仕事選びにおいて、「仕事内容」「やりがい」「好きを仕事に!」のような抽象的な価値観を押し付けてくるキャリアアドバイザーがこの世にはたくさん存在します。
しかし、このご時世において20代の若者にそんな抽象的な価値観で仕事を選ぶことを強要してくるキャリアアドバイザーなんてハッキリ言ってクソだと思っておりますので、本日は「仕事内容よりもやりがいよりも、就職先はその企業での働き方で選ぶべき」という主張を書いてみたいと思います。
ちなみに僕は20代後半で既に3回の短期離職を経験しておりますが、「仕事内容」とか「やりがい」とか「安定」などの軸で仕事を選んだ時よりも、「働き方」という軸で仕事を選んだ今の職場での労働の方が圧倒的にうまくいってます。
「大手メーカーで働きたい!」
「広報の仕事をしてみたい!」
なんて夢見て就職した大企業よりも、
「リモートワーク可能!出退勤時間自由!週4勤務で!」
という価値観で就職した今の会社の方が長く、より良い精神状態で勤めることができているわけですから、皮肉なもんですよね。
ということで以下、僕の就活転職失敗談をお話ししながら、「仕事内容よりもやりがいよりも、就職先はその会社の働き方で選ぶべき理由」について詳しく書いていきたいと思います。
目次
「ブランド」「安定」という抽象的なものを追い求めた僕の就活時代
まずは、働き方なんて考えもせずに「仕事内容」やら「ブランド」やら「安定」という軸で就活を進め、わずか1年未満で会社を短期離職してしまった僕の就活時代をお話ししたいと思います。
このブログでは何度も書いていることですが、僕は就活時代、
「とにかく働きたくない!ホワイトな優良企業に就職して、安定して生きていきたい!」
という発想で就職活動をしていました。
だからこそ僕はなるべく仕事が楽そうで企業業績も安定していそうな、BtoBのホワイト優良メーカーに就職をしました。
しかし、その発想は今考えれば過ちでした。なぜなら、「仕事内容」や「企業ブランド」、「安定」を意識して就職活動をしていたものの、「働き方」という軸では何も考えていなかったからです。
いや、確かに、「残業代がしっかり出る」とか、「定時でしっかり帰れる」とかそういう意味での働き方は理解して就職活動をしていましたよ。
ただ、僕は毎日同じ場所に同じ時間に出勤しなければならず、会社の不合理なしきたりに従い、自分の時間がまるっきり拘束されてしまう働き方に尋常でないストレスを抱えることに気づいたのです。
その結果、僕はホワイトBtoB優良企業での勤務に耐え切ることができず、わずか1年未満で会社をドロップアウトしてしまうという憂き目を見てしまったのです。
「好きを仕事に!」という青臭いものを追い求めた僕の第二新卒時代
さて、上記が現在の僕が分析する1社目の短期離職理由だったわけですが、当時の僕はそこまでの分析ができておりませんでした。
当時の僕は、
「好きなことを仕事にしていないからだ!!」
「仕事にやりがいがないからだ!!」
という理由を短期離職の理由として位置づけ、好きを仕事にすべく、やりがいを求めて第二新卒でベンチャー企業へと転職しました。
ところがどっこい、好きなことを仕事にしたからといって、いくら仕事にやりがいがあるからといって、毎日同じ時間に同じ場所に出勤しなければならないというストレスは変わらず、僕は2社目に入社したベンチャー企業もわずか3ヶ月で退職してしまうことになってしまったのです。
「働き方」に重点を置いて3回目の転職活動、僕は週4勤務の正社員になりました
そんなこんなで2回の短期離職を経験した僕は、次こそはと営業会社に入社します。
ここまで読んでこられた皆さん、
「営業会社もどうせすぐ辞めたんでしょ?」
と思われたと思います。
ところがどっこい、営業会社での営業職としての仕事は1年続きます。「1年なんて短すぎるだろw」という突っ込みもありそうですが、僕としては1年も会社を続けられるなんて奇跡です。初めてのことです。
さて、なぜ僕は内勤の仕事を続けることができなかったのに、営業職の仕事は1年以上続けることができたのでしょうか?
簡単です。それは、営業職は自由度が高かったからです。
営業職の方ならわかると思うのですが、営業職は外回りが仕事ですので直行直帰も多いですし、外出している間は基本的には何をしていようが自由です。詮索されてあれこれ言われることはありません。
もちろん、結果を出さなければならないというプレッシャーこそありますが、営業職というのはある意味個人事業主のようなものです。営業のやり方は各個人に委ねられ、結果が出なければ自己責任の世界です。
ところが、僕からすると自分で自由に訪問先を決めることができ、外出している間は自分の世界にのめり込むことができ、なるべく会社からの束縛を受けないで済む営業職という働き方は、内勤よりもストレスが溜まることがありませんでした。
ですので、この時僕は気づいたのです。
「自分は、束縛を受けない自由な働き方が向いているのだ…!」
と。
結局、3社目に入社した営業会社は「副業禁止」かつ「薄給」であったためすぐに会社を辞めてしまいましたが、僕はさらなる自由を求め、自由を推奨してくれる会社へ転職することに決めました。
その結果、僕は自由な働き方で知られるWeb業界に転職し、出退勤時間は自由、リモートワーク可、週4勤務の正社員という地位を獲得しました。
「働き方」が自分に合っていれば、仕事が好きでなくとも、ストレスは溜まらない
以上、僕は「仕事内容」やら「やりがい」やら「好きを仕事に!」のような価値観で就職した会社ではストレスを溜めてしまい、うまく会社に適応することができませんでしたが、「働き方」という軸で選んだ今の勤務先のWeb会社ではストレスなく働くことができています。
冷静に考えて、働いたこともないのにその仕事が好きかどうかなんてわからないんですよ。
いくらOB訪問をしようと、いくらその仕事の内容について理解を深めようと、自分で働いてみないことにはその仕事が好きかどうかなんてわかりませんし、いわんや「やりがい」なんてものはその会社の業績であったり、自分のポジションであったり、職場の人間関係であったりに左右されてしまうので一層不確定要素の強いものです。
ところが、「働き方」は違います。
毎日同じ場所に同じ時間に出社するのを苦と感じるかどうか?
会社で働くのと、リモートワークで働くのとではどっちが良いか?
9時〜18時勤務と10時〜19時勤務、裁量労働制の中ではどの時間帯が自分に最もフィットしているのか?
こういった「働き方」に関する軸は、今まで働いた経験がなくとも自分の性格や資質を踏まえればある程度予測を立てることができます。
社会人経験のない就活生であればなおさらです。働いたことがないのに「仕事内容」やら「やりがい」やら「好きなこと」みたいな不確定要素の強い軸で仕事を選んだって、僕のように失敗するのがオチです。
そもそも、いくらその仕事が好きだからって、その仕事にやりがいがあるからって、長時間労働やサービス残業を強いられたり給料が尋常でなく安かったりしたら仕事って辞めたくなるんですよ。
まずは自分にとって必要最低限の給料、そして、ストレスのない「働き方」。
そこらへんのキャリアアドバイザーが主張する「やりがい」や「好きを仕事に」なんていう薄っぺらい言説よりも、「いくら欲しいのか?」や「どのように働きたいのか?自分はどのような生活リズムならストレスが溜まらないのか?」といった具体的な軸から就職先を選んでいった方が入社後のギャップも防げると思うのですよ。
で、「自分にはどんな働き方が向いているかわからない…」という方は、まずは自分のことを知らなければなりません。
僕はこの言い方は嫌いなんですが、いわゆる「自己分析」というやつですねw
自己分析に関しては1つ最強ツールがありまして、キミスカの適性診断を受けてみることをオススメします。
僕は自己分析とか適職診断とかの類に関してはあらゆるツールを使いまくってきたのですが、その中でも間違いなくキミスカの適性診断が最も正確で当たります。
その証拠に、例えば僕が受験した結果を見てくださいよ…
小さいので見づらいと思いますが、僕の人物像はこのように診断されました。
「役割意識に欠け利己的、孤立した意識をもち社会性に欠ける、感受性に欠け心理や感情理解が困難といった傾向がでている。」
この辺はマジで僕のことですからねw 社会性がなくて空気が読めないので、僕は社会に適合できず転職を繰り返してきたわけです。
ただその代わり、
「本質や答えを見抜く感性に優れている、筋道立てて思考し理解がよいといった傾向がでており強みといえる。」
という長所があるので僕は世の中の本質を見極めて真実を発信する面においては向いているのです。だからこそ僕は思考を整理してこうしてブログを書いたりしているわけです。自分で言うのも恥ずかしいですがw
自分の適性を把握して、自分に向いている働き方ができる会社に入社するというのは何にも増して重要なことなのですよ。
事実、僕は今のところブログでそこそこ稼げていますからね…
ということで、「自分の適性、自分に向いている働き方について診断してもらいたい!」という方は是非ともキミスカの適性診断を受けてみてください。
他のサイトの適性診断よりもずっと多くの質問に答えることになりますが、それだけ正確ですので騙されたと思って受験してみてくださいw
受検は下記リンクから新規登録をすればすぐにできますので、皆さんも是非やってみましょう。
そして、僕は自己分析に関しては一家言ありまして、自己分析に関する記事を複数書いておりまのでよければこちらもご覧ください。
*関連記事
→会社を1年で辞めた僕が考える短期離職しないための自己分析のやり方
→就活生よ!自己分析はムダだから即刻やめろ!
→【就活生必見!】マルクス経済学から学ぶ仕事選びのポイント
↑相反するタイトルですが、どれも同じ理論に則って書いておりますのでよかったらご覧ください。
ではでは、以上、「仕事内容ややりがいで就職先を選ぶと失敗します。就職先はその企業の働き方で選ぶべし!」というお話でした!
今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
ちなみに、
①ブログには書けないようなさらに濃い話
②就活や転職をする際に、必ず知っておくべきこと
③僕が長い年月をかけて編み出した「感情マーケティングを応用した必勝面接術レポート」
などは僕のメルマガにて公開しております。
メルマガ限定の情報なども流しますので、ご興味ある方は下記リンクより是非とも僕のメルマガにご登録していただければと思います。もちろん登録は無料です。
ではでは