
一般職というと一昔前は「稼げないし、寿退社をするための女性社員のためのキャリア」というイメージが強かったと思います。
しかし、本記事ではあえて「男で一般職は今の時代、真の勝ち組である」という主張をお話ししたいと思います。
終身雇用崩壊、大企業神話の崩壊、黒字リストラなど耳障りの悪いワードが飛び交う昨今、正社員になれれば一生安泰という時代が終焉を迎えたこのご時世だからこそ、一般職として定時で帰り、アフターファイブで趣味や副業や生活を楽しむのが真の勝ち組なんじゃね?と僕は思うのです。
同じようなことを考えられている方は有識者の中にもいらっしゃいまして、佐藤優氏は「一般職を選んだ方が幸せかもしれない」という記事の中で、下記のように述べておられます。
仕事はあくまでも収入のためと割り切り、9時~5時の間だけ仕事に没頭する。
仕事に楽しみを見出さない代わりに、プライベートの時間を充実させる。
趣味やサークル活動、場合によっては本業に差し障らない範囲での副業も考える。職場以外の活動の場を広げ、総合職の人たちとは違った人生設計を描くことができるのが一般職の人たちの強みでもあります。
これは今の若者の価値観に非常にマッチした考え方ではないかと思っています。
一般職として9時~5時の間だけ仕事をして、残りの暇な時間で趣味や副業で別のキャリアを築き上げ、ポートフォリオワーカーとして生きるというキャリアの歩み方です。
ということで本日は、「一般職×副業」でゆるく稼ぐ、ゆるく生きるというイマドキの働き方、そして、一般職として勝ち組のキャリアを歩む方法について書いてみたいと思います。
目次
今の時代、総合職はコスパが悪い
まず第一前提として、これは本ブログでもたびたび触れている通りですが、「ぶっちゃけ総合職はコスパが悪い」と思います。
漫画「カイジ」にて、帝愛グループ幹部の利根川は下記のようなセリフを残しています。
やっと入る一流企業・・・・
これが一つのゴールだが・・・・・・・・・・
ホッとするのも束の間、すぐ気が付くレースがまだまだ終わってないことを・・・・
今度は出世競争・・・・
まだまだ自制していかねばならぬ・・・・!
ギャンブルにも酒にも女にも溺れず仕事を第一に考え
ゲスな上司にへつらい取り引き先にはおべっかを使い、遅れずサボらずミスもせず・・・・・・
毎日律儀に定時に会社に通い残業をし
ひどいスケジュールの出張もこなし・・・・
時機が来れば単身赴任・・・・
夏休みは数日・・・・・・
そんな生活を10年余続けて気が付けばもう若くない30台半ば・・・・40・・・・・・
そういう年になってやっと蓄えられる預金高が・・・・・・
1千・・・・2千万という金なんだ・・・・※カイジより
上記のセリフは未だ終身雇用、年功賃金制度が存在していた時代のセリフですが、昔の時代ですらこれですから、終身雇用、年功賃金制度が崩壊した今となってはもはや出世を目指すメリットは皆無と言って良いのではないかと思います。
なんせ、近年はそもそも出世をすることが昔よりも難しくなっているのに加え、出世をしたからといって今までのような給料を貰えるとは限らないからです。
出世がもはやコスパが悪いという件についてはデータでも示されておりまして、2020年3月1日の日経新聞の賃下げ圧力、中高年に集中 スキル習得が経済活性のカギという記事に掲載されているデータには、
■2000年において50代大卒男性の55%以上が課長職に昇進していたのに対し、2018年は課長職以上に昇進できる50代大卒男性の割合が44%に低下
■2000年において55歳大卒男性の月収中央値は62.3万円だったのに対し、2018年は53.6万円に低下
と記載されています。
すなわち、「近年は日本企業で出世がしにくくなっているし、そもそもの給料が下がっている」というデータになります。
このように、今の日本社会において出世はコスパが悪いという事実はデータでも示されていますし、僕自身の体感としても感じるところです。
僕は新卒で大企業に入社しましたが、正直なところ、出世には一切魅力を感じませんでした。
大企業で出世すれば確かに高給とそれなりの安定は保証されておりますが、上記データで見たように、そもそも確実に出世できるかどうかは定かではない上、出世をするためには自分の時間を犠牲にしなければなりません。
それこそ、利根川の言う通り、
「毎朝8:00には出勤し、部内の掃除をし、ゲスな上司にへつらい取り引き先にはおべっかを使い、遅れずサボらずミスもせず仕事をきっちりとこなし、ひどいスケジュールの出張もこなし、時機が来れば単身赴任をし、夏休みは数日…」
そんな生活が待っていることでしょう。
そして、そんな生活を続けたところで、出世が保証されているわけでもなければ出世したとして高給が保証されているわけでも雇用が保証されているわけでもないのです!
むしろ、それほど会社に尽くしてきたにも関わらず、出世できなかった未来は悲惨です。
会社からクビを宣告されるか、良くても窓際族に追いやられ、社員から冷ややかな目で見られる日々が続くことになるのです。
そんなリスクを負ってまで総合職を志し、総合職としてキャリアを全うしようと思うのは、極めてコスパが悪いと、僕は思います。
一般職はコスパが良い。これからの時代、ポートフォリオワーカーという働き方が主流になる
さて、一方で一般職はどうでしょう?
一般職なら出世は期待できない代わりに、仕事が楽で確実に定時に帰宅できるというメリットがあります。
自分の時間を多く手に入れられるというのが一般職の最大のメリットだと思っておりまして、仕事を終えた後の時間で趣味なり副業なり、自分の好きなことに時間を割くことができます
人生100年時代の働き方を記したLIFE SHIFT(ライフ・シフト)には、ポートフォリオワーカーという概念が出てきます。
ポートフォリオワーカーとは、簡単に言うと複数の仕事を掛け持つ人という意味になります。
例えば現状では僕なんかはまさしくポートフォリオワーカーでして、僕は週4日勤務で正社員として働く側、こうしてブログを書いたりYouTuberをやったりして収入源を分散させています。
会社員の収入は僕の収益ポートフォリオの中ではごく一部でして、収入の半分以上はブログ収益やYouTube収益、その他業務委託契約を結んでいる取引先からの収入になります。
今の時代ではこうした働き方は物珍しいかもしれませんが、今後は僕のように本業の会社員の仕事はほどほどに、空いた副業の副業でガッツリ稼ぐというあり方は主流になるのではないかと思っております。
そして、そんなポートフォリオワーカー台頭時代に最高の働き方が、短い労働時間で働くことのできる「一般職」という働き方だと思うのです。
「一般職×副業」でゆるく稼ぎ、幸せに生きている人々
では、具体的に「一般職×副業」でゆるく稼ぎ、幸せに生きている僕の周囲の人々をご紹介したいと思います。
かつて僕の会社には、一般職でありながら、インスタグラムでフォロワー1万人以上を誇る女性社員がおりました。
彼女は普段の会社の仕事は電話応対やお茶汲みなど、一般的な一般職の女性社員が行う仕事をこなしつつ、副業でインスタグラマーとしての広告案件のお仕事、そして同時並行でモデルとしてのお仕事を行っていました。
彼女に副業収入を聞いたことがないのでわかりませんが、恐らくは一般職以上に稼げているんではないかと邪推しております…
また、こちらは一般職ではありませんが、「派遣×副業」というスタイルでゆるく稼ぐ生き方を推奨されている方もいらっしゃいます。
現役の介護士でありながら、副業の介護ブログで月収100万円以上を稼いでおられるたんた
たんたんさんは本業で派遣社員として介護士の仕事をこなすかたわら、副業のブログで月収100万円を稼いでおり、さらには各種メディア出演をされるなど副業で多方面で活躍をされております。
たんたんさんは月収を公開されているわけですが、「もはやどっちが本業なんだよw」というレベルです。
派遣介護士の給料は月収で20万円〜30万円ということですから、本業収入の3倍以上を副業ブログで稼いでいるということになります。いやー恐ろしいw
このように、本業の仕事が一般職や派遣社員であっても、限られた労働時間で空いた時間を自由に使えるというメリットを最大限に活かし、総合職よりも稼ぎ、さらには総合職よりもゆるく働いているという方が世の中には大勢いらっしゃるのです。
真の勝ち組とは、総合職のキャリアを一直線に進んで出世街道を歩むことではなく、このように一般職や派遣社員としてゆるく働きながら、残り時間で好きなことをして稼ぎ人生を楽しむということであると、僕は思うのです。
では、副業で稼ぐにはどうすれば良い?
以上、一般職×副業の素晴らしさについてお話ししてきました。
一般職でも派遣社員でもなんでも良いですが、出世を目指さず、会社からはベーシックインカムだけ得ながら空いた時間で好きなことを副業にしてガッツリ稼ぐ、こうした生き方は今後の主流になってくるんじゃないかと思います。
で、ここで問題になってくるのが、「じゃあどんな副業をやればいいんだよ!!」という点だと思うのですが、その点に関しては僕は別ブログで副業特化ブログを運営しており、「サラリーマンのための副業の始め方」という記事を執筆しております。
副業にお悩みの方は、僕の副業ブログを是非ともご覧いただければと思います。副業に関する網羅的な情報を配信していますよw
宣伝を終えたところで、最後に僕自身の働き方について書きます。
現在、僕は一般職ではないものの、週4日勤務の正社員として働いております。
正直言って週4日勤務という働き方は最高でして、週4日勤務の働き方が最高だということだけについて一記事ブログを書いたりもしています。
(それがこちらの記事(週4日勤務の正社員を3ヶ月体験してわかった週4勤務のメリット)です。興味ある方は是非ご覧ください。)
週4日勤務というのは最高の働き方だと思いますし、今後もこうした働き方が主流になってほしいという思いもありつつ、実際には多くの企業で週4日勤務など認められないというのが現状だと思います。
多くの方は一般職や派遣という働き方よりも、正社員で週4日勤務として働き、空いた時間で副業…というのが理想形なんじゃないかと思っています。
ということで、多くの方に週4日勤務を実現してもらうべく、こんな記事(週4日勤務で正社員の仕事を勝ち取った方法と実体験談。20代なら未経験だろうがIT/Web業界に転職すべき!)を書いたりもしておりますので、週4日勤務に興味のある方は是非ともご覧いただけますと幸いです。
僕の目標としては、Web業界でスキルを身につけつつ、資産を貯めつつ、最終的には働かないで生きていける生活を実現させることです。
そのために、今後とも労働時間を極限まで短くするということを目標にブログ執筆を続けていきたいと思っています。
以上!本記事に興味を持った方は、是非とも僕のツイッター、YouTubeチャンネルもご覧ください。
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ではでは今日はこの辺で。
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
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