける必要もないよ!ということも最後に主張しておきます。
何を隠そう、僕自身は大企業を辞めて良かったと思っています。
確かに、福利厚生も素晴らしく、ホワイト企業で、辞めるのが勿体無いような待遇でしたが、それでも「大企業をさっさと辞めてよかった!!」と本気で思っています。
何よりも、社会人5年目になった現在、僕は今が一番幸福です。
週2,3日程度しか働いておりませんし、完全在宅なのでストレスも全く溜まりませんし、Webマーケティングという天職にも巡り合うことができました。お金にも余裕が出てきました。
ということで、
「あまりにも今の状況が辛い…もっと他に自分に向いている仕事があるはずだ…」
と思うのであれば、1年であろうと1ヶ月であろうと、大企業をさっさと辞めることを僕は否定しません。
むしろ、本気で今の仕事が嫌ならば、さっさと辞めた方が良いとすら思っています。
ちなみに、「残酷すぎる成功法則」という本には、若いうちに転職を繰り返した人は高年収になる傾向があるという事実がデータとともに示されております。
具体的には
「社会人になって早い時期に頻繁に転職する人は、キャリア最盛期に高賃金、高収入を得ている傾向がある」
と書かれておりますね。
すなわち、自分に向いていない仕事をさっさと辞めて転職するというのは、キャリア選択において非常に合理的なのです。
ですので、「仕事ができない…」「今の仕事が向いていない…」と少しでも思うのであれば、今勤めている会社が大企業であろうとなんだろうと、さっさとその仕事を辞めるのが吉なんですよ。
日本人は幼少期から「嫌なことから逃げてはいけない!」と教え込まれますが、そもそも「逃げる」ことは古来から最も有効な戦略です。
「ニュータイプの時代」という本には、次のような記述もあります。
魏晋南北朝時代に編纂された有名な兵法書「兵法三十六計」の最後には、「走るを上と為せ」という項目があります。これはつまり、「逃走は最善の策である」という意味です。
すなわち、「逃げる」ことは古来から有効な戦略だったわけです。
だからこそ、「ヤバそうだ」と思ったらさっさと逃げることは自分の身を守る上でも最適な戦略なのです。
ということで長々と書いてきましたが、今の会社が本当に辛いなら、第二新卒での転職は合理的ということです。
すぐに会社を辞めないまでも、一旦休職して転職活動を始めるなんてのは素晴らしい選択だと思います。
結論、大企業が本当に嫌なら、退職して第二新卒で転職するのもアリ
ということで、本当に大企業が嫌なのであれば、僕みたいに第二新卒で転職するのはアリだということです。
ただし、何も考えずに安易に転職するのではなく、しっかりと自分のキャリアを棚卸しした上で、「自分はどうなりたいのか?」を考えた上で行動しましょうね、ってことです。
ちなみに僕自身は、大企業を10ヶ月で辞めた後、転職を数回繰り返し、最終的にはWebマーケティング職に転職することで最高の働き方を手に入れることができました。
僕が大手企業を辞める時に感じた葛藤と、その後の人生が変わった話については以下記事に詳しく書いておりますので、興味のある方はこちらも合わせてご覧ください。
→高学歴で大手企業に入社するのは幸せか?僕は1年未満で辞めました
ではでは、今日はこの辺で
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
などは僕のメルマガにて公開しております。
メルマガ限定の情報なども流しますので、ご興味ある方は下記リンクより是非とも僕のメルマガにご登録していただければと思います。もちろん登録は無料です。
ではでは
とても良い記事だと思います。
世の中のことが勉強になりますね。
今年で35歳になりましたが、月30時間の残業代を入れても、年収700万円ほどですし、夏冬のボーナスも各々約100万円位しか無いですし、「何で、メーカー何かに就職したのかなぁ・・・」って思うことが多々あります。
大学の同期でも、メガバンク(都銀)に就職した奴等は、同じ35歳で年収900~1,000万円稼いでますから、「メーカーって給料安いなぁ・・・」って思ってしまいますが、東証一部上場のメーカーで働いているのって、意外と恵まれていることなんですね・・・
しかし、慶応大学を卒業して、東証一部上場の大手メーカーに就職しても、転職を3回も繰り返すと、転落人生を歩むんですね・・・
うちの会社でも、つい最近、九州工業大学・修士を出て、学校推薦を貰って楽々と電機メーカー就職して、4年目・28歳で年収500万円も貰ってたのに、「一生平社員のまま、こんな会社に寄生虫みたいにしがみつくより、中小企業へ転職して上に行った方がもっと稼げる」って言って、辞めて行った後輩が居ましたね・・・
そいつに「うちの会社は恵まれているよ。辞めるなんて勿体ない。中小企業へ行っても、年収100万円以上下がるし、労働環境も悪くなるし、世の中そんなに甘くない。」って諭しても、「Gentaさんも、僕のことバカにしてるでしょ!僕は理系の仕事が合わないんです。人を喜ばせることが好きなので、文系の仕事に転職して、もっとビッグになるんです!」って聞く耳持たずに辞めていきましたね・・・
そいつが会社辞める前に読ませてやりたい記事でしたね。
今の20代の若い子には、敷かれたレールの上を、コツコツと努力し続けることの大切さを理解して欲しいと思うことがあります。
私は、ギリギリゆとり教育ではありませんが、ゆとり教育を受けた子は、ちょっと嫌なことがあったら、直ぐに逃げ出す癖がある様に感じます。
私が子どもの頃は「ナンバーワンになれ」って教育されましたが、今の子どもは「オンリーワンになれ」って教育されてるみたいなので、考え方が違いますね。
私の場合、高校の同期は皆、旧帝大や東工大、早稲田・慶応辺りに進学して行ったのに、勉強が出来ないから、関関同立に進学しましたし、親から院へ進学させてもらえず、学部卒で就職活動したものの上手く行かず、大手メーカーは全敗して、地方にある売上数百億円規模の自動車部品系の中堅メーカーに就職しましたからね。
院へ進学した同期は、皆、学校推薦を貰って、大手メーカーに楽勝で就職していったのに、学部卒だと自由応募で就職活動せざるを得ず、悲惨でしたね。
22歳~27歳まで、中堅メーカーで年収300~340万円の低賃金に耐えながら、仕事でスキルを磨いて、実績を残して、27歳で完成車メーカーに転職して、ようやく年収400万円に到達して、そこでも仕事のスキルを磨いて、実績を残して、31歳で年収550万円稼げるまで昇給・昇格して、32歳の時に関西に戻るために、電機メーカーに転職して、そこでも仕事にコツコツと打ち込んで、実績を挙げて、33歳でようやく年収600万円を超えましたからね・・・
初めから苦労して、努力を積み上げてきた世代から見ると、高学歴を使って、楽勝で大手カーに就職して、大した努力もせずに、僅か3年位で「この仕事は合わない」って言って、辞めていく最近の若い人は理解に苦しみますよ・・・
お気持ち分かります。自分も中小から大手企業に転職しましたが、とても恵まれてるなと実感しています。
自分は元々いわゆる難関大卒でしたが、就活が上手くいかず、周りが大手企業に行く中、中小企業に行くことになってしまいました。
幸いエンジニアだったのでスキルを磨き、資格を取ったりして、何とか難関大卒としては恥ずかしくない規模の会社にたどり着くことができました。
大学の同期は、元々大手企業にいたせいか、会社に対して文句ばかり言ってますが、私は中小企業にいた頃と比べることができますから、何言ってんだこいつら?自分が恵まれてるのも知らないでと冷めた目で見ています。(もちろん絶対に態度には出しませんが)
大手に元々いた人たちと比べて、お金や機会の面で恵まれませんでしたが、会社に感謝して、職場に感謝して、日々幸せを実感しながら働けることに自分は満足しています。
単純にお前に逃げグセがあるから簡単に転職して痛い目見てるだけだろ。
努力してる他の第二新卒者と一緒するなクズ
そりゃ大手を一年未満で辞めるって話であればそうですね、というか。
普通の第二新卒の方であればそうそう辞めません。
残念ながらセクハラ、パワハラ、いじめなどで精神が病んでしまった方や病気などで転職せざるを得ない方以外は別だと思いますが。
上記の記事を読む限りそういった事情ではないと思いますのでそれを前提にお話しさせていただきます。
まず優秀な同期を失った、、、まあこれも予測できたと思いますけどね。なにせ高いボーダーラインで設定されているSPIや面接をクリアされてきた人達ですから。それを中小で働いている方と同じ能力であると考えては何だかいけない気がします。
学歴がある方なのに、何故予測できなかったのか不思議ではありますが。
それ以外も何だか未練たらしく長々と書かれていますが…
高い倍率を乗り越えて入社されたのですから、それを引き換えにネームバリューや安定性、豊富な福利厚生、給料を手に入れるのは妥当だと個人的には思っています。
2つ目、第二新卒として転職することに関して
個人的には転職するという手段をとるのは良いことだと思っています。
なぜなら
・終身雇用が崩壊したこと、そして日本自体が不景気であるので、どこの企業でも言えることですがリストラがあります。大手=安定というのも本人の努力次第であるのでスキルアップ等などの転職。
・AIによってなくなる仕事もこれから増えてくるので、今の職種に不満を感じ手に職をつけるための転職。(先を見据えた転職)
・勤め先がブラックで、心が病んでしまった。
のどれかに該当するのであれば転職を検討するのはありだと思います。
しかし、第二新卒として就職するには覚悟も必要です。
・求人がベンチャーばかりの可能性がある
・人気のない職種が多い(コールセンター、施工管理職、介護関連が多い)
・人気である職種は契約であることが多い
(事務職など)
・大手企業は倍率が高いため、内定率が低い。(第二新卒は学歴フィルターで落とされる可能性がある)
特に短期離職の方であれば、これを覚えていて欲しいです。
最後に
第二新卒者の方が、この方のように何となく出社するのが嫌というので辞めたという人達ばかりではありません。
何かしらの事情、将来なりたい像に近づきたいという熱意ある転職をされている方もいるということを理解していただきたいです。